『現れた一団はボーダーを名乗っていまして、詳しい話を』
『異世界からの侵略者と語っていて』
『戦車のミサイルが全くと言って通じてないんでしょ!?』
「どこもかしこもボーダー一色だな」
俺達がリリエンタールを連れ戻しに行っている間に大規模侵攻が起こった。
一応は自分の出来る範囲で人助けでもしようかなと思っていたけれども、どうやら仏様は理不尽が好きなみたいだ。
ボーダーが現れた事は即座に話題になった。
無理もない。異世界からの侵略者とそれを倒すべく色々と備えていた人達が居る。異世界からの侵略者はただでさえ近代兵器を全くと言ってものともしないトリオン兵をぶっ倒す奴が居るのだから驚きを隠せない。
「ホントに心配したのよ?」
「ごめん…………鉄子達を見捨てる事が出来なくて…………」
「出掛けるなら出掛けるって一言ぐらい告げなさい……………まぁ、コレで終わりだって言っているみたいだからそれでいいんだけど」
黒服の組織はリリエンタールの一件に関して完全に手を引くと意思を表明した。
日本支部を統括しているシュバインさんが手出しはしないと約束をした。あの手の組織は色々としっかりとしているので話は信用する事は出来るだろう。リリエンタールの一件は完全に終わった……コレでいいんだ。
お兄さん達が今回の一件でリリエンタール関係で危険な目に遭う可能性は少なくなったという。
0でないのがまたなんとも言えないところだが、リリエンタールは意識して自分の力を使うことが出来るわけじゃないのでそこはこちら側が妥協するしかねえ。
「修、さっきからボーダーのニュースばかり見てるけど……気になるの?」
「うん……コレって、千佳を狙って来てるロボットと似てるんだって」
市街地に出てきた近界民。
監視カメラ映像が残っており門を開く瞬間の映像を奇跡的に入手する事が出来たと言う映像が流れているのでカメラで撮影しておく。
千佳の事を知っている母さんはロボットと似てる事を言えばなにかを考える素振りを見せる。
「千佳ちゃんを狙って来てるロボット……近界民……なにか裏がありそうね」
「ていうか裏しかないね……見る限り襲撃してきた奴等がロボットだと気付いていない。ボーダー側も襲ってきた奴等が実はロボットだったって言ってない……異世界が存在してるのを考慮すれば……………ヤバいな……………」
「なにがヤバいの?」
「異世界からの侵略者が偶然にも日本を狙ってきたんだ……テレビの映像で映ってる奴等がロボットで裏で人間が操ってるって説が正しいなら…………40年かけて作り上げてきた日本の泰平の世が失ってしまう」
「まぁ……戦争が身近になるのわね……」
「戦争が身近になるって言うか……多分、この街か何処かの街に基地でも構えるんじゃないの?そのボーダーって十数名の団体で襲ってきた連中を仕留めるのに時間がかかった以上は新しい隊員が必要で……自衛隊みたいな志願者を募集するとか?」
「修……行きたいとか言い出すんじゃないでしょうね。自分の息子を戦場に立たせるほど私達は薄情な親じゃないわよ」
「誰が好き好んで痛い目に遭ってたまるか…………………………」
言っておくが俺はボーダーに行きたいとは思わない。
仮に麟児さんが向こうの世界に行ったとしてもボーダーには頼らない方針にしている。主人公である三雲修が側に居ないと色々とヤバいかもしれないが仮にボーダーに関われば適当な理由でデジヴァイスを取り上げられそうになる。
「失礼致しますよ」
「ウィルパーさん…………普通に玄関から来てくださいよ」
「いえいえ、お手数をあまりおかけしたくありませんので」
ボーダーに関する情報とかを纏めていると、ウィルパーさんとロン毛さんが現れる。
日野家に厄介になってて俺の部屋と日野家の部屋が繋がっているので普通に俺の部屋を経由して現れた。
「すんません、結構大事な事なので……」
「安心したまえ。君の部屋の物は一切触れてはいないさ!」
そういう問題じゃねえよ。普通に不法侵入罪だよ。
ツッコミたかったが気にしてたらキリが無いのだと思っていると母さんは紅茶を出した。
「Mrs.香澄ありがとうございます……さて、少年よボーダーについては知っているかね?」
「まぁ、直ぐ隣で本物の戦争が起きていますからね……色々と疑いとかは持ってますけれども、なにか」
「実はそのボーダーに組織の一員がスカウトされたんだ……」
「この人っス」
「……ほぉ……」
