〜side 語り部〜
宿ヌシ殿が江東から始まりぐるっと揚州一円を平定終わった頃、比較的(常識が)まともな精鋭兵で構成される劉備軍団は偽帝軍の取る民衆の盾作戦に嫌気がさしながらも着々と攻略を進めていた。
ある時は城壁越しに美味そうな焼き肉の匂いを漂わせ、またある時は近隣から連れて来た綺麗どころで誘惑し(宿ヌシ殿の叫ぶ「私の出番がーー!」ってノイズは気にしない)、またまたある時は大徳お得意の選挙演・・・語りかけで民衆の叛乱を仰ぐ。
こうやって劉玄徳は力攻めもせず、常識的にスピーディーな手際で次々と街々を落として僅か9ヶ月で偽帝袁術が本拠地寿春を囲む事に成功する。
因みに宿ヌシ殿が真夏から始めた揚州攻略はほぼ終わり合流の為に寿春へ向かう途中であるが、そんな異常軍団と比べてはいけない!
劉備軍団だってよそ様より3倍は行軍速度が速いし統制も攻撃力も練度も高い精鋭なのである。
これは貧乏性で思いっきりが足りない福耳大徳がいけないのだ!(決め付け)
一方で郭奉孝率いる参謀団は謀略が冴え渡り良い空気吸っていた。
北は公孫瓚から南は孫呉まで当然だが袁術、曹操にだって仕掛けている。
特に帝と共に自慢しに来た郭奉孝はペンフレンド荀彧を唆した顛末を語り、劉玄徳に「ヒトのこころ無いんか!?」と叫ばせ「いやぁ、そんなに褒められて照れるっス」と返し、孫策周瑜に仕掛け進行中の愛憎渦巻く昼ドラ脚本は劉玄徳に男性として大事なモノを失わせる病を発症させた。
耳栓して嵐が過ぎ去るのを待っている関雲長の「そろそろ終わってくれるかのう?」の呟きが場に溶けていく。
余談であるが閨で役立たずになった劉玄徳は麋夫人にたいそう泣かれ、唯一授かっていた阿斗ちゃん(♀)を大変可愛がったと言う。
そして徐州では張益徳へ格付けが終わった諸葛光明がやりたい放題で史実以上の実力を発揮していた。
トップを組み従えた事をキッカケに武官文官を再教育、小さな不満の目も残さずプチプチ潰せる根気と陰湿さは良い行政官の鏡である。
武官どもが訓練にかこつけて暴力に訴えようとも返り討ち治安も民心も上がってひとり失ったはずのNAISEIタイム!を満喫していた。
「それもこれもMEMちょ様に劉備軍のためです。 んん〜積み上がっていく財貨に糧食、成長していく生産力に経済力とかやりがいありますねぇ〜 さぁ皆さんもルビーちゃんを讃え今日も1日の健康と充実を祈りましょう!」
・・・狂信者は怖いので今回の観察はここまでにするのである!
〜fin〜