「……ん……やっべ寝落ちしてた!?」
間もなく夏休みの運命を決めるという一学期の期末テストがやってくる。
テスト対策だと寝ずに徹夜で勉強していたら気付いたら寝落ちしていた事に気付いた。ヤバいぞ、母さん達が起こしに来ていないって事はまだ夜だろうが、ここで頑張っとかないと成績に関わるって……。
「何処だ、ここ?」
右を見れば真っ白な場所だ。左を見れば真っ白な場所だ。真正面を見れば真っ白な場所だ。後ろを見れば真っ白な場所だ。
え……いや、マジで何処だここ。とりあえずスマホで時間を確認しようとするがスマホが無かった……。
「どうなってんの?」
真っ白な場所に閉じ込められている。
携帯もといスマホ等の時間や場所が分かる機械が無い……俺は期末テストの為に最後の詰め込みをやっていた筈だ。親は極々普通のサラリーマンで母親はスーパーで週3でパートをやっていてて家族は一人っ子だ。
なんかこう……君達は選ばれたとかデスゲームに巻き込まれる系の話の冒頭っぽいけれども、マジでどうなってるんだろう?
段々と頭が冷静になっていったので立つことをやめて深呼吸をしてとりあえず地面に座る。
「……うぉ……」
「目覚めよ……目覚めよ……目覚めるのだ!!」
「な、なんだアレ?」
空が急に眩い光に包まれた。
何処かで聞いたことがある声が聞こえたと思えば、俺に訴えかけている……が、俺は既に目が覚めている。
「目覚めるのだ……おいおいおい、おい、目覚めろよ。何回言えばいいんだよ。こういうのは普通一発で目覚めるものだろう…………はよ、目覚めろやぁ!!」
「いや、起きてるよ!声かけられる前から意識を起こしてるよ!!」
「……え、マジで?もう目覚めてんの?こういうのってこっちの問い掛けで目覚めるパターンだよな?」
「知らねえよ、そんなパターン」
眩い光は俺の目の前まで降りてきたかと思えば仏像の姿になった。
何回も目覚めろとしつこく言ってきてるけれども、最初から目が覚めているんだよこっちは。
「……え〜っと…………神様?デスゲームの主催者?」
「違う違う違う。確かにこういう感じのデスゲームの入り方はあるけども、違うから。見た通りの存在だから」
「見た通りって……仏像だよな?」
「惜しい、仏像はなんの像だ?」
「なにって……仏だろ?え、なに、俺死んだの?」
徹夜で勉強してるとはいえ寝る時はちゃんと寝ているとはいえオーバーワーク気味なのは薄々理解していた。
こう、急な心筋梗塞的なのが起きたの?急な値落ちとか滅多にしないのに……死んじゃったの?死んであの世の導かれたの?
「いや、死んでないよ……ここは三途の川に続く黄泉比良坂の近くだ」
「三途の川って、やっぱ死んでんじゃねえか……地獄行きか」
「お前、自分で地獄に行くの認めるんだな」
「それ相応の事はしたと自覚しているからな」
俺はどう足掻いても地獄に落ちる側の人間だ……まぁ、何名かは地獄に道連れにするけれども。
まさかこんなにも若くに死ぬとは思いもしなかった…………高校1年生で死ぬとか割と短すぎる人生だろう。
「オホン……聞くがいい。お前は選ばれたのだ」
「おい、今更そういう風にされても困る。素でやれ、素で」
「いや、こういうのって形が大事だからさ」
「俺1人しか居ねえんだから、体裁とか気にしても意味ねえだろう……仏はなにで俺の身になにがあったの?」
「ん〜……あの、Fateって作品知ってる?」
「知ってるよ。公式設定集とかは買ってないけど、大体は知ってる」
「Fateに出てくるサーヴァントって英霊の座に居る英霊のコピー的な存在なの知ってるよね?今ここに居るお前はそれに近いんだよ」
「え〜っと…………要するにここに居る俺は本物の俺じゃなくて分身体みたいなものってことか?」
「そうそう、そういうこと……いやぁ、オタクは話が早くて通じるよ」
おい、オタクをバカにしてるのか?
