「フレイドラモン、ブイモンに戻ってデジヴァイスに」
「うん」
フレイドラモンはブイモンに退化し、デジヴァイスに戻った。いきなりの見た目の変化に空閑は驚くのだがチンタラしている時間は無い。
「オサム、なにしてるんだ?」
「イレギュラー門の原因を探ってるんだよ」
避難しているスペースに向かわずに崩れた瓦礫を探っていると空閑がなにをしているのかを聞いてくる。
イレギュラー門の原因は知っている、だがそれが何処にあるのかは詳細が分かっていない。だからイレギュラー門を発生前に防ぐ事が出来なかった。
「門が誘導されてる云々の話は聞いたよな?」
「ああ、クラスの奴等が言ってたな」
世界中で開かれている門を三門市の警戒区域内部に集めている。しかし今回は何故か基地から離れている三門第三中学に現れてしまった。
門が誘導されてるとか侵略者を撃退しているなどのボーダーにとって色々と都合の良い話は一応は耳にして頭に入れてある。
「本来出てこない場所にイレギュラーな門が開いたって事は門を誘導している装置が故障でもしたのか?」
「それは1番最悪なパターンだ……ボーダーにとって不都合な事を揉み消している。考えられるパターンは幾つかある。例えば開かれる門を誘導する装置の存在等に相手が気付いてその装置を無効化する装置で門を開く、試作段階で完全に、それこそニューヨークやハワイとかに開く事が出来ずに三門市の警戒区域外に出すことが出来る……コレの場合は俺達は負け確定、相手の持つテクノロジーの方が上でなにも出来ない」
「じゃあ、探す意味無いだろう」
「幾つかあるパターンで門が開いた…………1番考えやすいのは内側から誰かが門を開いてくると言う事だ」
「……………おれを疑ってんの」
「いいや、疑うつもりはない……そもそもでお前がほんとに優秀な工作兵なら転校して2日目の学校でイレギュラーな門を開くか。先ずは敵情視察をしてこい、変に欲張らずに向こうの情報だけを持って帰ってこい……どんな業界でも情報だけは価値がある。それこそ異世界との戦争ならば尚更だ…………リロード、ワームモン」
自分を疑っているのか聞いているが、仮に原作知識が無くても空閑が黒である可能性は低い。
使い捨てが出来ない人間を送り込んでくるならば、情報収集にだけ専念させないといけない。もしくは大掛かりな作戦決行させないといけない。
まだまだ情報収集や情報操作の段階でありこの段階で駒を送り込むのは愚策……と、色々と言いたいけども自力で見つけるのは難しいのでワームモンをデジヴァイスから出した。
「今度は虫か」
「虫じゃないよ、ボクはワームモン……修ちゃん、なにをすればいいの?」
「サーチモンに進化する……デジメンタルアップ!」
「ワームモン、アーマー進化!」
ワームモンをデジヴァイスから出し、知識のデジメンタルを使う。ワームモンは眩い光に包まれた。
「知識の発見!サーチモン!」
「また見た目が変わった……」
「サーチモン、イレギュラー門の原因をサーチしてくれ」
「うん」
サーチモンはその名の通りサーチ、索敵能力に特化したデジモンだ。
微弱な空気の振動等から音を感じ取ることが出来ており、そこから様々な情報を収集する事が出来る。サーチモンは音を探知したのだとカサカサと動いて……フナムシの様な見た目をしているトリオン兵が複数発見した。
「レナモン、1つだけ持ち帰ってくれ」
「ああ……もう脅威が去ったと認識していいのか?」
「いや、今から脅威が巻き起こる…………」
レナモンに1つだけトリオン兵を回収させて現場を後にしてもらう。
2体以上手に入れたかったが、複数体をゲットする事が出来たのはホントによかった。
「なるほど、ラッドか……」
「納得してるところ悪いけど、物凄い速さで誰かがこっちに向かってきてる。多分、ボーダーの人達だと思うよ、修ちゃん」
「空閑、それらに関しての説明等をしてもらいたいところだが今は適当な嘘をつくので終わらせるぞ」
