デジモントリガー   作:アルピ交通事務局

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次回からは大規模な侵攻を書くからね!今回で箸休めは終わりだってばよ!


己の内に宿る力

 

「護衛役、ですか?」

 

 来る大規模侵攻に極秘裏に備えているボーダーとデジモン軍団。

 千佳と一緒に呼び出されたので何事なのかと聞けば千佳に護衛を付けたいとの申し出があった。

 今回は千佳は撒き餌になる、そうすることで敵の目を市街地から千佳に向ける……近界民の襲撃の主な目的は優秀なトリオン能力者、千佳を撒き餌にする作戦に関しては問題は無いのだがここで護衛役の申し出があった。

 

「ああ……君に護衛を付けようとなった。ボーダーのトリガーを貸し与えるという案も出ているが」

 

「……えっと……私に無理に護衛を付けなくてもデジモン達も居ます。いざとなれば私も戦えます……」

 

「そのいざという時が来ない為に護衛をつけたい。緊急脱出機能がついたトリガーで万が一にボーダーの本部か支部に緊急脱出する案も出ているが」

 

「それやったら敵が市街地狙いをメインにしてきますよね……護衛役って言ってもB級中位クラスは不要だし、かと言ってA級は……大規模な侵攻が来るのが分かってるのに連れて来ないんですよね……A級はそっちの貴重な戦力なのでどの辺が出るんですか?」

 

「入ってきてくれたまえ」

 

 忍田本部長がそう言うと会議室に影浦隊が入ってきた。

 

「君達には事前に話してあるが彼女の護衛役を頼みたい」

 

「コイツっすか?」

 

「雨取千佳です……えっと、よろしくお願いします」

 

 影浦隊は呼び出された理由をざっくりと知っているので護衛をしろと言われても納得が行っているがイマイチピンと来ていない。

 千佳が頭を下げれば「ああ」と影浦さんが返事をするので北添さんがもう少し愛想良くしなよと言いながら北添さんは絵馬と一緒によろしくと挨拶をする。

 

「影浦隊は現在はB級2位だが元A級だった……少々理由があってB級に降格したが誰かが欠けた事で弱体化した等は無いA級と同じ強さを持っている」

 

「…………………………………ちょっと怪しいですね」

 

「あん?どういう意味だ?」

 

「実力は確かだけど……こう、第一印象として強いけどもが入る部隊じゃないんですか?」

 

 影浦隊を護衛に付けると言うのだがちょっとだけ怪しいと考える。

 影浦さん達が悪い、と言うわけじゃない。むしろボーダー側がよく出したなと思える優秀な部隊だ…………ただ……

 

「影浦隊は考える強さを持った部隊なんですか?それとも純粋に強いだけの部隊なんですか?」

 

「…………私の個人の意見では影浦隊は純粋に強いだけの部隊だ。だが、護衛役には適役と思っている」

 

 影浦隊は強い部隊だろうが、考えることが出来るのかと聞けば忍田本部長が影浦隊は純粋に強いだけの部隊と認める。

 補助に特化とか連携とかが上手いとかじゃなく全員がマスタークラス以上の実力者……それは実にややこしい事だ。

 

「多分、何処かで千佳がパニックになる時が来ると思いますよ。その時に支えれる人間的な意味合いでも強い人を出来れば助っ人に欲しいんですが」

 

「そうしたいのは山々だが我々もカツカツで」

 

 だから草壁隊とか呼び寄せればいいだけだろうが。

 影浦隊が人間的な意味合いで頼りになるのかと聞かれれば怪しいところがあるのだが、ボーダー側が出せるカードとして最高のカードなんだろう。二宮隊を出さないのが色々と気になるところだが、これ以上の存在を出せと要求したってしょうがない。

 

「まぁ、千佳を守ってくれるならこっちも気にせずに動けますけども……即座に集合することとか出来るんですか?」

 

「三門第三中学と掛け合って大規模侵攻が起きるまでの間は非常時に現場で指揮をして避難誘導を務める部隊だと話を通してある」

 

 だから暫くは千佳の護衛に徹する事が出来るのだと言う。

 そういうところの話し合いはしっかりしているなと思いながらも千佳にどうするかの最終確認を取った後に千佳はまだまだ不安な事が多いのでよろしくお願いしますと頭を下げた。

 

「ったく……厄介な事を押し付けてきて……大規模な侵攻が起こるって分かってるなら雪丸辺りを呼び寄せろってんだ」

 

 影浦隊が護衛役になるが厄介な事だと若干だが悪態をつく影浦さん。

 それっぽい正論を言っていると北添さんは落ち着いてと宥めてくれる。

 

