〜side 語り部〜
さてさて、また少し時を戻そう。
コレは報告書と五月蝿いぐらいに自慢してくるはっちゃけトリオから聴いた話である。
最近全く出番が無かった潜まない間蝶(誤字じゃない)パピヨンが何をやっていたかと言う話である。
袁紹や公孫瓚のところからデカデカと壁一面に『パピヨン参上!』と書き置き残して大事な大事な印綬を回収する以外にも色々と勤勉なパピヨンは中華でくまなく暗躍していた。
お偉いさんの女房の寝室に忍び込みニャンニャンしたり、機密書類に勝手に文章を付け加えたり、毒味が終わった料理に下剤を仕込んだりと余念が無い。
捕まえたくても10万の敵兵の中をお荷物抱えて無傷で駆け抜ける事が出来る困ったちゃんは今夜も各地の衛兵さんを小馬鹿にしつつせっせと密書をばら撒いていたのである。
そんな密書を受け取った1人に、兗州刺史の張邈が居た。
旧知であった曹操の力を借りて兗州をうま〜く納めようなんて甘いことを考えていた男は見事に州の実権を奪われて濮陽の街に押し込められていたのである。
「いっ・・・今、返事をしなければダメかな?」
『決断したくないです!』って顔色をした小心者は密書を携えて現れたパピヨンとその連れにビビっている。
マジ関わりたくなさそうw。
「張孟卓どの、張孟卓どの!曹操の不義、非道は天下の知るところ! ここは1発かまして世に張孟卓あり!と知らしめるべきですぞ! さぞ目立って若い娘さんから熟女まで「きゃー!抱いてー!」(裏声)っと言ってくること間違い無し!! 今なら流浪の飛将軍も付いてきて大変お得ですw」
「それがし、呂将軍配下の陳宮公台と申します。 この度はパピヨン殿の勧めで参りました。曹操は自分勝手で他者どころか恩人も顧みない男でございます。 徐州で行われている蛮行こそが彼奴の本性なればココは是非ともご一緒に立ち上がっていただきたい!いまこそあのボケに目にもの見せてくれる時! これはそれがしの個人的な恨みとか私情とか全然入っておりませんぞぉ・・・なぁにが完徹三日ぐらいかぁ〜るいだ!自分だけ爆睡してんじゃねぇーー!・・・ゴッホン!っと大変失礼をば・・ 今も我が主人は濮陽の街に入り正義の刃を研ぎ澄ませておりまする。ささ是非ともご決断下され!」
「その刃って俺に突きつけてね?」っと事後報告でトンデモないこと聴かされた張邈は諦め10割で「もうどうにでもなぁれ」と許可を出すのであった。
曹操は自分がやってることは相手もやってくると警戒すべきであるw
〜fin〜