「最近、ここに来る機会が増えてるけどなにかあったの?」
「千佳と千佳のお兄さんである麟児さんにデジヴァイスを渡して……軍団を作ってる」
なにもない白い部屋にやってきた。
フワフワと浮いていたマリーが降りてきて、ここ最近この部屋に来る機会が増えている事を聞いてくるのでデジヴァイスを渡した事を伝える。
「千佳がデジヴァイスを?……いいの?修が守ればそれで全部が」
「構わない、俺がそうすべきだと思っているし……俺は色々と出来るだけで全知全能でも万能でもない」
デジヴァイスを持たせるという事は有事の際に戦ってもらう事を意味する。
俺が千佳を守り切ればそれで全てが丸く収まるが、千佳自身が変わりたい、そう願っている。それを無碍にするわけにはいかないし、俺だって守り切れる自信が無い。24時間常に狙われている、襲ってくる側は時間を好きに選べる……夜中に襲撃されれば詰みだ。
「千佳…………ここは結局なんなんだ?DRAGON BALLの精神と時の部屋みたいな場所なのか?」
「えっと……アグモン達が思いっきり動くことが出来る場所で1ヘクタールぐらいあるって聞いてて……詳しい事は私もよく分からないんだけど、私達がここの部屋がなにがあるって思い込めばホントに具現化するの」
再びこの部屋に足を踏み入れた麟児さんはこの部屋について千佳に聞いた。
この部屋はあくまでもそういうもの、どういう原理やどういう理屈で動いているかはよく分からないがあくまでもそういう物だと認識しておいて深く考えない方がいいことを麟児さんに伝える。
「例えばここに椅子が欲しいってこのノートに書けば」
「……ホントに出たな……前に思っただけでなんでも出来る存在が居ると聞いたが、この事だったのか」
部屋の構造のノートを書いて椅子を作り出す千佳。
前に言っていた事はこの事だったのかと麟児さんは納得をしつつもノートをジッと見つめている。ノートになにかを書こうかと考えているだろうが、この部屋の中で色々と出来るのであってリリエンタールの力で生まれたデジヴァイスを除く物以外は外に持ち運ぶ事は出来ない。
「プピポー!」
「新しい子?」
「ああ、千佳の軍の優秀なデジモンだ」
千佳の服のポケットから出てきたデジモン、まさかコレが生まれるのは予想外だった。
綺麗にやったとはいえ麟児さんの腕を圧し折ったから治るまでは電子世界に意識をダイブさせてデジモン講座を行っていく予定だったが……うん。コレは流石に予想外だとしか言えない。
「可愛いデジモンね、なんて名前かしら?」
「パピプペペポポ」
「マリンエンジェモン、妖精型デジモン、ワクチン種……そして究極体だ」
マリーがマリンエンジェモンに近付けば挨拶をしてくるマリンエンジェモン。
人間の言葉を理解しているが人間の言葉を話すことは出来ない……クリオネみたいな愛らしい見た目だが、コレでも究極体だ。
千佳のデジヴァイスにあったデジタマの1体があっという間にマリンエンジェモンに進化をした。
「マリンエンジェモンが全力を出したアグモン達と同等に戦えるの?」
「究極体と言ってもピンキリだからな……強い奴は強いし、弱い奴は弱い」
「プピ!」
「お前は戦闘をそもそもでさせない能力だろう」
自分は強い究極体のデジモンだと主張するマリンエンジェモン。
マリンエンジェモンの能力は物凄く恐ろしい能力であり、俺の考えに間違いがなければマリンエンジェモン1体でボーダーを壊滅にまで追い込む事が出来る。デジヴァイスでマリンエンジェモンの技を確認する……基本的には回復系の技ばっかだな。
「マリンエンジェモンは兄さんの腕を治してくれたの」
「プン!」
「最低でも1ヶ月はかかると医者に言われていたが……まさかダメージ回復系のデジモンが居るとは……」
「まぁ、物凄くレアなデジモンですからね」
マリンエンジェモン、回復系の技を多数会得していた。
麟児さんの綺麗に折った腕の骨を一瞬にして治した、ヨクナオールやスグナオール、キズナオールと言う技を覚えていたがそれってキュートモンの技じゃないのか?いや、まぁ、回復系の技を覚えてるデジモンが居なかった、ワールドトリガーの世界はダメージを受けたら回復の概念が無いに等しいからマリンエンジェモンは物凄く協力……固有技のオーシャン・ラブが対人戦において理不尽なぐらいに強い。
