最初の大規模侵攻が発生してから約2ヶ月が経過した。
春は過ぎクソ暑い夏休みも終えて冬に近い季節がやって来た。
「時間だな」
三雲修は神堂財閥にスカウトされた。
小学校にまともに通っていないのを知っている神堂はガンガンとシフトを入れた。修はアミューズメント産業、特にゲーム関係に興味を示している。色々と資格を所有していてもオタクを雇わないのが一部の業界では当たり前だが神堂は使えるか使えないかを基準にしている。
修はアミューズメント産業で働くことになった。桜はなんと神堂財閥の相談役になった。小学生にして相談役である。
給料的な意味合いでは桜も修も同格、と言っても大卒の一部上場企業とは名ばかりのブラック企業の足元を見るみなし残業支払ってそれ以上の時間を残業させるの前提なクソみたいな職場環境や給与体系でなく、割とどころかかなりホワイトな職場に居る。
──ピンポーン
「は〜い……あれ、修くん……部屋からやってくるんじゃないの?」
「一応は大事な話なのでこうしてちゃんと来ました」
「そんな畏まらなくていいよ。僕達の間柄じゃないか」
「いえ、こういうのは形が大事なんです」
修は就職祝いだと母に買ってもらったスーツを着て日野家にやって来た。
割と大事な話をしに来たので真面目にスーツを着た。なんだったか鹿のやの1番高い菓子折りを持って来ている。
「取りあえずは上がってよ」
「はい、失礼します」
「…………」
無理に畏まっているなと少しだけ困る日野兄。
家のリビングに上げると鉄子とリリエンタールが出迎えてくれる。
「部屋から来るんじゃないの?」
秘密の部屋から来るかと思っていた鉄子は首を傾げる。
普段着じゃないし菓子持ってるし、何時になく真面目な雰囲気を持っており鉄子は兄を見つめる。
「おさむ殿、お似合いですぞ!」
「ありがとう、リリエンタール……大事な話をしに来たんだけど聞いてくれるかな?」
「ほぅ、大事なお話ですか?」
「え……大事な話だったらリリエンタール無しの方が」
「いやちょっとリリエンタール関係で依頼を……些細な事に見えるけれども大事な話だからスーツを……後は敬語を」
「気持ち悪いから素で喋りなさい。リリエンタール関係……紳士組は居ないわよ?」
リリエンタール関係かと聞けば黒い話かと思った。
鉄子は黒い話ならば黒服の組織の一員であるウィルパーとロン毛の紳士組に相談を持ちかけた方がいいんじゃないのかと考える。
「色々と考えたんだ……鉄子とお兄さんはボーダーを知っていますか?」
「そりゃ連日世界レベルでニュースになってるから嫌でも耳に届く……兄貴がスカウトされたわ。まぁ、断ったけど」
ボーダーが表に出てきて約2ヶ月経過して色々とあった。
ボーダーは三門市本格的な基地を構えると言い出して三門市に世界中に開かれてる近界民が出現する門を収束させると言い出してその内正隊員の募集をすると言い出した。
科学関係で特許を持っている日野兄は超一流のエンジニアでもある。
ボーダーのトップである城戸はスカウトをしたのだが、スカウトが丁寧に断られた。
「断ったんですか?」
「なんか……自分達にとって都合のいい事を話していたわ。ボーダーは近界民に対して対抗する組織で、今行けばエンジニアチーフの座は確定って言ってたけど兄貴を安く見過ぎよ」
「別に僕はエンジニアチーフでも構わないんだけどね……ただ、色々と腑に落ちない点とか色々と言ってるけどやってることは兵器開発してくれって言ってるから……腑に落ちない点とか聞いたりしたけども正式にエンジニアチーフになってくれたら情報開示するって言ってて、母さんにも相談したら戦争に加担するのは止めなさいって」
「でも、ボーダーが無かったら地球が危ないですよね?近界民は近代兵器をものともしないんですよ」
「うん……戦争は良くないし、話し合いが通じる近界民だって居るかもしれない。そういう人達と一緒に面白い物を開発するなら喜んでするんだけど……ウィルパーさんやシュバインさんに相談したら程良い関係性を築き上げるのが1番だって言ってて、両親や僕の技術の使用許可とか資金の一部の出資とかで納まってるよ」
「あんた、神堂のところにスカウトされたんでしょ?神堂、兄貴をライバル視してるから兄貴以上に技術提供と出資してるでしょ?」
「いやぁ、俺はエンジニア関係の仕事がメインで交渉とか人事とか雇用関係の仕事は桜がメインだから……あいつ小学生にして神堂さんの相談役になってるから……」
その辺りについては自分の管轄外である。
桜に聞けば詳しい出資額や提供している技術なんかを教えてもらえるが、日野家以上に出資や技術提供をしていると認識しておけばいい。
一瞬にして大きな差をつけられてしまったなと修は何処か遠い目をしている。
「知らないって事は……うちになにを頼みに来たの?」
「リリエンタール……ライトニング光彦さんに会わせてくれないか?」
「む、みつひこ殿にですか?」
