【本編完結】ジョジョの奇妙な冒険RTA 三部主人公チーム全員生存チャート【参考記録】 作:Damned
投稿しないと、本に挟んでる栞外すぞって言われたので初投稿です。
お気に入り登録がいつの間にか二百を超えていました。読んでくださる皆様、コメントをくださる皆様、いつもありがとうございます。
ツェペリ魂を賭けるRTA、はっじまっるよー!
前回はマジのガチに激ローになりましたが、辛うじて
帰ってこれたー! アーッハッハッハッハッハ! 帰ってこれたー! ハッハッハッハッハ! 生きてるぅー! 帰ってこれたーハッハッ生きてる! ハッハッ! あー生きてるよ!
さて、とうとうカイロに辿り着きましたね。
情報収集に奔走しますが、手がかりの一端すら見つかりません。切羽詰まった状況ですが、こんな時こそ冷静に。虹霓坂はずっと焦り散らかしていたせいで、ジョセフに落ち着くよう諭されています。
>冷静にって言ったってよ〜ッ……だってそんな状況なら早くどうにかしないと──
>虹霓坂。お前、昨日からおかしいぜ? 何か急ぎすぎてるっていうかよ。
>……人の命がかかってんだ、焦らない理由なんざないだろ。
>違うな、それだけじゃあないぜ。
>うるせぇ、勝手に推測してわかった気になってんじゃあね〜ぞ。
ポルナレフと喧嘩になりかけていますが、やかましいと一喝した承太郎に黙らされましたね。ダニエルのいる例のカフェに到着しましたので小休止です。何か頼めと暗に言われましたので、飲み物を注文します。お待たせ! アイスティーしか注文する気ないけど、いいかな?
四人が一気に、虹霓坂はゆっくりとアイスティーをあおりました。店内にいる男たちにも聞き込みをしていますが、そこにダンディなおじさまの声が割り込みました。
>その建物なら、知ってますよ。
皆様ご存知の通り、ダニエル・J・ダービーです。前回お話したと思いますが、この男は能力の性質上、そして何より生粋のギャンブラーのため、『賭け』という形でもって勝負をしかけてきます。
まずはポルナレフが『あの猫がどちらのジャーキーに食いつくか』という賭けに乗ります。猫は野良ではなく、ダービーの飼い猫であるため当然、ダービーが賭けた方の餌に食いつきます。イカサマは見抜けない奴が悪いですからね。
ついでですが、魂がコインに加工される際、外見が餅のようなのでモチナレフなどと呼ばれているとか、いないとか。
>テメェ、殺──
>私が死ねば、私のスタンドが掴んだ魂も死ぬ。
>ポルナレフ!
>ぐ、ポルさん……っ。
半ば八つ当たりレベルでキレた虹霓坂が右腕を振り上げ、言葉と傷の両方で顔を顰めて留まりました。おいにゃんにゃんにゃん!(意味不明)。自分の状態くらい把握してくださいよ!?
ポルナレフが餅に加工されました。ダニエルが自己紹介をしてくれます。D'.A.R.B.Y、Dの上にダッシュがつきます。
>ところで、こいつは私の猫さ。
銀河万丈さんのダンディさと茶目っ気の混じった声で告げられ、虹霓坂よりも先にアヴドゥルさんが爆発してしまいました。
>き……貴様ァ……! 賭けだと? イカサマのくせに!
>イカサマ? いいですか、イカサマを見抜けなかったのは、見抜けない人間の敗北なのです。私はねえ、賭けとは人間関係と同じ、騙し合いの関係だと考えています。泣いた人間の敗北なのですよ。その腕でこのまま私を殺すのですか、いいでしょうおやんなさい……この魂も死んでいいのならね。
畳み掛けるような長ゼリフと共に、ダニエルが笑います。怒りをどこに向けることも出来ないアヴドゥルさんは、手を離しました。
>テメ〜、その澄まし顔がいつまで持つかオレが試してやろうか。死なね〜方法でな、あ?
>一九八二年七月十六日の十八時二十四分──。
あれ? いつもとセリフが違いますね。
>貴方は何をしていたか覚えていますか?
>は?
