ブルーアーカイブ ~青い空と黒い鳥~   作:謙虚なハペロット

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続きですよご友人方…!なので初投稿です。
また長くなりおそくなり申し訳ありません。


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Day.3-1d 秘密基地強襲

 暗闇に支配された砂漠に明滅し、流れ走る光がいくつも見える。

 

「…っ!」

 

 両肩から放たれるビーム、背部に装備された胴体と腕の接続部分に増設されたようなレーザーキャノン…いや、色から見て()()()()()()()。しかも両肩側と両脇下の合わせて四門。魔改造も良いところだ。

レーザーキャノンを躱され、ブレードを掻い潜ってもあれがあるから不用意に飛び込めば直撃が待っていて、隙をパルスキャノンが埋めると。

だからと付かず離れずの距離を取りながら射撃戦をしてみれば……

 

「っ!?」

〚電磁バリアを確認〛

 

 マシンガンの弾が届く直前一瞬だが電気の流れのようなものが見え、それが発生すると本体に弾かれている。距離を縮めればやや通りが良くなるみたいだが、距離を空ければ当たり前だが距離減衰もあってあのバリアに弾かれていた。

 

〚...パルスアーマー確認〛

「マジか…。そういや慣性抑制なんとかってあったな」

 

 あれがある限り射撃は決定打にならない。だが無策に飛び込めば斬られて撃たれると…。

 

「てかあっち側からは素通し……光学兵器だからか?」

 

 ならばとHITMANとパルマシンガンHATSUKARIを持ち替え少し距離を詰めて撃ってみる。

すると、奴さん大きくバーニアを噴かしバリアで受けず躱したじゃないか。

 

「光学兵器には光学兵器って!」

 

 回避に重きを置いて距離を離しはじめたパルヴァライザーにこちらから距離を詰めていき、ショットガンAM/SGA-204を躱した先に撃ち込みながらパルスマシンガンを食らわす。

疑似モニターに取りあえずの減衰率が表示され、中和されているのか装甲を焼いていると示されている。

勿論あっちも手を拱いてる訳じゃない。こっちの切れ目を見て反撃してくる。威力を重視したレザキャ二門とパルキャ四門の同時斉射。出力を絞り間隔を空けて順々に連射するなど意外と器用な事をしてくる。

 

〚パルスアーマーの減衰を推奨します〛

「そうしてる! ……やってみるか」

 

 不意に思い立ち、撃ちながら一旦距離を空ける。

左腕のHATSUKARIとHITMANを持ち替える際、ハンガーに置くHATSUKARIの向きを変える。銃口を上に向け、ハンガーの角度を変える。

これで()()()()()()()になった。……それでどうやって撃つんだって?

先にマシンガンとショットガンで足場の砂を撃ち、砂煙を上げて一瞬だけこちらの姿を隠す。機械相手に意味あるのかは分からんが警戒するに越したことは無い。

そして姿勢を低くし、なるべく声を小さくしてインカムに指示を出す。

 

()()()()()()()()()()

〚アイハブコントロール HATSUKARI mdl.1のトリガーを一時受諾しました〛

 

 巻き上がった砂煙を実体剣のようなレーザーブレードで切り裂くパルヴァライザーにマシンガンとショットガンを浴びせる。勿論バリアに阻まれるが、それが狙い目。

実弾を回避せずバリアで減衰させ余裕こいて射撃体勢に移ったその時、インカムAIがHATSUKARIのトリガーを引く。

 ――こちらの目論見通り、パルスアーマーを貫通して諸に直撃。右肩のレーザーキャノンを焼き、右脇下のパルスキャノンを破壊できた。慌てて離脱しようとするパルヴァライザーにロックオンを外さずHATSUKARIを連射し続け逃さないよう実弾は脚を狙いつつレーザーブレードの範囲ギリギリを詰め撃ち込む。

 

「逃がすか!」

 

 先程より本気で振り払おうとするが私も負けず張り付く。

 

〚右腕 残弾なし〛

 

 弾が切れたショットガンを投げ捨て

 

〚HATSUKARI mdl.1 残弾なし〛

〚リロード〛

〚HITMAN 残弾なし リロード〛

 

 マシンガンとパルマシ最後のマガジンを入れ換え即バトルライフルを持ち替えるという傍目から見たら曲芸でもしてるのかというやり方。武器を沢山持つとこういう事は自然と出来るようになる。まぁこういうのは優勢の時じゃないと良い的だから乱用厳禁。

