山田リョウと左門くん   作:ssを読む程度の能力

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今回も全員キャラ崩壊のカーニバル!

コメントよろしくお願いします


左門くんは捨て猫には優しい

天使河原「左門くんが面白いものを見せてくれるの?」

 

休日というのに九頭竜芥に呼び出された、三人のうちの一人ショートカットの柔和な顔をした少女、天使河原桜が九頭竜芥に質問を投げかける。

 

九頭竜「あ、あぁ。最近バンドメンバーと知り合ったらしくてよぉ。下北沢までいかないといけないんだ」

 

痩せた大地こと嬉村「茨木童子さん以来だな。」

 

小さいポニーテールをたれ下げた嬉村笑美が、昔のことのようにかつて茨木童子というリーゼントの鬼神が開催したバンドイベントを見に行ったことををしみじみと思い返す。

 

因みに痩せた大地というあだ名は彼女の胸部があまりにも平たいので九頭竜につけられたあだ名である。

 

それに応じてか、伊達メガネを掛け大人びた?見た目のショートカットスタイルの三人目、嫌田悲恋が反応をした。

 

嫌田「あ?この前私に隙だ!とかほざいて殴りかかったあのリーゼント鬼か。」

 

実際は告白であって決して殴りかかったわけではない。

声をかけた瞬間、嫌田の野生ヤンキー本能が【相手が喧嘩を売ってきた】と逆に間違ったキャッチをしてしまったせいで茨木童子をボコボコにしてしまったのだ。

 

 

天使河原「九頭竜くん、そのカフェって下北沢にあるのね。算文町から下北沢まで結構運賃を使うんだ。お小遣いがそろそろ無くなりそう…。これまで左門くんのガープでワープ移動することに慣れていたから満員電車とかつらい…」小声

 

満員電車の中、四人は乗客の波に飲まれながら合図を取り合う。

 

九頭竜「あ、その左門なんだけど…先回りしてカフェSTARRYに潜り込んでるんだよな(ティロリン♪)…あ、ラインが来た。」

 

九頭竜は左門からのケータイのラインを開いたので、天使河原たちは画面を覗き込む

 

 

Re:九頭竜くんへ 

 

 

ラインは読んだかな?

改めて要件再確認だ。チケット転売に君たちの力も借りたいからいつもの糞女率いるメンバーを率先して午前13時までにライブハウスSTARRYまで来ること。

帰りはガープを使わせてあげるよ。)

 

by左門

 

天使河原「だれが糞女だ!メールでも罵倒しやがって!」

 

 

嫌田「てっしー!ここは電車の中だぞ! 」

 

周りの大人が何だ何だと天使河原グループの顔に注目を促す。

 

天使河原「あ。す…スイマセン。」ペコペコ

 

 

 

     間もなく…下北沢…下北沢…

 

 

 

天使河原「ついたぁ!やっと満員電車から降りられた!」

 

 

九頭竜「ふぃ〜臭かった…下北沢駅ナウ…」タムタム

 

 

嫌田「Starryなぁ…ここからだと…あっちっぽいな。しかしあの左門が巷でも人気のバンドメンバーと知り合うことになるとはな…」スタスタ

 

嬉村「どうせまた迷惑をかけて終わりだろ…」グニュ

 

左門の結末に、茶々を入れながら歩き出した嬉村の足元に柔らかめの違和感を感じた。

 

九頭竜「嬉村!足元!足元!」

 

嬉村が足元を見ると、大きなギターを背負った三つ編みの女性が地面に突伏をして倒れているではありませんか。

 

嬉村「ん?うわぁぁーーーーーーっ!人踏んじまった!無事かよあんた!さっさと起きろ!」バシンバシン

 

喜村はものすごい勢いで行き倒れの彼女の襟首を掴み往復ビンタを食らわす。

 

???「おぶっ!オバババババババババビ」

 

 

 

勅使河原「笑美!やめろ!そのビンタが彼女にとっては致命傷だ!!」

 

ビンタを食らった行き倒れはポツンポツンと要求をつぶやき始めた。

 

???「………んにゅぅ…………水ください…あとおかゆと蜆の味噌汁………あとできればあったかい毛布で寝たい…」むくり

 

 

天使九頭「って!ただの飲んだくれだった!」

 

???「おぶ…は…吐きそう…」

 

 

九頭竜「おい!こんな道の真ん中でゲロはくなっての!てっしー!あれやれ!あのバス内で人を救った【ゲロをも受け止める仏の掌】ってやつ!」

 

 

天使河原「最悪な2つ名勝手につけるな!!!ビニール!」

 

 

三人の様子を見ていた嫌田はトートバッグからコンビニ袋を差し出した。

 

嫌田「はぁ…水なら、さっきビニコンで買った飲んでないやつがあるからやるよ。あとビニール。」ザッ

 

 

???「いやぁ〜ありがとう君たち。これで私も元気が少し出てきたよ。さて復活祝に…おにころ…」スッ

 

