【本編完結】ジョジョの奇妙な冒険RTA 三部主人公チーム全員生存チャート【参考記録】 作:Damned
投稿しないと、北海道と沖縄の位置を入れ替えるって言われたので初投稿です。
最終決戦に向かうRTA、始まります。
前回はDIOの館に到着した所まででした。これから館に入り、二手に分かれて戦います。
突然引き戸が開きました。警戒態勢を崩さずドアの前まで進んで、開いた先を覗きます。
>おい、見ろよこの廊下。終わりが見えねぇぜ……本物じゃあねえよな。トリックか、幻覚だよな。
>ポルナレフ。ドアの中に飛び込むなよ。DIOの前にスタンド使いが、一人や二人居るはずだ……虹霓坂もだ。
>な、何でオレまで……。
>虹霓坂は自業自得だろ──あっ。
>なんだっ? なにか来るぞ!
>何だ、こいつはっ? スタンド使いか!?
>ああスタンド使いだぜ……オレには分かるっ。
廊下の奥からすーーっと滑ってきた人影に、めいめいに声を上げます。既にスタンドを使用しているのでしょうか? 虹霓坂はその人物がスタンド使いであることを見抜いていますね。
>ようこそ。ジョースター様、お待ちしておりました。私はこの館の執事で──。
名乗りましたね。彼はテレンス・T・ダービー。先日やり合ったダニエル・J・ダービーの弟です。
彼とは一切戦う予定がありませんので説明いたしますと、スタンド『アトゥム神』の持ち主で、兄と同じように勝負に負けた相手の魂を引きずり出すことができます。ダニエルは魂をコインにしコレクションしますが、こいつは人形に封じ込めてお人形さん遊びをします。こいつすげぇ変態だぜ?
ついでに魂の状態を光子暗視装置のように見ることが出来る能力もあります。YES/NOで答えられる質問限定だそうですが、先述の能力の応用ですかね?
説明しているうちに、承太郎とジョセフ、花京院が引きずり込まれてしまいましたね。十分たってなんの合図もなければ火を放てとのことです。変わりないようで安心しました。
>ジョースターさん──!!
>承太郎ッ!
>典明ィイイイッッ!!
虹霓坂が今にも死にそうな顔色で、三人が消えた場所を歩き回っています。
>の、典明が、あいつらがッ……、どうしよう、オレ、アイツらを、どうしたらっ。
>落ち着け、虹霓坂。
>だって、仲間を守れなかったら、オレのスタンドは、全部、全部アイツの言った通りだ、自分が全部助けられる筈なんて思って、それで、
>落ち着けと言っているだろう! 彼らならば、あの男に勝利して帰ってくる。……絶対に。
>あ、ああ……アヴ、さん。
>我々がすべき事は、彼らを信じて待つことだ。
先日からずっと不安定になりっぱなしの虹霓坂ですが、アヴドゥルさんに促されて落ち着きました。正直なところ、レモのせいで死にかけてからというもの、虹霓坂のメンタルがあまりに不調すぎて心配なのですよね。最終決戦で一番死にそうなのこいつですよね?(名推理)。
>ポルナレフ、虹霓坂。私はもし、この館の中で、お前たちが行方不明になったり負傷したりしても、助けないつもりでいる。イギー、お前もだ。
>……アヴさん、
>冷酷な発想だが、我々はDIOを倒すためにこの旅をしてきた……お前たちの方も、もし私がやられたり、お前たちとはぐれても私を助けないと約束しろ。自分の安全を第一に考えるのだ。一人を助けようとして全滅してしまうのは、避けなくてはならない。
>ああ、分かったぜ、アヴドゥル。生きて出てこれたら、豪勢な夕飯を奢れよ。
>イギーにもな。
>それなら、オレがいい店紹介するぜ。
死亡フラグ満載の言葉を交わして、屋敷に突入します。まあ今回全員生存ルートなのでフラグはベキベキに折れるんですけど。
広大な屋敷ですので、火を放つにしてもこちらが危険です。アヴドゥルさんが生物探知機の炎を出してくれました。
>人間、動物の呼吸や皮膚呼吸、物体の動く気配を感じ取る。スタンドのエネルギーの動きもわかる。……これを見て、この迷路を進もう。
>……なるほどなぁ。便利なモンだな、アヴさんのスタンドって。
>ベクトルは違えど、お前の
>ところで、何故炎が六つ固まっている?