「ん、じゃあ頼んだ」
そう言うと空閑は俺にもたれかかった。
俺がトリオン兵を殴り倒したのは見られているから、俺が空閑を救ったという設定で通すつもりだろう。クラスの皆が居る中で空閑と一緒に帰って来たら怪しまれないかと思ったが、今はそんな事を考えている場合じゃない。空閑をおんぶして更には片手にラッドを持って出てきた。
「三雲だ…………三雲が帰ってきたぞ!」
「おい、なに勝手に出てんだよ?」
地下のシェルターがある方角に向かっていると三好がいた。
三好だけでなく他の生徒達も多く居たのでなにやってるんだと呆れていると崩れていった校舎を見つめている。
「ほら、空閑、ここまで来たんだったら降りろ」
「いや〜ホントに申し訳ないです」
お前、嘘が物凄く下手だな……まぁ、白々しくても周りは信じている。
空閑が降りたので無事にぶっ倒すことが出来た……
「嵐山隊、ただいま現着した!」
「ったく、今頃かよ」
「コレは…………凹んでる!?」
色々とやり終えた後に嵐山隊の隊長である嵐山さんが現着した。
嵐山さんが現場が慌ただしいようで慌ただしくない異変に気付きモールモッドが凹んでる事に気付いた。
「どういうことだ?」
「三雲が倒してくれたんです!」
「近界民を殴って凹ませてました!」
「君が、か?」
「……まぁ、そうですよ……」
「そうか、ありがとう!弟達を助けてくれたんだな!!」
爽やかだ……物凄く爽やかだ。捻くれ者だからこの手のタイプが割と苦手なんだよ。
嵐山さんは弟達を抱きしめるがブラコンは度が過ぎれば嫌われる、やめてくれよ兄ちゃんと離れる……こんな所でやるなよ。
「凹ませてるわね…………貴方、見たことが無い顔だけどC級かしら?」
「……」
「貴方、規則を理解しているの?C級は基地外でトリガーは使っちゃダメなのよ!」
「木虎、確かにそういう決まりだが今回は非常事態で」
「嵐山さん、褒めてはいけません!」
「分かりました!例え近界民を倒すことが出来たとしても嵐山さんの弟やクラスメイトの三好くんを躊躇いなく見捨てます!」
「っ!?」
「なっ!?貴方、なにを言ってるのよ!」
「俺に戦うなって言ってたけど、お前は今ついた。俺が近界民を殴ったその時点でクラスの連中は襲われていた……………なにが模範的でなにが正しい答えなのか教えてください!」
木虎が年頃な嫉妬の炎を燃やしてC級の隊務規定違反を言ってくる。
嵐山さんは有事の際だからコレぐらいはと言うが駄目なものは駄目、1つの特例を認めれば後で大変な事になる。無論、木虎の主張は間違っていない。だからあえて俺は木虎に噛みついた。
「ボーダーが誇る精鋭のA級でボーダーの顔なんですから立派な答えがありますよね!注意するということはなにかそれ以上にいい案がある、文句を言う以上はありますよね?」
「オサム……輝いてるな……」
「それは……」
「大体なんで警戒区域外でイレギュラーな門が開く?先にルールを破ったのはボーダーの方じゃないのか?」
「そ……そうだ!ボーダーは警戒区域内には近界民は出るけどもこんな所には門が開かないって言ってたじゃないか!」
「どうなってるの!?」
色々と追い詰めるのは楽しい。注意した以上は具体的なやり方があるのだろうが、そんな物は何処にも存在しない。
最初に約束を破ったのはボーダーだ、ボーダーが防衛線を越えないから三門市を戦場にしてくれと頼んでいる。そう約束したのはボーダーだ。それを破ったのだと主張すれば周りも話が違うと異議を申し立てる。
「その件に関してはこちら側から市民に報告しますので……君が規約違反を犯したけども上には」
「いや、そもそもで俺はボーダーの人間じゃないですよ」
「え?」
「トリガー無しで近界民を倒しましたよ」
木虎が追い詰められている中で時枝さんがフォローに回る。
