麟児さんは黒服の組織の支部で世話になることに。
何時まで世話になっているかどうかは不明だが、少なくとも空閑遊真の来訪が大事だ。そこからどう動いていくのか?
いや、そもそもでマグナガルルモンになっている俺の行方を探そうとするのが妥当だが、雨取麟児が植物状態も同然で情報を聞き出す事は出来ない。情報規制をしまくっているが故にこっち関係の情報は分からないだろう……問題があるとすれば、迅悠一だが仮に向こう側から接触してきても協力したりするが傘下に入らない。蒼の軍はあくまでも神堂財閥の傘下でありボーダーという組織と協力はしても下には付かないし、時と場合によってはボーダーという組織を潰しても構わないと神堂さんは言っている。
「あ、おはようございます」
こちら側から派手なアクションは暫くは起こさない、今は向こう側からの友好的な使者を待つ為に備えるそういう方針で行く。
後は何気ない日常を過ごすだけだとフーディエに向かえば学ランの烏丸さんと遭遇し、挨拶をする。挨拶をするのだが無言でこちらを見つめてくる。
「どうしました?」
「いや…………オーナーって、ホントに学生だったんだなって」
「……まぁ、年に数回しか着ないんで」
三門第三中学の制服に身を包んでる俺を見て、ホントに学生である事に以外そうにする。
学校の制服は今のところは年に数回しか着ない物で……着ている理由は至ってシンプルであり烏丸さんが昼過ぎの時間帯からフーディエにやって来ている理由と同じだ。
「テストの時だけ学校に行ってるんですよ……烏丸さんはテストですよね?」
「テスト明けです」
「高校に入って最初の中間テスト、手応えはどうでしたか?」
「幾つか埋める事が出来ない問題とかよく分からないのもあって……」
「高校の勉強は中学の勉強より厄介なのが多いですからね」
「オーナーの方は大丈夫なんですか?学校に行っている姿をまともに見たことが無いんですけど」
「ああ、大丈夫ですよ。あの程度の問題なら満点は確実ですから……2次方程式とか三平方の定理とか余裕で。頼みますから赤点とか防衛任務を理由に授業が遅れてるで特別授業があるとかは無しでお願いしますよ」
「流石にそこまで酷くないです……オーナー、係数とかいけますか?」
「余裕ですけど……どうしたんですか?」
「時間が余ったんで問題用紙の方にも同じ答えを書いたんです。問題があってるかどうか採点したいんすけど」
「あ〜はいはい、大丈夫ですよ」
コレがその問題ですと現代文、数学、科学、公民、英語の問題用紙を見せる。
赤点のラインはと聞いてみるけども詳しくは知らないみたいで目標としては75点を取れればそれでいいらしい。志が割と低いが1つの100点よりも複数の80点の方が成績的にはいいだろう。無理に満点を目指して他を疎かにしていい理由は無い。
「あ〜…………コレはダメで、ここはあってて…………60点代ですね」
とっても高いわけでもなければ赤点のラインギリギリというわけでもない、なんともまぁ絶妙なまでに微妙なラインだ。
俺の採点が間違いじゃなければ殆どが60点ぐらい、別に赤点じゃないならばそれはそれで問題は無いみたいだが微妙なラインと言われるところだ。
「ここの問題はこうで……で、こういうところは…………烏丸さん、問題の処理が追いついてない感じですね」
「問題の処理が追いついてない?」
「1つの問題に時間を費やしすぎてて、最後まで問題に行くことが出来ていない……学生がよくぶち当たる壁だ」
「それは……分からない問題があれば無理に時間を使うよりも分かる問題に時間を使えば」
「いや、そうじゃなくて1つの問題で使っていい時間があるんですよ。2桁ぐらいの足し算、引き算、掛け算、割り算の加減乗除なら1つの問題で数秒で答えれるようになるぐらいの処理能力が」
「そういうのは算盤とかフラッシュ暗算の世界じゃないですか」
「いや、勉強ができる頭が良い人は余裕でいけるんです……まぁ、中には何でもかんでもスラスラと答える宇宙人みたいなのがいますが」
「……オーナーがそれじゃないのか?」
俺のは努力したりしたが末に手に入れたのとチートというイカサマつきだから成立する事だ。
ともかく、60点ぐらいだから赤点は無いと思う。普通校の赤点は基本的にはテストの平均点の半分以下で、テストで取れる点は50点ぐらいを目安に作られている。ホントに頭が良いんだったら進学校に行けばそれだけでいい話だ。まぁ、中には進学校崩れが存在している。そういうのが点を取るんだろう。
