〜元アクアマリン〜
熱中症の臨死体験を経験しそうだった夏も終わりまだまだじめっと残暑厳しい秋の頃
やっと捕まり立ちが出来るようになった俺は、日々の習慣としてアイがやっている太極拳まがいな体操に付き合ってます。
立ってるだけで精一杯なんですけどー?
夏の終わりには父上に「ちくぜん」って呼ばれる母方の爺ちゃんにも会いました。
「おお〜、三法師!爺ちゃんだぎゃ♪」
って笑顔で俺を嬉しそうに抱き締めてましたが、チンチクリンで右手の指が6本あるへんな人でした。
『だぎゃだぎゃ』と笑い声がうるさいです。
そんな中で俺の傅役ってのを決める話が出てます。
「もちろん!ワシが立候補させて貰うだぎゃ!」
「ハハハ、筑前には任地に戻って貰わねばならんから駄目だ!」
父上にアッサリ駄目だしされてしょげとりますw
「んーとね、半兵衛先生に頼もうかと思うの?」
「アイの親衛隊からか、優秀で教養もあるし全員が将としても働ける奴らではあるが・・・」
「引き受けてくれるかいのーー?」
そんなやり取りを経て、今日はウワサの「半兵衛先生」とご対面です。
非常に優秀な軍師で教養人らしいのですが出世に興味が無く、稲葉山城を手土産に幼女だったアイの臣下になった変人としても有名らしいです(汗
「お久しゅう御座います。お召しにより、竹中半兵衛重治まかり越しました。」
現れたのは白いスーツを着こなしヒゲを蓄えた口元を鉄扇で隠したインテリヤクザ風の詐欺師みたいなオッサン
そう!そこにコウメイって名乗った奴が居た!
「久しいな、今日は今光明殿におりいって頼みがある。」
「三法師の教育のため、半兵衛先生には傅役を頼みたいんだよ♪」
えー、コイツですかー? すっごく胡散臭いのですけど!
「はっはっは、若君の傅役とは誠に光栄で御座いますが、傅役とは後々に若君を後見する重臣となる役目。 政ごとから離れた私には荷が重過ぎるまする。 何よりアイ姫のご引退よりプロデュースしております新人達の歌舞伎公演準備にてんてこ舞いでございまして、今も手ずから台本執筆をせねば納得行かぬ状況で、とてもとても役目を果たせす力はございませぬ。」
「いや・・・天下の大事と歌舞伎の公演を同列に語られても困るのだが(汗」
「は?・・・何をおっしゃる! 我ら親衛隊一同、アイ姫がお与え下すった夢と感動を少しでも世に広めるため、日夜精進しております。これ以上に優先すべきことなど彼の地より見守って下さる視聴者も天使様もありえないと太鼓判を推して御座いますれば、これこそ世の正道! 伊勢長島の信徒達などはアイ姫様のカムバックを強く望んで暴発しかけるほどなのです。 ここで手を抜く事は出来ません!」
なんか色々と大変そうだし、愉悦な危険信号も出てるしココはチェンジで!
「でもでも三法師はワタシのムスコだし、きっと先生もビックリするぐらいスターの素質があると思うんだ!」
「むっ!将来の歌舞伎スターですか!? それはちょっとやる気出てきました。」
「え・・・いや・・・武家の棟梁・・・」
「でしょでしょ♪ 先生ひとりだけじゃ無くて親衛隊のみんなが得意な事を教えてあげてよ♪」
「そうですね武芸や舞踏などは私よりも得意な者に任せても宜しければ」
なんか父上の発言が流されたぞオイ(汗
「そうだよ!親衛隊のみんなで理想なスターを育てるの♪」
「乗りました!お引き上いたします。」
「あっそう・・・ではよろしく頼む。」
それで良いのだろうか?オレは色々と不安になったよ・・・
〜fin〜
今光明こと半兵衛先生は厄介な伊勢長島をアイちゃん親衛隊の根拠地へ塗り替えた模様
宗教って怖いね♪