俺が規定違反を犯したことに関してはそれはそれでフォローすると言うのだが、そもそもで間違いがある。トリガーを使わずに俺は倒した。
「あのね、そんな嘘が通じるわけないでしょう。近界民はトリガーじゃないと撃退出来ない、常識よ!」
「じゃあ、その常識をひっくり返して赤っ恥をかかせてやるよ……………ふん!」
「っ!?」
『脳伝達機能損傷、
「自分の常識で物事を推し量るのは構わないが領域外も認めとけよ」
木虎の顔面を迷いなく殴り倒した。
殴る瞬間にだけデジソウルを拳に纏わせたが木虎は気付かずに何故自分が倒されたのか分からないまま緊急脱出をしてボーダー本部に戻った。
「レーダーに映らない……ホントに生身でトリオン体を破壊した?」
「嵐山さん、コレを」
時枝さんがどういうことなのかと考察をしている中で足元に置いてあったラッドを嵐山さんに渡す。
「コレは……」
「その近界民を凹ませた後に調べたら居ました……イレギュラー門の原因は恐らくは内側から誰かが門を開いている、そんな所だと思いますのでさっさと解決してください」
「あ、ああ……………」
嵐山さんも木虎を殴り飛ばして倒したことに関して言葉が出ない。
そんな状況の中で新しい情報を叩き込む、イレギュラー門の原因であるトリオン兵を渡しておいた……トラックはトリオン兵を乗せて帰り嵐山さんと時枝さんも現場を確認した後に去っていった。
「オサム、キレッキレだったな…………ムカついてたのか?」
「いや……愉悦に走りたかっただけだ」
その後は学校が物理的に壊れたので生徒の安否確認の後に保護者に通達、帰っていいぞとなり帰る事になった。
今日はフーディエに直行しないといけないのだが、スマホを確認する…………。
「向こう側が急に無理になったって」
イレギュラー門が原因で烏丸さんとののさんが会えなくなったとメッセージが送られている。
イレギュラーな門が起きている、その事が判明していないので現場に行かなきゃいけない等の色々な謝罪文が送られている。こっち側もそこまで急かさないから今はまずイレギュラー門を解決してくださいとだけ返信する。
「まぁ、こんな事になってるから無理だろうな」
「なんか不運だな」
「オサムの方が色々とあるんじゃないのか?そっちの方を教えてくれよ」
「1から10まで説明すればややこしいんだが一言で言えば、向こうの世界に行きたいんだ」
「修くん、レナモンがロボットを持ってたけど……」
千佳が現れた、レナモンも何処かで千佳を見守っているだろう。というか一回は会合しているな。
誰だお前?と空閑は疑問を抱くので、軽く自己紹介をする。近界民に狙われやすい体質をしている女の子だと紹介する。
「修くん……私が近界民に狙われやすいって事を言うって事はもしかして……」
「空閑は近界民だ……昔、たてた説は本当だった。ただそれだけだ」
「昔たてた説?」
「ボーダーが近界民と言っているのはロボットでそれを送り込んでいる人間が本当の意味での近界民だって話だ……とにかくここだとややこしいしフーディエに行くぞ」
「うん……シュバインさんには?」
「まだまだ先だ」
とにかく今はフーディエに向かって……仕事の最終調整をしなければならない。
俺はこれから空閑と色々と交渉をする、空閑から向こうの世界に通じるようにするわけでシュバインさんに話したりするのはまだまだ先だ。
フーディエに向かうことを決めれば空閑は家とは違う方向じゃないのか?と聞いてくるので千佳が俺の店だと教えてくれる。
「色々と不可解な点が多いが、先ずは話し合いだ…………俺達の目的は向こうの世界に行く確かな手段を教えてほしいこと、こっち側が出せるのは色々とあるが……金で動くタイプじゃないだろ?」
「金でおれは動かない……というかこの国の金の価値が分からん。コレで幾らぐらいだ?」
「おい、隠せよ」
鞄から札束を取り出す空閑。こんな所で出していいものじゃない、千佳も思わず慌てるのだが空閑は価値を理解することが出来ていない。
