デジモントリガー   作:アルピ交通事務局

10 / 81
昆虫食はエグい

 

「取ったど〜!」

 

 麟児さんの勉強を見てから少し経過して乙4の試験を受けて合格したとの発表があった。最年少記録を更新してはいない。

 俺の住んでいる地域では最年少で乙4の免許を取ったことになる。スゴいなと視線を浴びたが気にする事はなく免許証を受け取った。

 

「次はなんの資格にするか……」

 

「おい、デジモンを増やさなくていいのか?」

 

 財布とは別に免許証を入れるケースを何時かは買わないといけない……既に検定を合格したとかの書類のファイルは購入しているんだよな。

 

「アレからうんともすんとも言わねえじゃん」

 

 免許証を取ったことをハグルモンに自慢しているのだが、現実に意識を戻す。

 千佳や麟児さんとコミュニケーションを取ったりしているがアレ以降はデジモンが生まれる気配は無い。

 原因は大体分かっている、デジモンが生まれるきっかけが無いことを…………恐ろしいぐらいの平和なんだよ。

 

「まぁ、コレばかりは環境がな……」

 

「学校に行くという選択肢は無いのか?」

 

「無いな……少なくとも今は無い……行ったらお前等を暗黒進化を、間違った進化をさせる可能性が大きい。それをやれば大変な事になる」

 

「賢明な判断だな……流石に暗黒進化は困る……お前が間違った進化をさせるとは思い難いが」

 

「いや、俺はそこまで完璧超人じゃねえからな?間違う時は普通に間違うからな…………しかし、戦力を増やさないといけねえか……」

 

 劇的な変化が今の俺にはねえ。学校に通ったら逆にアグモンをスカルグレイモンにしそうな自分が居るので、コレはコレでいいんだ。

 しかし将来の事を考えれば戦力を増やさないといけねえ…………今の時点でボーダーとコンタクトを取るという選択肢は皆無だ。向こう側が仕掛けてくるなら叩きのめす…………俺は大人や組織の派閥や権力争いはどうでもいいと思っている。

 

 多分だけども麟児さんが居なくなったとしても俺はボーダーに入らない。入る意味が無いんだから。

 最近はめっきりとトリオン兵が送り込まれる事が無くなったが、千佳のトリオン能力は洒落にならないぐらいにヤバい。ボーダーと言う組織は千佳を見つけないといけねえんじゃねえのか?って言う疑問は少しだけある。

 

「感情からデジモンが生まれないなら…………あの方法?」

 

 千佳は俺が守っておけばそれで問題は無い筈、無理だと判断するレベルに今は至っていない。

 けれども世の中なにがあるか分かったものじゃないからデジモンを増やす方法は無いのかと考えた結果、色鉛筆とノートを取り出す。デジモンが生まれるのが俺の心に作用されての事だが、生まれるデジモンをこっちで指定する事が出来るんじゃないのかと思っている。

 

「赤色で、野沢雅子ボイスで…………結局またウィルス種か……」

 

 こんな感じの見た目だったっけ?と色鉛筆を用いて描いていく。

 カッコいいデジモンになるが、なんの因果かまたウィルス種のデジモンが増えてしまう。無害なのは分かっているのだが結局またウィルス種……捻くれ者だと言いたいのか。

 

「安心しろ、お前が変なサイトを利用していない事ぐらいは知っている」

 

「プライバシー、プライバシーを守れ!」

 

 パソコンの中に入ったりしてて色々と出来るのは知っているけれども、プライバシーは守れ。

 デジモンを入れるパソコンとは別のパソコンとかを何れは用意しねえと安心してネットサーフィンが出来ねえ。

 

「スマホが鳴ってるぞ」

 

「あ、ホントだ。麟児さん……じゃないし、麟児さんじゃないと千佳でもないし、誰だ、ってお兄さんからか珍しいな」

 

 絵を描いている途中でスマホの画面が光った。

 何事かと思えば日野のお兄さんからだった…………そういえば日野さんの両親、数週間は日本に居たけれども直ぐに外国に行っちゃったって母さん言ってたな。ネグレクトじゃなくてお兄さんが女子力は一流だから問題無いらしいけど……。

 

「もしもし」

 

『あ、修くん。ごめんね、急に電話して』

 

「いえいえ、連絡は何時でも急ですよ………………なにかあったんですか?」

 

『ちょっと困った事があって……家の住所を送るから家に来てくれないかな?』

 

「いいですよ……戻れ、ハグルモン」

 

 なんかまた厄介な事が起きているのか?