「ああ。色々と考えに考えた結果、それしか道は無いなって……頼む」
「分かりました!……ひらけ、いかいの門よ!」
テレビに向かってそう言えば突如としてテレビにノイズが走り、ちょんまげ騎士である吉良ライトニング光彦がテレビから出てくる。
「これはこれはリリエンタール殿!」
「おさむ殿がみつひこ殿に会いたいと言っていました」
「修?……おぉ、何時ぞやの少年ではないか!すーつとやらに身を包んで、顔付きが変わっているな」
「社会の荒波に飲み込まれましたからね……今日は折り入って頼みたい事があり日野家に参りました」
「ほぅ……なにやら重要なお話のようですね」
「実は俺、私が住んでいる街に異世界からの侵略者が現れました!」
「なんと!異世界からの侵略者と……我が剣に頼りたいのですか?」
「いえ、私を弟子にしてください!色々と考えた結果、貴方に弟子入りをして強くなろうと思いました」
「で、弟子?」
修は綺麗な土下座をする。
弟子にしてくださいと言われた事にライトニング光彦は戸惑いを隠せない。ライトニング光彦だけではない、鉄子や日野兄も戸惑っている。
「異世界からの侵略者は異世界から我々の世界へ繋がる門を開きます。一時の場を凌ぐのであるならば貴方の力を借りればそれでいい。しかし、戦争というものは人が生きている限りは永遠と終わらない代物です……私をどうか異世界からの侵略者と戦える様に鍛え上げてください」
「なんと、こちらの世界でその様な事が巻き起こっているのか」
「修、あんたなんでそんな事をするの?…………アグモン達が居るでしょ?」
鉄子はアグモン達が物凄くやる奴だと認識している。修とギルモンは融合する事が出来るのも知っている。
近界民は物騒な存在であるのは認識しており危機感を抱いているのはまだ分かるが、いざという時はアグモン達に戦わせればいい。アグモン達はいざという時は戦う気満々である。
「確かにアグモン達は強いけれども、アグモン達が強いのであって自分自身は拳銃を持った人と戦えないぐらいに弱い。極端な話、デジヴァイスを取り上げられればただの人だ……生身の肉体を鍛え上げないといけない」
「でも、近界民って近代兵器通じない……ああ、そういやあんた素手で殴り倒せたわね」
「デジヴァイスを取り上げられた際の事を想定して、鍛えておきたい。バスジャックの一件でデジヴァイスを携帯しないとヤバいって危機感を抱いたけれども、トイレにまでデジヴァイスを持ち歩くのは無理だから……」
「まぁ……流石に365日24時間1分1秒常に警戒し続けるのは無理よね…………なんであたしに頼らないの」
「鉄子は悪い大人と戦う機会は沢山あったけども未知の、それこそ魔物とかを相手にした事は無いだろう?俺が相手にしないといけないのは未知の相手だ」
「修くん、相手って言っているけれどボーダーに入隊するの?」
「入隊はしません、ただ単に自衛の手段を持ちたいんです……ボーダーという組織の存在意義は分かってます。重要なのも分かっています。ただ、どれだけ綺麗な言葉で見繕ってもボーダーは異世界からの侵略者と戦争を、防衛戦をしているという認識は変わりません。俺達はこの前の大規模な侵攻には居ませんでしたが、近い将来同じことが起きると予測されます……確実に防衛ラインを越えてくると予測しています。その際に戦えないのは話になりません」
「成る程…………被災地をチラリと視察はしたけれども、近界民は凄まじいからね…………」
「生憎な事に私は就職しまして……週に1度だけでいいです。私を鍛えてください」
修は知っている。
原作開始すれば絶対に越えてはいけないと言っているラインを簡単に越えるのを、イレギュラー
修は知っている。自身のトリオン能力ではボーダーに入ることが出来ないのを。
自ら進んで危険な目に遭うつもりは無い。でも、自衛の手段を持っておかないといけない。
ボーダーには優れた人材や環境が多く居るのを。1日でも遅れを取ってスタートしてしまえば遅れを取り戻すのは難しい。だから今、自分が出来ることをやっておく。
鉄子に弟子入りをするという事も考えたが、鉄子はカンフー使いで未知との戦いは出来ない。
近距離戦を学ぶことは出来るのだが、修は原作の三雲修同様にレイガストと射手系のトリガー、バイパー辺りがしっくりと来る。故にライトニング光彦に弟子入りをしようと考えた。
この男、三雲修とは程遠いくせにいざ追い詰められれば三雲修以上になにしでかすか分からない核弾頭である。
追い詰められているのでこんな馬鹿みたいな事を考えた。
「見知らぬ誰かを守るなんて俺には言えない。けど、家族や目の前に居る友達を助ける事が出来るぐらいにはなりたいんです」
「……修、気持ちは分かった……しかし、この家で暴れる事は家主が……」
「思う存分に暴れる事が出来る部屋があるわよ」
「なんと!その様な便利な部屋があるのか…………ならば、週に1度、鍛えましょう!」
「ありがとうございます……」
「では、早速部屋に向かいましょう!」
