『幸いにも怪我人がおらず破壊された住居も一瞬の内で直っています』
「あら、ガブモンとアグモンがテレビに出てるわね」
本屋に本を買いに行った翌日の事だ。
当然と言うべきか、昨日の黒色の巨人についてニュースになっていた……月光条例みたいに詳しい事情を知っている人間以外の記憶がポンッと消える都合のいい展開になっていないかと期待していたのだが、流石にそんな都合のいい展開にはならなかった。
テレビでニュースになっている。
ブリッツグレイモンとクーレスガルルモンは尋常じゃない程にデカい。普通にビル以上の大きさを有している。怪獣が戦っていると報道されるが……
「お前等、アレしかなれないのか?」
いざ究極体に進化させてみればブリッツグレイモンとクーレスガルルモンになった。
リリエンタールの力と鉄子の消えてしまいたいという思いが合わさって生まれた巨人を圧倒していたが……あんなデカい姿の生物を早々に戦わせる事は出来ねえ。
「う〜ん……修が望めば別の姿になる事が出来る気がするんだ」
「俺が望めばね……リリエンタールと若干似てるな……」
ツノモンは俺の心に反応して進化する。
俺が別の形態になれと望めば別のガルルモンに進化する事が出来る……進化する事が出来るなら試してみてえが、コレってリリエンタールと大して変わらない事に気付く。
デジモンはトリオン兵かと思ったがジャンル的に言えばリリエンタールに似ているのだろうか?
俺を転生させた仏の奴は詳しいことを考えるんじゃない感じるんだと平気で言いそうないい加減な存在である。
「ガブモンサイズが限界だから家で進化させないでよ」
「……何処かでガブモン達を思いっきり進化させて備えたいんだけどな……」
デジモンの存在を受け入れている母さんだがデジモンのサイズを受け入れることは出来ていない。
デジタルな存在でデータでもあるんだからサイズの縮小とか出来ないのかとなるのだが、そんな機能はデジモンには搭載されてないと思う。
デジモンテイマーズでマリンエンジェモンがサイズを変えてたけども……う〜ん……。
「修、念のために日野さんのところに行ってきて。このニュースの後始末とか色々とどうなってるのか……何処かで目撃者とか居たら色々とまずいわ」
「ツノモン、デジヴァイスに戻ってくれ」
「うん。分かった」
ツノモンをデジヴァイスに戻すと日野家に向かう。
一応は昨日の事が気になったりしたので何時もとは違うルートを歩いているが……流石に昨日の出来事で痕跡が1つも残っていないんじゃ足跡を辿る事が出来ねえ。商店街で俺達の顔を覚えている人は居なかった…………だけど、ニュースで報道している以上は色々と厄介な事になる。
お兄さんに連絡を入れれば、家に居ないらしく鉄子に連絡を入れてくれる。
「いらっしゃい……昨日のこと、よね?」
「なんだかんだでデジモンやリリエンタールがテレビに写ってしまってる。詳しい事を調べようってめんどくせえ連中が出てきそうで……情報規制的なの出来ないのか?」
「…………うちの親ならそういうの出来るし、そういう事が出来そうなヤバい奴等を知ってるわ」
取りあえずはと上がらせてもらい、昨日の事について話し合う。
あの一件は無かった事には出来ない一件で、どうにかして上手い具合に処理しないといけねえ。鉄子は情報規制関係は両親は色々とコネがある事を知っており、それとは別のヤバい奴等を知っている。
「ヤバい奴等って……まさか非合法な仕事を扱う組織か?」
「そのまさかよ。家の前に置いてあるバスがバスジャックされた時に拳銃を持ったヤバい奴等がやってきたじゃない?どうも彼奴等って結構ヤバい組織で、世界を裏で牛耳ってるのよ」
「多国籍企業軍的なのか?」
「いや……黒服の組織で組織名が知られるのは二流とかどうとかで……まぁ、日本に拳銃を持ち込ませてるってだけでもかなり厄介な組織なんだけど。とにかくそういうヤバい組織が居てこの前、家にやってきたのよ」
「リリエンタール関係か……あれ、そう言えばリリエンタールは?」
リリエンタールが居ない事に気付く。
何故に居ないのだろう、マリーとかも居ないし、屋上とかに居ると呆れた感じで上の階を見つめており鉄子が上の階を上がったのだが何故か3階に続く階段があった。
「え……お前ん家って2階建てだよな?」
「……あいつが作ったのよ……」
外観が普通に2階建ての家である日野家。
3階に続く階段があることに疑問を抱けば鉄子は目線をそらした。リリエンタールが部屋を欲しがったから生まれた的なのか?
