デジモントリガー   作:アルピ交通事務局

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もさっとしたイケメンのバイト先

 

「おじさん、発注をお願いします」

 

「おぅ、今度はどんなマニアックな漫画だ?」

 

「いえ……このUSBに入れてる漫画全部お願いします」

 

「USB?……ぬぅおあ!?なんじゃこの量は!!」

 

 宇佐美の本屋に向かった。ネットカフェを開くことが決まったので早速漫画集めをすることにした。

 え、ネットカフェじゃないのかって?最近のネットカフェは漫画喫茶でもあるんだよ。俺の持っている漫画とはまた別に、色々と漫画が必要になったので宇佐美の本屋に向かって注文した。

 

「う〜ん……文、ちょっと出てくれるか?」

 

 余裕で1000冊は越える量の注文に宇佐美のおじさんは頭を悩ませる。

 流石にコレをリストに変えるのは厄介だなと文を呼び出した。

 

「え、なになに、この量は?」

 

 文にも見せればこの量は異常なので驚かれる。

 

「今度ネットカフェをオープンする事が決まって、そこのオーナーをやれって言われて……まぁ、取りあえずは漫画をと……発注無理なら他所の業者に」

 

「いやいやいやいや、無理じゃないよ!むしろ出来るどころかするよ……やぁ、桜くんといい君といい日野さんのところといい最近の子供はかなり進んでるんだな」

 

「いや、俺達が異常なだけですから」

 

 上客が現れたと喜ぶ宇佐美のおじさん。

 最近の子供はかなり進んでいるが俺達がその中でも異常なだけであって、他は普通……あ、でも小学生で本を出しているとか普通にあるんだよな。

 

「ネットカフェって……本屋(うち)の1番の敵だよね?」

 

「それ言い出したら電子書籍も敵だぞ……新刊が発売されたりすれば、この店に発注するんで」

 

「あ、ありがとう!君はうちの救世主だ!!」

 

 また大袈裟な反応をして。

 宇佐美のおじさんは上客が現れた事に歓喜する……本屋の売上以前に年々漫画やライトノベル以外の小説を読む人達が減って来てて本屋が年々激減してきてるからな……前世でも個人経営店の本屋を見た覚えはあるにはあるけれども一箇所だけで、そこは小学校と提携してて教科書を仕入れたりしていて売上の殆どが教科書代って聞いたな。

 

「さて…………どうすっかな…………」

 

 家に帰ってはリビングでパソコンを開く。

 色々と考えた結果ネットカフェ形式が1番であると提案したものの、まさかネットカフェのオーナーをやらされるとは思いもしなかった。

 流石に運営等は神堂財閥の信頼出来る有能な大人がやってくれる。俺はあくまでも、飾りのオーナーで……フーディエがホントの意味で活動する時が来ない限りは道楽だ。

 

 ビルに入れる店はネットカフェは入れておけと言われたので1階を漫画が置いてあるところと漫画喫茶ブース、2階が個室と鍵付き個室、3階がカラオケ……調べてみたけれどもネットカフェもネットカフェでそこそこ景気が悪い。スマホの普及と共にネットの価値が薄れて行ってるのが良い証拠だ……漫画喫茶の方が売上高いんだろうな。

 

「4〜10は…………どうすっかな……後々の事を考えれば2階は開けとかないといけねえ。地下一階は休憩所兼俺の職場として…………ちょこっとで流行ってる物はなんだ?」

 

 普通のネットカフェを真似ればいいだけの話だが、10階フルにネットカフェにするわけにもいかねえ。

 後々の事を考えれば2階ぐらいは余裕を残しておくとして4,5,6,7,8階をどうやって処理していくかだ……

 

「4階を器具だけのジムにして、5階はシャワールーム兼遊び場……6階もスポッチャみたいにしれ7階は………………アレにするか………」

 

 念には念を入れて8,9,10階は空けておこう。

 コレでも建築関係に勉強とか宅建士の資格を持っているので内装とかの間取りには拘る。社員としての仕事と同時にオーナーとしての仕事を覚えないといけない二足の草鞋で結構なハードな生活になったが……なんとか乗り切った。気付けば通帳の数字も増えていた……増えていたが使い時が中々に見つからねえんだよな。

 

「はい、コレ」

 

