「…………」
「どうしたの修?」
「なんか物が見辛い」
ボタモンが生まれてから3日が経過した。
デジモンはなにを食べさせればいいのかわからないがなんかデジヴァイスにご飯をやる機能が搭載されていたのでそれでボタモンにご飯をやった。ボタモンは母さんに対して苦手意識があるものの、俺には心を開いてくれている。
「物が見辛いって…………修、この文字が読めるかしら?」
「ごめん、読めないよ…………なんで?」
「顔立ちはどちらかと言えば私に似ているけれど、そういうところはお父さんに似たのね……出かけるわよ、修」
「出かけるって何処に?」
「眼鏡屋よ」
ああ、そうか……遂にその日が来てしまったのか。
ワールドトリガーの主人公である三雲修のあだ名はメガネである。シンプルイズベスト、メガネであり先輩からメガネボーイやメガネくんの相性で知られている。
三雲修になってから何事も無く過ごす事が出来ていた。
眼鏡無しで過ごす事が出来ていたので問題無いと思っていたのだが、まさかここに来て急に視力が悪くなるとは思いもしなかった。母さんは父さんに似ているところもあるのだと納得した後に俺と一緒に眼鏡屋に出かけて眼鏡を買った。
「ボタモン、似合うか?」
眼鏡を買って家に帰りボタモンをデジヴァイスから出す。
遂にメガネくんの道を歩んだ……メガネが本体とかいう新八的な扱いを受ける事は無いけれども前世は裸眼だったので違和感がある。コンタクト…………は、少しだけ怖いな。目の上にレンズを置かないといけないのは勇気がいる。
ボタモンに眼鏡が似合うかと聞けばボタモンはピョンピョンと飛び跳ねる。
どうやら俺が眼鏡が似合うと言ってくれているみたいで嬉しいので撫でてみるとボタモンは喜んでくれる。
「ボタモン、外に出ようか」
俺は今日、はじめてボタモンと一緒に外を出歩く。
ボタモンは基本的には一緒に居るが、夜になったりすればデジヴァイスの中に居てもらったり家の中でしか一緒に居ない。
外の世界がどんなところなのか興味を抱いているボタモンは嬉しそうに俺に抱っこされるので俺は蓮乃辺市を歩いていく。
「ボタモン、こっちの世界じゃお前はヤバい扱いだからヌイグルミみたいにしといてくれよ」
仏いわくワールドトリガー仕様にデジモンが改造されている。
もしかしたらボタモンはトリオン兵なのかもしれないが、俺にとっては大事な存在である事には変わりはない。ボタモンが暴れて新種の生物か何かだと騒がれれば厄介な事になる。
俺の言葉が通じたのかボタモンは暴れようとしない。良かったと思いつつも街をグルリと一周して家に帰った。
特にイベントらしいイベントは存在しねえ。家に帰れば何時もの様に勉強をする。相変わらず小学生レベルだが何事も手順が大事である。
「…………そういえばお前なにに進化するんだ?」
ボタモンは幼年期Ⅰでここからもう一段階幼年期に進化する筈だ。
ボタモン系列から色々なデジモンになるらしいが、少なくとも今は進化の兆候は見られない……いや、そもそもで進化する事が出来るのだろうか?見た目がクロスローダーだからなにか条件を満たさないといけない系の筈だ。
「なぁ、ボタモン」
「?」
「俺はきっとこれから大変な目に遭う……正直な話、大変な目に遭いたくない。でも、俺が逃げれば大惨事に繋がる……」
三雲修はワールドトリガーにおいて重要なキーマンである。
仮にコレが黒子のバスケやラブライブならば原作無視してもなんら問題は無いだろう。しかしワールドトリガーは地球と異世界が舞台なSFなバトル物であり主人公の役割を放棄すれば大勢の死者を出す。
「怖いよ」
高所恐怖症で性格が捻じくれ曲がっている俺でも怖いものは怖い。
なんの訓練も行っていない性格が捻じくれ曲がっている俺だ。Dr.STONEの石神千空達の知識を手に入れる事は出来ても心の力を、精神力を俺は持っていない。
三雲修というのは貧弱過ぎるジャンプ作品でも近年稀に見る主人公だ。
心の強さだけはジャンプ作品でも近年稀に見るぶっ壊れメンタルでペンチメンタルだなんて言われている。幾らなんでも無理である。
「あたぁ!?」
色々と弱音を吐いているとボタモンが泡を放ってきた。
地味に衝撃のある泡で痛くてなにするんだと言いたかったがその前にボタモンが眩い光に包まれ……コロモンに進化した。
「なに1人で怯えてやがる……オレが居る事を忘れるなよ、修!」
コロモンに進化した為か喋れるようになった。
俺に頭突きをくらわせに来るコロモン。
「お前1人じゃ情けない。オレ1人じゃ頼りない……だったらオレ達2人で行けばいいだけだ」
「…………俺はまともに戦うことは出来ねえぞ?」
「戦いはオレに、オレ達に任せろ。お前はジェネラルとして考えろ…………オレは負けない」
