〜かな〜
大人は昔話が好きだ・・・私の知っている今と違い過ぎて理解も共感も出来ない事を延々と話されても興味湧かないのよねぇ〜
子役のお仕事でマネージャーさんと控え室で待っていると共演の役者が私に構おうと話しかけて来るんだけど辟易しちゃう
ブチッて切れたいんだけど協調性って奴が無いといずれ芸能界から棄てられるって私の心をボッキリ折った奴の忠告だから内心を見せないように笑顔を心がけ対応している
最近は子供らしい無邪気な演技に磨きが掛かったと評価が高まった
大人達程じゃ無いけど私も昔を顧みる事がある
私達の世代には【ニュータイプ】だの【エスペラント】だのと呼ばれる大人達と明確に異なった個性があるそうだ
私も周囲の人の思いや感情が読み取れるようになってから【十秒で泣ける天才子役】って呼ばれてた頃の振る舞いが周りからどう思われて居たのか理解して震え上がった【重曹ちゃん】って揶揄われながら言われる方がマシ!
力の弱い私ですら恐怖を感じるのだからTOPレベルの人達はどうしてるんだろ
それでも私はこの力を活用して人生に活かさなきゃならない!監督が脚本が演出が共演者が私にどんな演技を求めているのか知る事が出来る事はいずれ役者となる私の武器だ!毎回現場に入ると台本を読んで私なりに理解した役や演技と周りが心の奥で求めていた物が異なっていた時はすごく落ち込む・・・私は才能無いんだなとアイツにボッキリやられた時をしつこく思い出す瞬間・・・
それでもたまにシーンを壊さず周りの想像以上の会心の演技で視線も意識も引き込めたと実感した時はとても楽しい♪
嗚呼!客寄せパンダと呼ばれても演技を続けていて良かったと感じる
そんな時だった・・・有馬かなリスペクトで私と同い年の子役がオーディション会場で私にキラキラした瞳と憧れの感情を向けて挨拶して来たのは・・・解りやす!
【プロジェクション】能力持ちじゃね?ってぐらい感情の押し付けが強いんだけど・・・私の能力がレベルアップした訳じゃ無いよね?制御出来なくなるほど強くなっても困るんだけど汗
私はこの世界が過酷で楽しい事をやんわりと伝えながら頑張りなさいと彼女が求める言葉で締め括ろうとしてついついイタズラ心が働いた
「あなたが共演者としてか 私を押し退けて役をもぎ取ったら名前を覚えて上げる!それまでは私のイチファンよ!あなたの輝きを見せてみなさい!」
アレ?何かヤバイスイッチ入ってね?
この子から感じる感情の押し付けの圧がガンガン上がったんだけど〜・・・ヨシ!逃げよう!
そう言って私と黒川あかねのファーストコンタクトは終わったのだった・・・マジでライバルになるとは思って無かったなぁ
〜fin〜
あとがき
かなちゃんが住んでる日本のお話をするつもりだったのだけど
あっれー? かなちゃんに説明させる予定の物が原型も無くなったぞ汗
ヨシ!ネタバレ少ないから先行させて公開してみよう
たぶん増えなきゃ30話ぐらいの時系列かと思います