話が決まれば、直ぐに行動するのみだ。
ライトニング光彦は鉄子達と共に3階に向かえばマリーが現れてマリーが何をしているのか尋ねるので修はライトニング光彦に弟子入りをした事を伝えて、デジモン達を出すことが出来て修の部屋に通じている秘密の部屋にやって来た。
「では、早速……どれくらいやれるか」
「ちょっ、流石に真剣はまずいわ……リリエンタール、ノート!」
秘剣であるライトニングイナズマを鞘から抜いたライトニング光彦。
流石に真剣はまずいと鉄子はリリエンタールに部屋の構造を弄くる事が出来るノートを持って来させると木刀を描いて木刀を出現させた。
「これは失礼……では、どれほどなのかお手並み拝見です」
「はい」
修にも木刀が支給された。
修は左手の片手で木刀を持って斜めから切り込もうとするがライトニング光彦は簡単に防いだ。
「さぁ、どんどん攻めてこい!!」
「っぐ……」
修はこの時点で直ぐに察した。
ライトニング光彦と自分の間にはとても大きな差や壁が存在しているのを。何段階も上な相手なのを。
三雲修は盤外戦術は物凄く上手いが純粋な戦闘には向いていない。中の人もサポートする事が向いているのを自覚しているが、いざという時に真正面から戦って勝つことが出来る実力を持っていないといけない。三雲修の戦う相手は殆どの面に置いて格上である。だから勝てないのを理由にする事はただの言い訳でしかない。
「今度はこちらからいかせてもらおう!」
「っ、来る!!」
ある程度は攻めまくった修を見て今度は攻めにいくライトニング光彦。
修は攻撃を受けようとするがライトニング光彦のパワーは凄まじく腕が痺れるが修は気にする事はなく防御を続ける。
攻撃のイメージが出来ない、というか純粋なパワーとかが半端じゃないと修は守ることを徹底しようとする。
「どうした、守ってばかりでは落とせぬぞ!!」
「守りや補助を重視した戦闘スタイル……それが俺に、三雲修に合う戦闘スタイルです……」
「っむ…………どうやら本気で行かなければならないようだ」
手を抜いているとはいえ真面目に修を倒そうとしているライトニング光彦。
思った以上に修の防御が上手でコレは手加減をする必要は無いと判断したのかライトニング光彦は本気で木刀を振りかざせば修の木刀は弾かれた。
「っぐ……手が痺れるな」
「総評をしよう……運動能力は問題無いが、戦う事をしていない。動きが素人だと分かるので先ずは基礎を固める事だ……」
「素振り、ですか?」
「いや、それも大事だがもっと近距離での実戦経験が大事だ……」
「ならばてつこはどうでしょう?てつこは強いですぞ!!」
「……いや、鉄子と戦えば確実に負けるのは目に見えてるから」
一本ありとライトニング光彦は木刀を持った手をおろす。
修の運動能力は問題無いが、戦いに対して素人であると判断をくだす。基礎を固める事をコレからの課題とし実戦経験を積み上げるのが1番となり、リリエンタールは鉄子との戦いを提案するが鉄子も鉄子でとんでもないレベルで強いのである。
「う〜ん……あ、じゃあ道場に行く?」
「道場?」
「私、家での修行以外に道場に通ってるのよ。あんたに今必要なのは基礎的な部分だって言うなら、道場に通って鍛え上げればいいわ」
「道場か………………鉄子が通ってるところだから厳しそうだな…………」
「大丈夫よ、初心者向けの護衛術を教えてたりする道場だから。私の紹介だったらお金を取るとか無いし」
「いや、お金は払う……幸いにも貯金するしか今のところは使い道が無いからな……」
コレでも結構貰っている修なのだ。
そんなこんなで修は週に1回ライトニング光彦に、それとは別の日に道場に通うことが決まった。
後日、鉄子の紹介で空手の道場に向かった修と鉄子。
「この人が夏目さん」
「どうも……自衛の手段を学びたいんだね?」
「はい…………悪い事に利用するつもりは無いです…………」
「いい目をしている…………基礎的な部分からスタートならば孫娘と一緒に学べばいい」
「あ、お孫さん居るんですね」
「お祖父ちゃん、ちーっす」
「あ……」
ここに来て修は気付く。この道場、千佳の友達になる夏目出穂の実家の道場であることに。
なんだかんだでこの世界はいい加減に出来ているけれども、ワールドトリガーの世界なんだと修は改めて認識した。
唐沢さんが小学生で相談役と言っていたので桜は相談役になりました。
修は現段階では雷蔵さんぐらいには偉いです。
今後の展開どうしよっかな
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2人まとめては最高さ
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那須玲のお尻は素敵
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藤丸ののの、ののパイは、おっぱいは正義