「…………ありがとう………そうだったな……」
三雲修は1人では物凄い貧弱なメガネだけど、三雲修は1人じゃない。
常に側に誰かが居る。相棒の遊真が、幼馴染みの千佳が、頼れる先輩達が……俺は色々と焦りを持ちすぎていたかもしれない。三雲修にならなければならないという重荷を背負っていたが、コロモンのお陰で目が覚めた。
「色々と苦しい思いをさせるかもしれねえけど、頼んだ…………でも、やっぱ怖えな」
最初の一歩を踏み出す勇気を手に入れる事が出来た。
怖いけれども俺にはコロモンが居てくれる。コロモンはオレに任せろと言ってくれていて、俺を信頼してくれている。だったらその思いに応えるしかない。心の何処かでは怖いと思っているけれども、一歩勇気を出して前に踏み込まないといけないと気持ちを切り替えると……デジヴァイスに勇気の紋章の紋様が浮かび上がる。
「コロモン、進化!アグモン!」
「うぉ…………いきなりだな」
「お前が勇気を出して前に進む決意をしたんだ。だったらオレもそれに応えるのが筋だ」
コロモンになったばかりだというのに一気にアグモンに進化した。
俺と同じぐらいの頭身にアグモンはなっており、デジヴァイスには勇気の紋章がまだ映し出されている…………。
「もしかしてまだ進化できるのか?」
「超進化まで行ける気がする……やるか?」
「いや、それをやれば確実に母さんから怒られるから止めてくれ」
なんか一気に超進化の力まで得ちゃったよ。
アグモンにコロモンやボタモンに戻る事は出来ないのか聞いてみれば戻る事は出来るけれども手足が生えているこの形態の方が落ち着くと言うので戻ることはしなかった。
「あら、また違うの?」
「違うよ、母さん。ボタモンが進化したんだよ」
「ボタモンが?…………こう、虫みたいに段階があるのね」
「えっと……アグモン 成長期 ウイルス 爬虫類型 ウィルス種に進化したことで、野生の本能に目覚めてしまったアグモン。怖い物を知らずどころか凶暴な性格の持ち主になっており、獲物を狙うときの鋭さはワクチン種のアグモンにも劣らない。必殺技は口から火炎の息を吐き敵を攻撃するベビーフレイム」
「凶暴なの?……ちゃんと躾けなさいよ」
「おい、言っておくがオレは犬や猫なんかじゃねえ!そこのところを勘違いするんじゃねえぞ!!」
「…………じゃあ、修のなんなの?」
「オレは修の…………修のなんだ…………」
相棒という言葉をまだハッキリと言うことが出来ないアグモン。
母さんがジッとアグモンを見つめているのだが答える事が出来ないアグモンは萎縮してしまっており、母さんの無言の視線に耐える事が出来なかった。
「俺達の関係は今から築き上げてくんだよ……後、母さんには逆らっちゃダメだからな」
「……ああ」
ウイルス種でどちらかと言えば暴れん坊な性格の黒いアグモン。
そんなアグモンを視線1つで怯えさせる母さんっていったいなんなんだろう?
「まぁ、それよりも夕飯はなにがいいかしら?アグモン、食べてみたいものはある?」
「いや、オレはデジヴァイスの中で食事を」
「たまには一緒に食べないと……その姿なら箸も使える……使えるわよね?」
「持ったことがないから分からない」
「じゃあ、カレーにしましょう」
肝が据わるとか言う次元じゃないよ、うちの母は。
しかし……アグモンの声、渋いって言うか檜山修之ボイスなんだよな。黒色だし……まさかアレになるのか?夕飯は母さんが言った通りカレーになった。美味い美味いとアグモンはカレーを食べていたので母さんは嬉しそうにしていた。
「よし、アグモン……やってみるか」
そんなこんなで翌日、人気の無い山に向かってアグモンをデジヴァイスから出した。
昨日、勇気の紋章が出ていたのとアグモンが言っていた事が本当なのか確かめてみたかったので山に来た。
「アグモン、進化……グレイモン!」
アグモンは進化をしてグレイモンになった。
オレンジ色のグレイモンでなく、青色のウイルス種のグレイモンだった。
「え〜っと、グレイモン 成熟期 恐竜型 ウイルス 青黒い体色を持つウィルス種のグレイモン。凶暴性が増し、まさに野生のグレイモンと呼べるが、決して一匹オオカミではなく、仲間とチームプレイが出来るぐらいには賢い。必殺技は口からはき出す超高熱火炎弾のメガフレイム」
ジオグレイモンとか別のに進化するんじゃないのかと思っていたが杞憂だったみたいだ。
黒色のアグモンは無事にウイルス種のグレイモンに進化する事が出来たが……まだまだ進化は出来るぞとグレイモンは笑みを浮かべている。
コレはどうなるんだろうとデジヴァイスを構えると勇気の紋章が出現しグレイモンは眩い光に包まれた。
「グレイモン、超進化!メタルグレイモン!!」
グレイモンはメタルグレイモンに進化した……早くね?
