〜元アクアマリン〜
過ごし易かった春も終わり、じっとり汗ばむ夏が来た。
いいとこの若様である俺は風通し良く陽当たりほどほどな部屋でまったり午睡で有る。
戦国時代は小氷河期で気温は平成より格段に低かったとか言う学者もいたらしいが俺は絶賛茹だってます!
日影が、日陰が欲しい!気付いてママンに侍女の人ーーー!
熱中症で死んじゃうのーーー!
エアコンの発明が待ち遠しいーーー!
なんとか再現出来ないだろうか? 切実に欲しい!
生まれて間もないまだまだ新生児な俺には戦国の生活環境は過酷過ぎるのである。
もちっと成長すれば前々世で身に付けた医療チートの大活躍なのだろうが、会話どころかハイハイでの移動もままならないのでは無力過ぎるorz
特に医療は最悪ぞ!甘党のじっじとか善意で色々とヤヴァイ離乳食を進めて来る。
蜂蜜!黒糖!各種果物~
「三法師、これは甘くて美味いぞ!」
では無い!食中毒で死んでしまうわ(っぺした)
大昔は新生児の死亡率が極端に高く、江戸時代でも将軍の世継ぎが相次いで早逝したのはきっと善意からナチュラルに毒殺されとったんだと悟ったよ!だって俺が絶賛体験中だもんね(T . T)
歴史改変だとか知識チートだとかオレツエーとかそんな物は二の次でまず生き残れ!気を抜くな俺!負けるかコンチキショウーーー!
コレを思うと前回の転生はかなり低難易度だったのじゃね?
育児経験も無い半端な大人3人が世間から隠しながらも4歳まで更に女でひとつできっちり高校生まで育てあげたんよ!
アイを救うとか心配する以前に今回は3歳児まで成長するだけでも大量のデストラップが控えてます!!!
転生特典に期待してステータスオープンとか魔力集中とか、練気とか色々頑張って見ました。
結局は全滅だよ!もうヤダーーーい、記憶の引継ぎはあれど回を重ねるごとに人生の難易度が上がってませんかね!?
と言うわけで、生後およそ半年で俺は自重を投げ捨てることにしましたマル
頑張って発声が出来るように、未発達な舌で赤ちゃん言葉にはなるけど意思の疎通をしっかりと!
出なきゃ死にそうなんだもん(T . T)
「じいじ、ソレ、嫌」
「なんとーーーー!三法師が我をじいじと呼んだぞ!! コレは神童に違い無い!! ヨシ!ハチミツをもっと食え♪」
んあーーー、会話が出来ても意図が通じないーーーー(T . T)
アイも父上も喜んでくれるけど、言葉が片言かつ滑舌が悪すぎて望んだ結果が得られねぇーーー
前世のミヤコさんは凄かったのデス!
サポートは万全なんだろ、助けろコウメイーーー!
〜fin〜