取りあえずは上がるしかねえなと上がっていくのだが、雪が騒ぐ声が聞こえたのでこの部屋かとノックをした後に開けた…………。
「なんだこの部屋は?」
「あ、修くんじゃん。いらっしゃーい」
「おさむ殿、昨日ぶりでございます!」
「いらっしゃい、修」
「っちょ……なにしてんのよあんた達?ていうかこの部屋ってなんなのよ?」
高さとかそういうのを色々と無視している物理法則を無視した部屋だ。
またリリエンタール関係かと思っていると雪がノートになにかを書いたかと思えば2つの椅子が出現した。
「どうなってんだ?」
「リリエンタールの力をいい方向で役立てようってなってね。リリエンタールの力が具体的に何時発動するか分からなくて、3階をリリエンタールが作ったみたいで、3階以降を思いのままに出来るんじゃないかってマリーが」
「詳しく知っている場所しか行けないから、自分達で想像した部屋ならイケるかもって」
「おぉ……理屈は分からないけど理解はした……相変わらずぶっ飛んでるな」
「ていうか家主に許可無しで人の家を勝手に改造するんじゃないわよ!」
「落ち着け鉄子……リリエンタールの力はこういう風に使えると分かったことは大きな一歩なんだぞ」
勝手に家を改造した事について怒る鉄子。
ごもっともな正論であるが、一応はコレでもリリエンタールの力の正しい使い道を模索している。その事について言えば言い返す事が出来ない。
リリエンタールの力を役立てようって事自体は決して悪くはない……………あ……………
「部屋って他にも作れるか?」
「あんたまでなに言い出すのよ!?」
「作れるわ……どんなお部屋が欲しいの?」
「滅茶苦茶広い部屋が欲しいんだ………………ギルモン達を運動させたりしてえ」
「ギルモン?」
「リロード、ギルモン」
「ん…………………じー……………」
「ギルモン殿、昨日ぶりです!」
「修、コイツ、食べていい?」
「ダメに決まってるだろが!なに言い出してんだよ」
ギルモンはリリエンタールをジッと見つめてジュルリと涎を垂らす。
食われるのかと思ったのかギルモンからリリエンタールは逃げて鉄子の背後に隠れる。
「大丈夫よ、修がダメって言ったら絶対に言うことは守るから」
「修がダメって言うならギルモン、我慢する……それよりも遊ぼうよ」
「その遊ぶ部屋を用意したいんだ…………見ての通りギルモンは姿を見られると厄介な存在なんだ。思う存分に遊ばせたいんだけど、場所がなくて」
「思う存分に遊ぶ場所が欲しいのね、分かったわ」
「あ、ちょっと待て。俺が書く」
欲しいものを要求すればお安い御用だと雪に書かせようとするマリー。
書く人のイマジネーションが大事だって言うのならば、ここは俺に任せてほしいと雪からペンを借りて1ヘクタールぐらいの広さの部屋を出すと隣の部屋にドアが出現した……鉄子が開けようとするのだがガチャガチャと開かないのでデジヴァイスを翳せばカチャっと音が鳴ってドアが開いた。
「セキュリティの方で万全にしねえと」
「なんであんたが鍵を持つのよ……って、広っ!?うちの何倍あるのよ!」
「いやぁ……1ヘクタールって欲張ったから……リロード、ブルーフレア!!」
鉄子が呆れながらも、ブルーフレアの面々を出す。
コロモン、ツノモン、既に出ていたギルモン、ハグルモン、メタルシードラモン……中々の戦力だ。
「ここならば思う存分に遊ぶ事が出来る……鍵を作らねえとな。鉄子の鍵とお兄さんの鍵と桜の鍵」
ノートに鍵を持っている人と書けば白色のクロスローダーが出現する。