アヴドゥルさんが生物探知機について説明しているのを聞きながら、下へと進みます。ゆっくり進んでいくと、探知機が何かを感じ取り停止しました。
加速度的に強まっていく緊張の中で、イギーの
彼について各々話している間に、虹霓坂にはやってもらう事があります。アヴドゥルさんのすぐ近くにある壁を見てもらわなければいけません。皆様がご存知の『あの場所』です。誰よりも先に発見しなければ、ここでの奇襲を止めることができません。
これから戦う事になる狂信者ことヴァニラ・アイスですが、原作におけるDIOの最後の刺客です。アヴドゥルさんやイギーの抹殺、ポルナレフを重傷に追い込むなど、ある意味ではDIOよりも強いと言えるでしょう。
精神性もヤバいです。忠誠心は最早盲信とか狂信のラインを超えており、ヤンデレ大全という本にも載ったくらいです。彼の心の中こそがバリバリ裂けるドス黒いクレバスなどとも言われますね。
スタンドの名前は『クリーム』。美味しそう? ハハッこのRTAを走ったらそんな事言えなくなりますよ。ついでに言うと、(ロックバンドのクリームのことですので食物でも)ないです。先述の精神性を反映したからか、能力もぶっ壊れです。チートと言っても過言ではありません。
口の中が暗黒空間となっており、暗黒空間に飲み込まれたものはバラバラにされて消滅するそうです。スタンド自身が本体ともども口内に隠れることで暗黒空間に引っ込むことができ、姿どころか気配すら消すことも可能です。このスタンドによって数多の走者とアヴドゥルさんが葬られました。チートスタンドも大概にSayよ!!
続く四部で登場する『ザ・ハンド』というスタンドがよく似ていると言われますが、あれとこれは結果こそ似ていますが過程も詳細も違いますね。やれる事も違います。ぶっ壊れスタンドがこの野郎……。
あえて欠点を挙げるのであれば、顔を出している間は攻撃が通ること、見えない状態では自身も外部を確認できないこと、移動の最中も物体を消してしまうので居場所が特定されやすいことがありますね。初見殺しにも程があります。
>ありがとうな、イギー。とりあえず、これで間取りは何とかな──ん?
▼このラクガキを見て
▼うしろを
▼振り向いた 時
▼おまえらは
▼死ぬ
>──は、っ、
虹霓坂が壁に刻まれた文字を確認しました。操作中のキャラクターがこれに気付くと、どこかにヴァニラが潜んでいることを警告してくれます。今回も虹霓坂が発見してくれたので、ポルナレフ達に教え──ファッ!?
おい……なんで虹霓坂が動かせない……?
ステータスアイコンに【テラー】のマークが点滅しています。
>い、いやだ……オレは、怖い、
>虹霓坂?
>ダメだ、死ぬのは嫌だ、死ぬのは、──ッぅあああぁ!!
虹霓坂がテラー状態ながらも【スペクトロライト】を発動させました。ほとんど透明に近いシールドに突き飛ばされたのは──前に立っているポルナレフとアヴドゥルさんです。
そもそも射線に居ないイギーは問題ありませんし、二人は派手に吹っ飛びましたが無事です。若干HPが削れてはいると思いますが……問題は虹霓坂です。咄嗟の判断で二人は助けられたものの、射線から完全に外れるにはもう時間が足りません。ガックガクの足で回避しますが……遅れた右手の小指と、左のふくらはぎがガオンされました。
>ッッツ゛、あぁ……!!
>虹霓坂!
>なっ、探知機には何も!?
>な、何だ今のは一体……!
>まずいぞ、また来る!