 お兄さん、ああ見えてもしっかりしてるし鉄子も真面目な性格だからなにも問題は無い……あ〜でも、鉄子の正体ってアマゾネスなんだよな。

 新しく出来た友達とかに一時の感情に身を任せて暴力を振るってしまった?……いや、流石にそれはないな。

 

 色々と気になる事はあるけれども、直接見た方が早い。

 日野家の住所が送られてきたので直ぐに向かえばインターホンを押そうとするのだがスマホを確認してみれば、インターホンを押さずに連絡を入れてと通知が来ていたので家の前まで来ていると返信すれば家のドアが開かれる。

 

「待ってたよ、修くん」

 

「すみません、お待たせして」

 

「取りあえずは上がってよ。他にも人が居るからさ」

 

「あ、はい」

 

 日野家に案内されれば、リビングに向かう。

 いったいなんだろうと思っていると靴が2足あるのに気付く……日野夫婦は外国に居るから俺以外のお客さん?

 

「あ、君が修くんね!」

 

「どうも…………えっと」

 

「私は春永雪、こっちは双子の弟の桜だよ!」

 

「よろしく」

 

「あ、はい……桜さんと雪さんはいったい?」

 

「日野家のお隣さん……別にさんは要らないし敬語とかもあんま気にしねえから普通に喋ってくれよ」

 

「じゃあ……………お隣さんがなんで日野家に?……あ、鉄子が来てから話が出るのか」

 

 気になる事は多々あるけれども物事には順序がある。

 先走る気持ちを抑えていると雪と桜とお兄さんは気まずそうな顔をしている。

 

「その鉄子に問題があって3人を呼んだんだ……」

 

「………?」

 

 真剣な顔のお兄さん……マジでなんなんだ?

 

「鉄子が…………学校に行きたくないって言って登校拒否をしたんだ………」

 

「え、なんでですか?暴力事件でも起こしたんですか?」

 

「鉄子は滅茶苦茶強いけど無闇矢鱈に暴力は振らないよ…………あの噂がね…………」

 

「噂?」

 

「…………鉄子が学校でカブトムシの幼虫を食べたんだ」

 

「…………………いじめじゃん?」

 

 雪が気まずそうに答えるのだがカブトムシの幼虫を食べたってそれは明らかなイジメである。

 廊下を歩いてただけなのにドロップキックをくらったことがあったり、間近に迫られて「月曜日もキモいと言われ」とか歌われたりした事もある………………ここは一肌脱ぐしかねえな。

 

「お兄さん、鉄子にスマホを持たせましょう。それでイジメてくる馬鹿どもを録画してインターネットに住所と一緒に晒し上げて、学校側はごめんなさいの一言だけで片付けて苛めっ子は全くと言って反省してねえって徹底的に、カブトムシの幼虫を食べさせるだなんて悪質にも程がある。簡単な問題で解決させちゃいけねえ。苛めっ子のなにが質が悪いかって言えば苛めている事を自覚してねえ軽い遊び的なノリなんですよ………そういう奴は徹底的に人生を破滅させて一生日陰の道を歩ませる」

 

「修、お前俺よりも1個下って嘘だろ?」

 

「え…………コレぐらいしないとイジメは終わりませんよ?」

 

 俺の発言に軽く引いている桜。

 少年法が守ってくれるとか体罰禁止な世の中なんだから、潰すならば徹底的に人生を破滅させてやらないと。なにか特別な理由があるわけでもないのに、ただおちょくるのが楽しいからとかいうクソみたいな理由でイジメてくる人間は社会のゴミも同然、いや、ゴミはリサイクル出来るからゴミ以下、死んでしまうか矯正されないといけねえよ?死ねばいいと思ってるからな。俺、苛めっ子が学校不登校になったらバンザイの動画をネットに上げたからな。余裕で炎上したが後悔はしてねえ。

