〜side アクアマリン〜
古いアイの葬式が終わり新しいアイと共に納骨も済ませた俺たちは生活を日常へと戻していた
新しいアイは図々しくも名前まで星野アイを名乗っており遺伝子鑑定まで同一人物と結果が出てしまった・・・
ルビー曰く服の下にある見ちゃいけない場所のホクロの位置まで一緒だそうな・・・
やらせてみれば歌もダンスも演技も古いアイ以上に完璧で究極・・・セクシーな演技で園児な息子の息子をウェイクアップさせるとか辞めて欲しい・・・古いアイは家事などダメで料理など下手の部類であったが新しいアイは大きく改善されていた・・・そこらのレストランには負けんぞ!と宣言した料理には脱帽だった
そしてもう色々と諦めてる斉藤社長とこれからの事を相談していた
「お前の本名とか正体とかはもうどうでもいい・・・しかし葬式上げて死亡届けも出した故人に成り済ます訳にはいかん!俺が身元引き受け人になるから新しい名前を決めろ・・・仕事は俺が探してやる」
「ええー!長年慣れ親しんだ名前を変えても覚えられないよ!私は人の名前と顔を覚えるのが苦手だもん!」
・・・それって自分自身にも適用されるんだ汗・・・アイの芸名を本名から持って来た理由ってもしや・・・
「ツベコベ言わずに決めろーーー!自分で決めないなら俺が勝手に名付けるぞ!」
「佐藤社長!横暴!」
愛久愛海と瑠美衣・・・アイのネーミングセンスを思い出した俺は止めるべきか?DQNネームを披露するまで待つか?悩んでしまった・・・
「仕方ないなぁ・・・愛と書いてメグって呼んでよ!」
何故だ!・・・愛目慈水斗(アメジスト)とかじゃないのか?
「普通だな・・・栄女羅流怒(エメラルド)とか美衣奈主(ヴィーナス)じゃなくていいのか?」
全員を代表して斉藤社長が突っ込んだ・・・
「そんな長い名前は覚えられない!呼ばれても気が付けなきゃダメでしょ!」
愛久愛海も長くて覚え難いです!・・・
それからものは試しと古いアイが途中まで収録を進めていたドラマや映画の代役を行った・・・苺プロとしては出演料が減っても多額の違約金を払うよりも損害が少なく演技が認められればそのまま古いアイの仕事を引き継ぐ新人として有益だった
新しいアイ改めメグは代役である事を良い事に子持ちである事を公言して片時も離れたくないとばかりに現場へ俺たちを平然と連れ回した
スタッフや共演者のご機嫌取りに手製の料理を差入れに持ち込む事を繰り返して・・・最初から仕込みとして狙っていたのか夕方の料理レシピ紹介コーナーのアシスタントを経て自分自身の料理紹介コーナーを持つようになっていた・・・しかもマスコット兼アシスタントに俺とルビーを使うとか色々狙い過ぎである汗
古いアイのようにアイドルメインのマルチタレントよりもお母さんタレントを主軸にして子供と一緒を前面に出す形で人気を得ていた・・・
出来る事が多く古いアイのような窮屈さが無い
新しいアイが何処から来たのか「ナイショ!」って教えてくれないが納得するためにもいずれ知りたい
〜fin〜
あとがき
復讐しない方が続き書けそう