デジモントリガー   作:アルピ交通事務局

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聖なる夜に白いブツ

 

「そういえば……2人はよかったんですか?」

 

「なにが?」

 

「ボーダー隊員同士でクリスマスパーティ的な事をしなくて……俺は行かなかったけど、玉狛支部じゃクリスマスパーティしてるみたいですよ」

 

 ホントに今更な事を俺は聞いてみる。

 ボーダー隊員の大半はお年頃な男性、女性だ。仲間意識が高かったりするところもあったりするわけで、ボーダー側でクリスマスパーティ的なのをしてないのかと、俺は行かなかったけど玉狛支部では行われている。

 

「確か……外部スカウト組が実家に帰省しない代わりにご当地の物を持っていってパーティしてたな。帯島が三門みかんを持ってったけか」

 

那須隊(うち)はパーティは……今日を頑張ってって茜ちゃん達に応援してもらったわ」

 

 それ熊谷さん応援してるの?ギリギリのところの妥協じゃないの?

 一緒に行こうと言いだしたのは俺だったが、冷静になって考えてみればデートとしか言えない。クリスマスにデートをする……

 

「こう、浮いた話は?」

 

「ねえよ、んなもん……周りの男子見てみろよ……戦闘狂、戦闘狂、戦闘狂、戦闘狂!恋愛よりもランク戦がしてえって奴ばっかだ」

 

 浮いた話の1つでもないものかと聞いてみればののさんはバッサリと無いと言い切る。

 右を見ても左を見ても戦闘狂、恋愛よりも今はランク戦に集中していたいのだと燃えている。それに付き合っている女性のボーダー隊員も居る。ボーダー隊員の女性陣は可憐な見た目をしているがその実態はアマゾネスの巣窟とはよく言ったものだ。

 

「修くん……なにか変な事を考えてないかしら?」

 

「いや〜……ボーダー隊員の女性陣の顔面偏差値って高いなって」

 

「もう、そんな事を言ってもなにも出ないわよ……そういう時は素直に言うの」

 

「じゃあ、那須さんは美女ですね」

 

「え……あ……jflqb_kふぉ!?」

 

「おいおい、なにバグってんだよ?」

 

 大人の女性というか清楚系女子の色気でも見せようとしているのかちょっとからかってくる那須さん。

 からかいに対してガチギレして笑顔を曇らせるという方法もあるが、そっちがその気ならばとストレートに物を言えば那須さんは顔をトマトの様に真っ赤にして恥ずかしそうにしており自白したのだとののさんは呆れる。

 

「……あたしにはそういうのはねえのか?」

 

「え……言わないとダメなんですか?」

 

 向こう側がからかってきたのでそれならばとカウンターをくらわせただけだ。

 那須さんは「あうあう」と言いながらも俺の手を握る力を強めてくるがそれと同時にののさんもなにかを言えと言ってくる。

 那須さんに対してカウンターを当てただけに過ぎないので別に言わなきゃいけないことはないのだと思っているとののさんは鋭く睨んでくる。

 

「ののさんは素敵な女性ですよ」

 

「何処がだ?」

 

「自分らしく自分を前面的に出すことが出来ている……そういう生き方は出来る人は少ない」

 

「……この性格のせいでモテないって言ったら?」

 

「勿体無いですね。スタイルも顔も性格もいいのに」

 

「っ……あ〜効く……これ、効くわ」

 

 ののさんを素直に褒めればののさんも顔を真っ赤にする。

 自分で要求してきておいていざ聞いたのならば顔を真っ赤にしている。自爆すると分かっているのならば最初から要求しない方がいいのにと思っているのだが……まぁ、2人が喜んでくれるならそれで嬉しい。

 

「修くんって男の友達よりも女性の友達の方が多いんじゃないの?」

 

「いやですね……そもそもで友達なんて居ないですから」

 

「え?」

 

「俺は人間関係作るのクソめんどくさいし人付き合いとか大嫌いなので学校に行ってません。向こう側が友達とか認識してる可能性がありますが俺自身は友達とはあんまり認識してないですよ」

 

「そ……そうなの?じゃあ、修くんにとって私はなんなの?」

 

「相談相手」

 

