デジモントリガー   作:アルピ交通事務局

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俺達のウォーゲーム ①

 

「ここが玉狛支部だ」

 

 フーディエを出て少し歩き、玉狛支部に辿り着いた。

 

「橋の上にあるんだな」

 

「ののさん、来たことないんですか?」

 

「玉狛支部は他の支部みたいじゃねえんだよ……場所は知ってる、でも来たことが無いって奴が多い」

 

「そうですか」

 

 ののさんも初来訪らしい玉狛支部、ホントに橋の上にある……ということは水が苦手なガオスモンは出せない。

 今回は迅に嫌でも顔を合わせるのだと覚悟しているからデジヴァイスにブルーフレアのデジモンを入れている。メタルシードラモンをいざという時は暴れさせる事が出来る。

 

「む…………しんいりか?」

 

「新入りかじゃないよ、お客さんだ……何時もはオレ達がお客様になってるけど、今回は向こう側がお客様だ」

 

「なにを上手いことを……」

 

 カピバライダーの林藤陽太郎がいた。

 新入りじゃなくてお客である事を伝えると迅は奥に案内してくれる。

 

「あ、修くん…………え、修くん?」

 

「ああ、どうも…………」

 

「…………どういう事?」

 

「お客さんとしてメガネくん達を連れてきたんだ……とりあえずオレはボスに報告してくる。本部側が慌ただしくなってると思うからな……」

 

「言っとくが、感情的に動いてしまうであろうタイプを動かした向こうが大分無能だからな」

 

 迅は話し合いをする前に一通りの報告をしに行く。

 烏丸さんはこの場に残っている。警戒心は出しているが栞さんがなにも事情を知らないので、どら焼きを出してくれる。どら焼きに陽太郎が手を伸ばすのだが、空閑はどら焼きに興味津々で奪われないようにし俺達は普通に食べる。

 

「修くん、迅さんにスカウトされたの?

 

「いえ、違いますよ……向こうの世界からやって来た人間と会合していた等の理由で連行されました」

 

「えぇ!?」

 

「どうも、向こうの世界からやって来たくがゆうまです」

 

「って、事は近界民!?」

 

「いや、向こうの世界からやって来た人間ですよ」

 

「それを近界民だっつってんだろ?」

 

 空閑が近界民であることを即座にバラすと驚く栞さん。

 俺は少しだけ言い方が違うのだと訂正するが自分達にとってそれは近界民だとののさんは言う。

 

「情報を整理しましょう空閑遊真は父親が死んだ際に日本に来て最上宗一さんを頼れと言われていて、それを頼りにこの世界にやって来た……そして玉狛支部の支部長が空閑の父親と知り合いな可能性がある。何故?」

 

「何故ってそりゃあ、最上さんの知り合いだからうちのボスが知っててもおかしくないでしょ?」

 

「ならば、質問を変えます。玉狛支部の支部長とどういう形で面識がありますか?最上宗一さんは既に死んでいる。空閑の父親は最上宗一さんが死んでいる事を知らない。異世界との本物の戦争なので死んでいる事自体はなにもおかしくはない。でも、それならば頼れと言うのはおかしい」

 

「……まぁ、確かに既に死んでいる人に頼れはおかしいよな……って事は大分昔に会って以来会ってねえってところか?」

 

「その線が濃いでしょう。じゃあ、何処で会ったのか…………時系列から考えれば秘密の組織だった頃のボーダーと出会った、そう考えれます」

 

 情報を1つずつ整理していく。おかしいと思われない様に、皆が成る程と納得が行くように。

 秘密の組織だった頃のボーダー、一応は情報として知っているののさんや栞さん、烏丸さん。それはありえる線だと考える。

 

「空閑の父親は、まだ秘密の組織だった頃のボーダーに出会ったもしくはボーダーの人間だった」

 

「いや、親父はボーダーじゃないぞ?」

 

「途中まで在籍していたけども意見が対立した考えが変わった組織の方針についていく事が出来なかった、だから自分はもうボーダーの人間じゃない、その線もありえる」

 

「じゃあ、つまり空閑は……こっちの世界の人間と近界民のハーフって事か?」

 

「その線も無くはない…………だから、向こうの世界からやって来た人間と言いました。まぁ、ボーダーは人型近界民と認識していて人間でないと言ってますけども」

 