ロン毛さんが写真を見せてくれると……ボーダーの金策もとい唐沢さんだった。
なんか唐沢さんが悪の組織の一員だったとかいう噂がある設定だったが……黒服の組織の一員だとは。
「この事に関して君はどう思うかい?」
「就職先を決める権利はその人にありますから……本人がスパイとして活動したいとかいう危ない事を言わなければそれでいいんじゃない…………ただ」
「ただ?」
「組織に依頼するって事は黒い事を頼むつもり、ですよね?」
「……君は変なところで純粋だね……しかし、君の言っている事もまた確か。我々は表沙汰にする事が出来ない非合法な仕事も取り扱っている……我がライバルのリリエンタールがその一例だ…………君ならばうちの組織にどんな非合法な仕事を依頼する?」
また随分と爆弾発言な質問だな。
黒い事を頼むつもりで唐沢さんは引き抜かれた…………ウィルパーさんはボーダーが頼みたい黒い事がなんなのか考えてほしいと言っている。
ボーダーが頼みたい黒い事といえば……
「黒服の組織のコネと……戸籍偽造ぐらいか」
「我々のコネか」
「貴方達の組織は知ってる人は知ってて日本で拳銃を扱えて銃刀法違反の現行犯で逮捕された人を直ぐに釈放させる力を持っている。ボーダーという組織は十数名の戦う為の組織でこれから大きくなる予定だったら何かしらの後ろ盾が必要になる……黒服の組織がバックに居るというのは大きい」
「確かにウチがバックにいるって言うだけでデカいっスよね……戸籍偽造は?」
「ボーダー側に異世界の住人が居るからその人の偽造を……拳銃を日本に持ち込めるならば戸籍の偽造ぐらい容易いでしょう?」
「それぐらい簡単です……しかし何故、向こうの、近界民の世界の住人が居ると言えるのですか?」
「逆に考えればいい、近界民は戦車のミサイルも通用しない存在で……襲ってきた連中がロボットだと俺は認識している。アレがなんでロボットだと言い切れるのかの理由に関しては今回は省くけれども近代兵器をものともしないロボットをぶっ倒す事が出来るのはそれこそリリエンタールレベルの超常的な存在がこちらにねえと出来ねえ……どういうわけか十数名ぐらいが、近界民と名乗っているロボットをぶっ倒す事が出来ている。近界民=ロボットだと言い切れるならば…………それを操縦したりしている連中が居て、何かしらのコンタクトを取ってきて技術を提供した……」
「は〜…………桜くんといい修くんといい滅茶苦茶クールですね」
多分、原作知識が無くてもこの答えには行き着くと思う。
向こうの世界の住人が侵攻に来た?なにしに遠征に侵攻に来た?そこを考えれば簡単だ。
「絵本に出てくる悪者やこの前のあんたの組織の元ボス同様に力を得たからなにかをしようと思うタイプもいるが、異世界からの侵略者と言い切っている……侵略者は侵略に来て侵略行為の目的はなにか?」
「男ならば1度は天下を目指してみたいとは思いませぬか?」
「止めといた方がいいよ。世界征服とかいざ成功した後の方がめんどくせえ……あんたもその手の事に関しては興味ねえだろ?」
「ふっ、紳士は暴力は好まないのでね……だが、飢えに苦しむ無垢なる民が居るのならば時にはオーガに変わるかもしれませんが」
戦争は結局のところは飢えから来るもので私利私欲の為の戦争は……この前のボスみたいな力を持った老人がする事じゃねえだろうか。
ウィルパーさんは俺の意見に関しては否定する事はせず、俺の話をちゃんと聞いてくれている。
「シュバインさんにはこう考えさせればいい。組織に大きな借りを1つ作らせたと……戸籍偽造の経歴は誤魔化しが効かねえ……ボーダーに対して優位に事を運びたいのならば戸籍偽造に関する証拠だけは納めといて放置しておけばいい」
「放置しておけば?」
「黒服の組織は多国籍企業軍みたいなので地球防衛軍じゃねえ…………ボーダーは地球防衛軍として地球人の代表として戦う可能性が大きい。世間に自分達にとって都合のいい事を言っておいて、地球人の代表としてこちらの世界を防衛する。別にそれは悪いことじゃない、地球を守ることだから……スパイとかを送り込む計画が無いのならば、真実だけを知った上で放置しておけばいい。表社会に出ている地球防衛軍は弱味の1つでも握っておいて放置。組織にとって邪魔になれば弱味の1つを世間に公表するとだけ脅して色々と融通を効かせる……無論その代わりに組織がバックに控えているという謳い文句は使わせる……持ちつ持たれつの関係性を保っておく」
