デジモントリガー   作:アルピ交通事務局

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胡蝶の夢とは

 

「おはようございま〜す」

 

「あ……らっしゃい…………おはよ…………」

 

「……オーナー、大丈夫すか?」

 

 4月1日、ネットカフェ【胡蝶の夢 フーディエ】オープン1時間前のことである。

 烏丸さんが店にやって来た。俺?俺は普通に泊まり込みだよ。

 

「全然大丈夫じゃない……眠い……カバー裏の存在をマジで忘れてた」

 

「カバー裏の存在?」

 

「あの、アレだ。漫画の表紙じゃなくてカバー裏におまけ漫画とかキャラ設定書いてるタイプの漫画あるじゃん。なんの漫画とは言わないけれども一部の漫画がそれで、表紙を外してビニールカバー入れたりしてて寝てねえんだ」

 

 ワールドトリガーとか呪術廻戦はカバー裏が本番とはよく言ったものだ。

 それ以外にも一部の漫画がカバー裏に色々と書いてて、フーディエの物だというスタンプ全て入れ終えた後に仕分けをしていた。おかげで一切の睡眠を取っておらず、物凄い眠いんだ。

 

「え〜……皆さん揃いましたね」

 

 しかし寝るわけにはいかないんだ。何事も先ずは最初が肝心だと言う。最初を疎かにしていれば後で色々と痛い目に遭う。

 烏丸さんをはじめとして雇ったバイトの人達が一斉にやって来る。【胡蝶の夢 フーディエ】は髪の毛は染めてなければOK、制服無しジャージの上にエプロンでOKな結構緩いルールである……ルール決めたの俺だけどな!!

 

「【胡蝶の夢 フーディエ】は……ラウンドワンに近いアミューズメントプラザです。今からエリアを言いますので呼ばれた人はそこの担当になると思ってください……あの人と仲良く出来ねえくっだらねえ理由だったら変えますけども、出来れば我慢してね」

 

 ヤバいな、深夜テンションが普通に続いているってばよ。

 ハッハッハッハ……マジでツラタニエン……あ〜眠い、睡眠薬を飲んで爆睡したい。

 

 誰が具体的にどの辺り担当でなんの仕事をするのかをざっくりと説明する。

 一応はマニュアル的なのも用意してある。困ったらそれを見てくださいねとだけ言っておいて丸投げしておく。運営は神堂財閥の窓際族の雇われ店長がやってくれるんだ。

 

「お〜……並んでるな」

 

 初回サービスで1日滞在しても2000円に割引したのが効いているのだろう。

 思ったよりもフーディエの前に並んでいる……アルバイトの子にお友達紹介システムを紹介したおかげだろう。20枚ぐらいQUOカード用意していて正解だった……………て言うかなんだろう、原作で見たことある奴が結構居るな。烏丸さんが顔広いのは知ってるけれども、烏丸さんがそんなに関係無さそうなのもいる……実力派エリートが暗躍?……普通に関わり合いを持ちたくない。いや、シンプルに嫌だ。なんか生理的に受け付けられない。

 

「オーナー」

 

「どうしましたか?オープンまで後20分、最初の1時間半ぐらいは会員登録で時間を消費する……マニュアルの無い1号店を選んだ貴方が悪い」

 

「いや、そういう事を聞きたいんじゃないんです。お友達紹介システムの事で」

 

「お友達紹介システムで渡すQUOカードは500円の物で例え増税しようとも値上げするつもりはない」

 

「違いますよ……ボーダーの知り合いがかなり来ますので」

 

「あ、じゃあお友達紹介カードにスタンプ押してからカードと交換で……安心しろ即日に渡す」

 

「あざぁまーす!」

 

 おぉ、現金だな。

 烏丸さんを筆頭にアルバイトの人達全員に会員登録のやり方についてレクチャーする。

 伊達に金かけた利益度外視のネットカフェじゃないので会員登録はタブレット端末でやるのである……身分証明書は顔写真付きじゃないと認めない系である。顔写真付きじゃない身分証明書は公共料金の支払いの紙2枚とセットじゃないと認められない。

 

 金の切れ目は円の切れ目、金は一種の信頼と信用のカードであり、万人の欲しいや物の価値を決める科学道具である。

 烏丸さんはこういうところが割と現金だがこの手のカードはちゃんとしておかないといけないんだ。

 