 俺の心のATフィールドを舐めたらいけない。石田彰ほどとは言わないが、俺にとって那須さんは相談相手ぐらいの認識だ。

 空閑に対してもいい人と見られたいという下心があり、鉄子達は……友達とはなんか違う感じがする。那須さんに具体的にどう思っているのかを聞かれたのでハッキリと言えばあからさまに落ち込む。

 

「じゃあ、あたしはなんなんだよ?」

 

「知人」

 

「…………優劣的に言えばどっちが上なんだ?」

 

「そりゃののさんですよ……ただまぁ、序列で言えば親>相棒>仲間>幼馴染み>いい人と見られたいという下心>知人>相談相手>お客さんですからね」

 

「お前の心の壁分厚すぎるだろう!なんだ!なにがあったんだ!」

 

「いや、まぁ……人に語る事が出来ない厄介な事は多々ありますよ」

 

 ののさんに序列を出せばヘッドロックをくらう。

 俺の中には友達という概念は無いに等しい。昔は鉄子達は友達に近い感覚だったがこの数年で色々と認識が変わってきている。

 同盟相手とかそういう感じ、ビジネスライクな関係性になっている。人付き合いが大嫌いだからか、ハッキリと友達と言い切ることが出来ない。下手に一線を越えれば……アグモン達を暗黒進化させそうな自分がいる。

 

「お前の心の闇……深そうだな」

 

「心の闇を抱えてない人間なんてこの世に居ないですよ。心に強い光があると言うのならばそれは闇と常に隣り合わせ、なにかの拍子で反転する。例えば異世界からの住人に家族を奪われたとか……あ、俺は無関係ですから」

 

 俺の心の闇が深いというが、心の闇が無い人間は居ない。

 闇を持っていないと強い心の【光】や【希望】を持っていたとしても【闇】と【絶望】と隣り合わせだ。俺も絶望して絶望して絶望した。いじめる側が悪いんじゃなくていじめられる側だ悪いのだとイジメっ子の親が言ってきたので自棄になりあんな行動をした。絶望の中でたった1つの希望を救った、いや、掴み取ったと言うべきか。

 

「そういえば、ランク戦の打ち上げとかはどうしてるんですか?」

 

「ん……あ〜弓場隊(うち)は今シーズンで抜けるやつが居るんだよ。九州の方の大学に行くって決めてるから今期は出来るだけ上位に入るって……そういえば結局この前のお礼がなんだったんだ?」

 

「修くんにデジモンを借りてたんです」

 

「正確に言えば千佳のデジモンですよ…………やっていいことじゃないって事は認識してますよね?」

 

「ええ……なにかが起きても後悔はしないわ」

 

「ならいいですよ…………あ、飲み物だけありですね。出しますから好きなのを言ってください」

 漫才のライブ、飲食禁止かと思ったが飲むのだけはセーフだったので財布を出す。

 

「じゃあ、ピーチティーで」

 

「コーラだ」

 

「ピーチティーとコーラとアイスココアをください…………………………………………………」

 

「どうした?」

 

「いや……デジヴァイスが無いのが違和感を抱えて。昔、永遠の命を手に入れようとした悪の組織と戦ったりトリオン兵に狙われたりでデジヴァイスを持っているのが当たり前になってるから……………」

 

「お前、仕事中毒(ワーカーホリック)過ぎるだろ。休めよちゃんと」

 

 デジヴァイスを常に携帯しているのが当たり前だったので母さんに取り上げられたから違和感しか感じない。

 ののさんにその事を伝えれば休めと言われる。その為の休みであるから、こうして漫才と新喜劇を見に来ている。

 神堂さんにアミューズメント産業に携わる以上はクリスマスやお盆にまともな休日は無いと思えと釘を刺されてる中での理外のクリスマスの休日、1人でのほほんと銭湯で過ごすという選択肢もあったが生漫才と新喜劇、この裏でMー1が行われている。年末年始は漫才やコント番組、バラエティ番組の総決算だな。

 

 

 

 

 

『モニタモン、少し休憩というか映したらダメよ』

 

「え、なんで!?ここからがいい感じの展開になっていくものでしょう!!」

 

