【本編完結】ジョジョの奇妙な冒険RTA 三部主人公チーム全員生存チャート【参考記録】 作:Damned
──先祖たちの弔いを意味する。
お嫁に行けないほどの顔芸を拝むRTA、はっじまっるよー!
前回は、虹霓坂が力尽きました。報酬が114514z減りました。
嘘です叩かないで! アヌビス相手にハイドロで慢心こいたら死にかけたんですよね。まあ、これで気も引き締まったでしょうし、眠っている間のイベントも排除できますので、
ジョセフの治療と、虹霓坂自身の波紋の呼吸のおかげで、激ローだったHPもスタンドパワーも回復しつつあります。
現在は王家の眠る谷-ネクロバレー-に到着し、ジョセフがトイレに立ったあたりです。ここで岩にくっついた怪しいコンセントに触れる訳ですが、回避する気は更々ありませんので放置です。
前回もお話しました通り、一方その頃する今回の戦いでは、マライア/バステト女神に襲われるジョセフとアヴドゥルさんの援護に行くことになります。どうするかって? ハイドロと波紋パンチで殴り飛ばすだけです。
【喧嘩殺法】が基本戦術の性質上、めちゃくちゃ熟練度が上がっているんですよね。ですので、正直なところ素手と波紋だけでマライアをボコボコにできそうです。ハイドロは水銀の性質を有していますが、水銀は反磁性体ですのでくっつくことも有り得ません。くゎんぺきですね。
アレッシー? 承太郎とポルナレフが頑張れば何とかなるので、特に気にしていません。
虹霓坂の体力を回復するため、ルクソールに到着するまでは眠ります。その間、暇を持て余してしまう皆様のために、バステト女神について説明致します。
バステト女神は、コンセントの外見をした設置型スタンドです。触れた相手を磁石化する能力を持っており、屋内の存在してもおかしくない場所に設置することで暗殺にも向きます。
磁力は時間経過で強くなり、金属製の物体をなんでも引き寄せるようになるため、ナイフなどの危険物で負傷したり、重量物で圧死したりします。スタンド自体に攻撃性は一切ありませんが、それを補うためマライアは服の中にボルトなどを仕込んでいました。余談ですが、マライアは走者の推しの一人です。脚がグンバツ
ポルナレフに肩を叩かれました。どうやらルクソールについたようです。
>……ン、もう着いたのかァ〜?
>みんなどっか怪我してるしよ、今日と明日はルクソールで泊まって休息に充てるんだと。お前ぐっすりだったぜ〜? 途中でカフェ寄った時も全然起きねえし。
>そら、あんだけ失血してたらオレでもしんどくなるぜ〜。了解、お言葉に甘えてゆっくり休ませてもらおうかな。
例によって──と言っていいかは分かりませんが、虹霓坂はイギーと同室です。数少なくイギーと喧嘩にならないので、一緒にぶち込まれたようです。体のいい世話役?
おっ、そうだな。
ですが、ここでイギーの好感度を上げておくことはマイナスにはなりません。ただでさえ人間への好感度が低くなりがちな彼ですので。
今日は夕食を取ったら身を清め、就寝してしまいましょう。体力は七割方回復しましたが、明日に備えて万全にしておくべきです。
スキップして朝になりました。消費したスタンドエネルギー含め、スタミナは満タンです。一人で出ていったのか、イギーは既に部屋にいません。気でも遣われているんでしょうか。
時刻を確認すると八時半。既にアヴドゥルさんがバステト女神の影響を受けている時間ですね。ホテルの外に出ましたが、既に承太郎とポルナレフはいません。とっととジョセフとアヴドゥルさんを探しましょう。
今の時間なら……大体線路のあたりですね。レッツ線路! 上手く行けば、そのまま【スペクトロライト】で一気に仕留められます。
>なんか……寒ィな。風邪引いちまったかな。
ホテルから出ましたが、虹霓坂がブルッと震えて上着を羽織りましたね。その鞄ほんとに四次元ポケットだな……。人の行き交う通りから抜けて、二人の所へ向かいます。アレッシーに見つかったらガチで終わるので急ぎま──
>見つけたぞ、虹霓坂彩雲。
……嫌な声が聞こえました。
じゃあ俺ギャラ貰って帰るから!!!(全ギレ)
全力で離脱したいところですが既に相手が眼前にいます。だから
(考えてくれる訳)ないです。
向こうはすでにこちらへ銃を向けています。とりあえず【ペルラ・ネラ】を張りましょう。あの銃がスタンドだとすると、何か特殊効果が付いているのが妥当です。純粋な『弾丸の操作』に関するスタンドは『
バタフライエフェクトによるチャート崩壊は避けたいところですが、既に崩壊していますので
>……テメェ。オレは今忙しい、後にしな、マヌケ。
>間抜けは貴様だ。その忙しい理由を作ったのは、僕たちなのだがな。足りない頭で少しは考えつかないのか?
>まさか、皆がいないのはオマエが……。
>ああ、安心しろ。僕が殺した訳じゃあない。『バステト女神』のマライアと……『セト神』の、ええと、何だったかな。
名前を覚える価値すらないせいで忘れてしまったが、彼らが貴様の仲間のお相手をしているだろう。僕を手早く倒せれば、助けに向かえるぞ?
>──ハッ、じゃあそうさせてもらうぜ。【
相手のスタンドは未だ不明です。対して敵は、既にこちらの能力を把握していることでしょう。多少熟練度は稼げるとはいえ、こんな厄ネタのなかの厄ネタにわざわざ首を突っ込む必要なんてなくないですか?(正論)ですので──こうです。
空条家……いや、虹霓坂家には、伝統的な戦いの発想法がありまして。一つだけ残された戦法がありましたよ。さあ皆さん、ご唱和ください
逃げるんだよォ!スモーキーーーーーッ!!