「いや、それは………………悪かった」

 

「俺に謝ってどうするんすか?」

 

 人型近界民でなく、人間である。ボーダーの殆どの人が近界民を無意識の内に差別用語として使っている。

 異世界の人間でなく近界民と言う生物として認識している節がところどころあるから、その辺について言えばののさんは謝る。俺に対して謝っても意味は無い。空閑に対して頭を下げるけども、空閑は大して気にしていない。

 

「近界民が差別用語か……考えたこともなかったな」

 

「ののさん、近界民自体は差別用語じゃないです。向こうの世界の人を近界民と言うならば空閑はその括りで間違いは無い。でも、人型近界民って言うことはジャンルで言えばコイツラと同じになります。リロード、シスタモンノワール」

 

「っ!?」

 

「おぉ〜シスター!………………えっ!?」

 

「主に俺はコレが原因で問い詰められてます」

 

 シスタモンノワール(覚醒)を出せばテンションを上げる栞さんだが直ぐに冷静になる。

 なんでこんなのを持っているのか?ボーダー側の住人が警戒心を強めている中で栞さんは言葉を出した。

 

「もしかして、リリエンタール関係?」

 

「……それに昔、関係していた事はありますよ。因みにですけど、文は知ってます」

 

「ええ、文は知ってるの!?」

 

「知ってるって言うか事件の当事者ですよ」

 

「あやって誰?」

 

「栞さんの妹だよ……前に少しだけ言っただろう。世界を裏で牛耳っている黒服の組織のボスが不老不死を求めてて戦ったって。その時に色々と知ったんだよ」

 

「………………スゴい、胡散臭いんだが…………」

 

 世界を裏で牛耳っている黒服の組織について言えば烏丸さんは疑っている。

 でも、ホントのホントに世界を裏で牛耳っているって言ってるし黒服の組織のボスが不老不死を求めてて戦ったのは事実だ。

 

「5年前に蓮ノ辺市に巨人が現れたとか空港から蓮ノ辺市行きのバスがバスジャックにあったとか……大体はリリエンタールが繋がってる」

 

「…………日野さんだからなぁ……………火星に行ってもおかしくないレベルだからなぁ………………」

 

 俺の言っていることはかなり胡散臭いけども、リリエンタールが繋がっていると言えば納得する栞さん。

 あの夫婦があまりにも個性的過ぎる……ほんっとに個性的にも程があるよ。

 

「そのトリガーから出てきたって事はトリオン兵なのか?」

 

「いいえ、私達はデジモンよ。修が持っているのはデジヴァイス、トリガーじゃないわ」

 

「デジモン?」

 

「不思議な不思議な生き物、デジモン」

 

「そんなポケモンみたいなノリで言われても」

 

「ポケモンと一緒にしないで!たまごっちとも一緒にしないで!!私達はデジモンなのよ!!」

 

「あ、すみません……」

 

 ポケモンやたまごっちと同じジャンルに区別された事を怒るシスタモンノワール。

 見た目が大人の女性だからか栞さんは直ぐに謝った……やっぱ見た目って大事だよな。

 

「お待たせ……おぉ、中々に綺麗なお姉さんが居るね……遊真、メガネくん、ボスに会ってくれ」

 

「シスタモンノワール、残っといてくれ」

 

「分かったわ」

 

 話を通したと迅が戻ってきたので玉狛支部の支部長の部屋に入る。

 

「メガネの方が三雲修くん、小さい方が空閑遊真だよボス」

 

「おう……はじめましてだな、俺は玉狛支部の支部長の林藤だ」

 

「どうも…………」

 

「お前の親父さんの名前は空閑有吾さんで間違いないか?」

 

「うん」

 

「そっか……あの人に子供が………………」

 

 林藤支部長が空閑に最後の確認を取った後に過去を懐かしむ。しかし過去は過去なので直ぐに気持ちを整えている。

 

「有吾さん、お前の親父さんはボーダーが創設時の1人なんだ……色々とあって分かれたんだが……そうか……」

 

「親父は死んだ……おれにコイツを残して…………おれはなんでコイツを残したのかを親父に聞きたいんだ」

 

「……悪いな、その技術はボーダーには無いんだ」

 

