山田リョウと左門くん   作:ssを読む程度の能力

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祓正義「僕は祓。左門と同じエクソシストだ。趣味は塩集めだ。昨日、後藤美智代さんという奥様から「うちの娘の独り言がえげつないから霊媒師と思われて『清めの塩』を発注してほしい』という注文をもらった。僕の塩が役に立つ時が来た!でも幽霊は怖い!」


左門「塩屋さんにジョブチェンジしろよコジオ。」


虹夏「しょっぱくなる前書きやめろや」


左門くんは多次元世界の定理を暴く

そろそろバンドの本編を書かないとと思いながらも、いつもと変わらない日常が続くかと思いきやそうでもなくて、事件はある夜突然に…

 

〜足りない足りない誰にも気づかれない

   なぐり書きみたいな音出せない状態で叫んだよ〜

 

二階建ての家、開放された一室から歌声が聞こえてくる

夜も遅い中、結束バンドのボーカル担当、喜多郁代が今度歌う歌詞の練習の真っ最中。

 

もちろん一階で食事を終えて優雅なひと時を過ごそうとしていた母親は黙っていられるものではない。

 

久留代「ちょっと!郁代!夜はもう遅いのよ!静かにしなさい!」

 

喜多ママの怒鳴り声が一階のフロアから響いてくるが、それとは別にどこからともなく地の底から湧き上がるような不敵な声が脳内に響いてきた。

 

 

Xxxxx【………その全身を愛撫なさるやうな歌声、数千年前に私の先祖が、安眠前に私に歌いかけてくれていた祖母の歌声を思い出す…大昔禁忌を破った報いで、奈落の底へ幽閉された私が天使に返り咲くための手助けをしてもらう…恋路なぞくだらない…お前は私のために歌だけを歌えばいいのだ…】

 

 …不審者のセリフめちゃくちゃ長い!

 

喜多郁代「…………!?誰?誰なの!?変質者!?」

 

地の底から湧き上がるような怪しい声に部屋の温度は一気に寒冷化。 

 

喜多郁代はガラリと窓を開ける。

 

その判断がいけなかった。窓から一陣の黒い風が吹き荒れ、彼女の体にまとわりつく。

彼女は必死で這い出ようと試みたが、片手で握りしめされるように包み込まれていく。

 

喜多郁代「い…嫌ァァァァァァァァァ!」

 

喜多ママ「どうしたの!郁代!」

 

喜多ママが娘の部屋まで上がってきた時には彼女の部屋はもぬけの殻であった。

 

喜多ママは無言でへたり込んでしまった…。

 

    …数週間後…

 

虹夏「喜多ちゃんが来なくなってから1週間が経ったよね…」

 

ぼっち「き…急に行方不明に…なったとかなってないとか…何処に消えちゃったんでしょう喜多ちゃん…」

 

結束バンドメンバーに不可欠なVOCAL担当、喜多郁代が突如消失したという知らせが彼女の家から届いた。

 

バンドメンバーはあちらこちらを捜索したが、誰も喜多郁代をみた!という人は名乗りを上げなかった。

 

山田リョウ「くそっ…ラーメン二郎にもカレーバーにも古着屋にも廃墟にも鶴亀製麺にもいない!」

 

ぼっち「石の下とか草陰、ゴミ箱の中にもいませんでした…」

 

虹夏「自分のテリトリー探してどうするのよ!」

 

念の為、似顔絵ポスターも貼っておこうとしたが似顔絵担当に該当できるくらいの画力を持った人物は誰もおらず、喜多郁代に赤ペンで丸印をつけたキターンなアーティスト写真を貼っておくことになった。

 

星夏「それにしても見つからねぇとは、バンドどころじゃねえな。さっさとライブの話かけや。」

 

はい。

 

山田「郁代…心配だ…おやつ…」 GUUU〜

 

 

 混沌とした空気を掻き乱し、メンバーの心配ついでに腹の虫を低音で掻き鳴らす山田リョウ。

 

ぼっち「もう喜多ちゃんにギター教えられないのかな…?し…心配で…す…。」

 

いつも一人ぼっちである後藤ひとりも眉をハの字に彼女のことを心配して俯いている。

 