「まぁまぁ、ボーダーも一枚岩じゃないしあんまり下手な事は出来ないよ……それにしても雨取ちゃんを護衛しないといけないって事は雨取ちゃん、相当なトリオンの持ち主って事だよね?」

 

「はい……風刃を持った迅さんよりも多いって言われました」

 

「はぁ!?んなあんのかよ!」

 

「……実際に使ったことが無いですから、私のトリオンを攻撃とか防御に使うとどうなるんですか?」

 

 千佳にトリオンの話を振れば風刃を持った迅よりも多いと言われた事を教える。

 仁礼さんが嘘だろうと叫ぶのだが千佳も千佳で困惑している。なにせトリオンがヤバいとかスゴいとか言われているのだがそれが実際にはどんな感じなのかというのが見る機会が無かったから。

 

「…………雨取さんのトリオン、実際に使ったらどれだけなのか確認しようよ。もし風刃を持った迅さん以上だったらトリガーを持たせてもらう許可を貰った方が良いと思う」

 

 絵馬がそう言うとトリガーを解除して生身の肉体に戻った。

 実際に使ったらどれだけなのか……知識としては知っているが見た覚えは無い。千佳のトリオンがヤバいヤバいと言っているが実際に使ったところは見ていない。絵馬の言っていることにも一理あるのだと狙撃手の訓練場に向かった。

 

「あ、チカ子、メガネオーナー……なにしてるんスか?」

 

「千佳のトリオンが実際のところどれぐらいなのかを見に来た感じだ……」

 

「へ〜……見てってもいいっすか?」

 

「まぁ、色々と心に来るものがあるだろうが見たいなら見ればいいぞ」

 

 狙撃手の訓練場に向かえば夏目が居た。

 なにしてるのかを聞かれたので千佳のトリオンが実際のところどれくらいのものなのか確認しに来たと言えば面白そうとなる。

 好奇心で見たいという。見られても別に減るものじゃないのだと思いつつも絵馬は自身のトリガーを千佳に渡して千佳をトリオン体に換装させる……コレは横流しにならないのかと疑問を抱きながらも千佳にトリオンが多ければ威力が増す狙撃銃、アイビスを構えさせようとするのだがアイビスが思った以上に重いのかあたふたしている。

 

「大丈夫だよ、雨取さん……アイビスは重いけども持ち方はこうで……照準はこんな感じ……後は引き金を引けばいいだけだから」

 

「お〜お〜……ユズルの奴、積極的だねぇ……」

 

 普段は無口なユズルが珍しく積極的に教えているなと仁礼さんはニヤニヤしている。

 プルプルと震えながらもアイビスを構え後は撃てばいいだけの様に照準を定め……千佳が引き金を引けばアイビスから大砲が放たれる。物凄い突風が吹き荒れてアイビスで撃ち抜く予定だった的は貫通と言うかアイビスの砲撃がデカすぎるせいで塵と貸してそのまま壁にぶつかり壁に穴を開けた……

 

「え…………あ…………」

 

「おい、マジか……」

 

「ニノさんのメテオラ以上……いや、そういう段階通り過ぎてるよ!?」

 

「壁に小さいけど穴が空いてんぞ!?」

 

 はじめて自分のトリオン能力を理解する時が来たと砲撃で撃ち抜いて千佳は顔を青褪めた。

 トリオン多いから撒き餌にする云々の話を影浦隊は聞いていたがここまでとは思っていなかった。

 

「チカ子、あんたどんだけトリオンあんの!?」

 

「あ、あわわ……す、すみません!!」

 

「だ、大丈夫だよ……ボーダーの外壁とかはトリオンで出来てるから…………いや、でも……」

 

 あまりの出来事に視線は俺達に突き刺さった。

 千佳は壁を破壊してしまった事を謝るのだが絵馬が大丈夫と落ち着かせつつもなにかを考える。

 千佳のあまりにも規格外なトリオンのせいでこんな事になっているのだとどういう風に騒ぎを納めようと考えていると東さんが現れた。

 

「……コレをやったのはお前か?」

 

「す、すみません!まさかこんなに威力が出るだなんて」

 

「いや、怒っているわけじゃないんだ…………まさか、ここまでとは……」

 

「雨取さんは悪くないよ……雨取さんのトリオンが実際にどれくらいなのか試してこうなったから俺の責任です」

 

「…………コレは誰かが悪いとかそういうのじゃないな……」

 

