転生先がわからない!ここはどこだ!   作:rapas

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まだまだ大きな改編は始まっていない・・・はず


【MEMちょのお仕事】

〜side 語り部〜

 

義勇軍が戦後のお楽しみを味わっている中、宿ヌシ殿は何処か訝しんでいる様子。

それに気が付いた兵どもが、こんなところで鬼を起こしちゃならねぇと戦利品をガンガン集めてご機嫌伺いに来る。

「MEMちょの姐さん!良いカンザシがありやしたぜ!姐さんにお似合いでさぁ。」

「こちらの首飾りはとても綺麗ですぜ、是非とも身につけてくだせぇ!」

「姐さん姐さん、こちらに上等な絹がありやしたぜ!」

食糧を求めて集積所を襲ったはずなのに、集まって来るのは貴金属や装飾品とはこれ如何に?盗賊根性を矯正しなきゃなぁと宿ヌシ殿は心に誓っていた。

「戦利品をネコババせずに、供出するのは偉いけど、集めるところは私じゃ無くて玄徳親分のところだろー!」

宿ヌシ殿は戦果確認と褒賞の分配は指揮官から行うのが大事と兵へ諭すが、親分呼びになってる時点で義勇軍のイメージは悪いままであるな。

 

ガンガン集まる戦利品という名の贈り物に辟易した宿ヌシ殿は「私の元へ戦利品集めるのを辞めさせて〜」と劉玄徳へ苦情と是正を要求したのだが・・・

「いやぁ、うちは数字に弱い奴らばかりでな。 それに兵ってのは輜重隊を見下して従わないってのが大抵なのだがMEMちょ殿が居ると兵が素直に従ってくれて助かっているんだ。 申し訳無いがこのまま補給全般を面倒見ていただけないか? 必要な物の調達と資金の使い道は一任する。事後報告さえしてくれれば良いから何とか頼む。」

と大役の責任をまるっと投げられる始末である。

まぁネコババしたり、飲み潰したり、どんぶり勘定で使い尽くしそうな面々の顔しか思い浮かばない義勇軍である。

こうして宿ヌシ殿は、いずれ故郷が迎えに来てくれる迄だと期限を付けて引き受けるのであった。

まぁアイドルやらんか?と簡単にスカウト乗ってしまうぐらいであるから、推しに弱い某重曹並に宿ヌシ殿はチョロいのだ。

中華の伝説級大徳の説得&押し付けに抵抗出来ずとも仕方あるまい。

私ってば認められちゃってる?クァーココは商人M EMちょさんのいいとこ見せる場所かもーとか思ってる時点で洗脳完了済みかも知れない。

 

さてフリーハンドォ与えられたと見事に過大解釈した宿ヌシ殿は集積地をぐるっとヒト回りして、吾輩に物質のリストと不足品のリストアップをさせると、簡憲和と兵長達に指示を出し準備の為に建物へ篭る。

 

兵達は言われた通りに急ぎ建物を解体して板材をガンガン確保していった。

「ようようよう!テメら、建物潰して今夜どこで寝る気だ!」

とクレーム付けて来た奴も居たらしいが宿ヌシ殿の名が出るとあっさり引き下がったそうである・・・面白くないのである。

 

翌朝になると最初の準備が終わった宿ヌシ殿が全員を集めある物を手渡していく、それはくすんだ緑を主体に黄土色などの色彩を散らばせたネオ・ジャパン人に馴染み深い迷彩服、宿ヌシ殿にとって揃いの制服が無い軍隊は違和感しか無く軍服と言えば迷彩服なのである。

 

劉玄徳や関雲長などの将は目立たない(かっこ悪い)事を理由に嫌がったが将は上から鎧を纏う事として互いに妥協、兵は逆に鎧上に着て差異を無くす事をルールとした。

全軍が揃いの軍服を着て連帯感を出すために認めさせたのである。

「それじゃぁ、全員揃ってまずは基礎訓練をしようね♪ 私に着いて走ってよー」

笑顔でかつ軽い宿ヌシ殿の言い回しに、劉玄徳を含む全員がちょっとやってみっかと気軽に参加したのだが、近代正規軍の訓練課程、しかもレンジャー課程までキッチリやって性根を叩き直すつもりの宿ヌシ殿に全員がぶっ倒れるまで走らされていたのである。ヨシ!

 

〜fin〜

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