人類スターヴェイク帝国建国記   作:妄想白夜

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026.盗賊2

 

 ナノムのアラームで目が覚める。

 

(今は4時か…。ナノム、状況は?)

 

[3キロ先に反応が13ありました移動時間を考えると約1時間半で此方に到達します]

 

 起床時間を狙ってくるか、皆を起こして準備だ。

 

 皆を起こし状況を説明する。

 

 馬車の荷台が狙われるため馬をベックとトールで300メートル離れたところに待機してもらい敢えて荷台を広場の囮とした。

 

 俺が囮役として1人で問答し魔法を放った合図で背後からガウとクレリアで武装解除する作戦だ。

 

 作戦を伝えたところクレリアが

 

「囮役は私がする。相手が女だと油断させやすいし。正面からなら私の魔法で退治するわ。それに背後からアランもガウも周囲を察知できるでしょう?二手に別れる事もできるし。」

 

 クレリアを危険な目に遭わせるのが嫌だったが時間もない。奇襲のメリットもあるし囮役はクレリアでいくか。

 

「分かった。できるだけ生け捕りにしたいが人命第一だ。危なくなったら相手を殺していい。無理だと思ったら迷わず逃げろよ。」

 

 そう言って各員配置に着く。

 

 暫くすると下衆な声が聞こえる。

 

「おい、女だぞ!しかも上物だ!後は貧相なガキが2人だ。木なんか持って大人しくしてりゃ楽に殺してやるぞぉ。」

 

 どうやらベックとトールも戻って来たみたいだな。無理なことはしないでほしいが…。

 

 俺はパルスライフルで木の上で弓を射掛けようとする2人に照準を合わせてタイミングを見図る。

 

 突如、広場には数人の賊が突如叫び声をあげる。

 

 その声に慌てて弓を射掛けようとした賊にライフルを発射する。

 

「ぐえ。痛え!?」

 

 バキバキと木から落ちる2人を尻目に広場ではガウが背後から奇襲をかけあっという間に制圧された。

 

 

 残る森の中にいる3人にむけ

 

「まだやるか?お前らとは実力が違うぞ。」

 

 と問いただしたら直ぐに降伏した。まあ、仲間を置き去りに逃げようとして、いきなり眼の前に現れて退路を絶たれたら戦意を失うのも当然か。どうやら下っ端のようだ。

 

 魔法剣で脅し広場へ連行する。弓を射掛けようとした2人はまだ何が起こったか理解できずに呆然としていた。

 

「アラン!見て!全員生け捕りにしたわよ!4人は魔法で倒して後は剣でベックもトールもガウも頑張った!」

 

 

 クレリアの声で全員の無事が確認される。

 

 残る盗賊にロープで手足を拘束させる。

 

「お前らで全員か?他に仲間はいるのか?いたら仲間は何人だ?」

 

 俺の問いに髭面の大男が答える。

 

「さあな?いきなり魔法で襲ってくる奴らに言う必要があるか!大人しく…グっ!?」

 

無言で髭面の左肩に指差しフレイムアローを放つ

 

「よく聞こえなかったな。次は誰だ?時間が惜しいから早くしろ」

 

 ・・・・・

 話の分かる下っ端が自白する。

 

「だ、旦那、アジトはこっから3時間ほどの北の洞窟です!見張りは2人だけです!信じてくだせぇ!」

 

「そうか、お前は助けてやらんでもないな。他に情報はないか?」

 

 期待をもたせる様に仕向け盗賊に仲違いさせる。

 

「俺の有金は腰袋に入ってるんで全部もらってくだせぇ!あとアジトには金持ってる商人と珍しい獣人の娘がいますんで使いようによっちゃあ儲けれますぜ!」

 

 苛立ちの表情を悟られないよう注意したが盗賊の背後では殺気を放つガウとそれを必死に抑えさせるクレリアがいた。

 

 

 

 

 

 

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