 千佳の規格外のトリオンを見て言葉を失う東さん。

 絵馬が千佳を庇おうをするのでコレは誰かが悪いとかそういうのじゃないことを呟けば鬼怒田さんが現れた。

 鬼怒田さんがなんじゃこりゃとなるので千佳が謝罪をすれば笑顔で問題無いぞと言ってくる……怒りっぽくて偉そうにしている鬼怒田さんらしくないなと周りが引いている。

 

「おい、三雲……お前こうなることが分かっとったんじゃないだろうな!!」

 

「分かってたけど、千佳が自分の持ってる力がどんなもんなのか自覚させるにはコレしかないと思ってたよ……」

 

「もっと他にもあっただろうが!」

 

「どっちにせよ大穴は開いてたよ」

 

 俺に責任転嫁させてたまるかと俺は悪くないアピールをしておく。

 グヌヌと言っている鬼怒田さんだが千佳が謝ればホントに手のひら返しで気持ち悪いなと思った。

 とりあえず千佳は自分に眠っているトリオンがどれくらいなのか自覚することが出来たので良しとするかとなり狙撃場を後にして空閑に会いに行けば空閑は注目の的を浴びていた……なんだと思っていると対戦相手は緑川だった。

 物語通りならば緑川が些細な嫉妬を見せるがここは……恐らくは空閑が玉狛支部の人間だから貶めてやろうと企んでて返り討ちにあった、そんなところだろう。スコーピオン1本で空閑は緑川を圧倒し1−9で緑川を倒した。

 

「……あ〜……もう!やっぱり玉狛支部の人って強すぎるよ!」

 

「ふっ、まだまだだな」

 

 ランク戦で負けたのだと素直に負けを認めて出てくる緑川。空閑は相手を見て喧嘩を売るんだなとドヤ顔になっている。

 流石はボーダー最強の玉狛支部だと周りが噂をしているが気にすることはせずに空閑に会いに行く。

 

「オサム……大事な話は終わったのか?」

 

「些細な事だったから…………それよりも、充実した日々を送れてるみたいだな」

 

「うん……ここでの生活、悪くないよ」

 

「そうか」

 

 呼び出された内容については深くは聞かず、空閑がここでの生活が楽しいのかを聞いた。

 充実した日々を送ることが出来てなによりだなと思う……空閑をボーダーに入隊させたのは正解だったな。

 

「あ、風間さんに喧嘩を売られた人だ!!」

 

「おい、どういう認識だ」

 

 空閑がここでの生活に馴染んでるなと思っていると緑川が俺に気付いて指差す。

 風間さんに喧嘩を売られた人っていったいどういう風な噂が流れてんだよと少しだけ困惑していると空閑が返事をする。

 

「オサムはその喧嘩を買ってカザマさんに見事勝利したぞ」

 

「お前、わざとか?わざとなのか?確かに結果だけを見れば風間隊をボコったが、俺がやったのとは違うだろう」

 

「でも、オサムが居なくちゃ意味が無いって言ってるだろ?じゃあ、オサムの手柄じゃん」

 

 なんだかんだで元締めは俺なのでマグナモンでボコボコにしてもマグナモンの手柄でなく俺の手柄だと答える。

 俺が実際に風間さんと戦えばトリガーという武器で戦えば確実に負ける……そんなのは目に見えているのに空閑は俺の手柄だと言う。

 あのメガネが風間さんを倒したのかとか色々と噂話が聞こえているが…………コレは気にしていたらキリがねえか。

 

「はぁ……まぁ、いい…………空閑、B級には何時ぐらいに上がれる?」

 

「ん?まだまだだ……1000ポイントからのスタートだからな」

 

「えっ!?遊真先輩あんなに動けるのになんで1000ポイントからのスタートなの!?」

 

「裏口入隊だ……だから正式なモラトリアム的なのが無くて1000ポイントからのスタートだ…………まだまだ時間が掛かるのか」

 

「いや、狩ろうと思えば4000手前の奴を狩りまくれるけど……なにか問題でも?」

 

「今度起きる事に訓練生用のトリガーで挑んでたら厄介だろう。ちゃんとしたトリガーを手にしてた方が良い……まぁ、最悪自前のをな……」

 

「むっ……まぁ、伸び伸びとやるよ……でも、その時が来たら使えるようには手続きしといてくれ」

 

「俺任せか……まぁ、いい」

 

「ねぇねぇ!風間さんを倒したのってホントなの!だったら俺と勝負してよ!」

 

「俺はボーダー隊員じゃない……じゃ、頑張ってB級目指しておけよ」

 

「おう」

今後の展開どうしよっかな

  • 2人まとめては最高さ
  • 那須玲のお尻は素敵
  • 藤丸ののの、ののパイは、おっぱいは正義
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