もう一度ギターを鳴らしたいと考えてバンドに入ったはいいが、まるきりギターの知識がない喜多郁代に後藤ひとりは時折コーチをしているのであった。

 

 

星夏「親が二階へ駆け込んだときにはもう部屋はもぬけの殻だったらしい。ここは一刻も早く警察ヘ…」

 

虹夏「もう頼んでるけど向こうからうんともすんとも言わないから心配なんだよ。まさか変質者に…」

 

虹夏のセリフに反応して眉を吊り上げた山田リョウが虹夏の方に向き直る。

 

山田「虹夏!物騒なことを言うなよ!…ねぇ店長。何か手がかりとかないの?」

 

ぼっち「あ…そういえば赤い花びらが一枚落ちていたとか…カーネーション?薔薇?夢見る乙女ですね、喜多ちゃん…。」

 

山田「これはもう神隠しかもしれ…」ハッ

 

 

腕を組む山田、そして次の瞬間何かを思いついたかのようにハッとした顔をする

 

ぼっち「どうしました?」

 

 

山田リョウ「一か八かで左門くんに頼んでみようと思う。こういう神隠しの犯人って、もしかして人外の類かもしれない。」

 

となりのトトロは行方不明者を捜索することに助けてくれたけどあの悪魔使いがこうも困っている人に振り向いてくれるだろうか。

ほら、星夏店長も呆れて疑問に満ちた眼差しでこちらを見ている。

 

星夏「あの悪魔使いか。この事件が悪魔絡みだとでも言うのか?まさか、んなわけ無いだろ。鬼太郎みたいにポストでもあるんか?」

 

 

山田「わからない。でも、左門くんなら事件の内容分かるかも。待ってろ郁代!見つけ出したらベースでギタギタにポムってやる!」    ガタン

 

虹夏「ボコりに行く気満々だな!?まって!私も頼みに行く!」

 

ひとり「わ…私も…行きます!!」

 

星夏「どこへ行く!待て、お前らだけでフラフラするものじゃないだろうが!ここは一刻も早く」

 

山田「喜多郁代!お前はうちのボーカル&私の取り巻き担当としてとっても大切なんだ!だから左門くんに協力してもらおう!」ダダッ

 

星夏店長の制止を振り切って、ベースを背負ったリョウを筆頭に結束メンバーがライブハウスSTARRYを出て階段を駆け上がっていく。左門くん、

 

リョウ「虹夏!ここで二手に別れよう…!左門くんを探して見つけたら私のケータイに電話してくれ!」

 

虹夏「わかった!」

 

ぼっち「わわわわ…私はぁ…虹夏ちゃんと一緒に探しま…」ドッシーン

 

 

虹夏「ひとりちゃん、大丈夫!?」 

 

 リョウ「ぼっち!」

 

虹夏と同じ方向へ駆け出した後藤ひとりが尻もちをついた。

 

反対方向から、走ってきた誰かとすれ違いざまにぶつかってしまったのだ。   

 

??「おい、前を向いて歩けよ…と思えば、なんだ君たちか…。すまなかった。立てるか?」スッ

 

こけてしまったひとりに片手を差し伸べる者、駆け寄ってきたのだろうか、息切れをしているネビロスが片手を差し伸べる。

 

ひとり「あ…左門さんの知り合いの、クビ森さん…」トゥンク

  

言い間違えてくれちゃったせいで、ラブドラマ感覚が台無しやないかい!チクショウ!

 

盛大にひどい名前をつけられたネビロスは盛大にひっくり返る。

 

ネビ森「ネビロスだ!…あのバカ召喚術師に吹き込まれたんだな、絶対に許さん。ところで、君たちのバンドメンバーが行方不明という情報を、秘密を解明できる上司から聞かせてもらった。左門が来るわけないので我々も一応探すことに協力しよう。」

 

虹夏「ありがとうございますネビロスさん。……って上級悪魔が人探しに協力的なんですけど⁉」

 

ネビロス「人が困っているんだ。 悪魔も人間も関係ない。ところで彼女の居場所なのだが・・下級悪魔のウィルオウィスプが上空から探してくれている。」

 