 自身が付けている指輪を残した事を教えて、それに関して聞く空閑。

 ボーダーには空閑の目当ては存在していない、林藤支部長からも同じことを聞かされればなにも言えない。

 

「それでお前がジーンズを着た狼やクリオネみたいな生物を引き連れてた男か……何者だ?」

 

「なにかの拍子で流れ着いた近界民の末裔って言ったら?」

 

「……末裔なのか?」

 

「いえ、バリッバリの三門市民ですよ。親もこちらの世界の住人で、出生記録もちゃんとあります……………いちいち質問を受けては答えてはややこしいでしょうから、こっちから説明をします。リロード、ギルモン」

 

 近界民の末裔だと認識させる軽いジョークを言う。

 もし仮に近界民の末裔だと言った場合はこの人達はどうするつもりなんだろう……まぁ、関係無い話をしても意味は無いか。

 デジヴァイスを構えてギルモンを出す。

 

「オサム、このおじさんは?」

 

「ギルモンについて聞いてきてるんだよ」

 

「ギルモンはギルモンだよ?」

 

「先ず空閑から聞いた情報等を混ぜ込んで出た答えですが、俺のデジヴァイスはトリガーじゃないです。トリガーはトリオンと言う生体エネルギーを動力源に動いていますがデジヴァイスはデジソウルと言う精神エネルギーを動力源に動いています」

 

 俺はそう言うと体からデジソウルを放出した。

 いきなり出したので驚くがこっち側がなにかしてくるわけではないにだと分かってくれたのかゲームボーイの様な見た目の機材を取り出した。

 

「…………トリオン反応、ねえな……」

 

 トリオン反応は一切無いと言う。

 

「ええ、ですからトリガーではないです。このデジヴァイスからデジタルモンスター、デジモンが生まれます。デジモンは一言で言えば人工知能や心を持ったデータ、ウイルス、ワクチンです。ここにスマホがあります……ギルモン、この中に入ってくれ」

 

「うん!」

 

 ギルモンはスマホに触れればスマホの中に入った。

 それを見て驚く林藤支部長、何処から聞けばいいのかと考えているので次に行く。

 

「デジモンは質量を持った電子情報生命体で、この様に電子機器の中に入ることが出来ます……近界民とは別物です」

 

「つまり…………こっちの世界のトリオンじゃなくて電気を用いた文明の末に生まれた生物って事か?」

 

「そう認識してくれればありがたいです。デジモンにも色々と種類が居ます……リロード、ウェヌスモン」

 

「……どう見ても人間なんだが」

 

「いえ、デジモンです。神様系のデジモンです……こう、モンスター育成RPGとかあるじゃないですか。それに雪女とかケンタロスとか天使とか悪魔とか見た目は人間だけども人間じゃないジャンルがあるじゃないですか。それです」

 

「……どっちも同じ生物だって言われても、違和感しか感じねえんだが」

 

 ウェヌスモンをデジヴァイスから出せば人間が出てきたとなるが、デジモンなんだ。

 ギルモンとウェヌスモンを見比べる林藤支部長、どっちも同じデジモンと言うジャンルの生物なんだ。

 

「俺がデジヴァイスを何処で手に入れたかと聞かれれば4歳の頃に縁日の輪投げで手に入れた……まぁ、この辺の詳細については些細な事です。救助活動をしたのはデジモン達で俺はそのデジモンを操るジェネラル……さて、質問は?」

 

「う〜ん……特に無いな……次の話をしていいか?」

 

「その前にこちらにも質問タイムをください」

 

「答えられる範囲でなら」

 

 次の話をしたい林藤支部長だが、その前にこちらにも質問タイムを設けてもらう。

 

「まず……近界民はトリオンと言う生体エネルギーの資源を求めてこちらの世界の人間を拐ってる、それをボーダー側は熟知していますか?」

 

「ああ、それはな。ボーダーの入隊試験も基本的にはそこを重視している」

 

「次に……何故探すことはしないんですか?」

 

「探すって、優れたトリオン能力者をか?確かにボーダーはトリオン能力が優れた人間を求めてる、けど自衛隊みたいに志願した兵士で構成している。だから外国みたいに強制的にボーダーに所属しろなんてのは無いんだ」

 