「リロード、クロスハート!」
千佳がデジヴァイスを構えてデジモンを出す。
シャウトモン、バリスタモン、ドルルモン、スターモン、ピックモンズ、スパロウモン、カメモン、ポーンチェスモンズ、ナイトモン、ワイズモン、テイルモン、ブラックテイルモン、レナモン、ホークモン、リボルモン、スパーダモン、マッシュモン、リリモン、そしてマリンエンジェモン……多いな。
「なんだ?なにもねえ所じゃねえか」
「なにか欲しいなら創る事が出来るわ」
シャウトモンがなにもないところだと落胆するのでマリーがノートを見せる。
海が欲しい森が欲しいと色々と言うので千佳が出来るだけ無理が無いように要望に答えつつもノートに色々と書いていく。
「リロード、トワイライト」
千佳がデジモンを全て出したのを見て麟児さんも真似てデジヴァイスからデジモンを出す。
デットリーアックスモン、スカルナイトモン、モニタモンズ、ダメモン、ズドモン、グランドロコモン、コロナモン、ムシャモン、ハックモン、バッカスモン……バッカスモンが仕方がないとは言えお酒臭いな。
「……」
「どうしました?」
「いや、俺と千佳を比較したらデジモンが少ないと思ってな……」
「あ〜………………まぁ、その辺については詳しく分かっていないんですけど」
麟児さんの心に反応して生まれたデジモン達と千佳の心に反応して生まれたデジモン達の数が違う。
千佳はデジモンの種類だけならば5つの軍団で1番だ、1番少ないのは影の軍、影の軍はクダモン、ドルモン、リュウダモン、ズバモン、ルドモンしかいない。それで最強なんだから理不尽だ。
「デジモンは俺達の心に反応してます、勇気、友情、愛情なんかの心の力で進化する…………このデジソウルもそう、色々と難しく考えずに自分の精神をエネルギー化した物だと思えばいい……大人になれば感受性が弱くなる、心の力がダメになる……麟児さんは既に大人なので心の力が完成されている。対する千佳はまだまだ心が成長する。だから千佳には多くのデジモン達が生まれた………なんて言えば聞こえはいいですけども、実際のところは謎です」
デジモンが生まれる条件は今のところは自分用のデジヴァイスを持っている事と強い心の力があることだ。
自分用のデジヴァイスを持っている人がなにかしらの強い思いを持てば俺のデジヴァイスにデジタマが生まれる。麟児さんのデジモンも千佳のデジモンもお兄さんのデジモンも鉄子のデジモンも桜のデジモンも皆、デジヴァイスを所有した後にデジモンを望んだり力を求めたりしてデジタマが生まれたんだ。
「それよりもここに来た目的を果たしましょう……リロード、ブイモン」
「皆、見ててくれよ!」
ここに来た目的を果たすべくデジヴァイスからブイモンを出す。デジヴァイスが眩い光を放てばブイモンが進化し、エクスブイモンになった。
ここまでならば別に教えなくてもどうにでもなる、問題はここからだとエクスブイモンと顔を合わせて頷けばエクスブイモンは眩い光に身を包み、完全体のウイングドラモンに進化した。
「デジモンの進化は心の力が必要だ、でも心の力をそれこそ計量カップに水を入れるかのように注ぎ込めば良いってわけじゃない。なにかしらのきっかけが無いと発動しない。成熟期までの進化ならば簡単に出来るけどもそれ以上、完全体や究極体レベルは強い思いが必要で……この思い1つで色々と切り替わる……既に究極体になっているデジモンは自分の心がそれだけ強いって証拠だ」
千佳の場合はマリンエンジェモンやナイトモン、麟児さんの場合はグランドロコモンやバッカスモン。
なにかしらの心がデジモンと適応している、だから段階を一気にすっ飛ばしている……と言うのが俺の推察である。メタルシードラモンみたいに退化をしようと思えば出来るけどもこの姿が気に入ってるから元に戻ろうとしないデジモンも居るから……とにかくデジヴァイス所有者とデジモンはリンクしている。
「因みにだが、他のデジヴァイス所持者は究極体まで自在にレベルを変えれる」