ネビロスが上空を見上げる。

 

ネビロス「お、一体帰って来たぞ。」

 

虹夏「うわぁ!人魂!」

 

山田「あ、ウィルオウィスプ。確か…下級悪魔ってことでいいっすよね。ネチラスさん。」

 

ひどい間違え様をしているのはぼっちちゃんだけではなかった。ネチラス…それはいくらなんでもないだろう。

 

ネビロス「ネチラス言うな! ボーカルの彼女の居場所は一番高い最上階が丸出しの雨風をしのげない建物と聞いている。ところで、俺はまだここの地理に詳しくない。下北沢で一番高い屋根のない建物、誰か知っているか?」

 

ひとり「下北沢一高い屋根のない建物?……」   

 

虹夏「下北沢…一屋根のない高い建物といえば…どこかの屋上?」

 

 

 

ネビロス「よし。ウィルオウィスプ!ここいらの屋上を虱潰しに探し当てろ! 」

 

ネビロスの懐から様々な色の人魂のような物体が出現。まずは仲良さげに一通り旋回した後、四方へ飛び散っていく。

飛び散るウィルオウィスプを見送ったあとネビロスは改めて結束バンドを振り返る。

 

ネビロス「此処から先は俺一人でそこまでボーカル担当の彼女を救いに行く。君たち三人はライブハウスで大人しく…」

 

山田リョウは迷いもせずネビロスの気配りを断った

 

山田リョウ「いや、私も行く。もし彼女が目を覚ましたとき少しでも知ってる顔がいたほうが、猛禽顔のクビロスより安心できるかもだから」

 

 

虹夏「ネビロスさんのこと酷く言い過ぎだろ…私にも行かせてください!」

 

ぼっち「わ…私も助けに行かないと…!」

 

この三人に重めの重傷を追わせるわけにはいかない!

 

心を鬼神にしても彼女たちを戦いの場から遠ざけねば!

 

 

 

ネビロス「断る!これは悪魔同士の戦いなんだぞ!生半可な気持ちで参加すると君達は死ぬぞ!!!        家族さんを悲しませるのか? ともかく!君たちを危険な目に合わせるわけにはいかない! おとなしくライブハウスの中で待ってるんだ!!!」

 

虹夏「喜多ちゃんを拉致したやつは!ボコらないと気がすま…」ハァハァ

 

慣れない大声を出して息を切らす伊地知虹夏。

 

ひとりはそんな虹夏の背中をさする

 

ネビロスと結束バンドトリオの間に稲妻の緊張感が走った。

 

 

?????「左門くんや俺たち以外でそんなに青筋を立てて怒鳴るのって初めてじゃないの?ネビくん?」

 

???「そうだよネビくん。」

 

ネビ「あ…アガリアレプト司令官!…と…カス虫!」

 

 

デビルReport9(六柱三番手[アガリアレプト]

 

  軍団の司令官担当。能力=あらゆる機密を暴く。

 

ひとり「この男性は何方なのです?」

 

アガリアレプト「皆、改めて自己紹介しちゃうよ!俺はアガリアレプト。通称アガっちでーす★よろしこ!」

 

虹夏「銀次郎さんみたいなノリのおじさん出てきた…」

 

ネビ「なぜアガリアレプト司令官が左門とともにこんなところに?」

 

左門「そこら辺で会った。アガリアレプトの【いかなる機密をも暴く程度の能力】の情報を聞いてね。結束バンドメンバーの内の喜多郁代さんが行方知れずという事件のあらましを推測。それにしても、本っ当についてないよね?君たちのメンバーが拉致られるなんて。」ハハハ

 

左門召介はいかにも【残念でした】とでも言うようにせせら笑いながら両手を曲げる。

 

山田はカス…左門に頭を下げる。

 

山田リョウ「探す手間が省けたよ。今回も頼む左門召介くん。君に力を貸してほしいんだ。」

 

ネビロス「左門、今回は俺も目を瞑ろう。ボーカル担当の彼女の命がかかっているんだ。」

 

左門召介「は?また助けるのめんどくさいから嫌だなぁ。」

 