>私は覚えている。ラスベガスでその時刻、ランリ・セアという東洋人が私と賭けをして、貴方が言ったのと同じ台詞を吐いたのです。
その男がこいつです、とコインを指で示してきました。虹霓坂は何を言うでもなく凍りついています。知り合いでしょうか? でも、いくら遅くても十歳くらいの時のはずなんですよね会ってるの。
>テメェ……もう一回言ってみろ。
>この下のやつがセアの友人で、隣が従兄弟です。ポルナレフの魂を取り戻したければ、続けるしかないんですよ……私との賭けをね。
>もう一回言ってみろって言ってンのが聞こえねぇのかダービー! オマエと賭けをして死んだだと? あの野郎がッ。
>おや、知り合いですか? それはそれは……どうするんです? 彼の魂を取り戻しますか?
>……いらねぇよあんなクソ親父の魂なんざ。けど、ポルさんの魂は返してもらうぜ。
>フフフ……父親ですか。それはそれは、発言が似ているのも当然ですね。
お、親父ィイイイ!?
お前また遅延かよ!?(驚愕)生まれながらの波紋使い、スタンド能力持ち、ツェペリの末裔、ダニエルと因縁あり、属性過多でこんなんじゃRTAにならないだろ!!!!
>あんなのと一緒にするんじゃあねぇぜ、この博打狂い。次はオレがやる……土俵に上がってやってるんだ、得意なゲームでやらせてもらうぜ。
>虹霓坂、待て! そいつはイカサマ師なんだぞ!
>イカサマなんざさせねぇよ、アヴさん。その時はコイツの手を粉砕してやる。……オレは、負けねえ。
今度こそ虹霓坂がキレてしまいました。しかも勝手に勝負を仕掛けてしまいました。虹霓坂!? 何してんすか止めてくださいよ本当に!?
虹霓坂はつかつかとカフェのカウンターに歩いていくと、店主にオレンジジュースを一つ注文しました。財布から出したのは紙幣です。お釣りのコインを受け取って、ジュースと共に帰ってきます。
>コイントス、五回勝負で先に当てた方が勝ち。どの硬貨でもいいぜ、選べよ。
>では、その二十五ピアストルの硬貨かな。
>オレが表で、オマエが裏だ。異論は。
>いいえ。
>先に聞いとくぜ。オマエが敗北したとして、ポルさんを返してくれる保証は?
>私は博打打ちだ、誇りがある。負けたものは必ず払います。……負けんがね。
>委細承知。オレはオレの魂を賭けるぜ。
という訳で──勝負開始です。なにか勝算があるんでしょうが、ほとんどイベント戦闘に近いのでやれることなどありません。
>(ハッ、オレが今までどんだけコイントスしてきたと思ってンだ、所詮ただのギャンブル狂いじゃあね〜か。人間アピールなんざいらねぇ、三回連続表出して終わらせてやるよ)
ウーンこれは漆黒の意思。
コイントスは、古くは紛争の解決手段として用いられたり、スポーツ競技で先攻や後攻を決めたりといった事柄に使われてきました。人為性が働かないことから「公平な調停役」という扱いなのですが……虹霓坂の考えている通り、コインはかなり意図的に表裏を操作できるんですよね。
ツェペリの血を引いている人間なのに、精神性邪悪すぎるの恥ずかしくないの? スタンドの名前
一回目のコイントスです。上に放った瞬間、ダニエルがコインをわっしと掴みました。何!?
>……ンだよ。
>回転が足りない。それではイカサマを疑われてしまいますよ。
>悪いな。流石にそこまで甘くね〜か……。
ゴリゴリにイカサマする気で草。そんな
今度は回転にも高さにも問題なかったようです。ちゃりん。テーブルに落下したコインは表です。やりますねぇ! 続いて二回目ですが、これも表です。
>表だぜ。
どの口がどの口がどの口がどの口がどの口がどの口がどの口がどの口がどの口が!(CV悠木碧)いや貴方イカサマしてますよね。はぁ~~~(クソデカため息)あ ほ く さ 。
>フフ、運のいい人だ……。
>三回目いくぜ。これで最後だ──ッ……!?
