〜side 語り部〜
さてさて劉璋からの援軍依頼とはいえ益州は絶賛反乱中
各地の太守も「州刺史なんかに従わないもんねー」って人が多数である。 史実では孔明と張飛が通った巴郡のルートでは「一戦も交えずに降伏は武門の恥!」と太守の厳顔が気炎を挙げていた。
宿ヌシ殿は当然ながら・・・そんなまともなルートは通らないw
史実で鄧艾が使った山道ルートより更に厳しい崖登りを「次いでの練兵にちょうどイイね♪」とばかりに突き進む! 周倉がオシッコちびりながら「またこれっすか?」と泣き言を口にするが10日目には全員が無言になったほどである。
こうして益州の要害などまるで無かった様に直進するMEMちょ軍団は道中待ち構えていた益州の将兵をまるッと無視して最終の目的地である成都に神速で到着するのである。
「はいーるMEMちょ!、この度はボクちんの救援に御足労いただき、ボクちんは感激してましゅ(〃ω〃) MEMちょ様のお姿は姿絵でも風聞でも伝わらないほどに可憐で可愛いらしゅうございますね♪ とてもとてもピー歳とは思えましぇん!?」
・・・なんか生えてきた。このタイプの狂信者は珍しいのであるが、まぁ反乱されても妥当であるか?
唐突に目の前の卓がバキバキっと真っ二つ!乗っていた茶を注がれた碗もひっくり返りパッリーンっと良い音色を響かせる。
「歳の話はき・ん・く、次に話したらこうなるのは貴方だよ〜OK? まぁ可愛いって褒めてくれてありがとね。」
拳を振り下ろした宿ヌシ殿がキッ!っと睨んだ後に微笑んで礼を言うとボカボンはキラキラとした目で『ウッ!・・・ふぅ〜』っと息を抜くと股間に染みができ辺りはほのかにイカ臭い・・・そこはせめてアンモニア臭にしとけ。
パピヨン他で色々と諦めが付いた呂奉先と年の功な黄漢升は見事にスルーしたが、まだまだ若い法孝直は侮蔑の眼差しからネチネチとこき下ろしている。
このままでは話しが進まぬと宿ヌシ殿は仕切り直す。
「取り敢えず何が起こってこうなったのか教えてくれるかな?」
「はいーるMEMちょ!ボクちんは亡き父上の跡を継ぎ州刺史に就任したのでしゅが、父上の時代から目をかけていた漢中の張魯が突然反抗して独立を宣言したのでしゅ。」
「んー、後継問題かぁ 璋くん以外の後継候補を擁立ってことだねぇ。」
「居ないでしゅよ。 ボクちんは父上の最後の息子でしゅ。 兄上達はみんな病や戦で無くなってましゅ。」
「「「それじゃ何故???」」」
「ボクちんが州刺史になったのでしゅから、MEMちょ様の素晴らしさを説き、その御威光を領内くまなく行き渡らせるのが使命なんでしゅ。だから張魯にも改宗する様に命じましゅたら・・・絶縁状が届いたんでしゅ『誠に解せぬぅぅぅ』でしゅ。」
「こ・・・このバカボンは五斗米道の教祖に改宗を迫ったのか・・」
あまりの事に思わず本音をハッキリ言ってしまう法孝直、宿ヌシ殿と他二人は宗教こぇぇーと呆れていた。
「そしたら張魯だけで無く、趙韙たちも蜀郡・広漢・犍為の三郡を持って独立するって言い出したんでしゅ。 越巂郡の張任からも返事が無いしボクちん心細かったんでしゅ。」
「完璧に益州全部が敵に回ってるじゃないかーい!」
どうやらココ成都をぐるりと囲んで全部反乱独立したようである・・・宗教対立イクナイであるな。
〜fin〜