この男、断りやがった!やはり冷血非道の左門はこうでなくては。

 

ネビ「おい!もう悪魔貸さないぞ!」

 

アガリアレプト「ちょっと!?左門くん!そこは人探しに手を貸してあげる流れでしょ!?」

 

左門「そのボーカル前にも一回あったけどさぁ、仲間大切意識ベタベタで自分神々しいオーラを放つ陽キャを助けないといけないんだよ。僕はあくまでも清楚な人間を堕落させた様が見たいんだよ。」

 

左門は首を左右に動かして何かを探す仕草を始め、虹夏に視線をロックオンさせる。

 

左門「特にそこの虹夏さん?だっけ。君は巷で下北沢の大天使と言われているらしいね。」 びしっ!

 

虹夏「うぇぇ!?わ、私ぃ!?なんでそれを!」

 

左門くんに突如指名された虹夏は頭のドリドスをポンッと上空へ弾き飛ばしてしまった。

 

やはり左門、情報が速い。天使と名のつく人間には偽善者と認定してしまう習性らしく、ジロジロと舐めるように体を見つめ回す。

 

左門「下北沢の真面目ぶった偽善者ドラマーが、酒欲や食欲や金銭欲に堕落する姿、ぜひ見てみたいよ!」

 

左門、手を広げて高笑いをしたあと三人に淡々と話しかける。

 

 

左門「それはそうとして、僕は人の堕落する姿を見るために気まぐれで悪魔を使っているのさ。行方知れずになった人探しなんてやりたくないね。君たちだけで…」

 

虹夏「そんな、左門くん!お願いだよ!一生のお願い!」

 

ぼっち「い…今までも助けてくださったではありませんか!」

 

左門とこの結束バンドメンバーはまだ正式に仲良くなったわけではないのにどこまでも押し込んでいく娘たちである。

 

左門「あのねぇ、めんどくさいって言ってる…」

 

 

 

ネビロス「………誰もいない暇な時は公園で猫に猫撫声で話しかけている。」ボソッ

 

左門の背後に視線を移し替えるとネビロスが、アガリアレプト上司の頭を鷲掴みに何かを読んでいるようだ。

 

  地獄の六柱、アガリアレプトの能力は【あらゆる機密を暴く。】彼の脳内にはあらゆる機密のパスワードや個人情報、密会の内容、過去の偉人の一日の行動までありとあらゆる秘密が大量にバックアップされている。それ故、同僚やあの左門までもが恐ろしい能力だと噂をしているのだと言う。

 

アガリアレプト「痛いってネビくん。」

 

左門「………」ピクッ

 

ネビロス「順位発表で惜しくも一位を敗退。上位に君臨した天使河原に約束として贈呈したお前のトンガリに取り付いて彼女と衣食住風呂を同居生活…」

 

左門「………」

 

ネビロス「極めつけは…ほ〜うほうほう。実は結束バンドを陰ながら毎日応援して…そこのギター担当の桃色ヘアーのお嬢さんからサインを…」ニヤ

 

アガリアレプト「それ本人の前で言うか!?」

 

後藤ひとり「へ!?まだ私この作品でギターあまり弾いていないのに…!」

 

左門「はぁ。アガリアレプトの頭鷲掴みにして僕の過去の機密暴かないでくれる?わかったわかった。今回は特別ね。」渋々

 

左門は腰を叩きながらゆっくりと立ち上がる。

 

虹夏「あ、ありがとう左門くん!今回は君だけが頼りなのよ!」

 

左門くんは後藤ひとりにサインを貰いたいという作者も知らなかった情報を入手した!

 

左門くん「人助けなんて大きな大役任されたなぁ。言っとくけどただでとは言わないよ。報酬はチョコファウンテンの食べ放題ね。令嬢なら楽勝でしょ?」スッ

 

左門くんは渋々ながらも右手を差し出した。

 

 

山田「よし来た。虹夏の財布からなんとかしておこう。」

 

虹夏(なんか勝手に密約に巻き込まれてる。) 

 

ネビロス「取り敢えず女性の命が危ないんだ!いでよ、グラシャラボラス!」

 

上空より羽の生えた角付の大型犬が着地、反動で地響きが生じて其処にいる人物は全員、近くの柱や木にしがみついた。

 

グラシャラボラス(バウ!)