「成る程、じゃあ理由はどうあれこの街を戦場に変えている。この街の人に犠牲になってもらっている……その辺の認識は?」

 

「あるよ……でも、何処かが犠牲にならなきゃならねえ。ボーダーは三門市から出ていけという意見は多い。けど、三門市から出て行ったとしても他の地域に変わるだけだ…………厳しいし苦渋の決断だが三門市の一部の地域は危険な状態に犯しているという自覚はある。俺はその派閥とは少しだけ思想が違うけども街の防衛が第一と言う派閥も存在している……色々と事情を聞いてるって事は向こうの世界から軍事侵攻をしてきている事を聞いてるんだろ?」

 

「ええ、聞いてますよ…………世界の進歩には犠牲がつきもの、世の中の99%は失敗という死屍累々の屍があり1%の成功はそれの上に成り立っている。それは当然だと思っている。そして大抵の人は1%の恩恵を受けている。99%の失敗という存在を認知しても1%の成功があるならばそれで構わないという。だが、いざ自分達に99%の犠牲を強要されれば話が違うと言う……三門市は1%の成功の為の犠牲になっているが、その成功の恩恵はその内知らずに気づかずに与えられる」

 

「その内、か」

 

「ええ、その内です。例えば俺達が恩恵を受けているネットや漫画、ゲームも最初は暇潰しやくだらない物等と扱いを受けていました。ものによっては時には軍事兵器として使われていました。そしてそれが何十年の時を経て世間が認める物になる。ボーダーに出資している企業が何れはトリガー技術を提供してもらうつもりですから、俺達がジジイになる頃に何かしらの恩恵は受けるんじゃないですかね?」

 

 言い方は悪いけども、何処かが犠牲になる。それが偶然にも三門市だった……そう認識するしかない。

 どうして三門市がと思う人は沢山居るだろう。近界民が軍事侵攻してきているのだから憎悪の念を抱くだろう……だが、それらは必要な犠牲なんだ。今こうしている間にも恩恵を受けている技術はなにかしらの犠牲があったから生まれたもの、大抵の人は認識してない。犠牲の上で成り立ってる。そして自分の番が来たら話が違うと言う。

 

「お前…………結構酷い奴だな」

 

「それはお互い様じゃないですか。組織の方針が少しだけ最初とズレていき、世間を都合の良い言葉で誤魔化しておき遺族の憎悪を利用している……悪だ正義、悪と善じゃないんだ。生きるか死ぬか、生存競争だと認識してる……それこそイレギュラー門が開いた際にこちらの世界に門が開かない様にした処置を常にしてくれるならばなにも言いませんよ。最も、その場合は連れ去られた人を探すのは諦めてくれと言ってますが」

 

「お前は…………何処まで知ってるんだ?」

 

「向こうの世界の住人と貴方達の間になにかしらのコンタクトがありボーダーが生まれたと考えています……別にそれ自体はああだこうだは言いませんよ。それは自由です……ただ、秘密の組織だった頃に向こうの世界にこちらの世界と貿易する価値を教えられなかった、近界民がいきなりの侵攻でなく日本という国に対して同盟や和平等を結びに来なかった。その件に関しては1番のミスだとは思ってます」

 

「世間に近界民関係はベラベラと言えねえよ……ボーダーが握っておかねえとそれこそこっちの世界がトリガーで内戦を起こす可能性だってある。今の世の中を混沌にさせるぐらいならば悪者を倒す正義の味方の方が世界全体で見れば都合がいい」

 

「それはボーダーにとってであって世界全体じゃない………………それこそ向こうの世界が1つの世界ならば1つの国だけならばやれることは他にもあった。でも、向こうは1つの国に対して1つの星で無数に星が存在している……最後に笑うのはボーダーか近界民か」

 

「そんなのが分かれば苦労はしねえよ……何時だって間違っていた、かもしれない。絶対的な正攻法は存在してねえんだ」

 

 何時だって間違っていた……かもしれないと思わなきゃいけないだろう。失敗をしているからこそ、いい道を歩みたいんだろう。

 

「とりあえず言えることは、俺の知り合いが向こうの世界基準でも見たことがないレベルのヤベえトリオン能力でボーダーが表に出るまでしょっちゅうトリオン兵に襲われててボーダーに頼らないようにしてる事だけは言っとく。俺がデジモンを使って撃退した、過去にこの街で自分達が倒したわけじゃないのに破壊されてるトリオン兵を見かけてたことがあるなら、それは俺ですから」