「心の力か……実際に目に見えない物だが、デジソウルならば実際に見ることが出来るな」
曖昧な存在である心、それを可視化したものを知っているのだと麟児さんは呼吸を整える。
俺が体から自由自在に出していたのを1度だけ見ている、だから自分もと体からデジソウルを放出しデジヴァイスに手を翳す。するとデジヴァイスがPERFECT EVOLUTIONの文字が出てきた。
「コロナモン、進化!フレアモン!」
「……完全体ですね」
麟児さんのデジソウルに当てられたコロナモンが成熟期のファイラモンをすっ飛ばしてフレアモンになった。
PERFECT EVOLUTIONだからデジソウルをフルチャージしただけ、完全体になるように進化しただけでありコロナモンの最終形態アポロモンにならない。完全体である事を伝えればデジソウルを放出してデジヴァイスに注ぎ込むがデジヴァイスはうんともすんとも言わない。
「究極体はデジソウルをフルチャージするんじゃなくてこうします……リロード、ワームモン」
今度はこっちの番だとワームモンをデジヴァイスから出してデジソウルを放出する。
「デジソウルチャージ・オーバードライブ!」
「ワームモン進化……バンチョースティングモン!!」
デジヴァイスにデジソウルを注ぎ込めばデジヴァイスの画面にはULTIMATE EVOLUTIONと出た。
デジソウルに身が包まれたワームモンは成長期から究極体に一気に進化しバンチョースティングモンになった。バンチョースティングモンを麟児さんはデジヴァイスの図鑑機能で確認する、究極体だと書かれている。
「……究極体じゃないと……」
「いや、完全体の時点で核兵器並の強さを持っていますので充分すぎると思いますよ」
デジモンのレベルで1番高い究極体じゃない事に不満を抱く麟児さん。
完全体の時点で充分に強い、デジモンが敵対していない限り自衛の手段としては十二分過ぎる程だ。だが、上があるのを知っている、グランドロコモンと言う1つの究極体を、上を持っているのならば他のデジモンも究極体に進化させる事が出来ると思っている。
「焦らないでください、我がジェネラルよ。確かに私は究極体になれていない……ですが、究極体に負けぬ力を持っていると自負しております。どうか貴方のデジモンを信頼してください」
だから麟児さんは焦るのだが、フレアモンが落ち着かせる。
仮に焦りが原因でなにかがあるのならばアポロモンウィスパードになる……負の感情も良くも悪くも人間の1つだから、それを受け入れて前に進むしかない。
「焦ってちゃダメダメよ!究極体は基本的にはその名の通り究極の姿、早々になれるわけないよ」
「だが、修は」
「蒼のジェネラルと比較しちゃダメダメよ!蒼のジェネラルは最初のジェネラルでデジヴァイスのオリジナルを持ってるよ!スピリットもデジメンタルも基本的には蒼のジェネラルがオリジナルのデジヴァイスから生み出したもの!年季が違う!麟児は先ずはデジヴァイス無しでデジソウル出せるようにならないとダメダメよ!」
焦っている麟児さんを励ましたのはダメモンだった。
比較する対象がダメ……まぁ、デジモン関係の知識を1番持ってるし、このデジヴァイスとは長い付き合いで気付けばデジヴァイスの力を使わなくてもデジソウルを体外に放出することが出来るようになっている。年季が違うのだから、まだデジヴァイスを持って一月も経過していない麟児さんにいきなりの究極体は色々と無茶がある……それを言えば選ばれし子供は1年以内にデジモンを究極体に進化させてるけども。
「今はまだ焦る時じゃないです……っと、次は千佳の番だな」
ダメモンを進化させたり出来るっぽいけども、それは後回し。
千佳に声をかければシャウトモンが千佳の隣に来て待ってましたと拳を掲げる。
「何度も言うけども、デジモンは心に反応する。完全体以上はキッカケがないと基本的には進化することが出来ないが……研鑽を積めば簡単に出来る」
現に俺はブイモンをウイングドラモンやアルフォースブイドラモンに戦う時じゃなくても自由に進化させる事が出来る。
