アウレオルスは遂に見つけた、黄金の術式のありかを、そして、全力で探すのだった。
とあるイギリスの教会の地下にあったのだ、この教会は隠し牢があり、何人でも魔術で入れられるようになっていた、そして、時代が経つにつれて、複雑になっていき、迷宮と化した。
かつて、この教会の人々は救われぬ世の中に絶望して、悲観したのだ。そんな時だった、一人の錬金術師がある魔術を教えた、
人々は歓喜し、喜んだ、しかし、嘆き悲しみもした、なぜならば、破滅した願いだからだ、そう不可能だったのだ、何代にも渡って願い事を継承させても失敗し、やり方を変えても失敗し、省略しても失敗し、不可能だと悟った時には遅かった、絶望する人々には悪いが、教会を信じる人たちが諦めて奴隷になることを選んだのだ、そう反対するものは牢屋に捕まえて従うことにした、諦めた人々に失望したのは魔術師たちだった、なぜならば、不可能だったのはこういったところで諦めてしまうからだ、もう少し諦めなければ可能だったはずだ、そう信じ抜きながら消えていった命がこの牢屋にはあったのだ、魔術を教えることはできても牢屋から出ることすら叶わない力無き錬金術師だった、これでは役に立たないので、自嘲するのだった、なぜ、こうなったと…
しかし、諦めることを知らない魔術師はその後も魔術を開発するための時間を与えられたと思い、何年にもかけて、魔術を作るのだった、その結果、生まれたのが鍵壊しだった、くだらない魔術のようでなんでも壊せるので便利な術だった、もっとも、今の時代にはさらなる魔術の発展があり、使いやすい魔術があるだろうが、愚か者の私にはこの程度しかできなかった。
この迷宮を地図を頼りに探索し、探すのだった、一体、何年ごろに存在したのか、予測するに、500年ぐらい前だろう。
そして、見つかったのだが、封印されていた。
「必然、見つかった、しかし、これでは使えん」
目の前にあったものは、封印がされた書物だった。書物の謎を解くに。
「必然、分析すると、この書物を読むには千の魂を捧げろか、人間を捧げろということか、我が名誉にかけてそんなことはしない。故に、魔術を行う」
アウレオルスは周囲にあった千匹のネズミを生贄に捧げた、多少傲慢かもしれないが、人間よりはいいだろう。
アウレオルスが生贄を捧げると、書物の封印が光となって消えていった。
「必然、封印は解けた、これでインデックスが救える、遂に救えるんだ、これであの子を」
アウレオルスは遂に禁忌とされた黄金の術式を解放したのだった。それが繁栄へと向かうのか、或いは、破滅へと向かうのか。
封印は解かれた!