 リロードを見て引き離そうとするみたいだがそうはさせず執拗に追い詰める。そして左側のパルスキャノンを破壊できたところを確認したら更に詰め左側から一気に構成に出る。

ブレードを振られたらこちらもELTANINを振り返し、二度斬り結んだのち跳び込んで右腕を肘から斬り落としてやる。

 

「もらった…!」

 

 体勢が崩れたところへ胴体ど真ん中を穿いてやろうとした……その瞬間、パルヴァライザーから急速に光が溢れ出―――

 

 

 

 

 

〚███ダメー██す███――█――〛

〚██から電████ 炸裂██と█定〛

 

 

 

 

 

 

 

「……………っかは……ぺっ…」

 

 ――い、一体何が起きた…?

目眩ましかと思ったら吹き飛ばされて、身体が……痺れて…。

気付けばうつ伏せに倒れていて、口に入ってしまった砂を吐き出す。

 

〚解析結果 システム・アサルトアーマーと断定〛

「あ、アサルトアーマー…!?」

〚周囲の電磁パルスの流れを内側から外側へと変えパルス爆発を起こさせる炸裂装甲のもようです〛

 

 あれはデータが足りないとかで作れないとかしゃなかったのか…!?

一瞬気を失ってはいたが、追撃されなかったのは運が良かったのか。何とか立ち上がり、急いでパルヴァライザーを探す……と、すぐに発見できたが、どうやらさっきの場所から動いていない様子。

よく見れば、至るところから煙が上がり、胴体に漏れ出たのか電気と火花がバチバチと走っていた。

その時、その胴体から何か()()()()のようなものが弾き出される。

 

〚パルスアーマー装置とアサルトアーマーの発生装置と推定〛

「同時に使って自爆したか…」

 

 あの装置に何が足りなかったかは知らないが、これで厄介なものが消えた。後は倒すだけ……なんだがアサルトアーマーをモロに食らったせいかあちこち痺れて上手く動けない。

 

〚HATSUKARIに故障発生 射撃不可 安全のため強制パージします〛

 

 インカムがそう告げてハンガーのパルスマシンガンが強制的に弾かれる。

身体が軽くなって丁度いいくらいだ。

残ったのはマシンガン、バトルライフル、ブレードと。

あっちは……ギシリと動き、左側に残ったパルスキャノン二門をパージ。

……しただけじゃなく、レーザーキャノンすら外して片腕のブレードのみとなった。前みたいに逃げだすような事はしないらしい。

 

「……ふざけやがって」

〚パージします〛

 

 ならばとこちらもマシンガンとバトルライフルを捨てELTANINのみにして一気に斬り掛かる。こうなりゃ意地だ。

私も片腕ブレード、むこうも片腕ブレード。バリアが無いなら私が勝てる。勝つ。狙うは胴体にあるだろうコア。

 

「この…っ!!」

 

 何度か切り結んでみる、が当たり前だが体格とリーチが違うから弾かれるときに腕が持ってかれそうになる。私も負けじと気味の悪い頭を蹴り飛ばす。すると、機械でもムカつくのか頭突きで仕返してきて弾き飛ばされる。そりゃこんだけ懐に飛び込まれそのブレード腕なら反撃する手段はこれくらいだろう。……胸から嫌な音が聞こえた気がするが無視する。

距離を離れさせないよう右手を胴体の何処かに引っ掛け飛ばされないよう踏ん張る。こっちも反動を利用してブレードを収め、力を溜める。

いつもの倍集中を込めて頭部目掛けて素手で殴り飛ばす。

 

「ッッ!!」

 

 昆虫のような青い目らしき部分割に当たり、罅が入る。まだ、倒れる前にELTANINを全開にし浮き上がった左腕を斬り落とす。更にガラ空きの胴体に向け、ブレードを振り抜く。真っ二つ…にはならなかったが、大きく斬り裂けた。

砂漠に沈むパルヴァライザー。

ここで絶対仕留める。間を置かずパルヴァライザーに飛び掛かり腕を振り上げ――

 

〚ELTANIN 最大出力 オーバードライブ〛

 

 クラップスに叩き込んだものより更に極大になったブレードを振り下ろす。ブレードが触れた砂地が爆発しても構わず全部消し飛ばすつもりで頭部から一気に斬り裂く。

 

 

 

 

 

 

 

 

「…………」

〚敵反応完全消失 作戦終了 システム 通常モードに移行します〛

 

 最後に残ったのは肩部分と真っ二つになった四脚。斬り飛ばした残骸に斬り裂き抉れた砂地。

それと疲れ果てて座り込む私。ELTANINは二度の無茶な運用がたたり完全に壊れてしまう。パチパチと火花があがったためエネルギーパックを外してからELTANIN自体もパージする。

 

 ……やっっと! 終わった!!