 モニタモンの映像で修達のデートを覗き見している玉狛御一行。

 修達が漫才を見るために着席をしたらモニタモンに映像を切るように香澄は言う。ここからが面白くなる展開になるのにどうして止めるのと小南は異議を唱える。

 

「小南先輩……劇場内での録音や録画は犯罪です」

 

「あ…………そう言われればそうね」

 

 劇場内での録音や録画は犯罪である。

 このままモニタモンを経由すれば漫才師の売り物である芸を勝手に見てしまう。それはよくないことだと素直な小南はすんなりと受け入れる。

 

「にしても、心の壁が分厚すぎない?あの2人に囲まれてあんな事を言えるのに相談相手と知人で済ませるってどういう神経してるのよ!」

 

 映像が途切れたので小南は七面鳥の脂を吸った野菜を齧りながら先程までの展開の不満を垂らす。

 那須玲といえばボーダーでもトップクラスのモテる美女である。可憐な見た目通りであり美少女と呼んでも間違いはない。

 藤丸ののといえばボーダーでもトップクラスの胸囲の持ち主である。姉御力と言う名の包容力も持ち合わせている。そんな2人と一緒にクリスマスに漫才を観に行く、それはもうデートとしか言えないのだが修は知人や相談相手と言い切った。

 

「修くんの心の壁が分厚いのは今に始まったことじゃないです」

 

「オサムはこう……越えさせないようにしている線があるなって感じるな」

 

 修の事をよく知っている千佳は心の壁の分厚さは今更感があり、修の事を知ろうとしている遊真は壁を感じている。

 某声優の様にランチに行こうぜ!と誘ったらご飯を食べに行くので断るというレベルで心の壁と言うかATフィールドが分厚い。

 

「それなのにあの2人は好意を抱いてるのか……………………………………何故だ?」

 

「ん〜……修くんってコイツとは合わないとか合いたくないって思ったら徹底的に壁を作ったりするけどそうじゃないなら割と上手に人付き合いが出来るから、そういうところでコロッと…………」

 

「そういう一面があるのか……」

 

 レイジは何処に好きになる要素があるのかと疑問を抱いたが、心の壁がある修でも決してコミュ障ではない。

 ただ純粋に人付き合いをするのが嫌なだけであり、コイツとは反りが合うなと思えばちゃんと交友関係を広める。ただしそれが友達と言える関係性かと聞かれればNOである。桜は同僚、鉄子は変人仲間、雪は苦手、日野(兄)は頭が上がらない相手、千佳は知人以上友達未満の幼馴染み、遊真は接待しなければならない相手だったりする。

 

「ていうか千佳はなにも思わないの!修の幼馴染みなんでしょ!」

 

『甘いわね。修は千佳ちゃんの事を可愛い子とは認識しているけどもライク的な意味合いで可愛いと認識しているだけなのよ。異性として見ていないわ!!』

 

「あの、おばさん……そこまでハッキリと言わなくても………………私がののさんみたいにバリボーだったら……サクヤモンになればバリボーになれるもん……」

 

 修に異性として見られていないことを断言されると目に見えて落ち込む千佳。

 逆を言えば、修に意識してもらいたいという思いがあるがそこは修が好きだからかどうかの世界と言えば謎である。

 

『千佳ちゃん、貴女はサクヤモンになれば誰もが羨むバリボーな体になれるわ……でもね、その逆、愛くるしい貴女の見た目は早々に馴れないのよ!千佳ちゃんは唯一バリボーな肉体と愛くるしい肉体を行き来する事が出来るわ!』

 

『リベリオンのジェネラル、落ち着いてください……それ言い出したらサイバーネイチャーの戦闘担当のジェネラルも同じ寸胴ボディじゃないすか』

 

『鉄子ちゃんにはない愛くるしさが千佳ちゃんにあるわ!』

 

 なんの言い合いをしているんだこの2人は。

 ハイビジョンモニタモンは通信を取ってくるリベリオンのジェネラルに対して指摘するが、鉄子には持てない可愛さという武器が千佳にはある。鉄子はアイアンカンフーガールなので愛くるしいとは若干だが縁遠い。

 

「うぉ!?」

 

「え、なに?どうしたの?なにか見えたの?」

 