 

「修、話をよく聞け。鉄子はカブトムシの幼虫を食べさせられたんじゃない。カブトムシの幼虫を食べたんだ」

 

 俺に引きながらも俺の勘違いを桜は正す。

 

「…………え、つまりそれは自主的に食べたと?………………………なんで?」

 

「クラスメイトがカブトムシの幼虫とかを自慢してて鉄子に1匹上げるって言ったら食べたみたい!」

 

「その…………鉄子はジャングルで狩りとかして食料を得ていたから蛇とか虫とかイケるんだ」

 

 いや、話の流れ的に一匹大事に育てろよ的な感じじゃん……なんで?

 

「それでちょっと周りから孤立して変人って扱われて学校に行きたくないって言って登校拒否をしたんだ……父さんと母さんに相談したんだけど、虫を食べるのはおかしくは無いけれども日本人には受け入れにくい事だからなで終わっちゃって。父さんも母さんも虫はイケるから」

 

 鉄子はジャングルで育ったアマゾネスで逞しいのは知っていたけれども、まさかそれが裏目に出るとは思いもしなかった。

 

「…………まぁ、昆虫食は存在してるけれども受け入れ難いですからね…………」

 

 昆虫が貴重なタンパク源で宇宙食に向いてるとか宇宙兄弟で宇宙食として食べてるとかいう描写があったな。

 少なくとも日本は食の西洋文化かによって虫を食うという文化は殆ど無くなっている……イナゴの佃煮ぐらいがギリじゃねえだろうか?

 

「どうにかして学校に、皆の和に戻ることは出来ないかなって……修くんは引きこもりのプロだからアドバイスを」

 

「いやぁ…………会う合わないの問題は最後は自力で解決しないといけないですよ?」

 

 最初の一歩と最後の一歩を踏み出す事が出来るのは何時だって自分だ。

 覚悟を決めての最初の一歩を踏み出すのはスゲえ難しい事だ…………俺の場合は越えてはならない一線とかが越えてしまってプッツンと来た。特に担任のクソババアが仲良くしようねって言い出した際にはブチギレて学校を脱走したのは今でも鮮明に覚えている。あのクソババアや校長は教員免許とかを剥奪されて2度と教師になれない様にしたからホントにスッキリしたぞ。

 

「お兄さん、鉄子は引きこもってたり自堕落になってますか?学校の勉強をしていないとかになってますか?」

 

「なってないけど…………日課のカンフーはちゃんとしてるし、勉強もちゃんとやってるよ」

 

「じゃ、いいんじゃないんですか?日本の学校ってのは人間力を高める為にある場所です、外国と違って勉強をするところじゃないんですよ」

 

「いや、人間力を高めるところなら尚更通った方がいいだろ?…………」

 

「ん〜でもさ、こうして修くんと桜と私が来てるから問題無いんじゃないのかな?」

 

 高校とかバイト先は自由に選べる。合わなければバッサリと辞めるのは1つの手だけども、小学校と中学校はそうはいかない

 厄介な事に義務教育は拒むことは出来ねえ…………義務教育がクソだって思う時は多々あるからな、マジで。義務を放棄している事には後悔は無い。

 

 桜は人間力を高めるところなら行くべきじゃないのかと意見を出す。

 雪は人間力を高める場所に居なくても俺達と言う繋がりを作ることが出来ている事を主張する。

 

「学校に行きたいって思うようになれればいいけども、無理に合わないのに行き続けたり浮いたりしてると病んでしまって……首吊るぐらいには追い込まれる」

 

 現に俺は復讐者になる前はそこまで追い詰められていた。

 どうせ死ぬならば相手を道連れにしてから死んでやろう、一緒に地獄の底まで叩き落としてやろうと腹を括って相手を破滅に追い込む事が出来たから生きる事が出来ている……アレだけやって苛めっ子が正しいとか虐められる奴に問題があるとかほざく奴が居るならば、死ねって思う。

 

「そ、そんなにかい!?」

 

「お兄さんみたいに賢くて周りの環境が良かった人ならいいけど、日本の学校は皆等しくみたいなところがあるから……鉄子はお兄さんみたいにいい人じゃないし自己が出来るか出来ないかの大事な時期だから無理矢理だけは絶対にダメです」