 

「え、っちょ、マジで?」

 

「黒トリガーレベルのトリオン量だったぞ」

 

「それは…………………保護しねえとまずいな」

 

「そういう考えに至るならばなんで探さない?」

 

「………………申し訳ありませんでした…………」

 

「謝るのは俺じゃなくて千佳にだ……俺が聞いたのはそれの確認の為だ」

 

「いや……ホントにぐうの音も出ないぐらいにそれはボーダーが悪い」

 

 自分達が悪いと素直に認める。言い訳を言う前に、色々と言わせたからなにも言い返す事が出来ない。

 

「では、次の話に移りましょう」

 

「ああ…………有吾さんの子供が最上さんを訪ねに向こうからやって来た。俺は有吾さんに色々と世話になった恩義がある。その礼をしたい……ただ」

 

「近界民だからですか?」

 

「ああ……まぁ、平たく言えばそうになる。遊真が持ってるのが有吾さんの命で出来た黒トリガーだと分かればボーダーで1番の派閥である城戸派が奪いに来る。それはお前の持っているデジヴァイスにも同じことを言える……お前等、ボーダーに入らないか?玉狛支部の一員なら守れる」

 

「俺をボーダーに入れたいなら、俺の勤め先を買収してください……俺はエンジニアとして働いてます。トリガー工学に全く興味が無いと言えばそれは嘘になりますが、俺は今の仕事をやりたいからやってる事なんです。ボーダーに入って隊員として働くエンジニアとして働く、そんなつもりは毛頭無い」

 

「だが、お前のデジヴァイスを確実に……それこそ過激なタカ派が襲ってくるぞ」

 

「でしょうね…………まず、このデジヴァイスは俺以外に使うことが出来ません」

 

 俺はそう言いデジヴァイスを地面に落とし……踏みつけた。

 突如の事に驚く林藤支部長、何故そんな事をするのかと分かっていないがそれを今から教える。

 

「そしてデジヴァイスは破壊してもデジソウルがあれば復活する…………もしタカ派が脅威だから始末すると考えているならば、俺を殺さない限りは負の連鎖は続く」

 

 体からデジソウルを放出してデジヴァイスに注ぎ込む。デジヴァイスは光り輝き修復される。

 

「そして俺はボーダーに対して頼らないと決めている……雨取千佳を見つけていない……そう言われれば?」

 

「それは…………だが、ボーダーを相手にするって事だぞ?」

 

「ボーダーの精鋭であるA級の隊員をメイルバードラモンが倒した時点で察した……ボーダーと比較した場合に絶対的なまでにこっちが強い。ボーダーと戦ったら勝てるんだ」

 

「なら、ボーダー最強の玉狛支部と」

 

「待った、ボス。それだけはダメだ」

 

 ボーダー最強の玉狛支部と戦うか?

 きっと林藤支部長は俺が天狗になっているのだと思っているだろう。だからボーダーの実力を改めさせる、そう考えている。それが1番の解決方法だろうがここで迅が間に入った。

 

「メガネくんはホントにボーダーと戦っても構わないって思ってるし、ホントにボーダーに勝つことが出来る。それこそメガネくんを殺す以外にボーダーに勝つ道は無い……メガネくん、君はなにが望みだ?」

 

「俺自身はVRMMOを作りたい、その為の環境は揃っている……ただ、やっておかなきゃいけないことがある。それはボーダーに協力を要請する事じゃない。同じ穴のムジナになるつもりだ。そっち側が力を貸してくれと言うなら力は貸す……ただし、ボーダーの傘下としてじゃない。ボーダーと対等な扱いでだ」

 

「それは……………」

 

「俺をスカウトするならば最低でも神堂財閥を買収する、いや、神堂礼一郎を傘下に置く。俺は神堂さんにスカウトされて神堂さんの会社で働いている…………そして神堂さんはデジモンについても向こうの世界についても知っている。手放すつもりは無い」

今後の展開どうしよっかな

  • 2人まとめては最高さ
  • 那須玲のお尻は素敵
  • 藤丸ののの、ののパイは、おっぱいは正義
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