もっとこう……人間ドラマがあってデジモンは進化するだろ……あ〜でも、俺の中身は既に高校生ぐらい、いやでも悲惨な人生を送っていたから中身はクズ野郎だ。そんな俺がグレイモンをメタルグレイモンに進化をさせる事が出来るとは。
「メタルグレイモン 完全体 サイボーグ型 ウイルス種 体の半分以上が機械化されてしまったサイボーグ型の最強デジモン。数々の戦いをくぐり抜け、その体を機械化することによって生き長らえている。メタルグレイモンに進化するためには襲い来る強敵を倒し勝ち抜かなければならない。メタルグレイモンの攻撃力は核弾頭1発分に匹敵するといわれている。胸の部分にあるハッチからミサイルを発射する」
まさか一気にここまで来るとは思いもしなかった。
デジヴァイスに目を通せばメタルグレイモン(ウイルス種)の説明文が出てきたので読み上げる…………
「お前、核兵器並に強いのか?」
「試してみるか?」
「やるなよ、絶対にやるなよ。フリとかじゃなくて割と冗談抜きでやるなよ」
ポケモンもそうだけれどもデジモンとかの一部の説明文、色々と恐ろしい。
でもまぁ、デジモンは人智を超えた存在であるから色々と気にしていたらキリが無い…………。
「もう一段階、いけるか?」
メタルグレイモンと来れば次はあのデジモンしかない。
アグモンは超進化まで可能と言っていたから無理だと思う。デジヴァイスも勇気の紋章を映し出していないし。
「アグモンやグレイモンの頃には力が何処からともなく湧いてきたが、メタルグレイモンの時は違う……力は溢れているが天井が見えている」
「そっか……」
「すまない……だが、オレには分かる。オレにはまだ上がある事を…………修、オレと力を合わせてくれ」
「心をか…………」
精神エネルギー的なのを消費してデジモンは進化する……精神エネルギーと言えばデジソウル。
そういえば生体エネルギーのトリオンとはどういう感じの間柄になっているんだろうか?…………気になるが、トリガー工学はブラックボックスなところが多い。人間の心と同じだからな。
「デジソウル・チャージオーバードライブ!…………出ないか」
「はぁああああ!!」
デジモンを進化させる方法と言えばコレぐらいだと試してみたがうんともすんとも言わない。
デジソウルらしき物が出てきていないし、どうしたものかと思っているとメタルグレイモンが力を込めている。流石に単体で進化するのは難しい事だろうと思っているとデジヴァイスが光を放ち……Xの文字が浮かび上がる。え、コレってもしかして
「メタルグレイモンX!!」
「え、X抗体かよ……」
メタルグレイモンは進化する事は出来なかったが、X抗体の力を宿したメタルグレイモンXになる事が出来た。
「…………違うな」
「ん?」
「さっきのメタルグレイモンよりもパワーが増しているが、なにかが違う。もう一段階上があるがコレはそれとは別物だ」
「X抗体によるメタルグレイモンのデジコアへの影響。各種機械部分がアップデートされ左腕の強化改造されたトライデントアーム、アルタラウスは、ブリッツモードとブラストモードを切り替えることが出来る。また、最大出力で音速を超えるエナジーブースターも装備した。必殺技は限界速度で飛行し、ブリッツモードで敵を貫くエネルギアブリッツと、ブラストモードでウィルス性のエネルギーを撃ち放つパンデミックデストロイヤーこの技のウィルスは災害指定される程の感染力と毒性を持っており、かすっただけでもデジコアの構造データを腐らせてしまうという……」
X抗体になった事でメタルグレイモンの説明文が追加されていたので読み上げる。
相変わらずというか恐ろしい事がサラッと書かれている……腐らせるってなんだよ。色々な意味でヤバいな。
「もういいぞ、メタルグレイモン」
究極体に進化する事はまだ出来ないけれども、少なくとも完全体とX抗体にはなる事が出来た。
完全体のメタルグレイモンの説明文が正しければ本当ならばメタルグレイモンは核兵器並に凄まじい…………コレより上な究極体ってマジでなんなんだろう。
メタルグレイモンXにもう良いことを伝えればメタルグレイモンXは光を放ち……コロモンになった。
「なんでコロモン?」
「思った以上にパワーを使い果たしたみたいだ……1日あればまたアグモンに戻れる。何度も繰り返せばアグモンに戻れるようになる、気にするな」
「そっか」
取りあえずはコロモンを抱っこして山を下山する。
メタルグレイモンX……あの時点でどんだけ強いんだろう?メタルグレイモンが核兵器並の強さで、メタルグレイモンXはそれよりも上……う〜ん……まぁ、試す場所が無いから気にしなくていいか。
今後の展開どうしよっかな
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2人まとめては最高さ
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那須玲のお尻は素敵
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藤丸ののの、ののパイは、おっぱいは正義