(まずい、しくじった! 回転かけすぎた──半回転多いか!? わからねぇけど問題ねぇ。オレにはあとチャンスは二回あるし、何よりここで裏を出したとして、イカサマを疑われるのがなくなるだけだ! 落ち着け虹霓坂彩雲……!)
>……ッ、裏、だ。
虹霓坂が唇をきゅっと結びました。もう隠す気ないでしょう貴方。一瞬焦りましたが、すぐ平静を取り戻したようです。
四回目のコイントスです。結果は──裏。そこでようやく『ダニエルがコインに細工をしたのではないか』という可能性に思い至ります。ダニエルがコインに触ったのは一度、かつ一瞬ですが……彼であれば可能でしょう。念の為裏表を確認しましょう。……何もありませんね。しかし、この店の人間が全員、ダニエルとグルであることを走者は知っています。恐らく、コインの裏と表で重量が違うんでしょうか。でもさっきまで表出せてたんですよね。
>分からなくなってきましたね。けれどこれで最後だ……裏か、表か。私がイカサマをしているかどうかが気になるようだが、コインを変えますか?
>……いいや、変えねぇ。
さすゲイ! よう言うた! それでこそ男や!
最後のコイントスです。ぴいんと綺麗な音を立てて弾かれた二十五ピアストル金貨がゆっくりと落下してきます。
(オレは最良のモーション、最良の高さ、最良の回転を出した……これで、終わりだッ!!)
>……フッ、裏ですね。
>な……ッ!? 裏、だと……!? そんな訳、
……は?(困惑)
虹霓坂の自評ですが、最良のモーション、最良の高さ、最良の回転でコイントスしたんですよね? そして、イカサマが仕込まれていないかも確かめました。
>何故だっ? オレは確かに──!
>表を出したはず、ですか?
>テメェ……。
(分からねェ……分からねぇ分からねぇ分からねぇッ!! オレは確かに表を出した! いつもと変わらね〜モーションでいつものように、いやそれ以上のパフォーマンスで、ハッ!?)
>……オレの、手汗、か?
>投げたのは貴方です。私じゃあありません。……もしかすれば、焦りで手が滑ってしまったのかもしれませんね?
>オレ……オレ、は……ッ。
>虹霓坂!
左手の掌を見て、虹霓坂が目を見開いた直後──その身体から力が抜けました。その手にごく少量ついた絵の具の欠片が、手汗と注文したジュースの水滴で溶け出て……あっこれかぁ! これ虹霓坂の自業自得じゃねぇか!! 本当に手が滑ってトスし損ねてるんですけど。はーつっかえ(辛辣)。最近こういう失態多くなぁい? ばったりと倒れた虹霓坂をアヴドゥルさんが抱えてくれました。
虹霓坂の魂が餅コインにされてしまいます。餅になった虹霓坂ってつまり虹色の餅だと思うんですが、ゲーミング餅、まずそうです(小並感)。
>私はイカサマはしていませんよ。彼がうっかり、表を出し損ねただけです。……次は、誰です?
虹霓坂がコインにされてもストーリーは続きます。次にジョセフが挑みましたが、原作通り敗北しコインにされてしまいました。あとは承太郎に任せましょう。
ダービーが最も得意とするポーカーでの勝負です。一ゲーム目は承太郎が八と九のツーペア、ダービーがJとQのツーペアでダービーの勝利です。二ゲーム目、承太郎は一切カードを見ずにアヴドゥルさんと花京院の魂を上乗せします。疑心暗鬼になったダービーに追い討ちでホリィさんの魂も賭けましたね。
ですが問題ありません。チップの足りないダニエルに、承太郎はDIOのスタンドについての情報を上乗せするよう要求しました。勝ち確です。疑心暗鬼になっている上にDIOへの恐怖心まで加わり、恐慌状態になったダニエルは白目を剥いて気絶しました。
ダニエルが敗北したことで、三人の魂だけでなく全てのコインが魂に戻りました。死人はどうしようもないですが、成仏できるといいですね。虹霓坂の口ぶりからして、父親のこととか絶対厄ネタなので触れませんよ?
勝負には勝ちましたが、ダニエルは精神崩壊で
キリがいいので、今回はここまで。
ご覧いただき、ありがとうございました。