山田リョウと左門くん   作:ssを読む程度の能力

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山田リョウ「この漫画ってジャンプでは戦闘には向いてないって

左門「はぁ。」

こんな作品に評価をしてくれるだけでもありがたいです


左門くんは打たれる

前回、喜多郁代がさらわれてから。

 

ザラザラとした質感、部屋の室内温度に比べてひやりとする地べたに違和感を感じ目を覚ました喜多郁代、咄嗟に目を覚まして真っ暗な空間に驚いたが、改めてここはどこかと状況を整理する。

 

喜多郁代(……私なんでこんなところで眠って……床が湿ってる❢?ここ…外!寒い、目の前に非常ドア!?ということは屋上!?)

 

彼女は屋上に連れ込まれたということを即座に判断した。雨が降ってきているゆえ徐々に彼女の体温が奪われていくことを感じる

 

 

喜多郁代(そうだわ、家でバンドの練習をしていたら変な隙間風が入ってきて、変な悪魔に捕まってしまって…!?」

 

呆然とあたりを見回す喜多郁代。なんと彼女は両腕をぐるぐる巻きに縛られて、猿轡をガッチリと噛まされていた。

 

こんなところにいつまでもいたら風邪を引いてしまう。早くこの拘束を、誰かにほどいてもらわないと体の自由が利かない。

 

 コツン…

 

  コツ…コツ…コツ…

 

静まり返った空間…暗闇の中から靴の音が響く。

 

立つことができないので体を転がして後ろを見ると、壬生色の虹彩と目が合った。

 

 

薔薇のデザインが縫われたフードを被った金髪碧眼の男性がこちらを睨みつけている。

 

喜多郁代「ムググモググ!モモママママママイ!」(誰よあなた!ここから出しなさい!)

 

???「…夜襲という手荒な真似をしたこと、この通りお詫び致す。そして、貴殿には、このxxxxxが近い未来天界よりお赦しを経て、天使に舞い戻るだけに老い尽きるまで唄って貰う。」

 

 

喜多「ミマモ!マッマモマメミメモ!」「嫌よ!さっさと返してよ!」

 

腕を引っ張り筋力で縄を引き千切ろうと振り絞る喜多郁代。しかしドラム担当とは違ってこれと言った筋力もない彼女、踏ん張るだけでも精一杯だ。

 

万事休すか、喜多郁代にめがけて青年は白い杖を振りかざす。

 

??  「バンドなんて下らぬ遊戯などに貴様の美声を使わせん!喰らうが良い! 海洋は燃えて炎は凍る!地は曇り天は割れる!ユーハバッハ…ポンペイウッサアスタルト、バハムート!」

 

      ドガガガガガガガ

 

 

喜多郁代 「(ミマァァァア!)いやぁぁぁぁ!」

 

気持ちの悪い謎の呪文を食らった喜多郁代をバックにコツンコツンとフード男性は階段を降りていく。黒焦げになった喜多郁代は泡を吹いて項垂れた。

 

 

 

そして建物前に着いた…左門一行

 

左門「ここの屋上から彼女を感じたのかい?アガリアレプト」

 

アガリアレプト「うん…でも敵の(紫外線に直接当たらない)能力でおかけで、この夜間しか彼女の気配を感知できないんだよなぁ…。」

 

 

虹夏「ここって…1ヶ月前に閉館した下北沢隣町の廃スーパーの屋上だ!小さい頃お姉ちゃんとよく行ったなぁ。そうか、ここはまだ解体の予定も経ってないから人が入らなくても可笑しくない!」

 

ぼっち「わ、私も…来たことあります……」

 

 

雨の音で後藤ひとりの声がかき消されていて聞こえない。

 

アガリアレプト「うん。間違いない。デパートの屋上に」

 

ネビロス「よし!行けグラシャラボラス!彼女の救出が先だ!」

 

 

グラシャラボラス(おっしゃいくかい!)ギュン

 

 

人々を乗せたグラシャラボラスが屋上へ向かい、彼女の場所を探す

 

虹夏「あぁっ!これは!」

 

屋上にはデパートなんかでよく見るレトロ風貌の子ども遊園地の遊具が点々と立っていた。動物の乗り物や小さい観覧車、そしてその中心に立つ、公衆時計の柱には…

 

 

 

ぼっち「喜多ちゃん!?」虹夏「喜多ちゃん!」山田「幾代!」

 

 

 

何色もの鞭で何重にもぐるぐる巻きに縛られた喜多郁代がぐったりとうなだれていた。

鞭を解こうと駆け寄る二人を片手で阻む、山田リョウ。

 

