〜元アクアマリン〜
「三法師様!何事も体が資本でございます。 体力、筋力を育み、病に負けぬ身体作りから始めましょう!」
俺の傅役となったコウメイは、『本格的な教育は3歳から、それまでは元気に成長する為の体力作りですぞ!』っと言ってコチラの質問に取り合わない。
さらに『筋トレならより適任者がおります♪』と紹介された筋肉ダルマがいま目の前にいる(汗
「体力作りにはぶっ倒れるまでのランニングを欠かさぬ事が大事でございます。が!まだまだ幼い三法師様が楽しめるようにココは小動物との追いかけっこから始めましょう。」
そう言って筋肉ダルマは大事に運んで来たカバンを開ける。
するとカバンよりシュタッ!て感じに飛び出すモノあり、
そいつは細長い小動物、えーっとイタチだっけ?
「こちらはアイ姫親衛隊員の獣王メコン川殿で御座います。 本日は三法師様の御相手として参上いただきました。」
「キュッ!」
「そして拙者は同じくアイ姫親衛隊の可児シギゾウ吉長です。 三法師様の体力作りを担当させていただきます。 まずはMEMちょブートキャンプに耐えれる体力を養いましょう!!」
そう言って始まったのは『室内で愛玩動物と追いかけっこに興ずる幼児』と云うはたから見れば心暖まり、おねぇさま方が胸キュンでイヤン♡イヤン♡とする光景だった。 はたから見れば・・・
「さぁさぁ、本日のおやつはふっくら且つ餡子たっぷりの饅頭でございます。 先着1名の早い者勝ちですぞー。」
そんなシギゾウの言葉がスタート合図、まだまだポテポテとたよりなくしか歩けない俺と興味無さげに欠伸しているメコン川の勝負だ!
後一歩、これで饅頭ゲットだぜ!ってタイミングで俺の股ぐらをすり抜ける影あり!
「キュッキューw」
って鳴き声と共に指先僅か5cmの距離に存在した饅頭は遥かカナタ、バシッと咥えて前方三回転宙返りを華麗に決めた奴のもと。
着地もビシッと決めたあん畜生は、俺にチラリと視線を向けると勝利の笑みを浮かべ
「キュッキュ、キュッキュー♪」
って楽しそうに鳴きながら饅頭をばくばくバクバクっと爆速で胃袋に納めやがった(怒
「げぇっぷw」
っと鳴り響き満足そうな表情でこちらに向ける視線がさらに腹立たしい。
もちろん奴はこの三日間で優しくモフらせるなんてやらせてくれねぇ!
「キュッキュー♪」
いやらしい笑顔で器用に前足であっかんべーのジェスチェーまでしっかりこなす奴に抱く感情は撫でたいから殴りたいに変わっていた。
「マテぇ、この畜生ーーー」
「イヤッキューw」
あぁ殴りたいあの笑顔(怒
〜fin〜