 バリボー云々の話をしているとのほほんとしていた迅が急に慌てた。

 なにかが見えたのかと栞が聞くのだが迅は目元を押さえて「ごめんなさい」と小さく呟く。

 

「千佳ちゃん、お願いだからここでサクヤモンとやらにならないでね」

 

「サクヤモンになる未来が見えたんですか?」

 

「いや〜巫女服とは中々にマニアックな」

 

「迅、なにが見えたのよ!巫女服って、千佳がサクヤモンになるってどういう意味よ!!」

 

「いや、それに関しては…………来年になったら分かる筈だ」

 

「むっ……ジンさん、チカがサクヤモンとやらになる未来が視えたな……なにが起きるの?」

 

「いやいや、回避しておいたほうがいい知らないほうが良い未来だから。俺も不意に見えちゃったけども、千佳ちゃんの事を考えたら辿り着いたら駄目な未来だから」

 

 サクヤモンになった千佳になにかが起きる。

 その未来を回避するには千佳がサクヤモンにならないようにしないといけない。駄目な未来が訪れると言えばテレビの画面にノイズが走りレナモンが現れる。

 

「千佳の身に危険が迫っているのか?」

 

「いやいや、危険は無いよ……だからサクヤモンになったらダメだ……………ポロリがある」

 

「え、ええええええ!!」

 

 何故にサクヤモンになったらダメなのかを迅は答える。

 過程は省くがサクヤモン巫女モードになりバリボーな肉体や巫女系女子の姿を小南と栞が羨ましがり人間にそっくりな見た目になっているしどういう理屈とか色々とやっているとサクヤモン巫女モードにポロリが起きる。それを聞いた千佳は顔を真っ赤にしデジヴァイスを取り出してレナモンをデジヴァイスの中に入れる。

 

「ていうかそもそもでサクヤモンってなんなのよ?」

 

「これです」

 

 デジヴァイスのデジモン図鑑のサクヤモンを見せる。

 ちんまりとして可愛らしい千佳がこんな感じになるのかと小南は疑いの視線を向ける。

 

「いやいや……トリオン体で盛れるからってそれはないでしょう」

 

「出来ますよ……レッドカードがあれば」

 

「だから千佳ちゃん、ポロリがあるからダメだって」

 

「…………ポロリがあると迅さんは知っているという事は迅さんは」

 

「京介、そこに触れるな!」

 

 サクヤモンにレッドカードさえあればなれるのだと主張する千佳を疑う小南。

 迅はポロリがあるからなっちゃいけないと釘を刺すのだが、ポロリがあると知っているという事はサクヤモンのポロリを見たことになるがそこを触れてはいけないとレイジが釘を刺す。

 例えばだが迅がこれから温泉に行く女性を見た場合……女性の裸が見放題だったりする。サイドエフェクトではそういう風に役得がある。レイジはその事を気付いており、小南達に知られればゴミを見るような目で見られる可能性が高いのである。

 

『千佳ちゃん、あの子の性癖は自分よりも背が高くて胸が大きい女性よ』

 

『カスミ殿、如何に息子のことと言えど我々に言っていいことではない』

 

 修の性癖を軽く暴露する母、香澄。レプリカは冷静にツッコミを入れる。

 ロリな千佳には一番縁遠い世界である……因みにだがこの世界線の修の身長は177cmだったりしており、178cmと女性基準にしたら背がとても大きい女性じゃないと意味がないが修は妙なところで枯れているのでときめかない。

 ののは乳の条件をクリアしている。那須は立派なお尻を持っている。どちらも素敵な女性であることには代わりは無いのだ。

 

「……………オサムは大きいのが好きなのか」

 

「本人は否定してるけど、あれ絶対好きだよ……」

 

 修の性癖を知ってしまったのだと少しだけモヤッとする。

 楽しい筈のクリスマスが何故か修の性癖暴露の場になってしまっている。千佳は修がおっぱい星人だと思っておりシスタモンノワール、ウェヌスモン、ユノモンがその証拠だがそれを言い出せば千佳はエンジェウーモンやベルスターモンを所持してる。女性型デジモンを所持しており大きいのを持っているからとおっぱい星人扱いされるのは如何なものだろうか。まぁ、事実だが。

 

 

 