色々とツッコミを入れたいことがあるが言葉や不平不満は最後にぶちまけておこうととりあえず話を聞こうとする。
「お前を二次小説みたいに転生させる事になったんだ」
「待て待て待て待て…………俺をか?もうちょっとこう……チョイスあるだろう?ていうかなんでそんな事するんだ」
「暇潰し」
「おい、神や仏がクソみたいな存在なのは近年顕になってるけれども、堂々と言うなよ」
「しゃあねえだろう。昔みたいに生きたままあの世に下ったりとか仙人になるとか魔法とかの道を極めるとか無くなったんだから、割と暇なんだよ」
開き直りやがったよ。
俺を二次小説みたいに転生させると仏像、いや、仏は言っている……ここに居る俺は本物の俺じゃない。Fateで言うところのサーヴァントに近い存在…………。
「なんで俺なんだよ?もうちょっとこうあるだろう」
「今回が初じゃねえんだ。何度も何度も色々な奴を転生させてんだ」
「なにさらっと爆弾発言してんだ」
「いやでも、皆、わりと喜んでたよ。億万長者になってハーレムを築き上げると煩悩に溢れていたよ…………色々と悲惨な目にあったけど」
「転生させようとしてる奴が転生させられそうになってる奴にそれを言うのか?」
「創作物の世界に転生ってかなりキツイんだよ……FGOにマスター候補の1人として転生して藤丸立香とWマスター体制で頑張ってる子が居たんだけど大変面白かったよ」
「ほぅ、具体的には?」
「初期のサーヴァントがマタ・ハリで
サーヴァントって、妊娠しないよな?
色々とツッコミを入れたいことがあるが聞いている限りは割と面白そうである……読者目線でだけども。
「他にも色々とあるぞ。遊戯王の世界に転生したらたまたま買ったパック開封したら
「おぉ……恐ろしい……他は?」
「鬼滅の刃に波紋の呼吸とクレイジー・ダイヤモンドのスタンドを持って転生した奴が胡蝶カナエと甘露寺蜜璃を嫁にして幸せに暮らしたりしてた」
「はぁ〜…………チートだな」
「オレTueeeeは転生者の特権なんだぞ…………でまぁ、今回はお前の番になったんだ」
「いやだからなんで俺なんだよ……もっと居るだろうがマシな人間が」
俺は捻くれ者で自分自身がクズな人間だと自覚している。
学校行事はサボりの常連、小学生に至っては引きこもりをやってたぐらいだ。協調性とか0だぞ。
「うん、だから選んだんだよ」
「だからって……」
「こう……ライトノベルの主人公ってなんだと思う?」
「いきなりだな…………魔法科高校の劣等生の司波達也、とある魔術の禁書目録の上条当麻、SAOのキリト、デート・ア・ライブの五河士道とか?」
「そう…………けど、なんか違うなって最近になって閻魔大王のおっさんが言い出したんだよ。別にね、かわいそうだ助けてあげようとかの精神はいいんだけども、なんか違うんだよ…………こう、司波達也とかキリトってカッコいい様に見えてクソな部分もあったりするわけじゃん」
なんかめんどくさい事を言い出したぞ。
否定したりすればめんどくさいのは確かなので話を最後まで聞いておくことにしておく。
「現実的な話をするのならば野原ひろしと荒岩一味が最も理想的な大人じゃん」
「まぁ、そうだな……荒岩一味や野原ひろしレベルの聖人になれって言うのか?」
「無理無理無理無理、お前が野原ひろしとか荒岩一味レベルの男になるなんて絶対に無理だから」
分かってるけれども腹立つな。
仏像は絶対に無理だと俺を否定する……まぁ、野原ひろしと荒岩一味は次元が違い過ぎるからな。キリトと野原ひろしのどっちが良いかと聞かれれば俺は迷いなく野原ひろしを選ぶな。
「普通じゃない人を転生させたらどうなるのか見てみてえんだよ……お前普通じゃないだろ?」
「……過去の行いを反省しろとか何時か幸福とかを見つけられますようにとか憐れんでるのか?」
「んな事は言わねえよ。そいつの人生はそいつのものなんだから……お前の経歴マジでスゴいな。小学2年でイジメられて3年でいじめっ子が1つのクラスになって集団でイジメてきて問題が起きても学校側が1回だけごめんなさいって謝らせてそれだけで終了させるその場しのぎでいじめっ子全然反省してない上に当時の担任が仲良くしようねとかふざけた事を言いやがったからブチ切れて学校を脱走、あんまりにも学校側の対応が酷いのと教師が頼りないからって教育委員会に通報して、ネットとか使ってイジメが起きたりしているけども学校側がまともに取り合ってくれないとかいじめっ子の住所とか電話番号とか晒して更には担任とか教師が無能だからって担任を代えてくれってビラ配ったりして……いじめっ子の中学受験、失敗させたり担任とか校長とかが教員免許を剥奪されたり1か月以上全国放送のニュース番組で問題として取り上げられる問題を起こしたよな」