鍵を持たせても安全そうな人達にデジヴァイスを渡せば好きな色に、鉄子のは赤色、桜のは茶色、お兄さんのは紫色に色を変えた。
「え、私の分は?」
「姉弟合わせて1つだ……桜を呼びに行ってこい」
デジヴァイスを欲しそうにする雪だが、お前に持たせると確実に厄介な事になるのが目に見えている。
暗黒進化的な事はしねえだろうが確実に揉めるだろうと雪は少々不服そうだが桜を呼びに部屋を出たのだが一瞬で戻ってきた。
「ふっふっふ、実は日野家と春永家の間にどこでもドアを導入したのよ!」
「あ〜……行き先を自分の部屋にした感じか。じゃあ、俺も俺の部屋でデジヴァイスを翳せば俺の部屋からこの部屋に来ることが出来る様にしよう」
凄まじいな雪の発想力は。
もっと驚いてよとツッコミを入れるのだが、既に色々と超常現象が巻き起こってて頭を整理する事が出来ねえ。麻痺してるんだよ。
「学校に行けるドアを作るか……本屋と後はなんだろうな?」
桜もリリエンタールの力に便乗して楽をしようとしている。
まぁ、こんな便利な力があるのならば使わないのが勿体無い……ただし依存のし過ぎは悪循環を生み出す。
「わ〜高い高い!」
「まったく、許可した修に感謝しろ」
メタルシードラモンに乗ってみたいと言う雪。
俺以外を乗せたくないメタルシードラモンだが俺が乗せろと言ったので渋々メタルシードラモンは頭に乗せるのだが、怖くはないのだろうか?
ギルモン達も乗りたいと言っているので乗って遊んでいる。メタルシードラモンもなんだかんだで満足げだ。
「じゃ、やるか」
思う存分に暴れられはしないけども動くことが出来る部屋を手に入れた。
コレで色々と気にする事なく出来るとデジヴァイスをコロモンとツノモンに向けると勇気の紋章と友情の紋章が光を放ちコロモンをアグモンに、ツノモンをガブモンに進化させた。
「……イケる。イケるよ、修!」
「よっしゃ!やれ!」
「ガブモン、ワープ進化!ズィードガルルモン!!」
イケると言ったのでガブモンを究極体にまで進化させればズィードガルルモンに進化した。
あんまり見た覚えがないのでデジヴァイスを取り出して図鑑を確認しようとしているとデジヴァイスを持っている桜が隣にやってくる
「ズィードガルルモン 究極体 サイボーグ型 データ。ガルルモンの最終形態、メタルガルルモンの亜種であり、超弩級の最終兵器ズィード砲を搭載する究極の獣戦車デジモンである。全身に装備している武器は全て実弾であり、ズィードガルルモンの体力を消費すること無く長時間にわたり実弾の豪雨を降らす。鼻先にある4つのレーザーサイトは実弾用に改良され、数百もの対象物をロックオンすることが可能である。必殺技は、最終兵器ズィード砲並びに全身の武器を一斉掃射するフルメタルブレイズ。また、発射エネルギーを口部から噴射するブローバックブレスをもつ……メタルガルルモンって事はまだ別の形態があるのか」
「図鑑になってるのか?」
「お前が似たようなのを生み出したから出来るかもって思っただけだ…………悪用はしねえ…………それよか今より戦力求めてどうすんだ?……千佳の事か?」
千佳の事を色々と知っている桜。
千佳関係で力を求めていることを聞かれれば頷いた。
「鉄子が言うにはリリエンタールはヤバい組織に狙われてるらしいし、戦力は多いほうがいい……多分、俺達の知らねえところでとんでもない事が動いているんだ」
「…………まぁ、俺達の知らねえところでヤバいことが起きてるってのは分かるけど、あんまり1人で抱え込むなよ……コイツがあるって事は俺達もデジモンを……リロード、デジモン!……出てこねえな」
