〜side 語り部〜
悪逆非道で無知蒙昧な董卓と涼州軍の行いに、欲ぼ・・・もとい、嫉っ・・・違うな、え〜、義憤にかられ世を正そうと各地の軍閥が立ち上がる。
発端は董卓の暗殺に失敗した曹操孟徳が脱出の最中に帝より董卓排斥の勅を受け、地方の有力者の助力を求めた檄文である。
「ウッソwおつー!」と言うレベルで誰も信じておらず、「宦官に変わり強権を得て、好き勝手している奴が気にくわねェ!アイツを殺して俺が成り変わるんでい!」と言う志しの立派な者たちの集まりである。
そんな集いに宿ヌシ殿も参加していた。
傍には胃を抑え顔色の悪い劉玄徳、その後ろには若いと言うより幼い感じの小姓が居る。
「劉玄徳、まかり越しました。 皆さまの帝へのご忠心によりかくも見事な軍勢が集結し、逆賊董仲穎もさぞや肝を冷やしておることでしょう。 この誉れ高く高貴なる軍に私の率いる平原の将兵1万も戦列に加えていただきたく、袁本初総大将にお願い申し上げます。」
「うむうむ!劉玄徳よ、よくぞ参った。 黄巾討伐の武勇に平原の繁栄と、そなたの名は聞き及んでおる。 是非此度の討伐でも活躍を期待しているぞ。」
「ありがたき幸せにございます。 ついで僭越ながら総大将へ進呈したき書がございます。 それはこちらにおります我臣MEMちょよりご説明いたしまする。」
「ご紹介に上がりましたMEMちょでございます。 お得意様に再びお目にかかれ大変嬉しく思います。 お初の方々もよろしければ今後御贔屓にして頂ければ望外の喜びです。 さて此度お持ち致しましたは、後宮に納品のご挨拶に伺ったおりに天子様より下賜いただきました御内書にございます。 これは天子様の将来を案じた董太后様の御意志にはより天子様と共に認められた物。 此度の場に相応しいと思いお持ち致しました。 では伯和、総大将へ進呈なさい。」
「はい!劉玄徳が養子にて劉伯和と申します。 養父に無理を言い此度の偉業に参加させていただきます。 皆さまのお働き天子様はご期待いたしておりましょう。 こちらをお取りください。」
「うむ確かに、では改めさせていただこう。 ふむ、なんと! おお!なんたるかな! 董太后様はいずれこうなるとお見通しであったか、天子様も幼くも流石聡明であられる! 見よ!董卓の専横目に余れば諸将は一致団結して世の中の憂いを取り払うべしと名指しで書かれておる!正式な勅である事を示す印までしっかりと押されておるとは先見の明に感服仕る。 この袁本初!天子様の御意志確かに受け取った。」
「おお!素晴らしい!」
「天子様の思いは我らと共に!」
「これで董卓など一捻りよ!」
総大将の袁紹をはじめ、ちょっと疑心暗鬼で不安に思ってた諸将は大盛り上がりの浮かれポンチと化していた。
その中で小姓くんが顔を上げて名乗った時に劉表以下一部の高官がアホ面曝け出して信じられない者を見たと顔に描いていたが、曹操すら連合軍の士気を上げようと集中していたが為にスルーパス、気付いた者の顔を覚えながら「胃痛仲間ゲットだぜ」と呟いた劉玄徳の声を吾輩は聞き漏らさないw
〜fin〜
プロット?
良い奴だったよ、いつの間にか居なくなったがね(T . T)