心の状態1つで進化が変わる……それを千佳は分かっているとデジヴァイスを掲げる。
「シャウトモン進化!」
「シャウトモン進化……って、おい!なんも起きねえじゃねえか!」
シャウトモンを進化させようと千佳はデジヴァイスを掲げて叫んだ……が、シャウトモンに変化は起きなかった。
どうなっているんだ!と俺に言ってくるシャウトモンだが、単純にシャウトモンが進化条件を満たしていない、そう認識するのが1番だろう。
「シャウトモンは他のデジモン以上に進化する為の心の力が必要だ……なにせ千佳の勇気と友情をデジクロスして生まれたデジモンなんだから」
「じゃ、じゃあバリスタモン達は!」
シャウトモンはバリスタモン達に視線を向ける。
バリスタモン達全員とは言わないが、一部のデジモンはポワァっと何時でも進化する事が出来るという
「そ、そんなぁ……そりゃねえぜ」
「しゃ、シャウトモンにはデジクロスがあるよ!」
シャウトモンが進化する為の心の力が足りない……シャウトモンが進化した姿は完全体でありながら究極体と渡り合える強さを秘めている。
シャウトモンは自分が進化する事が出来ないと分かれば物凄くショックを受ける。千佳がフォローを入れているが気持ちを落としている時間は何処にもない。シャウトモンには引いてもらい、他のデジモンが進化する事が出来るかどうかの確認を行う。
究極体は高望みだが、完全体クラスは割と必要だ。マリンエンジェモンが居る限りは対人戦においては大体はどうにかなるが向こうの世界から送り込まれる敵は基本的にはトリオン兵、心を持たないロボットでありオーシャン・ラブは効果は無いのだと想定しておかないといけない。多分だけどもレプリカみたいな自律式のトリオン兵ならば効果があるだろうな。
「よし、次は私が行こう」
シャウトモンが無理だと分かれば、次のデジモンがテイルモンが挙手する。
千佳はデジヴァイスを掲げれば液晶画面が光を放ち、テイルモンが眩い光に身を包んだ。
「テイルモン、超進化!エンジェウーモン!」
「お〜……成功したか……」
テイルモンがエンジェウーモンに進化した。完全体のデジモンが1体増えた、コレはいい傾向だ。
バグって変な方向に暗黒進化しないかどうかちょっと心配だったが、千佳はテイルモンをエンジェウーモンに進化させる事が出来た……が、なんか千佳がエンジェウーモンをジッと見つめている。
「ああいうタイプのデジモンも居るのか」
「ああ、そう言えば2人は人型のデジモンは見るのははじめてですね」
麟児さんはデジモンはその名の通りモンスターだと思っていた。
その認識で間違いはないけれど、人型のデジモンを見るのは麟児さんは勿論だが千佳が見るのも始めてだった。
麟児さんのデジモンは鋼鉄系で俺のデジモンは主にドラゴン系が多い……シンプルにデカすぎると言う理由で全く使っていないデジモンもいる。ドラコモンなんかが良い一例だ。ドラコモンを進化させればエグザモンになるけども、エグザモンがとにもかくにも大きすぎるからリアルワールドで1度も出したことがない。ボーダーの基地と同じサイズってマジでなんなんだ。
「千佳、次はアタシを進化させてくれ」
「うん」
テイルモンが進化したので次はブラックテイルモンだ。
千佳がなんか浮かない顔をしているがデジヴァイスは輝き、ブラックテイルモンはレディーデビモンに進化をした……ブラックテイルモンの時点で進化先は大体予測する事が千佳にはあまり合っていないイメージのデジモンだな。
「アタシ、究極体になれるわ!!」
「どうせなら進化させてみるか?」
自分が究極体に進化する事が出来るのだと主張するレディーデビモン。
レディーデビモンの上になればリリスモンになるだろうが、そうなればますます千佳に合ってないデジモンになってしまう。エンジェウーモンも究極体に進化する事が出来るっぽいが、今はレディーデビモンがどういう方向に進化するのかが気になる。
「レディーデビモン、究極進化!」
またまた眩く光るレディーデビモン。リリスモンになるのかなと思っていたのだがリリスモンとは違うシルエットになっていく。
いや、待ってくれ、この形態はアレだよな?