「……え、なにこれ?」

 

 店の内装とかが出来てビルに【胡蝶の夢 フーディエ】の看板が置かれた頃だった。

 派遣される店長との打ち合わせをしたりしていると母さんが1枚の書類を持ってきた。

 

「なにって、履歴書よ」

 

「いやいやいや……なんで?専業主婦でしょ?」

 

「別にお父さんがリストラされたとかそんなんじゃないわ。ただ単に老後の貯蓄を増やしたいだけよ」

 

「俺、結構稼いでるよ!月3万円家に入れてるじゃん……足りないって言うなら」

 

「馬鹿ね、息子からのお金なんてそう簡単に受け取れるわけがないでしょう……貴方がいざ一人暮らしする時の最初の資金として貯蓄してるわ」

 

 お、おぉ、聖人の極みだな。コレがこっそりと作った貴方の通帳と言われて見せてもらうと結構な額が入っている。

 母さんは預金通帳をしまえば俺に再度履歴書を渡してくる……………。

 

「いや、確かにアルバイトの募集はするけども……」

 

「じゃあ、私がアルバイト第1号よ……家の事を蔑ろにしたくないから平日の昼間を週3〜4でお願いしたいわ」

 

「じゃあ9時〜17時、休憩45分で…………実の母と職場が同じとか辛い…………」

 

 なにが悲しくて実の母をパートとしれ雇用しなければならないだろうか。

 しかし母さんが雇えと言っている……コレを下手に断ればアレだし、仕方がねえと受け入れて取りあえずは母さんが胡蝶の夢フーディエのアルバイト第一号になった。

 

「胡蝶の夢 フーディエのオーナーの三雲修です」

 

「烏丸京介15歳、今年から三門高校に入学します」

 

 4月にオープンする事が出来るように上手く調整をする。

 店が準備出来ても肝心のアルバイトを雇わないといけない。アルバイトは店の評価に繋がるので、慎重に選ばなければならないと俺も面接の一部を引き受ける事にした結果…………なんか烏丸京介がやって来た。

 

 烏丸京介がアルバイトをしてて家にお金を入れている苦労人なのは知ってたけど……まさかうちに来るとは思いもしなかった。

 

「……じゃあ、志望動機を聞いても」

 

「静かな環境で黙々と仕事したいと思いたまたまこの店を見かけまして」

 

 教科書通りの綺麗な志望動機を言ってくるな。

 正直な話、学生のアルバイトでマニアックなアルバイトじゃないならお金が目当てで働いていますって言ってくれた方がまだ信頼する事が出来るんだけどな。

 

「ボーダーやアルバイトの掛け持ちをするって書いてますけど、ボーダー隊員なんですか?」

 

「はい……問題はありますか?」

 

「ボーダーってアレですよね?FPS的なのをやって強くなる軍事演習的なのをしまくってますよね……うち、最低で週2最高で週4しか雇わない方針で……ランク戦とかいうのでシフトが入れられないのはね」

 

「それなら大丈夫です。自分の所属している部隊は防衛任務はしますがランク戦はしません……ただ、緊急時の防衛任務がある場合は抜けないといけません」

 

「ボーダーにも守秘義務があるのは理解してるけど、あんま防衛任務ガンガン入れられると店は困る…………学業関係はどうなの?うちは作業は楽だけどもアホは雇わない方針で、テスト期間の休みは認めるけども夏休み期間中に赤点の補習が入って来れないって言うのは割と困る」

 

「学業も問題はありません」

 

「……海の家とかの夏休み限定のアルバイト入るから、アルバイトに来れないとかは?」

 

「海が無い三門市から出ることは無いと思います……夏休み限定のアルバイトは……1日だけなんで」

 

「…………う〜ん…………」

 

 受け答えはハッキリとしているし、やる気もちゃんとある。

 しかしネックなのはボーダーだ……大規模な侵攻が起こっているならまだしも、秘密の防衛任務とかで仕事を休まれたら困る。

 アルバイトのシフトをガンガン入れてほしいと主張してくるが、夏休み限定のアルバイトとかがあればそちらを優先しようとしている。まぁ、確かに夏休み限定のアルバイトは給料がいいからな。

 