それがあれば数年は働かなくても生きることは出来ると言えばこんな紙束でかと驚く空閑……文化どころか文明が異なる住人なんだと千佳も俺も納得がいく
「…………っ!?」
「どうした?」
「来るっ!」
「まぁ、2時間程度じゃ無理か」
事件が起きてから2時間経過するかしないかの頃合いだ。
イレギュラーな門を開くラッドは現在解析中であり、まだレーダーに映すことが出来ないだろう。千佳が空を見上げれば空中には大きなゲートが出現しており……ムカデの様なトリオン兵が現れる。
「アレは…………なんだっけ?」
「イルガーだ」
「ああ、そうだった。って、出てきてもいいのか?」
「彼等は話し合いを求めている、私はそう判断した」
空を飛んでいるトリオン兵を見て見たことがあるんだけども思い出せない空閑。
空閑が装着している指輪からウニョンと炊飯器の様な見た目をしたトリオン兵、レプリカが出てきた。突如として出てきた事に空閑は驚いているが、俺達が話し合いを求めているのを理解して自身で判断して姿を表に出した。
「はじめまして、オサム、チカ、私はレプリカ。ユーマのお目付け役だ」
「色々と混乱しそうな状況だから要点だけ纏めて」
「今出てきたトリオン兵はイルガーと言って爆撃目的で作られたトリオン兵だ、向かっている方向からして市街地を爆撃するつもりだ」
「そんな……修くん!」
「なんの為のボーダーだ、こういう時にするのは爆撃地の回避…………レプリカ、お前にレーダー機能は?」
「あるにはある」
「じゃあ、トリガーで換装した奴はい………………あ〜…………あ〜……………あ〜…………」
「どうかしたか?」
「いや、俺達で解決しないといけないなって…………………アレか〜……………アレか〜…………アレか〜…………」
原作通りならば木虎がイルガーを撃退するが、俺が木虎を殴り倒したので木虎がいない。
身から出た錆なので素直に受け入れてデジヴァイスを取り出す。ボーダーに任せる事は出来ないのだと千佳もデジヴァイスを取り出した。
「アレか〜……アレか〜……」
「修くん、戦うのは修くんじゃないから大丈夫だよ!」
「なにか問題でもあるのか?」
「修くん、高所恐怖症で高いところが苦手なの」
「ほぉほぉ、そんな弱点があるのか」
意外な弱点だなと三3三な顔をする空閑。
一応はシリアスな状態なので直ぐに真面目な顔をする。
「誰で行くか……ブラックウォーグレイモンで行けば確実に倒せるけども、絶対にガイアフォース撃ってくるからな」
「修くん、さっき送ったシャウトモン達を。アレなら空を飛んでる近界民と戦えるよ!」
「……それでいくか」
デジヴァイスを構えるとデジモンの映像が浮かび上がる。
俺の持っているデジモン、グレイモンとメイルバードラモン、そしてイレギュラー門が発生した時に千佳から送られてきたシャウトモン、バリスタモン、ドルルモン。
「シャウトモン!」
「おう!」
「バリスタモン!」
「んが!」
「ドルルモン!」
「グォオオウ!」
「グレイモン!」
「ガァウ!」
「メイルバードラモン!」
「ァアアアウ!」
俺がデジモン達の名前を呼べばデジモン達はリアライズする。
5体のデジモンは光の矢になり、1つに集う。
「デジクロス」
「「「「「デジクロス!!」」」」」
シャウトモン、バリスタモン、ドルルモン、グレイモン、メイルバードラモンをデジクロスした。
今後の展開どうしよっかな
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2人まとめては最高さ
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那須玲のお尻は素敵
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藤丸ののの、ののパイは、おっぱいは正義