虹夏「どうして防ぐんだよ山田ぁ!」

 

山田「まて、二人とも。ネビロスさんの忠告を忘れたんか。これは悪魔の仕業。悪魔を倒すまで私たちはここから観ているしかない。ネビロスさんに任せて様子を見よう。人間は迂闊に出てはいけないんだ。」

 

虹夏は下を向き唇を噛み締める

 

虹夏「…畜生が…」 

 

ぼっち「そうでした…虹夏ちゃん。落ち着きましょう。

ネビロスさん。絶対勝ってください」

 

グラシャから飛び降りたネビロスは頷いた。

 

ネビロス「安心しろ。絶対彼女は助ける。」

 

ネビロスが彼女が縛られている時計に近づいて縄に手をかけ…

 

 

ネビロス「ぐぁぁぁぁっつ…!熱い!」

 

 

アガリアレプト「ネビくん!」

 

手を何かで火傷してのたうち回る。尋常ではないくらい熱い

 

ネビロス「なんだこれ超高圧電流が流れていやがる!こんな縄で彼女をぐるぐる巻きに縛りやがって!」

 

この縄、導体性の縄なのか凡そ1000ボルトの電流が駆け巡っていて指を触れるだけで全身に激しい痛みを与えてしまう。ネビロスが片手を押さえながらアガリアレプトに自分は平気だと返事をした。

 

ぼっち「こんな紐に喜多ちゃんをぐるぐる巻きにして!?酷すぎます!何が目的なんですか!」

 

ぼっちがブチギレる中、左門は目を瞑って手を前に何かを感じ取っていた。

 

左門「後藤さん。静かに。足音が聞こえる。」

 

 

左門「さてと、こんな事をした黒幕がそろそろお出ました。みんなもよぅくアホ面を見て覚えるんだぞ。……きたよ…グリゴリ末期の子孫、元天使でマステマの配下に成り下がった…」

 

コツ…靴の音が、非常階段口の奥から鳴り響く。

 

「雨の中態々ここまでようこそ。そしてさようなら。お前は死ぬ。わけの分からない敗北、私は認めない…」

 

 

 

左門&ネビロス「「バラキエル。」」

 

 

 

バラキエルと呼ばれた金髪男性はペコリと礼儀正しく一礼お辞儀をする

 

虹夏「天使さん!?なんで天使がそんな酷いことを!?」

 

山田リョウ「虹夏、こいつ天使じゃない。羽がドス黒い。」

 

この男、グリゴリ団バラキエルは堕天使の猛者、マステマの配下として一度左門と一戦交えたことがあった。しかし、この時は天使と人間恋愛に対して違和感を積もらせていたはずだったが…?

 

バラキエル「久しぶりだな。さて、誰から焼け焦がせてやろうか。とりあえず殺す。退屈はさせない。あの時よりは強くなった。」バチッ

 

 

左門「しゃべりはいいや。君の相手は僕だ。いけ!ウィスプ!」

 

 

呼ばれた下級悪霊のウィル・オ・ウィスプが六匹ほどバラキエルに飛びかかる。

 

 

  グァキィィィーーーーーーン

 

 

 

耳を塞ぎたくなるほどの金属音が鳴り響いて、軽く往なされる左門。

 

 

ネビロス「な!?こいつここまで強かったか?」

 

 

バラキエル「言ったはずだ。今度こそ殺す…と。この盾は、お前もよく知る雷鳴を呼ぶバラで作ったリース。これを回転させることで如何なる攻撃をも跳ね返す。そして右手にはバラを加工鋳注して打ち据えた雷鳴の真剣だ。」

 

 

雨垂れを弾く剣をくるくると頭上で回転させ戦士の構えを構えるバラキエル。

 

 

左門「はぁ、作りたてのお子様のおもちゃで僕に勝てるのか?」

 

左門はここにきて挑発をかます。とはいえ、本当に勝利の方法はあるのだろうか。

 

 

バラキエル「そうだ、面白いものを見せてやる。起きてもらおうか。ボーカル」

 

 

バラキエルが一拍手をするとカッと目を見開く喜多郁代。

 

山田リョウ「いく…よ?私だよ?」

 

 

 

 

喜多郁代「バラキエル様…この人達…どなた?」

 

 

 

 

     続く

 

 

 

 

 




左門「戦いまで後二回くらいかな。この小説の読者数が減る。」

バラキエル「嫌、5回以上やる!」  

山田「私が覚醒するのかな。」

左門「次回は「左門くんはまだまだ掻き鳴らす」かぁ」

修正しました。酷すぎたので。
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