「…………言っとくがその行いを反省しろとか言ってもしねえからな。人間話し合いが通じないクズも存在する。上には上が居るんじゃなくて下には下が居るとか大人は頼りないとか学校に行く意味はあるのかとか色々とあって人を信じるんじゃなくて疑う心を手に入れる事が出来た。小学校4年間行かずに卒業式で校長達の前で卒業証書を堂々と破り捨てた事は後悔してねえ……いじめられてた頃は自殺しかけるぐらいには追い詰められてたんだ。いじめっ子や教師達の人生潰したの後悔なんかしてたまるか。身から出た錆だぞ」
別に人との繋がりが嫌とかは思っていない。
ただ世の中には関わりを持ちたい奴も居れば関わり合いを持ちたくない奴も居る。自分が真面目にやってるのに他がふざけた真似をするから連帯責任を取らされるぐらいならば最初から人との繋がりや関わり合いは持ちたくない。皆仲良くしようねなんて絶対に無理な事なんだよ。
「お前みたいなタイプの人間を転生させた方が絶対になんか面白そうな事が起きそうじゃん。二次元の世界に転生した!じゃあ悲劇のヒロインを助けるか!もいいけれども捻くれた奴を見てみてえんだよ」
「無茶苦茶言うなぁ…………というか転生させる事は決定事項なんだな」
「大丈夫だって。ここに居るお前は本物のお前じゃない、本体からコピーして作られた存在だから後続の憂い的なのは断つ事が出来てるぞ」
なんと言うか至れり尽くせりだな。
でもまぁ、過去を振り返る事をしなくていいのはなにかといい。転生もので転生者前世の記憶ありまくりなのに前世の家族の事を気にする素振りが無いのが多かったりするし…………多分、何回か問題があったんだろうな。
「なにもタダでやろうってわけじゃねえよ。ギブ・アンド・テイク、それ相応に見合う報酬はくれてやるよ」
「転生特典でもくれるのか?じゃあ、Fateの黄金律Aを」
「王の財宝とか無限の剣製を選ばないんだな……無限の剣製で純金投影すれば金になるんだけど」
「なに言ってやがる。何処の世界に飛ばされるか分からない以上は金は正義なんだよ」
世の中は資本主義、金こそが絶対とは言わないけれども金こそが正しいんだ。
金があるのと無いのとじゃ話が違う。金があれば大抵の事は出来る……人が働くのは命を消費するのは時間を使うのは金の為だ。ボランティアなんてくそくらえだ。
「ていうか何処の世界に転生させるんだ?……まさかGOD EATERみたいに色々と世界が修羅場ってる世界じゃねえだろうな?」
「ワールドトリガーっぽい世界の三雲修」
「……おい!!無理だ、幾らなんでも三雲修は無理だ!モブにしろ!」
「お前のそのぶっ壊れたメンタルなら三雲修に匹敵する筈だ!大丈夫だ、転生特典はちゃんとこっちで用意してある……あ、黄金律Aは無理っぽい」
「……………転生特典なに貰えるんだ?」
「───だけど、どうする?」
「じゃあ、Dr.STONEの石神千空と七海龍水と浅霧幻を合わせた感じの知識をくれ…………コレはご褒美に加わるのか?」
「いや、ご褒美はそれとは別枠だよ。あ、原作知識は常に更新されるようにしてるから。あくまでもワールドトリガーっぽい世界であって全部が全部一緒じゃねえからな……ご褒美なにが欲しい?」
「…………アニメのポケットモンスターのサトシくんに……ポケモン貰える当日寝坊しない様にして転生させてくれ」
「お〜意外と欲張るな。けど、それもそれで面白そうだからいい」
ワールドトリガーで生き抜いたら三雲修からマサラタウンのサトシくんに転生させてくれると約束を取り付けた。
2度目の人生を謳歌すれば第3の人生が待ち構えている……でもワールドトリガーって自信がねえよ。トリオンモンスター千佳、常時トロッコ問題の迅、残り寿命僅かな遊真、そしてぶっ壊れメンタルの修……どの主人公にもなりたくねえ……。
今後の展開どうしよっかな
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2人まとめては最高さ
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那須玲のお尻は素敵
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藤丸ののの、ののパイは、おっぱいは正義