はい【猛進逃走】! さっさとジョセフたちの助太刀に──
>な、──な、ぜ。
>流石だな。どこまでも僕の予想を裏切らぬ行動をしてくれる……。ははっ!
うわーっやっぱりそうだったァァァァァァン~~~~!!!!!!!!!!
レモのスタンドが回り込んで立ちはだかってきました。全体的に白い装いに黒い肌を持った人型で、創作物でよくある探偵のような外見ですね。左右の腰には剣が二本ずつ刺さったベルトがあります。
雰囲気的に、スタプラやザ・ワールドほどの近距離パワー型ではなさそうですね。いや、外見だけで区別するのは良くないのですが……走者の勘です。本人の人格からしても、スタンドの能力と武装っぽいものを織り交ぜて戦う頭脳戦タイプの気、気がしますよ……。
あぁ〜(理解)。
血の繋がりってやつですか。【猛進逃走】貫通してくるとかいや、ちょっと待ってくださいって。
待って!
待って!!
助けて!!!!
お願いします!!!!!!
嘘だよ。
スタンドから飛び退いて距離を取りましょう。触れられたら終わり系の能力を警戒しない理由はありません。例えば、キラークイーンがそれにあたりますね。
(チャートを組もうにも知らないものは知ら)ないです。どうしろって言うんですかね?
はい、レモがこちらに持っている銃を向けました。ここからは──この男との無策での戦闘になります。
誰か……誰か助けて!
という訳で、今回はここまでです。
ご覧いただき、ありがとうございました。
レモ・A・ツェペリは、誇り高きツェペリの血筋である。
「虹霓坂彩雲」
そして、波紋こそ身につけられていないが、つい半年前に発現したとは思えない練度の、スタンド使いでもある。
「逃げられるとでも思ったのか? この僕から」
「ああ、思ってたぜ……。オレが逃げるような人間じゃあね〜と信じてくれるってよ」
虹霓坂の額から一筋、冷たい汗が流れ落ちた。
状況は依然、不利なまま揺るがない。レモと戦おうにも、自分の情報だけが一方的に知られているし、頼れる仲間もいない。敵に襲われ、下手をすれば自身が間に合わなかったせいで──
「一つ、教えてやろう。貴様のスタンドは確かに強力だ。どんな攻撃であろうとも、その障壁の前には無に帰すだろう。だが──自分が全部助けられる筈だ、などと考えるのは、少々傲慢だな」
自身の思考が口から出ていたのか、と思うような指摘だった。この旅の中で、仲間に似たようなことをされた事はあれど、全身が凍りつくような感覚が全身を支配する。
──認めるのは癪だが、コイツはオレよりも数段上手なようだぜ。
スーツのネクタイを整えながらそう言ったレモを睨んで、虹霓坂は息を吸う。
「波紋法、か。そもそも近寄ることすら不可能とはいえ……万が一、DIO様に触れられては危険だ。ここで死んでもらおう、確実にな」
「スウゥウウウ──ッ、ハッ……よく言うぜ。オマエこそ傲慢なんじゃあね〜のか」
「他人のついでで得た能力を、さも自身のものであるかのように振る舞う貴様にだけは言われる筋合いは無いな」
虹霓坂は眼前に立つレモに腕を向ける。『ペルラ』と半分、自身のスタンドを呼び出しかけた発声と同時、レモの右腕が閃く。
地面に下げていた銃口が虹霓坂へ向いた、と思った刹那。
破裂音が耳を劈いて──砕け散る『ペルラ・ネラ』とその先、絵の具の染みが残るシャツに金属の玉が食いこんだ。
散弾銃、あるいはショットガンと呼ばれるそれは、古くから狩猟や自治、戦場でも使用される、近距離で最強の武器の一角である。その威力は、人並み外れた速度、そして特殊な能力を持つスタンドを宿す者でも十分な脅威となりうる。
否──言うならば、殆どのスタンド使いよりも銃の方が強力なのである。それを良く知っているレモが
銃の引き金を躊躇なく引いた僅かな時間に、彼はそこまでを脳内で思考した。そして虹霓坂には、もう逃げる余裕はなかった。銃口との距離、わずか十メートル。虹霓坂の『
──呆気ない最後だったな、哀れな奴……。
虹霓坂は真っ直ぐに手を伸ばしたまま、こちらを睨みつけている。その瞳にマズルフラッシュが映るのさえ捉えながら、レモは心中で嘲笑った。
発射された散弾は既に、レモのスタンドの影響下にある。その一粒目が、二粒目が、三粒目が、大挙して降り注いだ瞬間、虹霓坂の張った『シールド』は四散した。
僅か十メートルを飛散する間に、大量の鉛玉は連ねられた障壁に接触し、その全てを破砕した。ごく短い猶予を与えられた結果、身体を捻った虹霓坂の右半身に影響を与えるに留まる。ペルラ・ネラによって大きく威力を減衰された散弾は、その肉体を抉る程の威力は残していない。
しかし、それでも鈍器でぶん殴られたような衝撃でもって吹っ飛び、バランスを崩しながらも虹霓坂は左腕をこちらに向けた。
レモは反射的に横へステップし、ハンドグリップを前後させると再度銃口を絞った。今度は『ペルラ・ネラ』を五枚連ねたにも関わらず、同じように──否、先程よりもあっさりと砕け散って、撃ち落とすのにまだ数枚を要した。
「……オマエ、それがスタンドの能力だな。いきなり撃ってきやがって。世界中の悪徳警官だってンなことしね〜っての」
虹霓坂は軽い調子で感想を述べながらも、鋭い視線でレモを見据えていた。