 

数時間後、思う存分ビニールの中に吐瀉物を引き終えた女性はにこやかな顔で三人に謝礼を述べながら懐から小さな酒瓶をほじくり出す。

 

天使河原「ちょっ!駄目ですよ!これは没収します!」

 

天使河原桜は酒瓶を飲もうとしている彼女からおにころを奪う

 

???「あ!なんで没収するの!いいーだ!これがあるもんね」スッ

 

三つ編み女性は、さらに懐からワインの瓶を出すもまたも天使川原桜に没収される。次に懐から出したのは酒樽、缶ビール、果ては盃まで繰り出し始めた。

 

九頭竜「あの人…サモナーならぬサケナーだな。左門みたいに酒を次々と召喚してやがる」

 

九頭竜は震えながら彼女を称賛した。

 

嬉村「言ってる場合か!加勢するぜ!酒は程々にしやがれ!」

 

九頭龍芥につっこんだ嬉村は飲んだくれの背後に周りこんで三つ編み女性を羽交い締めにして、これ以上動けないように彼女の動きを封じた。

 

 

お酒の奪い合いがひとしきり終わったので、嫌田が改めて彼女に何者なのか問いただす。

 

嫌田「あんた何者だ?」

 

 

???「私?私は廣井きくり。泣く子も黙る天才ベーシストなのだ〜。奪った酒返して〜!」キャタキャタ

 

 

天使河原「酔い覚め早々、飲酒は体に悪いのでやめておいてくたさい!こんな生活毎日はだめです!全く…こんな三禁の内の一つにのめり込んでいる欲まみれの人を左門くんが見たら目茶苦茶悪魔悪用しそう…御酒ジャンキーに悪魔ジャンキーに書き込みジャンキー…依存症生活ってろくなことにならないよね。皆も気をつけてね。」

 

 

親切にも天使河原は我々の方向を向いて我々に注意を施してくれたのだ。さすが算文町の天使様々である。

 

きくり「左門くん?」

 

嫌田ははっとおもいだした。

 

嫌田「あ!まずい!もうこんな時間だ!そもそも左門に呼ばれて、Starryまでライブを見にいかないと行けなかったんだ!こんな飲んだくれ相手にしてる場合じゃねぇ!んじゃ!私があそこの木陰まで運んでやるから!ここで別れるぞ!」背負い

 

 

きくり「……………お嬢さん…あんたぁ…Strryといったね?」

 

きくりは騒ぐことをやめて座った口調で嫌田を呼び止める。

 

嫌田「言ったが?ダチがそこでバンドメンバーのライブ練習を見てんだよ。チケットがどーたらこーたら云々カンヌンで私も呼ばれて…」

 

 

きくり「…あたしもそこまで連れて行ってよぉ〜」

 

 

嫌田「はあ?誰にそんな命令口調を…」

 

きくりは今までのチャラチャラした口調から一転凄みのあるドスの効いた声で四人に懇願を述べる。

 

きくり「お嬢さん。バンドと私は関係大アリなんだぁよ。連れて行きな!」

 

嫌田「…………!!!」(こいつ…ひと目見ただけで私が不良だとわかってわざとこんな低めの声で…)

 

九頭竜「あ!ラインきた!左門から…【わりぃ!変な飲んだくれに絡まれたけどもうすぐ!その飲んだくれもつれていく!】おい行くぞおまえら!」タムタムタムタム

 

 

天使河原「はーい!もう!仕方ありませんね!私の肩に捕まってください!よいしょっと。」

 

 

きくり「あひがと〜…う…また吐きそう…」

 

嬉村「てっしー!右手だせ!」ドタドタ

 

天使河原「なんでだよ!!背負っているから無理だっつーの!しかもゲロ受け止める前提だよな!」ドタドタ

 

嫌田「九頭竜!まだか!」

 

九頭竜「あともう少し!Googleマップによると、この坂を登って右!からの歯横断歩道を渡って階段を降りたところ!う…腹いてぇ」ドタバタ

 

ここにいるメンバーの内、マッスルお化けの嫌田や嬉村とは異って体力ゼロの九頭竜。彼にしてはここまでよく頑張ったと思われる。

 

嬉村「ここに来て体力ゴミがでてきやがった!」

 

 

天使河原「九頭竜くん!よく頑張った!偉いぞ!皆、あともう少しです!」ドタバタドタバタ

 

きくり「あまり激しく走らないで…また吐きそう…」

 

励まし合いながら走る4人とおぶられるα。

 

所変わってライブハウスStarryの店内……左門はラインを見ながら

 

 

左門「じゃあ人間の知り合いをよぼうか。さぁて…そろそろ…噂をすれば…」

 

 

ガチャン…チリンチリン

 

 

 

九頭竜「何だ何だ左門…お!山田さんじゃねえか。」

 

息切れをした九頭竜を筆頭に、4人の学生が店に転がり混んできた。

 

