〜side 語り部〜
お説教から解放された兵を加え、三千名(三国志14脳)となった義勇軍だが、問題は山積みである。
「街の救助に協力したいのだが・・・」と申し出ても
「自分達の事は自身で頑張ります。義勇軍の方々は一刻も早く黄巾へ対処して下さい。」黄巾上がりの義勇軍など街へ入れたく無いと断られていた。
宿ヌシ殿は後に知るのだが義勇軍は見窄らしい、当然だが金は無い、糧食など元からカッツカツである。
だからこそ、街の救援&復興の助力を行い礼金とご飯をゲットだぜ作戦だったのだが見事に頓挫。
食わせなきゃならん兵は数倍になっており玄徳ピンチである。
「やれやれ困った」と愚痴をこぼすのも仕方がない食えない軍など脱走&野盗化待った無しなのだ。
そこに「いい考えがある」っと話を持ち込んだのは達磨体型こと周倉さん。
黄巾が周辺から略奪した物質の集積地が近くに有り大将も不在(宿ヌシ殿にビンタ貰ったので)全部手に入れれば三千の軍など半年は楽に養えるって話である。
「食糧はこことここで・・・」
「道中の見張りはこの岩山に・・・」
「井戸と宿舎は・・・」
「酒蔵はワイに任せてちょー、・・・」
と多くの義勇兵が微に入り細に入り情報を補填し作戦を決行する事に決まった。
なんでそんなに詳しいのか、みんな気が付いているが声を出して追求するような無粋者は居なかったようだ。
そして現地到着し、再び黄巾を被り直した周倉を筆頭に全軍が陣地内へ何も疑われず侵入する。
「何だ周倉お前だけ、大将はまだ街でお楽しみか?」
なんて下卑た笑いを上げる留守居の前まで来れてしまう。
要所各地を義勇軍が抑えると張益徳にワンパンで捕まった留守居が引き出され黄巾残党へ降伏勧告と共に一方的な掃討戦が始まる。
先日まで酒を酌み交わし一緒に略奪を楽しんだはずの顔見知りが突如襲って来るのだ!トップとその側近が初手で捕まり、指揮系統を完全に失った大混乱の黄巾残党の掃討はしごくあっさりとしたものだった。
「あっれー? 戦争ってこんなに楽だっけ?」
何か習ったものと違うのーっと、訝しむ宿ヌシ殿だが油断しきった相手に謀略がクリティカルに決まればこんなもんである。
そんな宿ヌシ殿は攫われた町娘でござるって言った風に荷車に乗せられ少ない物質と共えっちらおっちら集積地まで着いて来ていた。
ここは義勇軍の数少ない輜重隊で、酒臭くおおらかでだらしない簡憲和と言うオッサンが仕切っていた。
劉玄徳の幼馴染で一緒に義勇軍を立ち上げた仲であるらしい。
捕縛も終わって略奪ターイムとなる訳だ!何故か戦火に逃げ惑う若い女性が居たから保護している。
「周倉ー、なんで砦なんかに若い娘が居るの?」
「アー、えー、まぁー、所謂夜の接待要員として近隣からー・・・」
「こんなところまで働きに来るって商魂逞しいのねぇ」
「・・・あっ、はいそんな感じです。」
たぶん拐かされて来たのだろうが、全員で気付かぬフリを続けていくのであった。
〜fin〜
フレーバーテキスト
簡雍憲和 統率22 武力33 知力70 政治71 魅力74