「そこまでは都合良くは出来てねえって事だよ……ありがとう」
桜は俺が1人で無理している事を気付いている。
実質の戦力は俺だけなので背負いこむなっていうのが無茶だ……ボーダーにはあんまり頼りたくねえ。デジヴァイスやデジモンは俺の物なんだから大人を理由に取り上げられるぐらいなら…………ボーダーを潰す。
「アグモン、ワープ進化!ビクトリーグレイモン!!」
ボーダー関係は一旦置いておいて、今度はアグモンをワープ進化させる。
サイズを考慮した姿になってくれと思った結果、アグモンはブリッツグレイモンでなくビクトリーグレイモンに進化した……が、アグモンがなんかこの形態は嫌だと直ぐに元の姿に戻った。
「修、もう一度究極体になるぞ!」
「ああ……って、え…………」
アグモンは別の形態になりたいというので進化をイメージする。
すると俺のデジヴァイスにMATRIX EVOLETIONと文字が浮かんでいた…………自分にやれることはとことんやっておこう。
「マトリックスエボリューション!!」
「アグモン進化……」
アグモンは一気に進化する。
グレイモンにメタルグレイモンに……ガイオウモンになった。
「ガイオウモン!」
「修……なのか?」
「オレは修であって修じゃない……修とデジモンが融合した姿だ……」
「えっと……ガイオウモン、究極体、竜人型、ウィルス 戦いに勝利し自ら強さを増していく、戦闘種族デジモンとして非常に優秀なグレイモン系の亜種である竜人型デジモン。その強さは未知数な部分が多いが独特の形状をした剣
桜が自身のデジヴァイスの図鑑でガイオウモンについて調べると素直な感想を言う。
まさかアグモンとマトリックスエボリューションするとは思ってみなかったがこの姿はこの姿で悪くはない。が、痛い思いはあまりしたくないので直ぐに元の姿に戻った。
「修と一緒に戦っているって思いはあるが、修を傷つけるのは違うんだ!」
ガイオウモンの姿をあんまり喜ばないアグモン。
俺に傷ついて欲しくないと思っているが……まぁ、俺は痛い目に遭いたくねえからそれでいいか。
「犬を送ってくる日野夫妻も大概だがお前も大概だな」
「大丈夫だ……俺本体は鉄子がその気になればポックリと殺せるレベルだから調整が取れてる」
「逆だろ?こいつ等なんだかんだでお前の言うことを聞こうとしてる。お前がぶっ倒れたり人質にされたりすれば、こいつらは人を殺すことだって躊躇わねえ…………お前がリーダーなんだからしっかりと手綱を握らねえと」
「リーダーじゃない、ジェネラルだ…………俺自身が戦う術はあるが……………」
マトリックスエボリューションでやろうと思えばギルモンとも出来る。
ただそれ以外でも純粋に……スピリットが欲しい。進化をあっさりと出来るけれども中々にデジモンが増えねえ……きっかけが大事なんだが、平穏に過ごしているのでデジモンが増えねえ……平和は良いことなんだけどな……。
いや〜リリエンタール編はあと少しで終わる感じかな。
今後の展開どうしよっかな
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2人まとめては最高さ
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那須玲のお尻は素敵
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藤丸ののの、ののパイは、おっぱいは正義