天使河原「左門くーん。なんか面白いものが見れるってなんなの?」

 

嬉村「お、ネビ山さんもいるじゃねえか!……左門お前て結束バンドを生で見てたのかよ!ずっこい!」

 

嫌田「う〜…寒いな…コーヒーでも頼もうかね」

 

天使河原桜に背負いこまれた女性に目をつけた星夏は驚愕の声をあげた。

 

星夏「あ…あんたは…きくり?また通行人に迷惑をかけたのか!」

 

きくりはにこやかにStarryのメンバーに手を振りまくる。

 

きくり「あ!星夏せんぱーい!」ブンブン

 

 

星夏「『星夏せんぱーい!』…じゃねえわ!ぶっ飛んでろ!」ドドドドド

 

 

あわれきくり。彼女は星夏のスカイアッパーで星の一部となったのだ。

 

 

回想終了

 

天使河原「ていうのがここまで来るときにあったことです…というわけでこの人開放していたらこんなに時間がかかってしまいまして…」 

 

小説になりきるくらいの回想を語る天使河原に、困った顔をして頭を抱えて呆れる左門召介。

 

左門「っはー!でた!大天使天使河原さんのクソ偽善!困るよ!君のことまた嫌いになりそう」

 

それに対して天使河原は舌を出す

 

天使河原「嫌いで結構です!べーっだ!」んべ

 

 

 

ベヒモス【飲酒のし過ぎは健康に良くありませぬぞ】

 

暴食の悪魔であるベヒモスが、心配そうにきくりにつぶやきかけるもきくりには聞こえないようだ。

 

きくり「ほえ?そよ風?」

 

 

虹夏は、余計な愚痴を垂れた左門に注意を促した

 

虹夏「左門くん。いや、この人たち酔っ払いを介抱したっていう本当にいいことしたんだよ。そんなこと言うたんなよ。」

 

 

左門「さて、チケット買ってくれるかもよこの人たちが。」

 

九頭竜「ん?チケット?」

 

ネビロス「かくかくしかじか…というわけだ」

 

嫌田「なるほどな。よし!買おう!仏血霧チームメンバーに声をかけるわ。 」

 

ネビロス「そいつ等不良だろ?ライブを聞くときのマナーは守れるのか?」

 

嫌田「バンドマナー違反をするやつはこの正義感あふれる拳でぶちのめします」

 

ネビロス「それがすでにマナー違反だ!」

 

嬉村「だったらあたしも買うぜ!あたしは陸上部の皆誘ってみるか!」

 

九頭竜「……………面白そうだな。買うか。最近絡んでるの左門しかいねぇ…う〜ん…加護ちゃんいけるかな?」

 

 

天使河原「私も!買います!家族の分ももらってもいいですか!」

 

左門「天使河原さんファンクラブのみんなは誘わないのかな?」

 

天使河原「下呂くんたちのこと?う〜ん…あの人たちバンドより私の方にばかり視線を移してそうだし、何しに来たんだっておもうよ。今回は無理かなぁ。アンリさんも…無理かな…。」

 

なんとも慈悲深い算文高校の生徒たちだろうか。

 

 

左門「ねぇ。マステマ呼ぼうか?いろいろな意味で会場を燃やしてくれるよ。」

 

天使河原とネビロス「「ガチでやめろバカ」」

 

 

 

一名がアウト発言をしたのでマステマの事をよく知っている二人はすかさず突っ込む。

チケットが売れるという情報を手に入れたので気合を上昇させる陽キャラの虹夏と郁代。

 

喜多郁代「ありがとうございます!よーし!ライブ練習頑張りましょう!」キターン!

 

虹夏「燃えてきたね!」

 

キャッキャと騒ぐ虹夏と郁代をよそに、顔を真赤にした後藤ひとりは目を回し始めながらつぶやき始めた。

 

ぼっち「ひ…ひとが…た………たくさん………たこ…胴上げ…どどどど…思考回路がショートシマシタ、爆発寸前…5、4、3.2.」ドカン

 

天使河原「カウントダウンが始まってギターの人が爆発しちゃった!」

 

左門「お!待ってました!算文街の名物、天使河原のツッコミ!」

 

 

左門召介のヤジに代わりに虹夏が突っ込む

 

 

虹夏「天使河原さんはたぶん突っ込んでないよ左門くん。いつものことなのでお気遣いなく。」

 

騒ぐメンバーをよそに、山田は気難しい顔をして一人ベースの練習をしていた。

 

 

山田「わたしも…召喚術者になりたいな…虹夏召喚したろ。」 

 

しょーもないことを考えながら。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




次回!アー写を取ることに…アーティスト写真。アーティストの写真ってモデルみたいなやつ??



何でもできる左門くんはどの様に動くの?

虹夏「変な悪魔召喚しないでね?」

左門「そこではいと言うわけがないよねぇ?下北沢の偽善者が!」


虹夏「何だとぉ!?」

たくさん追記修正しました。酷すぎるぞ
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