 

左門「まぁ僕の場合使用頻度が高いから出しっぱなしにしてるんだよね。いちいち魔法陣で呼び出すの面倒だしね。」ピィ〜!

 

続いて左門もグラシャラボラスを指笛で呼び出した。

 

 

グラシャラボラス(………何やねんカス虫が)

 

アガリアレプト「で、この女の子たちは結局連れて行くのかな?」

 

ネビロス「仕方ない。悪魔同士の戦いだから、割り込むんじゃないぞ。二手に分かれよう。俺とギター担当の君、アガリアレプトは俺が呼び出したラボラスに乗るぞ。皆、これから彼女を助けに行くぞ!」

 

頭を下げる結束バンド「お願いします!」

 

 

アガリアレプト「ネビくん! 彼女たちに傷一つ付けさせやしないってのも忘れないでね?」

 

左門「よっこいせっと、人助けなんて柄にもないけど…犯人に目星はついてるんだよね。道中教えるよ。のって。」

 

山田「うわ…虹夏。ラボラスの背中フッカフカやんけ…クカ〜」 

 

こんな危機的状況の最中山田はグラシャラボラスの背中でグウスカピィと寝始めてしまった。

 

虹夏「あ、これほんとに気持ちいい…ふかふか。ネビロスさん、左門くん、ありがとう。」

 

ひとり「あ…ジミヘンよりウチのせんべい普段よりあったかいかも…。」 

 

 

左門「これでも彼は地獄の大公爵なんだぞ。よかったなラボラス。背中あったかいんだって。」ニヤニヤ

 

 

笑みを漂わせつつ誂う左門くん。ラボラスもまんざらではないみたいだ。

 

アガリアレプト「ねぇ左門くん。犯人に目星はついてるって言ってたけど誰なの?」

 

アガリアレプトは別のラボラスに乗っている左門に大声で呼びかける。

 

 

左門「少し昔話をするけど、聞いてくれるかい?」

 

 

つばを飲み込むネビロスと結束バンドメンバー。

 

 

左門「………僕もつい最近図書館でエノク書を読んでわかったんだけどさ、その昔、まだ武器や化粧品など人間の生活に必要な日用品文化が発達していなかった土地の近くの山に、グリゴリという男天使の軍隊が文化を教えるために降り立った。その土地に住んでいたすっぴんな女性たちと恋に結ばれた。 」

 

ぼっち「ろ、ロマンチックすぎて耳が爆散するぅ!」

 

 

左門「ところが。だ、彼らの教えた知識を悪用する貧民たちが現れ彼らと娘が生み出した邪念が巨人となって地上の生命体を貪り尽くした結果、神様の怒りを買ってしまい地中深くへ幽閉された軍隊の子孫に当たる…」

 

ネビロス「ま…まさか…! 」

 

ポツリ。後藤ひとりの鼻筋に雨粒があたった。雷雲が陰り、大雨が振り始めた。

 

ネビロス「雨…!ウィスプが弱り始めている…」

 

まるで今から始まる戦いの舞台を飾り始めるかのように…

 

リョウ「あ、雨が降ってきた…」

 

 

左門「あいつ…狙いはこの僕とネビロスだな…」

 

 

 

左門たちの行く先にそびえ立つどこかの屋上。中心に両手を上げて仁王立ちをする怪しげな人影。

 

 

???「来るなら来い。左門。この前の試練の間で戦いくだらん理由で敗れたが、再び蘇ってきたぞ。」

 

 

くるりと、踵を返すバラ模様のマントを身に包んだ謎の青年。  

 

その後ろでは両手をぐるぐる巻きに縛られた喜多郁代が眠らされていた……。

 

 

     続く

 

 

 




次回、左門に因縁のある人物の正体とは…?


左門「茨木童子かな?それともYASU?それとも天使河原さんのお父さんかな?」

桜「やめてぇ!うちのお父さんを犯人にしないで!」


文章めちゃくちゃすぎてこりゃひどいわ
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