「さぁ、仕事をしてください……俺も仕事がありますので」
「この前のアレの別バージョンすか?」
「烏丸さん、一応は企業秘密なんですよ……ボーダー側でどうだったのか聞かれて言ったんですか?」
「いや、言ってないですよ。誓約書を書かなきゃいけないレベルの事だって実感してますから」
カードゲーム物でよくあるモンスターを立体映像として映し出すアレについて聞かれても絶対に黙っていないと困る。
アレの別バージョンを色々と作っているかと聞かれれば作っているが、一部のシステム、例えばゲームのシステムとかは下の方に任せている。ややこしいルールに定評がある遊戯王や置けるモンスターやデッキ枚数に上限が無いバトスピなんかのゲームのシステムとかは俺がやらなくてもいい、1から10まで全部やっていいわけじゃない。
「でも、あんなのを作ってるって知れば誰だって次が気になりますよ」
「…………ダイエットや減量を補助するとある技術を開発していますよ」
「……アミューズメント産業に手を出しているのにダイエット関係ですか?」
「いや、結果としてそれがアミューズメント産業に繋がるんですよ……この技術も人に言わないでくださいよ」
今やっている仕事は割と大変だ……最終的にVRMMOに繋がる事だから、しっかりしとかなきゃいけない。
確立されたシステムを築き上げればダイエットや減量で苦しんでいる人達を多く救うことが出来るし、VRMMOをやる上で大事な五感の1つで最もデータ化しづらい物がデータ化する事が出来る。
「因みにですが夏と秋にまた色々と実験を行います……優勝すれば10万円です」
「またすか?」
「またですよ、因みに次回は機動武闘伝の様な事をしますので出来れば運動能力が高い人をお願いします……8名で」
まだまだ実験はしておかなきゃいけない事が多数ある。
全てはVRMMOの完成の為に、VRMMOを完成させるまでに幾つかの過程がある。前回のカードゲームのアニメでよくあるモンスターを立体映像として映し出すアレとかもなんだかんだで巡りに巡ってVRMMOに繋がるように出来ている。
烏丸さんに夏にそれがあることを告知しておけば、また誰かがやって来る。迅は来ないでほしい……来るなっていう線引はしているからいいんだけど。街中で見られれば詰むが、迅がこんな所には早々に来ないだろう。
「機動武闘伝って、マジなのか!?」
「藤丸さん、声大きいですよ」
「いや、聞こえてたから……マジか?」
「そもそもであの技術は既にある程度は実装されてます。ロボットを用いての手術やVTuberなんかがそれに近しいシステムです」
たまたま居た藤丸さんが話を聞いて驚きの声を上げる。
驚くという事は機動武闘伝がなんなのか知っているという事で、烏丸さんは機動武闘伝が何なのかを知らないのでよくわかってない。
あのシステムに類似したシステムは既に色々とある、ロボットを用いての手術が良い一例である程度は実装出来ている。
「神堂令一郎、マンティス……暇な時にそう検索してください、色々と面白いものが見れますよ」
これ以上はボロが出てしまうので、神堂さんに丸投げする。
神堂さんのマンティスは技術者ならばある程度は知っている有名な乗り物だ、だがシステムが難解過ぎて神堂さんと日野のおばさんとお兄さんしか作ることが出来ない……ボーダーで偉そうにしているだけに実際に偉い鬼怒田さんでも開発は不可能だと言っている。日野と神堂しか作ることが出来ないシステムだ。
「オーナー、さっき言ってたダイエット云々に関しては協力を要請しないんですか?」
「アレはちょっと倫理観に欠けてるところがあるから……やるだけで10万円は確定なんだけどその分なにが起きるのか分かったもんじゃない、人体にどんな影響を及ぼすのか、その辺の解析もしないといけないし、会社の方じゃないと機材を置いてないし…………成功したらとんでもない世紀の発明品なんですけどね……」
「やるだけで10万円か……じゃあ、私じゃ駄目か?」
「え?」
「次の機動武闘伝の実験に必要なのは運動能力が高い奴だ、この前のと違って私は参加する事が出来なさそうだし……」
「…………マジでなにが起きるか分からないですよ?」