「10時になりました!【胡蝶の夢 フーディエ】オープンです!」

 

 そんなこんなで時間が経過し、フーディエがオープンした。

 並んでいる人達に事前に会員登録しないといけないので身分証明書を用意しておいてくださいと言っている。バーゲンセールみたいに突撃してくる馬鹿野郎は居ない。そういう奴は遠慮無く出禁にする。ゴミみたいなクレームしか出せねえクレーマーなんぞ問答無用に出禁にしておくんだよ。

 

「会員登録は俺やっとくから案内しててください」

 

 1人のアルバイトに道案内を任せれば会員登録の為に列を作る……列を…………なんか…………デカいカピバラに乗った子供が居る。

 

「え〜っと、ウチは見ての通りアミューズメント系のお店です…………動物、NGですよ」

 

「ほらぁ!だから言ったじゃない!犬だから盲導犬って言っても無理だって!」

 

 カピバラに乗ったまま店に入ろうとするので待ったをかける。

 一応は飲食物や書物、電気製品を扱うお店である。普通に動物はNGである。小南パイセンがやっぱり無理だと呆れていた。

 

「雷神丸はおれのあいぼうだ!」

 

「で?」

 

「あいぼうはおれと共に居なければならない」

 

「え〜……団体のリーダー誰ですか?……流石にやっていいボケとダメなボケがあるの分かりますよね?」

 

「いや……俺も何回か言ったんだけどさ……」

 

「止めろよ」

 

「あ、はい…………駐車場的なところは無いか?」

 

「駐輪場はあるけれども……今回だけですからね」

 

 カピバラこと雷神丸は駐輪場に放り込まれた。

 今回は見逃すけれども、次は普通に無いと思えよ馬鹿王子、貴様が戸籍偽造しているという証拠はハッキリと黒服の組織及び神堂財閥は知っている。多分、雷神丸が暴走してもワーガルルモン辺りが余裕でぶっ倒すことが出来るだろうな。デジモン尋常じゃない程にスゴいし。

 

「すいませんでした、店長」

 

「困りますよ、烏丸さん。お友達紹介は良いけれどもクソガキは。ペット持込み禁止だって事前の説明で言いましたよね?」

 

「俺も一応は言って支部長もダメだって言ったんですけど…………」

 

「今回は見逃すけれども、次は無いですからね」

 

 まさかカピバラに乗ってやってくるとは思いもしなかったよ。

 ギャグする時はギャグする時でいいけれどもオンリーギャグならいいけれどもシリアスな時にギャグは放り込むんじゃねえ。

 

「やっぱり修くんの店だったんだね」

 

 林藤支部長、ゆりさん、レイジさん、小南パイセン、ミカエルさんが来た。迅が居るんじゃないかなと少しだけヒヤヒヤしつつ会員登録をしていく。

 この団体はコレで最後だなと思っていると栞さんが現れて声をかけてくれる。

 

「ええ……一国一城の主になるまで物凄く長かったですよ……」

 

「……オーナー15歳ってマジなの!?」

 

 色々とあったなと思い出しつつも、俺が15歳なのを驚く小南パイセン。

 生憎な事に現在顔写真付きの身分証明書は……乙4の免許ぐらいしかないんだな。色々と五月蝿くなるだろうけれども、乙4の免許証を見せる。

 

「あんた免許も持ってるの!?」

 

「学校の基本的には社会の役に立たねえクソみたいな勉強よりも社会の役に立つ勉強してますんで……後、声を静かにしてください」

 

「15歳でオーナーって……なにがどうなってそうなるの?」

 

「この店、神堂財閥系列の店なんですよ……後はもう大体分かりますよね?」

 

「………あ、あー!そう!そういうことなのね!!あ〜分かった、分かったわ……ね、宇佐美!」

 

「小南……なんでこうなったの?」

 

「神堂財閥のアミューズメント産業の事業拡大の為に店を開いて利益とかはどうでもいいからオーナーやれって……アミューズメント産業で色々とやるんですよ」

 

