俺は道のど真ん中では迷惑なので、ちょっとした喫茶店へと足を運んだ。
「そんなことがあったんだ。まさか、このゲームのプレイヤーが全員、そんなところに集められていたなんて」
「本当に知らないんじゃ、このゲームがログアウトできないのも知らないのかな」
「なぜか知らないけど、それだけは知っているよ」
「おかしいわね」
アヤカは頭を抱えている。というよりもこの人は現実ではどのくらいの年なのだろうか。アバターは自分の外見で、それでもとても若いと思える。
「失礼ですけど、あなたは何歳ですか?」
「女性に歳を聞くのはよくないと思うけど、私は二十歳よ。だから、大学生なの」
自分よりも年上なことに驚いてしまう。どう見ても大学生には見えんぞ。どこぞのJKかと思った。
「そうだったのですか? それは失敬。それでこの世界では何が起こっているのですか?」
「いきなり敬語にならないでよ。普通にため口でいいからね。
話を戻すとこの世界ではログアウトできないから死ぬか、生き抜くためにゲームをクリアするしかないの」
「それじゃあ、死んでしまったら現実ではどうなるの?」
「それが現実の自分までもが死んでしまう。はっきり言うとデスゲームというわけ。だから気を付けるの」
「へぇ。その辺は全く知らなかった。それで、茅場晶彦という人は知っている?」
「それは知っているよ。だって、このゲームがデスゲームと解説した本人こそがその人なのだから」
「そうだったのかよ。これは驚きだよ。じゃあ、あいつは何を考えているんだ。俺を広場に集めなくって、何を望んでいるのか?」
「いきなり、製作者を呼び捨てだけど、もしかして顔見知りとか?」
「いや、そういうわけじゃなくって、俺にゲームを送ってきた本人で、俺は今試されているんだよ。なんかあちらからすると俺を実験として使いたいらしいね。だけど、本当に研究者が考えていることは全くわからないのが事実だけど」
俺が少しすごいことでも行ったのか、アヤカは目を輝かせていた。それはすごいものを見て、奪いたいような気持ちみたいだ。女って、恐ろしい。
「それはすごいね。私は並んでまで買ったのに。それなのに、もらえるなんて羨ましすぎでしょ。だとしたら、あなたとパーティー組んで正解だったかも」
「それはお疲れさまだね。なんか期待されているんだけど」
「それよりも隣町にいきましょ」
コーヒーと紅茶を頼んでいたので、お代は俺が支払い、店を後にした。そのあと、俺はアヤカに手を引かれて、町を出る門をくぐり抜けるのであった。
今回、更新が遅れに遅れてしまい、すいませんでした。やっと6話です。まだまだ話の展開が読めないと思いますが、少し原作とは違ったないようにできるように努力中です。