「3ヶ月、給料とかは変わらないですけどもボーダー関係とかアルバイトのシフトガンガン入れすぎて日常が乱れないかの試験運用のテスト期間を入れる形で採用させてもらいますね」

 

「えっ…………採用してくれるんですか?」

 

「日常生活をちゃんとしてくれればそれで構いません…………ただし、ボーダーが秘密裏にしておかない極秘の防衛任務的なのが多発してこっちを休まないといけなきゃ……残念ですが解雇という事で」

 

 話の流れ的に無理だと思っていたが採用された事を驚く烏丸さん。

 あくまでも試験運用の期間を与えると言うだけであり、無理っぽいならばクビにする。試験運用期間……まぁ、ボーダー以外にアルバイトを掛け持ちしてて三雲修の師匠なんてやってるんだから、出来るだろうな。

 

「分かりました……」

 

「じゃあ、後日に印鑑と預金通帳のコピーを」

 

「あ、持ってきてます。ゆ◯ちょで大丈夫ですか?」

 

「早いですね……じゃあ、ちょっと待っててください」

 

 持ってきてた雇用契約関係の書類を取り出してボールペンを渡す。

 烏丸さんは直ぐにサインして判子を押し、預金通帳の番号を記入していく。

 

「じゃあ、早速シフトを……うちのシフトは固定のシフトじゃなくてこの日入れますよって3週間前に知らせるタイプのシフトです……出来ればなんですけども4月1日のフーディエのオープン初日は居てほしいんですが」

 

「大丈夫です……こんな感じで入りたいんですけどいいですか?」

 

「大丈夫ですよ、ただテスト期間は早目に言ってください。こっちも色々とありますので…………採用が決まったのでアルバイト割とお友達紹介システムを説明しますね」

 

「アルバイト割は分かりますけど、お友達紹介?」

 

「ああ、別にそんな難しい事じゃないですよ。お友達紹介して会員登録してくれたら1人につきスタンプを1個押して30個貯まれば500円のクオカードをプレゼントするってだけのシステムです……」

 

「まぁ、広い方っすよ……………そのシステムって1回だけですか?」

 

「何回でも出来ますよ」

 

 烏丸さんは良いことを聞けたとキラーンと光を出す。

 烏丸さんは知り合いが多い、顔が広い方だから色々な人をこの店に紹介してくれるんだろうな…………。

 

 

 

 

 ※

 

 

「じゃあ、4月1日の8時に来てくださいね」

 

「はい、分かりました」

 

 烏丸京介は胡蝶の夢 フーディエのアルバイト面接を受けた。

 時給1000円という破格な学生のアルバイトの時給に心を惹かれた。ボーダー関係で色々と言われて一時は危ういかと思ったがなんだかんだでアルバイトの面接が受かったので内心ホッとしている。

 

「お友達紹介システムか…………っと、受かったことを伝えないと」

 

 面接会場を後にした烏丸は玉狛支部に向かった。

 

「おかえり……どうだったの?」

 

「受かったっすよ」

 

「よかったじゃない」

 

 玉狛支部に向かえば小南が居た。

 烏丸がアルバイトの面接に行っていた事を知っているので成果はどうであったかを聞けば烏丸は受かった事を伝える。

 アルバイトの面接はどうだったかを聞けば問題無く受かった事を報告したので、ボスこと玉狛支部の支部長である林藤匠の部屋に向かった。

 

「おぅ、おかえり。アルバイトの面接はどうだった?」

 

「無事に受かりましたよ……ただ、ランク戦を理由にシフトに穴を開けられるのが困るって……若いオーナーでしたけど意外とボーダーの事を知ってました」

 

「あ〜……そうか。ま、そうだよな」

 

 ボーダー隊員には色々といる。本気でボーダーに所属する人も居れば学業や仕事を優先して防衛任務に入っている人も居る。

 今のボーダーが出来て間もないのでアルバイトとボーダー活動を両立するのはとても難しい事を知っている。ランク戦を理由にシフトに穴を開けられるのが困るという修の発言も当然と言えば当然である。

 

「週2〜3で入りたいんで防衛任務を」

 

「分かった…………アルバイトが出来るようになったからってシフトをガンガン入れすぎて無理すんなよ?」

 