「そもそもでなにをするのか自体、分かってねえんだから問題ねえよ」
そう言われればそうなんだけども……データが欲しいかって聞かれれば欲しいが色々と倫理観に欠けてるところがある。
人体実験と呼ばれる領域に足を踏み入れている、でもその実験を行わなければVRMMOのとある部分が出来なくてそもそもでVRMMOの完成が遠のく。誓約書を書かなきゃいけない事だと言うが前回の事で誓約書を書かなきゃいけないレベルの事をしているのは自覚している。
誰かが実験に付き合わなきゃいけないのは事実だ、犯罪者にも一応は人権があるので金に困っている人がこういう事を受けるだろう。テラフォーマーズがそんな感じだったからな。
「じゃあ、後日に連絡を入れますので……ID交換しましょう」
「おう」
藤丸さんとID交換を行う……コレが仮に仕事以外でのID交換だったら嬉しい限りだが、仕事でのID交換だから残念だ。
実験に付き合ってくれる人が居るのは嬉しい、烏丸さんは自分もと言ってくるかと思ったがやるだけで10万円の仕事はあまりにも胡散臭い。上手い話には裏がある、胡散臭いのに加えてダイエットに関する実験でもあるのでダイエット云々は関係無いから乗ってこなかった。
「サラリとIDを交換したわね」
「また邪推な事を……仕事用のスマホだよ」
藤丸さんとサラリとID交換をした事に関して、母さんが頷いている。
余計な事を推察しているだろうが、仕事用のスマホで交換したアカウントIDであって嫌らしい物は何処にも無い、そういう目線で見た覚えは無い……でもまぁ、藤丸さんとそういう関係性になれる奴は普通に羨ましいな。
「貴方、憑き物が落ちたような顔をしているわね」
「……そう?」
「ええ、何処か落ち着いた顔をしているわよ……大人になったか窮地を超えた証拠ね」
麟児さんをどうするか等の一件を一先ずは終えた。
ボーダーに頼らない、独自のルートで行くのだと決めた……ボーダーの入隊試験を受けることをせずにこの場所に居る。それは覚悟を決めた人間の顔で、大人になった事を母さんが褒めてくれる。
「母さん」
「なにかしら?」
「多分、これから先もっと迷惑をかけると思う…………他にも色々な選択肢がある中で色々危ない道を選んだ、後悔する暇があるならば自分でなにかをするけど、母さんや父さんになにかしらの迷惑をかける事がある……きっとあまりにも壮大な迷惑だ」
「迷惑だなんて思ったことは1度も無いわ。確かにリリエンタールやアグモン、それにボーダーの存在は驚くしかないけど……世界が私が知っている以上に思っている以上に謎だらけで貴方はその謎の中に突撃している……自分の息子が危険な道を歩んでいる事に関して思うところがあるけど、自分で歩むと決めたのならば無理に止める程に馬鹿な親じゃないわ」
「そっか……母さんは大きいね」
「母は偉大なのよ」
相変わらず勝てないな、この人は。
マトリックスエボリューションすれば個人の戦力としてぶっちぎりで最強なアルファモンになる、5つあるデジモンの軍団の1つで影の軍のジェネラルで、母さんが動けば確実にボーダーが滅びる。アルファモンになれる母さんはそれだけの恐ろしい戦力を秘めている……仮に母さんが暴れたら止めるのが尋常じゃないぐらいに難しいだろうな。
「機動武闘伝に立体映像にGTロボに五感補助のデバイスとかで目が見えない人にも目が見えるように、耳が聞こえない人に耳が聞こえるように……VRMMOまでの道のりは長いが……道自体は存在しているか……」
プラモデルシステム、五感操作システム、モビルトレースシステム、他にも色々な物を作らなきゃならない。
ソシャゲの時代からもう1度ゲームセンター、いや、フーディエの時代を作る為には多方面のオタクの力を借りなければならない。やることが多いなとパソコンに向き合いながら、色々と仕事をしていく。
今後の展開どうしよっかな
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2人まとめては最高さ
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那須玲のお尻は素敵
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藤丸ののの、ののパイは、おっぱいは正義