 小南パイセンは分かったフリをするが栞さんは分かっていない。

 ハッキリとどうしてこうなったのかを聞かれたのでスゴくザックリと答える。アミューズメント産業でとある事をしようとした結果なんだけども、何故かオーナーをやれと言われたんだ……マジで謎である。

 

「神堂財閥って、貴方財閥の御曹司なの?」

 

「いえ、違いますよ。神堂財閥の総帥に小学生の頃にスカウトされてアミューズメント産業がやりたいって言ったらこうなりました」

 

 ゆりさんが俺の経歴について気になったのか聞いてくる。

 この感じだと神堂財閥についてもあんまり知らない感じなんだろう。技術屋業界じゃ徐々に徐々に頭角を現してきている会社でかなりいい会社だ。

 

「え……小学生をスカウトしたの!?」

 

「なに言ってるんですか?総帥である神堂さんは11の頃に会社を立ち上げた本物の天才ですよ?なんだったら相談役は俺の1個上ですよ」

 

 嘘だろと言いたげな顔をしているゆりさん。

 残念ながら社長は使える人材ならば子供だろうがお構いなし……その結果が春永桜相談役と三雲修だよ……気付かない内に大きな溝を広げられたな。まぁ、俺は上を目指して責任とか取るのめんどくせえからコレぐらいのポジションがちょうどいいんだけど。

 

「最近の小学生はタブレット端末で授業をしたりするって聞くけれども中学生はかなり進んでるのね」

 

「いや、俺が例外なだけですよ?……社長、俺に外国で飛び級しろって鬱陶しいんですよ…………あ、会員登録終わりましたのでカードの裏に名前を書いてください」

 

 ウィーンと機械からカードが出てくる。

 出てきた順番は登録をした順番であり間違わない様に1人ずつ手渡しをすれば備え付けのボールペンでそれぞれ名前を書いていく。

 

「オーナー、マジで15歳なんすね」

 

「正確にはまだ14歳……コレでも最年少気象予報士なんだ……次の方、どうぞ〜」

 

 烏丸さんが俺を歳上だと勘違いしていた。まだ14なんだよ、興味ある事にしか頭を使いたくない14歳なんだよ……今年15歳だけれども。

 烏丸さんに玉狛支部一行をカラオケのブースに案内してもらう。初回だからこういうところをしっかりとサービスしておかなければならないな。

 

 次の方を呼べば、諏訪隊と風間隊の面々だった。

 分かっていた事だけれどもボーダー隊員が多い……40人ぐらい居る……あの実力派エリートは居ないのが幸いである。

 

「オーナー若えな……脱サラか?」

 

「そういう事は詮索するな……大学の学生証でいいか?」

 

「あ、はい」

 

「安心しろ、見た目はこんなんだが偽造じゃねえ。本物の学生証だ……俺の分だ」

 

「あ、1人ずつなんで」

 

 俺を見て脱サラでネットカフェに挑戦した人なのか?と疑問を抱く諏訪さん。

 風間さんが余計な詮索はするなと大学の学生証を出してきた。この人は本当に学生なんだなと思っていると諏訪さんも学生証を出してきた。しかしまぁ、1度に大量に会員登録する事は出来ないシステムなんだよ。

 

「先走るな、諏訪」

 

「じゃあ、ここに生年月日と4桁のパスワードを入れた後にサインを。あ、出てきたカードは即座に名前を記入してくださいね」

 

 1人ずつ順番に処理をしていく。先ずは風間さんだと風間さんに生年月日を入力してもらった。

 風間隊に諏訪隊……う〜ん……まぁ……うん……ぶっちゃければボーダーに顔を知られたくないけれども、お仕事の都合上出ておかないといけねえんだよな。

 

「ネットカフェなんて小洒落た場所に来るんははじめてやけど質素な感じやな」

 

「ネットカフェなんて言うてますけど、今は漫画喫茶メインすよ?スマホの普及でネットの価値は薄れてるんすよ」

 

「ほ〜なら漫画喫茶でええんちゃうん?なんで未だにネットカフェにしとるん?パソコンの電気代も馬鹿にならんやろ?」

 

「そらスマホ普及してもパソコンの需要は無くなりませんわ…………大人なサイトの足跡残すのアウトやからな

 

「あのぉ、雑談もいいですけど身分証明書をお願いします」

 

「オーナーめっちゃ若いな!?自分、幾つなん?」

 