 働きすぎるのもあまり良くない事だと林藤は知っているので一応は気にかける。

 烏丸は問題は無いと、シフトの調整が上手くやってくれるならばそれでいいのだと考えがある。

 

「おかえり〜。アルバイトの面接どうだった?」

 

 シフトの事を話していると宇佐美栞がやって来た

 

「宇佐美先輩、受かりましたよ……給料が結構良いんで玉狛に来れなくなる日が増えます」

 

「そっか〜残念だな……ところでとりまるくんは何処に面接に行ったの?コンビニ?スーパー?」

 

「いえ、ネットカフェです。4月の頭に新規オープンするネットカフェのアルバイトを……あ、ネットカフェというかラウンドワンに近いですね」

 

「……それってスポーツジムとかがある感じのネットカフェかな?」

 

「ええ……胡蝶の夢 フーディエってお店です」

 

「あそこかぁ……」

 

「知ってるんですか?」

 

 アルバイト先を言えば少し反応を示す宇佐美。

 大手のチェーン展開されているネットカフェじゃないので知っているのは些か不思議ななので聞いてみると宇佐美は頷いた。

 

「うん……オーナーが実家の本屋に漫画を大量発注してて……お父さんは大量発注が来てこれから漫画を入荷する際には家を利用してくれるみたいで物凄く大助かりでさ」

 

「オーナーが……そういえばオーナー、スゴい若かったっすね」

 

「そりゃそうだよ。とりまるくんの一個下だよ?」

 

「いやいや、そんな嘘には騙されませんって」

 

「嘘じゃないよ?修くんがオーナーのお店でしょ?」

 

「…………マジすか?」

 

 なんか妙に若いなとは思っていたものの、ボーダーには21歳児の風間がいる。

 見た目で年齢を判断してはいけないのを知っているので若いなとは思っていたが名前を言っていないのに宇佐美が名前を当てたのでホントだと驚いていた。

 

「小学生の頃に神堂財閥にスカウトされて……アミューズメント関係のエンジニアをしてるって聞いたよ」

 

「子供なのに働いてるのか!?」

 

「うん。もう一人、神堂財閥にスカウトされててもう一人は神堂財閥の相談役をしてるよ」

 

「最近の子供は進んでるって聞くが……一国一城の主か…………」

 

「オープンから1週間の間は割安なんで来ませんか?漫画とパソコン以外にもカラオケとかスポッチャとかジムとかありますよ」

 

 上には上が居るんだなと実感する林藤。

 烏丸はここだなろネットカフェに来ないかと言った。パソコンとか漫画とかならば別に玉狛支部に置いてある物だが、カラオケとかスポッチャとかあると聞けば面白そうだなと林藤は笑みを浮かべる。

 

「カラオケ?カラオケにつれてってくれるのか?」

 

「あ、陽太郎!」

 

 カピパラに乗った少年、林藤匠の親戚という事になっている林藤陽太郎が話を聞いたのか舞い上がっていた。

 

「カラオケに行きたい!」

 

「いや、4月は花見って」

 

「しおりちゃん花より団子だ!おれはカラオケに行きたい!!」

 

「もう、ワガママはダメだって!」

 

「小学生以下は無料っすよ……オープン記念なんで格安でドリンクバーとソフトクリーム無料で……」

 

「なら、皆で行くのはどうかしら?」

 

「ゆりさん」

 

 林藤の姪っ子である林藤ゆりも現れる。

 それを聞いた陽太郎は分かっていると笑みを浮かび上げる。

 

「カラオケなんて久々だし……お花見だと若い子があんまり楽しめない……この店って飲食の持ち込みはありなの?」

 

「ありっすよ」

 

「だったら今年の春は玉狛の皆でカラオケ大会よ!」

 

「流石はゆりちゃん!わかってるぜ」

 

「参ったな……ま、仕方がねえな」

 

 なんだかんだで承諾してしまう林藤。

 後日、カラオケ大会のシフトを決めようと色々と調整をしようとしたのだが、生憎な事に実力派エリートを名乗る迅は皆がカラオケ大会を楽しむ為にと1人で防衛任務に出るとなった。




コレでボーダーの日常を送れるぜ

今後の展開どうしよっかな

  • 2人まとめては最高さ
  • 那須玲のお尻は素敵
  • 藤丸ののの、ののパイは、おっぱいは正義
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