〜side 語り部〜
パスっと江東で勝利したMEMちょ軍団へ後始末もままならないうちに柴桑攻めの命令書が飛んできた。
ブラック労働はんたーい!とひとり奇声を上げる宿ヌシ殿を放って諸将はやる気満々であるぞ!働くのであるw
柴桑は長江の南岸だが、江東とは越の山岳地帯と途中で分岐した長江の支流によって隔てられている・・・まぁ支流ですら川幅はキロ単位なのだが、手慣れた宿ヌシ殿に橋をかけられ水際防御も敵わないw
そんな柴桑は好戦的な主将も居らず街に篭って持久戦を選んだ、じゃあ城なんかさっさと落とそうねぇと攻めかかろうとしたところで待ったがかかる。
「・・・という事で、何卒!何卒!我らの参陣をお許し願いたく、更に不躾でございますが本体の到着までお時間もいただけぬでしょうか?」
このオッサンは黄祖、劉表配下の江夏太守である。
オッサンの嘆願は偽帝討伐に際してまったく役に立っていなかった劉表が討伐達成の目が見えて来た事で大慌て!
このままでは陶謙のように恫か・・・もとい帝からの肩たたきをいただき晴れて引退となってしまう。
江東を瞬殺した宿ヌシ殿の軍団がすぐ近くに来ている事をコレ幸いと援軍を願い出たのである。
そして援軍を送るなら劉備軍に見劣りしてはいかんと数を集めようとしたところで徴兵も進軍も遅れに遅れてしまったと言うわけである。
MEMちょ軍団の将兵からは『要らね!』『足手纏い』『行軍が遅いなど鍛え方が足りぬぅ!』などなど文句しか出ないw
「ん〜、来たのはしょうがないけど、命令には従ってね。 それとオヤビンから早く来い!って催促されているから待たないよ。」
宿ヌシ殿が軍団を率いて南に向かった事を受けて、コレ幸いと新しい将軍位が贈られていた『安南将軍』荊州豫州広州の安定を役目とする三品官 劉玄徳に気を使って官位の上昇は無しであるがやっぱり役目が重なっていないので単純に勢力拡大なのである。
劉表としては今まで空席だった上役が突然降って湧いて肝を冷やして居るだろうw
そんやり取りの端っこからなんか揉め事の声が聞こえてくる。
な〜んか良くあるパタ〜ンな台詞に宿ヌシ殿は必死にスルー力を総動員して嵐が過ぎ去るのを期待して居る・・・が残念無念!騒ぎの台風はがぜん勢力を拡大中w
張文遠の「キサマ!先程の発言を取り消せ!!」から始まり、劉表側の「女に首を垂れる腰抜け揃いって見たまんまを言っただけじゃねぇかよ!」までは聴こえて居る。
『ママのオッパイが恋しいんでちゅか〜?』や『尻の下じゃなくて全員が腰の上に乗って貰ってんの?』などなど宿ヌシ殿のモラルが聴きたくねぇと悲鳴を上げていたがLv42の聴力は吾輩のサポートもあってくっきりハッキリ聴き取っているw
そんな騒ぎと宿ヌシ殿の顔色を見て呂奉先と太史子義が「「ちょっと、ぶっ殺してきます!!」」と向かいかけたが、「あいや、しばらく!アイヤ、暫く!何卒!なにとぞ〜」と必死に黄祖が止めていた。
収集が着かぬ騒ぎに大きな溜め息を持って宿ヌシ殿が止めに入ろうとした時にデッカイ拳骨の音と共に現れた老武人がひとり
「若造どもの礼儀が足りず誠に申し訳ござらぬ!」
そう言って堂に行った姿勢で礼をとる。
「武官に元気余った跳ねっ返りは付き物だからね。 反省してくれれば私は気にしないよん。」
「誠に有り難きお言葉、劉備軍はお噂の通りに器が大きいようで徳の高さを感じました。」
「ありがとねぇ、オヤビンにも褒め言葉として伝えておくよ。」
「然ればそのお言葉に甘え、お願いがございまする。 MEMちょ様は大層武勇に秀でていらっしゃるとか? よろしければその一端を我らに拝ませていただきたく一戦お相手いただけませぬか?」
「またこれかぁーーーー!」
テンプレは王道!強さを見せねば古代の脳筋は従わぬぅーー・・・であるぞw
〜fin〜