転生先がわからない!ここはどこだ!   作:rapas

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【MEMちょ・・・は無関係?】

〜side 語り部〜

 

黄巾の乱より数年、皇帝は変わらず宦官や佞臣を重用し世の荒廃は止まらない。

平原國を根拠地に幅広く商売に勤しむ宿ヌシ殿であるが、インフラの乏しい古代中華では大陸全土への展開は難しく水運を頼りに黄河流域の活動に留まっていた。

それでも度重なる納品でケバ女に老婆の信頼を得て、それぞれが後見する皇子達の遊び相手を務めるほどの中である。

「フハハ!、MEMちょ!楽しいなぁ!」

「兄上〜!待ってーーー」

「殿下!早く走るだけでは片手落ち、緩急の妙にて追っての意識を誘導し、ここぞという所で姿をくらませ逆方向へ・・・」

「「「殿下ーーーお待ちをーーー! MEMちょーー!どアホ〜〜ーー!余計な事を教えんなーー!!」」」

今日も今日とても後宮全域を使ったフル耐久隠れ鬼が開催されている。

宿ヌシ殿の指南のお陰で殿下達の実力はメキメキ上達!捕まらない見つからないと相なって宦官達に絶不評であるw

 

しかし、そんな後宮の平穏も帝・・・霊帝の寿命と共に終わりを迎えたようだ。

後宮内に出入り自由な商人でもある宿ヌシ殿には一時は洛中のお得意様から文の宅配など色々と便宜を頼まれたのだが、天然で分かってない宿ヌシ殿は真正直に全部曝け出す者だから程なく、そんな依頼者は居なくなった・・・何故か天に旅立ったお得意様が多かったのは公然の秘密であろう。

まぁ旅立った方々のお友達には大変心温まるクレームをいただいていたが。

「MEMちょ!!!テメェ!誰かの味方だぁ!コラ!!!」

「誰のと言われても、お客様?の味方ですよー 優先なお客様をお聞きなら帝が1番です。」

「それじゃ妹宛の文を宦官どもに、渡しやがったのはどう言う了見だ!!」

周りも殺気だっているようでビビリな宿ヌシ殿の平常心はほぼお亡くなりになっておるな・・・ドーパミンにエンドルフィンを過剰投与しておこう、致死量とか気にせずドバッと逝ってヨシ!

「だって、規則だもん。 定められた法を守らないと怒られて取引停止だもん。」

幼児退行とか気にしない(失敗は認めないスタイル)

「宦官どもがテメェ勝手に決めた規則なんぞクソ喰らえ!そこんとこ融通利かせろや!!」

「天子様が許可して発布された規則を無視したら怒られるのはMEMちょだもん。 妹さんに会って話すぐらい自分で・・・宦官が怖くないなら自分でやれば良いと思うんだもん。」

「だっ!誰が宦官どもにビビってるってぇ! いいぜ!やってやらぁ!」

何かおかしな方向になったが、追求が終わったならヨシ!である。

 

その後に大将軍が暗殺されたーとか、宦官どもが皆殺しにされたーとか、風の噂に聞いたが真実は興味無いのである。

 

〜fin〜

 

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