とある場所で…
恐竜が生きていたのだ、驚くべきことだった、恐竜庭園が作れそうだ、もっと探さなければ、そういって、探すのだった、果てしないこの大地を。
その後、十年が経った…見つからなかったのだ、一匹も、そう、あの恐竜だけだった、そして、恐竜は小さな鳴き声を挙げながら、死んだのだ、寿命だった。
悲しくてしょうがない私はクローンを作るのだった、しかし、七つの大罪に値すると言われて、私は教会から不当な弾圧を受けた、その結果、技術も中途半端になったのだ、教会め。
そして、失敗したのだった。
「なぜだ、なぜ、この私を裏切るのだ、お前たち、できると言ったではないか」
「できませんです、だって、不可能だから」
残念ながら技術が中途半端だったため、クローン達が次々に死んでいった。このことは忘れる気になれなかった、それゆえに、私は科学を捨てて、魔術の道を選んだ、そして、大成したのだ、私は恐竜の魔術師、そして、これより大魔術により、かつての古代の恐竜全てを復活させる、いくぞ、蘇れ古代の恐竜たちよ!
そして、大魔術により、大量の恐竜が現れた、教会を踏み潰してやれ!クローン技術は七つの大罪だと馬鹿にするな。
だが、ローマ教会からは早速、インデックスを守るため、アウレオルスが現れた、この男が突き進むところ、無敵だ。
リメンマグナにより、次々に黄金へと変えられていく恐竜たち、恐竜とはいえ、あまりにも魔術師を相手にするには実力が足りなかった。そして、あっさりと場所を特定され、アウレオルスは恐竜の魔術師にたどり着いた。
「必然、お前が、恐竜の魔術師か」
「もう、つかまるのか」
私はかつて、恐竜を探した、しかし、失敗した、その結果、恐竜が死んだのだ、恐竜庭園を建設し、多くの恐竜たちが生息する不思議な場所は作れなかった、それどころか、コミュニケーションの取れない恐竜が一匹だけ、相手も見つけられないまま、孤独に死なせてしまった。
「なぜだ、なぜみんな裏切るんだ」
泣けた、恐竜は鳴いていたが、私は泣いていた、しかし、悔しがる暇はなかった、私は決意したのだ、せめてこいつの遺伝子を使って、天然物でなくていい、養殖物をこの世界に住まわせてやろうと。
見てみてくれ、ここがあいつが本当は幸せに暮らす場所だったんだ。しかし、こんな場所、もはや虚しいだけだ、私が望んだものは金ではない、名誉でもなかったのだ、恐竜だ。
「必然、それで、ああいうものを」
だが、その時、魔術の大暴走が発生し、恐竜庭園が崩壊し始めた。
「必然、なんだ!」
さすがのアウレオルスも、どうしようもないと判断した、しかし、その時、アウレオルスは瞬間錬金を用いた。
「リメンーーーーーーー」
「ーーーーーーーマグナ‼︎」
黄金の巨大な鍼が天に姿を現し、降下した、瞬く間に術式を破壊し、恐竜庭園は崩壊したのだった。その後、恐竜の魔術師を連れて、ローマ教会へと戻るのだった。
「はなすのだ、諦めろ、私はお金持ちだ、ここまで来た以上は諦めずに最後までやり遂げてやろうと思っている」
「必然、待つことにしよう」
恐竜の魔術師はかつて、恐竜と会った日々を思い返して、泣くのだった。
「すまなかった、私も素直に諦めることにしよう」
「必然、ローマ教会に向かうことにしよう」
恐竜の魔術師は項垂れて、ローマ教会まで素直に連れて行かれるのだった。こうして、インデックスをアウレオルスは守るのだった。
リメンマグナは最強だ!