「はぁ…………1日でそんだけ思いついたんスか?」
「いえ、今思いつきましたよ?非合法な組織と絡むならばどっぷり浸かるか持ちつ持たれつの程良い関係性を保つのがちょうどいいので」
まぁ、本音を言えば黒い存在と関わり合いを持ってはいけねえ。
極力白であった方がいいが、世の中、白で動けるほど上手くはいかない。人の本質は闘争にある。原作を見る限りボーダーは限りなく白に近いグレーな組織だ。他人に迷惑を掛けない様にしているが、汚点があるにはあるんだ。白に近いとはいえグレーならばその弱点をつく……最低な捻くれ者だな、俺は。まぁ、前世であんな事をした事に関しては後悔はしてねえ。
「ふむ……ありがとう……いい話を聞けたよ」
「
「あ、気付いていたんスね」
「そりゃこんな捻くれ者に対して色々と聞いてくるんですよ……なにか裏があるって疑った方がいい……疑うだけならタダなんだから」
「この国ではタダより高いものは存在しない格言があると聞きますが?」
「いやその格言は後で痛い目に遭うって意味だから……で、シュバインさん辺りが聞いてるんですか?」
いきなり話をしに来たと言う以上は話に裏がある。
ボーダーに関してはどうやって接すればいいのかと黒服の組織は悩んでいるんだろう。なにせ組織のボスが死んでしまって支部長がいきなりボスに就任したんだ。異議を唱える厄介な存在は当然居るだろう。
「いえ、シュバインさんは聞いてないっスよ…………バレてるんで出てきてください」
ロン毛さんがピンマイク式の通信機に連絡を入れれば……桜と神堂さんが現れた。
こいつら呼び鈴を鳴らさずに俺の部屋を経由してやって来やがったな…………。
「え〜っと……………………………………シュバインさんに進言するんですか?」
「自分の利益になるものを他人の手柄にさせるか。戸籍偽造の弱味は握っておく…………テレビで報道されている
「一昨日似たようなのに襲われた動画を見せたでしょう。ロボットみたいなのをバラして内部を調べたけれども人を入れる部分があったけれども液体系は一切無かった……今回襲撃してきた
「……USBメモリで保存させてもらう」
俺も何もしていないわけじゃねえ。
いざ高性能な嘘発見器こと空閑遊真や未来を見通す迅悠一と遭遇した際に、色々と不自然な知識を持っている理由を聞かれた際の言い訳は用意している。神堂さんにトリオン兵=ロボットだと言い切れる理由はパソコンに纏めていると言えばUSBメモリを取り出して保存する。
「で、なんでわざわざ俺を試すような真似をしたんですか?もうリリエンタール関係はアレでおしまいでしょう……シュバインさん辺りが苦言しますよ?」
「お前が持っていたあの機械については色々と気になるが、アレを奪うつもりはない……お前を試したのは使えるか使えないかを見極める為だ」
「見極める?……桜、どういうこと?」
「……なんか、スカウトされた……」
「は?」
「お前と桜は使える奴だ、だからうちの会社に来て働いてもらおうと思ってな」
桜もどうしたものなのかと困ったような素振りを見せる。
スカウトされたって……確かこの人、どっかの財閥の人なんだよな?……
「いやいや、まだ俺達小学生ですよ?」
「年齢なんぞ宛になるか。俺は11で起業したんだぞ?」
「とまぁ、こんな感じでスカウトされてな……正直な話、俺も困ってるんだけど……」
年齢を理由にすれば、自分は11で起業したという。
桜も似たような理由で断ろうとしたのか、困っている。
「あら、御曹司なの?」
「ミセス、違いますよ」
「神堂財閥は神堂令一郎が作り上げたんスよ……」
「そうなの……若いのにしっかりとしてるわね」
「……桜的にはどうなんだ?」
「いや、企業にスカウトされた事は困惑してる……姉貴はこの年でサラリーマンとか将来の為に貯蓄を頑張れとか能天気な事を言ってて……」
ああ、雪ならばそんな事を言いそうだな。
桜も正直どうしたらいいのか困惑をしている。
「神堂くん、貴方の会社ってなにをしているの?」
「技術関係が主な仕事だが…………何れは色々な産業に手を出すつもりだ」
「じゃあ、その中にアミューズメント産業はあるかしら?」
「……あるな。アミューズメント産業は今では一大産業だ、一般人の多くは娯楽に飢えている。漫画やゲームは衣食住の産業の次に重要な産業だ」
もっと他にも大事な物があったりするんじゃねえの?