「イコさん、そういうのはあきませんって…………すんません、顔写真付きの身分証明書ですね」

 

「ほら、皆出すで」

 

 水上、生駒、真織(と隠岐、南沢)の生駒隊はなんかホワホワだな。

 ノリがなんとなく苦手な感じだけれども……いや、割とホワホワだけどなんか苦手だよ。生駒隊の面々も会員登録しておく。烏丸さんの紹介かどうかを聞けば紹介だと頷いたので烏丸さんのお友達紹介カードのスタンプが埋まっていく。

 

「次の団体様どうぞー」

 

「烏丸の紹介でこの店に来た…………スタンプを頼む」

 

「え〜……1,2,3,4、5、6人ですね」

 

 次は弓場隊の面々と王子隊の橘高さんだった。

 弓場さんが代表で烏丸さんからの紹介だと言ってくれるので記入用紙を渡して会員登録をしてもらう。そしてスタンプを押していく。

 他にもボーダーで見たことがあるであろう人達が結構来ている、コレが烏丸派と言われる派閥の圧倒的なまでの力か。

 

「オーナー、若えな」

 

「ええ、今年15歳なので」

 

 藤丸さんが俺が若いことを気にする。

 15歳である事を教えれば嘘だろうと全員が驚くのだが、この行はもう何度も行っている。一過生の風邪みたいなものだと受け入れて気にしない。それよりもとスムーズに進行出来る様に受付を行う。パソコンにデータを入力していき会員登録を済ませる。

 思ったよりも客が来ている……この店、漫画喫茶として黒字を出すつもりは特に無い。色々とやる為の場所である……一先ずはあのシステムの完成を目処にしている。もう殆ど完成しているみたいなものだからな。

 

「スゴい、スゴイわ!!ここLALALAクッキンガーが置いてあるわ!コレ、プレミアム物で10000円以上するものよ」

 

「早矢それよりもこっちもスゴいぞ!アニメのポケットモンスターの小説が置いてあるぞ!劇場版じゃなくてアニメの小説、こんなのが存在してたのか!」

 

 そんなこんなで大体の会員登録が終わった。

 漫画が置いてあるブースにはONE PIECEという王道的なものからアニメのポケットモンスターの小説、劇場版じゃないマジの初期の無印の小説だ。橘高さんがLALALAクッキンガーが置いてる事に驚くが藤丸さんがアニメのポケットモンスターの小説に興奮する。中々に無いプレミアムな漫画に驚いている。

 

「QUOカード2つですね……烏丸さん、顔は物凄く広いんですね」

 

 お友達紹介システムのノルマを果たしたので烏丸さんにQUOカードを渡す。

 

「皆がなんだかんだでいい人なんで来てくださいって言ったら来てくれたんです」

 

「でも、1回だけなのはそれはそれで」

 

「大丈夫ですよ。俺はこういう店にあんまり来ませんけども、ここは凄く楽しいお店だって分かります。カラオケもスポッチャも漫画喫茶も充実してますし……今後とも贔屓にします」

 

 ボーダー隊員ってアウトドアなのが割と多いんだけどな。

 烏丸さんが今後とも贔屓にしてくれると言ってくれる、ボーダー隊員達も満足げで漫画を手に取ってブースに向かっていく。

 

「出だしは割と良好みたいだな」

 

「桜か……視察か?」

 

「視察からのプライベートだ」

 

 割と好調な流れに持っていく事が出来ていると桜が現れる。

 仕事として視察に来たのかと聞けば頷く。神堂財閥の相談役がこんなところに来て暇なのか?まだプロジェクトの方に関してこの店は深く関わらせていない。近い将来、関わりを持たせる予定だが今のところはただのアミューズメントな店なんだ。

 

「久々の家族でのカラオケだって盛り上がってる」

 

「社員割引はしないぞ」

 

「んな事をしなくても充分に稼いでる…………この様子だと怒られないな」

 

「フーディエはネットカフェとして利益を叩き出す為にやってるんじゃない実験の為にある……5月ぐらいにその実験を行う」

 

「もう完成したのか?」

 

「システムは既に完成してる、後は如何にして小型化軽量化と悪用阻止だ…………」

 