虹霓坂はテラー+被弾のせいで引き続き狙われそうです。本戦闘は無傷で進めようとしたのですが……起こってしまったことは仕方がありません。アヴドゥルさんが死ぬよりはマシです。何度もやってきたこのゲーム……キャラコンで何とかしてみせます。
>い……嫌だ……嫌だ、こわい、死にたく……、
>一人一人 順番に順番に……このヴァニラ・アイスの暗黒空間にばらまいてやる……。
産まれたてのヤギのような足の具合ですが、ガオンされるより先にイギーが
二発目のガオンでアヴドゥルさんが気付いてくれました。
うんち!(せいかいのおと)(語録無視)
>死ぬのは……死ぬのはダメなんだ……死ぬのは怖い、死ぬのは嫌なんだッ……。
>どうしちまったんだよ虹霓坂! この前からずっとおかしいとは思ってたが……。
>こっちだポルナレフ! 炎が消えたらそこが敵の通り道だっ。気をつけろ!
>……置いてって。
>は?
>置いてってくれ。もういい。足を引っ張りたくないから。頼む。
>うるせぇ、黙ってろ! 舌噛むぞっ。
戦意を喪失しているのか、虹霓坂はぼんやりとポルナレフに言います。
とはいえ、彼がそんなお願いを受けてくれるわけがありません。ポルナレフの迫力に、背負われている虹霓坂は思わず口を閉じました。
しかしまずいですね。負傷はまあ何とかなるとして、ズタボロのメンタルでは本当に足手纏いでしかありません。今はアヴドゥルさんとイギーのカバーで損害はありませんが、死傷者が出るのも時間の問題でしょう。
>自分の身も守れず、恐怖に支配された者を助けることに……何の意味がある。
>ああ?
>DIO様は仰った……。人間の覚悟の力には、侮れぬものがあると。しかしその男には、なんの覚悟も誇りもない。だからこそ裏切った……DIO様の崇高な意思を理解せず、ジョースターについた。
激高しかけたポルナレフが自制しました。ここでヴァニラの口車に乗ったところで、事態が好転することはないと理解しているのでしょう。ヴァニラが顔を出し、しゃべくっているのにイギーが【
指向性を持って砂埃が舞います。原作ではポルナレフが使った手ですが、これで居場所がはっきりと分かりますね。
先に示した通り、ヴァニラは肉眼以外でこちらを捉える術がありません。ですので、位置が分かっている状態で顔を出すと──こうなります。
>【
>【
ヌッと顔を出したヴァニラに、炎と剣の二つが掛かりましたね。大ダメージを与えられているとは思いたいですが……まだ首から下はノーダメージです。吸血鬼──もとい、
粉微塵にするか、日光を当てるか……あるいは、波紋を流し込んでやると死亡します。
前者はアヴドゥルさんが、それ以外をやるとしたら虹霓坂が適任なのですけれども……彼が使い物にならなさそうなので、燃やしてもらうのが最適解ですね。
>こいつ、DIOと同じ吸血鬼なのか!?
>だとしても……【
【
先回りしてきた【
>な、何だ、これは……!?
>自分の身体の変化に気が付かなかったのか? 焼き尽くしてやるっ! 【
ヒエッ……。太陽光で消滅するより先に焼き尽くされました。試走で経験しているので見たことはあったのですが、やはり火力がエグい! 本人の経験も豊富で多彩な使い方ができる能力、その上でさらにパワーも高いとかさすアヴしびあこです。
粉微塵燃えかすだけになったヴァニラを見ながら、アヴドゥルさんの口から出た言葉は安堵でも勝鬨でもありませんでした。
>……虹霓坂。落ち着いたか?
>アヴ、さん。オレ……。
>まずは落ち着いたようで何よりだ。何があったのか教えてくれないか。
そうでした。虹霓坂が突然テラーを誘発されたせいで、取れる戦略は崩壊し、余計なイベントも発生しています。こんなんじゃRTAにならないっつってんだろ〜!?!?
多少キリが悪いですが、動画の尺を優先して今回はここまでです。
ご覧いただき、ありがとうございました。