男の名はアウレオルス=イザードといった。イタリア製の革靴に二メートルに届く細身の体も高価な純白のスーツに包まれている。
歳は十八、性別は男、髪は緑色だった。
「疑念、インデックスを救うことはできるだろうか」
男は悩んでいた、かつてパートナーとして接していたインデックスは今やいない、記憶を失ってイギリス協会で保護されているのだろう。だが、力が足りない私の力では救うことはできなかった、だが、数多の書物を読み進め、伝説の生き物である吸血鬼の力を使えばインデックスを救えるのではないか、隠秘記録官はそう考えていた。そのためには、私をもう一人置いて、目的を隠して旅をしていた。
イギリス教会にて…
諦めたのはインデックスのことではない、我が名誉だ、一度は諦めたふりをしないと明らかに潰されるからだ。そのために、今日まで色々な場所を旅してきた、その途中で興味深いものを見た、なんと、とある教会だった、その教会では、二人が話し合っていた、お互いに嫌いだ、嫌いじゃないと話し合っていたのだ、はっきり言って、両方強いけど、あり得ないことに、最強なのはロシア教会だと話していた、しかし、我々には名誉がある、例え、死ぬとしても、誇りのために、宗教の教えを変えるわけにはいかないとしていた、イギリス教会は何を見ていたのだろうか、私はこの人達に勇気をもらった、私も同じように諦めず、進んでいこう、なぜなら、それが私の道だからだ。
私はその後、公平を期すために、ロシア教会にも行った、すると、ロシア教会では人が簡単に死んでいた、厳しい環境なだけではない、恐ろしいことに人が怖いのだろうか、皆怯えていた、あっさりと人が人を殺す社会だからだ、私は間違っていた、イギリス教会ではステイルがいた、ここにはステイルがいない、例え、誰かが虐められていても、倒すようなやつはいないのだ、インデックスを守るためには力が必要だ、私は知識だけを大事にしてきたが、間違っていたようだ、何か足りないとしたら、力だろうか、いや、足りないのは覚悟だった、私は果たして、インデックスを守れるのだろうか、呪いを解いた後、彼女は捨てられるかもしれない、イギリス教会を相手にしないといけないかもしれない、私にそれだけの力があるのだろうか、全てが不足していた、私は足りないことだらけだ、アウレオルスはその日、覚悟を決めた、なんとしてでもこの問題を解決してやると。
アウレオルスはそして、別人のようになって去っていった。
失敬、アウレオルスが現れた