 

「そっか………………でも、何時か鉄子が自分で行きたいって思うようにはなってほしいかな。学校って勉強だけが全てじゃないから」

 

 でも、勉強だけが全てじゃないなら勉強以外を教えるところでコミュニティを広げる事もできるからな。

 それを言ってしまったら身も蓋もない事なので言わないようにしておく。最初の一歩と最後の一歩を踏み出す勇気を与える事は出来ても歩かせる事は俺には出来ない、ていうか人としてやっちゃいけねえ事なんだ。

 

「あ……修、桜、雪……………………」

 

 鉄子に対してどう接すればいいのか悩んでいると鉄子が現れた。

 飲み物を取りに来たっぽいけれども俺達が居ると分かれば目線を合わせようとせずに気まずそうな顔をしている。

 

「……修、カブトムシって食べるものじゃないわよね?」

 

「まぁ……日本人は基本的には食わねえよ?………………………話はお兄さんから聞いたよ」

 

「修くん!?」

 

 極秘裏で話を進めているのにバラした事をお兄さんは驚く。

 こういうのは、しっかりとしておかないと後々痛い目に遭う。

 

「あんたも…………あんたも、変だって思ってるんでしょ!?」

 

「…………変って言うよりも俺はスゴいって言う感情の方が上だけど?」

 

「スゴい?虫を食べることがスゴい事なの?」

 

「日本人は虫ってだけで毛嫌いしまくる人種で俺もぶっちゃけセミとかカブトムシは触れたくもねえって思ってる。爬虫類とかなら余裕で触れるんだけども昆虫系はちょっと苦手で……鉄子は触れるどころか食うことが出来るんだろ?海外育ちでも早々に居ねえよ」

 

 昆虫食は覚悟とか度胸とかが居る。鉄子は聞いた話、鉄子はなんの迷いもなくカブトムシを食べたみたいだ。

 虫だからっていう先入観を持たずに美味しいものだと認識している。それが出来る人間は早々に居ない。

 

「でも、皆、変って言ってた……」

 

「俺はスゴいって思ってるぞ……………変人って言ったら俺だって変人だからな?」

 

「あんたの場合はあんたが無駄に賢いからでしょ?……私は……兄貴みたいに賢くないし大人じゃないし……」

 

「…………お兄さん、桜、雪、俺はスゴい秘密を抱えてる。変って言われてもおかしくはないぐらいの物は抱えてる」

 

 俺はデジヴァイスを取り出した。

 なんだそれは?と4人はデジヴァイスを見ている

 

「リロード、アグモン、ガブモン、ハグルモン」

 

「わっ!?……なにこの生き物達!?」

 

 デジヴァイスからアグモンとガブモンとハグルモンを出した。

 急にデジヴァイスから出てきたアグモン達を見て雪は逆にテンションを上げる。

 

「な、なにこいつら?」

 

「我々はブルーフレア、蒼の軍勢だ」

 

「ブルーフレア?」

 

「ハグルモン、それじゃ答えになってないよ」

 

「ねぇねぇ、角に触ってみてもいい」

 

「だ、ダメです!!」

 

 ハグルモンが鉄子の疑問を答えるのだがハグルモンのは答えになってない。

 ガブモンがその事に関して指摘しようとすると雪がガブモンの角に興味を示している。ガブモンは恥ずかしいと俺を盾にした。

 

「えっと………………ごめん。なにかな?」

 

「オレ達はデジモン、デジタルモンスターだ。修がジェネラルを務める蒼の軍、ブルーフレアの一員だ」

 

「デジモン?デジタルモンスター?」

 

「修、スマホを出せ」

 

「はいよ」

 

 口で言っても理解する事が出来ないだろうからとスマホを出せばアグモンはスマホに触れ、スマホの中に入り込んだ

 

「はぁ!?どうなってるの!?」

 

「デジモンは電子世界(インターネット)現実世界(リアルワールド)を行き来する事が出来る生き物……まぁ、平たく言えばドラえもんに」

 

『だからあんなポケット以外に価値が無い青狸と同列に扱うな!オレ達はポケモン以上に優れたモンスターだ』

 