やり切って気が抜けたからか骨がジワジワと痛みだす。呼吸するだけで痛い。心地良い疲労感も達成感も無い。ただただ疲れた。

痛みで深呼吸も出来ないが大の字になるくらいは大丈夫。……はぁ。

 

(わざわざ殴り合いに付き合う必要も無いってのに、全く……。必要無いダメージまで負ってちゃ世話無いって)

 

 そう言えばと周囲を見渡せば、あの出口が何処だったか判らないところまできてしまった。インカムとコンテナのシグナルがあるからそこに向かって歩けばなんとかなるがこの体調だと夜が明けるまでには辿り……

 

〚アサルトアーマーの影響により一時的に周辺の磁場に乱れが生じています〛

〚現在位置を再計算中〛

 

 着けねぇ…。最後の最期でなんて地味な嫌がらせしてくれんだこの野郎! こりゃ暫く不貞寝するしか無いな。満点の星空の下とかロマンチックに浸る雰囲気じゃないが、これ以上何も無いことを願う。

 

(……そういや、あの変なのが私のことイレギュラーとか言ってたがどういう事なんだろうな)

 

 

〚...再計算完了 コンテナとのシグナルリンクと救難信号を発信します〛

「はぁ……」

 

 

 

 

 

 

 

 

≪あー?あー? えっとぉ! 運び屋の人、聞こえてるかなぁ?≫

 

 

「っ!?」

 

 

≪生身でアレをやれるとはねぇ。ま、丁度いい腕かな。塵虫の相手にはさぁ≫

 

 

「誰だ!」

 

 

≪あぁ聞こえてるんだ。ちょっと挨拶しとこうかと思ってさ≫

 

 

「挨拶…?」

 

 

≪ゴメン、時間無いから要件だけね。アイツをやっちゃったかわいそうなキミにプレゼントがあって。……出来上がるのもうすぐでしょ()()()()()?≫

 

 

「人の話聞いてんのかおい…!」

 

 

≪じゃあ今後死ぬかも知れないけど死に物狂いで頑張ってね~!ギャハハハァ!! ……プレゼント、気に入ると良いけど≫

 

 

「質問に…」

〚通信途絶 追跡不可能〛

「一方的に言いやがって、痛つつ…、ちくしょうが…!」

 

 目の前の問題が終わったかと思えば謎の人物からの通信と、また問題が出てきてしまった。まさかあの施設を建てた奴か? それにキャロリンって誰だ。 プレゼントってなんだ。

あーもう、疲労と痛みで頭が回らん…。

 

「……通信ログは?」

〚記録できませんでした〛

「……もう知らん! 先生達が来たら起こして」

 

 もう諦めて目を閉じて寝る事にした。砂に埋まる前には見つけてくれるだろう。

 

 

 

 


 

 

 

ENEMY DESTROYED

 

MISSION COMPLETE

 

 

 

RAVEN LANK B

 

 

新たなログを入手しました <To-605>

新たなログを入手しました <ジャックポッド・クラップス>

新たなログを入手しました <ファンタン・ビンゴ>

新たなログを入手しました <ランバージャック・ビルニーズ>

 

重要ログを入手しました <パルヴァライザー>

 

新たなパーツを取得しました

肩武装:パルスキャノン WB09PU-LAMIA(破損)

他多数

 

新たな拡張機能を入手しました

パルスアーマー

ターミナルアーマー

アサルトアーマー

スード・プライマルアーマー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

[ 新着メッセージが届いています 件数:4]

 

[ 送信者:お祭り運営委員会 ]

[ 送信者:ゲーム開発部 ]

[ 送信者:歌住サクラコ ]

 

 

 

 

 

[ 送信者:繝上せ繝ゥ繝シ繝ッ繝ウ ]

送信元不明。安全のため強制削除しました。




くぅ疲(ry
とりあえず(大して関わらなかった)対策委員会編はこれにて終了です。


・tips
○LB-ELTANIN
 ARMORED CORE for Answerから腕部レーザーブレード。りゅう座のγ星。
 どこぞの漫画版サイバー流の切り札とは人違い。
 とても使い勝手の良いブレード。
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