 あの技術は殆ど実用段階にまで至っている。

 やらなきゃいけないことを上げるならばデバック作業とか実際の意見とかを聞かなくちゃいけないし、技術の悪用されるのがアウトだ。

 夢の国みたいな大手の信頼と信用が出来るテーマパークに技術は売り込む、衰退の一途を辿っているゲームショップを再び盛り上げる為にもこの技術は必要なんだ。

 

「っと、楽しんでくれ」

 

「ああ…………修も大変だな」

 

「桜ほどじゃない」

 

 フーディエの経営等は神堂財閥から派遣された店長がやってくれる。

 俺はオーナーとして引きこもり神堂財閥の為に己の欲望を満たす為にエンジニアとして開発を勤しむ。今作っている物を確立させればゲーム業界を震撼させる……いやぁ、楽しみだ。

 

「っと、本を戻さないと」

 

 神堂財閥から派遣された店長が店の経営はやってくれる。

 だが、俺は店長よりも役職が上のオーナーだ……店で行う仕事を一通り暗記しておかないといけない。万が一、店長が休みな時とかには俺が店を回せるようにしておかなければならない。俺は読み終わった本を置いている場所から本を取って本棚に本を戻しに行く。

 

「絶妙なまでに届かねえな」

 

「あ、よろしければ踏み台がありますよ」

 

「おお、悪いな」

 

 藤丸さんが取りたい漫画があったのだが絶妙なまでに高い位置にあった。

 女性じゃ1番上の棚の本が手に取ることが出来ないので二段だけの脚立を持ってくる。藤丸さんは脚立の上に立って漫画を手にする。

 俺は持っている漫画を確認する。ちょうど藤丸さんが立っているところ辺りの棚に他の単行本がある。コレはちょっと待たなきゃいけないなと思っていると藤丸さんが籠に欲しい漫画を入れた。

 

「サクラ大戦の小説とかマニアックなのが多いな」

 

「他と同じ事をやっても意味はないのでマニアックな漫画を置いたので……すみませんが本を棚に戻したいのでそこを開けて貰えないですか?」

 

「あ、悪ぃ!?」

 

 それは偶然に起きた出来事であった。

 俺が本を棚に戻したいと言えば藤丸さんは脚立から降りようとしたのだが、恐らくは感覚的なミスをおかしたんだろう。一段飛ばして地面に足をつけようとするのだがバランスを崩してしまい、俺に向かって倒れてきた。回避するのは不可能、対応するのは出来るが爆乳を揉まなきゃいけない、ならば避けずに受け入れる。

 

「……」

 

 ああ…………コレが天国という場所か。

 藤丸ののが倒れて大きな爆乳で俺の顔を覆う。今までに感じたことがない感覚、ただただ柔らかいという幸福に襲われる。おっぱい星人がおっぱいこそが至高なりと言っている理由がよく分かる。

 

「わ、悪い!?」

 

「大丈夫です、鍛えていますので。それよりも怪我はありませんか?」

 

 直ぐに藤丸さんは俺の上から退いてくれる。中々の至福の時だったがそれはそれと置いておき、藤丸さんに怪我が無いのかを確認する。

 幸いにも藤丸さんに怪我は無い、藤丸さんが取ろうとしていた本や俺が棚に戻そうとしていた本にも一切の被害が及んでいない。怪我は一切無いのだと分かればホッとする。大事なお客様が怪我、しかも初日にしたら縁起でもないからな。

 

「目当ての本を取れましたか?またこんな事が起きると困りますので取りますが」

 

「大丈夫だ、サクラ大戦の小説は取れた。ありがとよ」

 

「では、引き続きお楽しみください」

 

 …………柔らかかったな……………

 

「修、ムッツリ顔になってるわよ」

 

「母さん、触れないでくれる?」

 

 藤丸さんのののぱいの魔力は凄まじかった。

 顔に残っている感覚を踏みしめていると母さんがムッツリ顔になっていることに気付く。俺もなんだかんだで男なんだよ、あんな美女を見て靡かないと思ったら大間違いだ。




藤丸のののののパイには魅力しか感じない。姉御属性も強い。

今後の展開どうしよっかな

  • 2人まとめては最高さ
  • 那須玲のお尻は素敵
  • 藤丸ののの、ののパイは、おっぱいは正義
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