「いや、ポケモンはフィクションだからな………………ポケモン以上って事は進化する事が出来るのか?」

 

「出来るけど大きくなるからしないよ…………うぅっ」

 

「実体を持った生物を電子データ化させて電子データ化している生物を実体化させるだなんて母さん達でも不可能なのに……修くん、自力で作ったのかい?」

 

「いや、昔縁日の屋台の景品で手に入れた…………オーバーテクノロジーですよね?」

 

「かなりのオーバーテクノロジーだよ!AIを越えた心を持った生物を生み出す…………………よく決心してくれたね」

 

 やはりと言うべきかデジモンは物凄いテクノロジーで生まれている。

 下手に人前で見せてはいけねえものだとお兄さんも直ぐに判断して俺が覚悟を決めた事を感心する。

 

「…………………あんた、変人ね……………」

 

 スマホからアグモンを出すと鉄子は素直な感想を呟いた。

 こんな超常的な物が間近にいても特に動じない俺を見てハッキリと変人と言い切ったが直ぐに鉄子はハッとなった。

 

「ご、ごめん。私、そういうので」

 

「俺は変人じゃない…………捻くれ者だ。捻くれ者になった事は後悔は無い……今の自分は自分だって思ってるからな」

 

「………………」

 

「俺は鉄子がカブトムシの幼虫を食べたって聞いて変って思ってねえ、スゲえって思ってる。雪も桜も変ってよりはスゲえって思ってるんじゃないのか?」

 

「まぁ……俺には無理だな」

 

「結構度胸が必要よね」

 

「ここに3人もお前をスゴいって言える奴が居るんだ…………学校は行きたいって思ったなら行けばいいって俺は思ってる。学校だけが全てじゃないからな」

 

「…………………ありがとう……………修!?」

 

「あ、デジヴァイス光ってる!?」

 

 鉄子がお礼を言えばデジヴァイスの液晶画面が光った。

 今度はなんだと思えば俺とは1番縁遠い純真の紋章が浮かび上がっている。コレはチャンスだと念のために持ってきていたメモ帳のメモを翳せば…………メモ用紙は消えた。

 

「……赤い恐竜?」

 

「……恐竜?……違うよ、ギルモン、デジモンだよ」

 

 桜が新たに生まれたデジモンを見て呟いた。

 新しく生まれたデジモン、それはギルモン……取りあえずはデジヴァイスの液晶画面を見る。

 

「ギルモン、成長期 爬虫類型 ウィルス。まだ幼さを残す恐竜のような姿をしたデジモン。成長期ではあるがデジモン本来が持っている戦う種としてのポテンシャルは非常に高く、肉食獣のような凶暴性を秘めている。腹部に描かれたマークはデジタルハザードと呼ばれコンピュータデータに対して多大なる被害を及ぼす可能性があるものに刻印される。しかし、この能力も平和的に利用さえすればインターネットの守護者たる存在となりえるだろう。得意技は強靭な前爪で岩石をも破壊するロックブレイカー、必殺技は強力な火炎弾を吐き出すファイアーボール」

 

「へ〜ギルモンって言うんだ!」

 

「姉貴、簡単に受け入れすぎだろう」

 

「わっ、しっとりした肌だ!」

 

「くすぐったいよ」

 

 雪はあっさりとギルモンを受け入れた。

 何故にこんなにあっさりと受け入れられるんだと桜は呆れているが、桜も桜でギルモンに興味を示している。

 

「……………変な生き物ね…………それを飼ってるあんたも変人ね」

 

「縁を切るか?」

 

「しないわよ…………ただこう、目の前で起きている現実を受け入れるのが、フリーズしそう……」

 

「頼むから俺達だけの秘密にしてくれよ、デジモン洒落にならないぐらいに強いから」

 

「ええ、わかったわ……変人も上には上が居るのね……」

 

 変人じゃない、捻くれ者だ。

 ともあれ俺の純真な思いから新たにギルモンが生まれた。




感想お待ちしております

今後の展開どうしよっかな

  • 2人まとめては最高さ
  • 那須玲のお尻は素敵
  • 藤丸ののの、ののパイは、おっぱいは正義
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。