「ベルスターモン!」
レディーデビモンが究極体のデジモンに、ベルスターモンに進化した。
知識としては知っているのだがなんだかんだで見るのは始めてであるベルスターモン……性格的に一匹狼を気取るのかと思えば割と好印象。まぁ、デジモン図鑑に載っている通りの生態系じゃない、俺のバンチョースティングモンが凶暴じゃなく理知的なのもその通りだ。
「……」
「ふっ、驚いたか?」
ベルスターモンに進化したレディーデビモンを見る……いや、ベルスターモンか。
とにかくベルスターモンをジッと見つめている千佳だが無言を貫いている、マリンエンジェモンみたいにファンシーな見た目をイメージしていたんだったらそれは残念だったとしか言えない。
「千佳、デジモンには色々な見た目があってマリンエンジェモンみたいな妖精型もあるが……千佳?」
フォローに入ってみるのだが、千佳は手が出てしまった……ベルスターモンのデカいとしか言いようがないおっぱいに。
モミモミと揉んだと思えば自分の胸に手を当てる。ベルスターモンの胸に顔を埋めた。ベルスターモンは千佳なりのコミュニケーションだと思って千佳を撫でる。
「エンジェウーモン、来て」
「え、ええ……」
今度はエンジェウーモンを呼び出せばエンジェウーモンの乳を揉む。
千佳なりのコミュニケーションとエンジェウーモンやベルスターモンは思っているのだが、千佳がなにを思っているのか分かっている俺と麟児さんは千佳と目線を合わせずに千佳を見ている。
「…………モンスターって一言に言っても色々とあるからな……」
「ちょっ、麟児さん」
「千佳には千佳の良さがあるわ」
「マリー、それはダメだってば」
ボンキュッボンのセクシーな人型のデジモンになっているテイルモンとブラックテイルモン。
あざといを通り越して狙っているのか?誘っているのか?なエッ!な見た目であり、千佳は色々と負けている。マリーが上手くフォローを入れる。千佳はキュートが売りでセクシーじゃバリボーじゃない。リリモン以上に人に近い見た目だからな……
「お、修くんは私達が見たことがなかったって言ったよね?……見たことがあるの?」
やべ、飛び火した。物凄く怯えた感じで千佳は聞いてくる。
図鑑に載っているのを見ただけだと言えばそれで済むのだが、麟児さんが正直に答えろとアイ・コンタクトで訴えかけてる。スゴイぞ、感情受信体質じゃないのに感情が手に取る様に分かる。
「……リロード、シスタモンノワール、ウェヌスモン」
適当な嘘をついても後に傷付くのは千佳なので残酷だけども真実を教える。
シスタモンノワール(覚醒)とウェヌスモンをデジヴァイスから出す……この2体は神堂さんのところで働いて3年目の頃に生まれたデジモン達で俺の心のなにに反応しているのか分からないが、ともかくブルーフレアの傘下のデジモンだ。
「……………修くんのおっぱい星人……」
「千佳、デジモンは心を持ったデータの存在、デジタルモンスターの略称だが性別は存在してないんだ」
「エンジェウーモンなのに!ウーモンなのに!?女性じゃないの!?」
エンジェモンじゃなくてエンジェウーモンと言う事に関して千佳が言ってくる。
エンジェモンがいてエンジェウーモンが居るという事はエンジェウーモンは女性を意識して作られているが、デジモンには性別が存在していない。マジです、公式がそう定めている。デジモンはポケモンと異なり♂♀の概念は無く生殖行為をしない。
「デジモンはデータの存在で……女性型のデータになっているだけで女性の姿であり女性じゃないんだ」
「そんなLGBTみたいな存在なの?」
「まぁ、男か女かどちらかと言われても……どっちでもないと自覚しているわ」
女性型であって女性じゃない。その事を念押しに言えばエンジェウーモンは性別を意識していない。
ベルスターモンにも確認を取るのだがベルスターモンもその辺は意識していない。男だとか女だとかそういうのを意識しておらず、いざ聞かれてもどっちでもないと認識している。
「でも、鉄子は」
「言うな……本人が割とアレなのを気にしてるんだ」
鉄子がマトリックスエボリューションで究極体になった姿をマリーは知っている。アレはどう見ても女性であり、中の人である鉄子は女性だ。でも鉄子は割とな……合わないって言ってる。中味が鉄子だと分かれば雪が微妙に笑ってたな。
「デジモンの容姿は基本的にはモンスターだ。ウェヌスモンは神様系モンスターでシスタモンノワール(覚醒)はパペット型のモンスター、決して人間じゃない…………人間じゃないんだよ……」
何度も強く念を押して千佳に行っておく……暗黒進化しねえよな?
今後の展開どうしよっかな
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2人まとめては最高さ
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那須玲のお尻は素敵
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藤丸ののの、ののパイは、おっぱいは正義