母さんは神堂さんに会社について色々と聞く……母さんはなにを思ってるのか?
「……うちの子はまだ学生よ」
「年齢を理由にすれば、お前より大人が偉い事になる」
「別にそんな事は言ってないわ……ただ、採用して大人になって仮に正社員になるなら週休3日は約束してもらわないと困るわ」
「週休3日……アミューズメント産業に興味があるならばクリスマスとお盆は確実に無いぞ?8月と12月は繁忙期で週休2日しか約束出来ない。正月も怪しい」
「振り替えの休日は用意してもらえるんでしょうね?」
「可能だが…………修に行けと言うのか?」
「最後に決めるのは息子よ…………ただ…………息子は暇を持て余しているわ」
「……暇?」
「無駄に勉強出来るから学校に行かなくて将来の役に立つ宅建士や危険物取扱の免許を取っているわ……次に狙ってるのは気象予報士の資格だったかしら?」
母さんから出てきた発言にキョトンとする神堂さん。
俺がやりたい事は無いのに無駄に能力が高くて色々と持て余している。今度取ろうと思っている資格について言えば俺に視線を向けてくる。
「修は勉強的な意味での頭の良さだったら、その辺の大学生より賢いっすよ?」
「……部屋Aには、スイッチが3つある。部屋Aの3つのスイッチは、隣の部屋Bにある3つの電球に、それぞれ繋がっている。どのスイッチが、どの電球に対応しているのかは分からない。部屋Aから部屋Bには行けるが、一度行けば戻ることは出来ない。お前は今、部屋Aにいる。部屋Aの3つのスイッチが、部屋Bのどの電球につながっているのかを知りたいとき、お前はどのような行動を取ればいい?」
「え〜っと……………3つのスイッチをそれぞれA1、A2、A3としておく。A1のスイッチだけオンにする。この時はA2とA3はオフにしておく。数分経過した後A1のスイッチを切ってA2のスイッチを入れる。その後、すぐに部屋Bに行く。灯りがついている電球は、A2スイッチと繋がっている。灯りが消えていて冷たい電球はA3スイッチと繋がってて、灯りが消えていて温かい電球はA1スイッチとつながっている……電球だから熱を持って熱くなってるから、熱を持ってるのと明かりが付いてるのとそうでないのの3つに分ける……こういうまどろっこしい問題を出すよりも、漢検に合格したの書類あるんで持ってきましょうか?」
「いや、構わない…………桜と一緒にうちの会社に来い」
なんか何時の間にか採用試験になってるよ。
神堂さんは俺を使える人材だと断定してスカウトされた………………
「修、貴方アミューズメント産業に、ゲーム関係に興味があるんでしょ?だったら神堂さんのところで色々とやればいいんじゃないの?」
「…………………………………分かった」
まだアルバイトが出来る年齢じゃねえので、資格の勉強をしているがその資格が生きる場所がねえ。
母さんが言っている様に暇を持て余している……ボーダーに入りたいとかいう思いもないし、やりたい事も特に無いわけで……ある意味コレはチャンスなのかもしれねえ。
「神堂さん、その話を受けるよ……ただあんまり期待しないで」
「俺達、お兄さんや神堂さんみたいな天才じゃないんで……」
「俺以上の人間が居るわけがないだろう……後日、色々と書類を送る。安心しろ、使える人材なら給料は充分弾む。日本の上場企業を名乗っているくせに人の足元を見るような給料は出さない、副業も認めてやる」
「いや、神堂さん以外雇おうって考えを持つ人は居ないですって」
俺も桜もなんだかんだで神堂さんのところに働く事を決めた。
決断したので神堂さんは話す事はこれぐらいだなと俺の部屋を経由して日野家に帰っていった。
「なんか悪いな……お前を巻き込む感じで」
「いや、別に構わねえよ……ていうか桜は良かったのか?俺みたいな引きこもりと違ってお前は普通に学校に通ってるだろ?」
「週1回でいいから来いって言ってくれた…………大企業からのスカウトを無視すれば姉貴とか親が勿体無いとか色々と言ってくるし……合わないって思えば退職する事が出来るんだ。辞める権利は自由だからな」
俺と桜は神堂財閥で働く事になった。
ビバ、就職でござる。
今後の展開どうしよっかな
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那須玲のお尻は素敵
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藤丸ののの、ののパイは、おっぱいは正義