〜side 語り部〜
宿ヌシ殿の軍勢は徐州を南進し海と見まごう大きな水の流れに出くわした。
場所は長江(揚子江)その川幅は場所によって大きく異なるが、一般的に2kmから10km程度と泳いで渡るのは難しい。
当然ながら江を渡るには船を使う、つまり水軍が欲しくなる。
劉備軍の縄張りは北は黄河流域の平原からであり、水軍も十分な練度で持っているが田国譲に『寄越せ!』と言うほど宿ヌシ殿は傍若無人では無かった。
言ったところで時間が足りないのであるがw
それに現在のMEMちょ軍団は陸の戦さほど水の戦さに自信は無い。
迷軍師に徐元直、龐士元が多数の策を提案し、呂奉先に太史子義が任せてくださいと太鼓判を押すも何かがしっくり来ないと宿ヌシ殿は煮え切らなかった。
「ヨシ!出来ないことや苦手なことはやらない!・・・って事で北進だ〜〜〜〜。」
いきなりの全軍総転進!これは退却に在らずと大本営発表だ!
対岸の孫策はさぞかし拍子抜けしていそうである。
宿ヌシ殿の軍団が長江から消えて10日、それは突然の事だった。
建業にて北岸の小高い丘に再び劉備軍が陣取ったと聞いた孫策は、休息もままならず南岸に舞い戻り迎撃の指揮を取る。
装備が不足気味な貧乏世帯であるが水の戦で有れば長江を根城にする我らが有利と将兵を鼓舞しつつその日は夜を迎える。
深夜の就寝中に前触れも無く鳴り響く轟音と立てぬほどに揺れる大地、これは天変地異よ!と将兵が騒ぐ、見れば江より大波が押し寄せ逃げ遅れた兵を攫っていった。
いつまでも続く轟音と揺れに津波が重なり孫策軍は半壊、船も悉く失いもう迎撃どころでは無くなった。
そして朝日と共にその姿を現したのは巨大な石とも言えぬ何かで作られた長江を南北に縦断する橋である。
それは橋と呼ぶにはあまりにも巨大で一夜にして現れたと到底信じられぬもの
「これは・・・コレは一体何なのだ!天子様の徳だとでも言うのか!? 我らは何と戦っているのだ!? いやそもそも戦えているのか!?」
開戦からコッチ多少のハラスメント攻撃しか出来ずに軍勢が半壊して孫策くんもしょげているのであるw
後に長江一夜橋と言われるこの遺跡は1800年を経ても建造方法が不明なオーパーツであり、後方で作った巨大なコンクリートブロックをインベントリに入れて現地でLEGOの如く組み立てるそのさまを見たMEMちょ軍団の面々さえ。
「常識が崩れる音が聴こえた」
「奇跡を組み込むとか軍略が破壌する」
「ああ!光明の言う通りだ。 すばらしきかなMEMちょ様!」
と心身ともに衝撃を与えていたのである。
〜fin〜
ま〜たプロットさんがお亡くなりになったーーー!