「いや〜……予想以上に面白かったですね。1万円以上の価値がありましたね」

 

 Mー1に出てるレベルの漫才師の漫才やコントに加えての新喜劇、実に面白かった。

 久しぶりに笑う事が出来た……ここ数日シリアスな事が多かったから純粋に楽しむことが出来たよ。

 

「テレビで見るけどもいざマジのを見れば面白えな!」

 

「M−1を録画してるから楽しみだわ」

 

 ののさんも那須さんもテンションを上げている。

 俺が行きたいと言ってついてきたから退屈じゃないのかと心配をしていたが、俺の両隣で物凄く笑っていた。

 漫才をテレビでなく生で見る機会なんて早々にない。新喜劇はとてつもなくおもしろいものであり、今やっているM−1が楽しみだ。

 

「この後、どうする?」

 

「そうですねアミューズメント施設……と言いたいところなんですけどね」

 

「帰ってフーディエに寄ればいいだろう」

 

 腕時計で時間を確認すれば夕飯時だが……俺達は四塚市にいる。

 三門市にまで帰らなければならないのだが今から電車に乗って云々で三門市に帰れば9時ぐらいになる。

 

「藤丸さん、修くんはまだ15歳ですよ」

 

「あ……………そうだったな……年齢とか全く考えてなかった」

 

 補導される云々の話になればののさんは冷静になる。

 俺はまだ15歳だ……15歳なので夜の時間帯に出歩けば警察のお世話になる。那須さんも10時過ぎたりすればお世話になる。

 そういう厄介なのがあるから不便だなと帰路につこうとするとののさんが手を掴んできた。

 

「なぁ、三雲……今日、楽しかったか?」

 

「ええ……ののさん達と一緒に漫才を見れて楽しかったですよ」

 

「………………………お前、気付いてるんだろ?今日がクリスマスでこんな事をしてるってことはよ」

 

「………………………」

 

 俺は決して鈍感系の主人公ではない。ただ純粋に恋愛に対して興味を持っていないからだ。

 前世の容姿も決していいわけではないし、それを理由にイジメられ◯◯菌がついたらなんだと言われているのもハッキリと覚えている。だから三雲修の容姿になった事に感謝していない。第二の人生を送れ、面白おかしくやれと仏像は言っていたが俺はやりたいことをやっている。ののさんは俺に好意を向けてきている。何処がきっかけなのかは分からない、少なくとも三雲修の顔は眼鏡無しでないとイケメンとしか言えない……三雲修が女性だったら後方彼氏面がガチ勢になるな。

 

「修くん……今年の事は今年中にハッキリとしておきたいわ」

 

「那須さんもののさんも素敵な女性ですよ……俺を選ぶよりも他にもいいじょ!?」

 

「そういうのを無しだっつってんだろ?」

 

 俺よりもいい人と幸せになってくださいと上手い具合に誤魔化そうとするがののさんに腹パンをされる。

 軽い腹パンじゃなくて本気の腹パンであり腹筋に力を入れていなかったのでお腹に来ている。

 

「どっちが好きか答えてくれないかしら?」

 

「………………どっちも選ぶ!!」

 

 迫ってくる那須さんに対してのカウンターはこれしかない!

 こうすれば両方ともキレて男を見る目が無かったのだと諦めるのだろうと思っているとののさんが俺を抱きしめて俺の顔を胸に埋めさせる。それと同時に那須さんが背後から抱きしめてくる。

 

「それしか……ないわよね……諦めるだなんて」

 

「絶対に無理だな……………言った以上はちゃんと責任取れよ!!」

 

「え……………」

 

 嘘だろ……確実に失敗する選択をしたのに受け入れただと!?

 どっちが諦めるかどっち愛想を尽かすのかと思ったのだが2人はすんなりと受け入れてくれた……嘘だろう。

 

「あ、雪が降ってきたわ」

 

「あたし達を祝福してくれる雪だな」

 

「いや……電車止まる前に帰りましょう」

 

 雪が降ってきた……今年はホワイトクリスマス、聖夜に……決して性夜じゃない

今後の展開どうしよっかな

  • 2人まとめては最高さ
  • 那須玲のお尻は素敵
  • 藤丸ののの、ののパイは、おっぱいは正義
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