【本編完結】ジョジョの奇妙な冒険RTA 三部主人公チーム全員生存チャート【参考記録】 作:Damned
──善悪の知恵の樹は、そこにある。
#36 ツリー・オブ・ナレッジ
DIOをおしばき完了! したRTAはっじまっるよー!
まあもうRTA終わったんですけどね。
前回は先述の通りDIOを倒しました。正直言って、今の虹霓坂は『右肺』には穴が空いて以下略。一番怪我の状態が酷いので問答無用でベッドにぶち込まれています。軽傷で済んでいるメンバーも疲れ切ってしまっていて、検査の後はホテルのベッドに直行です。
ですので、DIOの館に行きましょう。怪我の状態が酷いって?(知ら)ないです。
明後日までスキップします。病院食を腹に詰め込んで、いつもの服装に着替えたら荷物を持って窓から飛び降りましょう。ドアから出たら捕まるので非推奨です(二敗)。
無免許運転でしょっ引かれるのはごめんですので交通機関を使います。ヘイタクシー! サクッと捕まえられましたね。虹霓坂がちゃんとお財布持ってるのも確認済みですので、支払いも
タクシーに乗ったら早送りします。その間に、今回DIOの館に行く意味を──
>色とは、どれだけあるのだろうか。
>知らない色を探したくて、オレはこの世界を旅してきた。
>小さな頃から、オレは色が好きだった。
あっ、何かイベントが挟まりましたね。もうRTAではありませんし、スキップせずに見てみましょう。
>カンヴァスに広がる美しき色彩と、混ざり合うそれらを見ているのが好きだった。
>子供がヒーローに憧れるように、スポーツ選手になりたいと思うように。
>オレは振るわれた指から広がる世界に、執着とも憧憬とも取れぬ感情を抱いていた。
>アイツの見ていた世界は、どんな色をしていたのだろう。
>DIOの言った『永遠』は、どんなものだったのだろう。
>それを知りたくて──オレは今、DIOの館へ足を運んでいる。
あ、虹霓坂が自分から言ってくれましたね。今回やることは、DIOの残した『天国に行く方法』が記されたノートの回収です。読まずにとっとと承太郎に渡しましょう。六部のフラグの為に必要です。
別に承太郎に任せてもいいのですが、見つけられずプッチ神父に回収される可能性があります(一敗)。
DIOの館に着きました。以前と変わらない姿で存在していますね。
先日とは違い、ケニーGのスタンドが解かれているためただの洋館です。とっとと地下に行きます。
>……あれ、こんなに暗かったか?
地下にはDIOが残したノートやら、そのほかにも色々あります。それを見つけたら鞄にブチ込んでとっととずらかりましょう。
書庫に到着しました。ノートが置いてある場所は毎回ランダムですので、場所によっては全く見つからないんですよね。積み重なった本の中から探しましょう。
▼必要なものは、『わたしのスタンド』である。
>……なんだ、これ。ポエムか? ……アイツが?
見つかりました。思ったより早くて良かったです。鞄にしまって帰りましょう。
▼『ザ・ワールド』
▼我がスタンドの先にあるものこそが人間がさらに先に進むべき道なのである。
>それにしては随分趣味が悪いな、
▼必要なものは信頼できる友である。
▼彼は欲望をコントロールできる人間でなくてはならない。
▼権力欲や名誉欲、金欲、色欲のない人間で、彼は人の法よりも神の法を尊ぶ人間でなくてはならない。
▼いつかそのような者にこのDIOが出会えるだろうか?
>……ちがう、これは、
あのー、早くノートをしまって欲しいんですがそれは。虹霓坂さん? まーだ時間かかりそうですかね? 読み込まないで貰えませんか? 下手に時間かけると病院に気付かれちゃう。
▼必要なものは『極罪を犯した36名以上の魂』である。
▼罪人の魂には強い力があるからである。
>ポエムとかお年頃とか、そんな可愛らしいモンじゃあ決してねぇ。
▼必要なものは『14の言葉』である。
▼わたし自身を忘れないようにこの言葉をわたしのスタンドそのものに傷として刻みつけておこう。
>これは、呪いだ。宗教だ。……見ちゃ、いけねえ。いけねえ、のに……。
待ってください。
違います。
これは……だめかもわかりませんね。
奇妙な魅力があった。
──必要なものは、『わたしのスタンド』である。
一見、何かの詩のような書き出しから始まる、DIOの手記。
人間が進むべき道。まるで宗教のようだ、と鼻で笑いそうになって、そこで彼は気付くのだ。
虹霓坂彩雲はカトリックの信徒である。
彼自身、そこまで熱心に信仰している訳では無いが、幼少の頃より絵本のように聖書に慣れ親しんできた。
だからこそ、どこか腑に落ちてしまった。
彼の手記は、本当に、
その本を信じ、己を育て、愛してきた者に育てられた虹霓坂は、理解してしまう。
ぞっとした。
そして、背中に氷を落とされたような興奮が、全身を支配した。
──最後に必要なものは場所である。
──北緯28度24分西経80度36分へ行き……次の「新月」の時を待て……
──それが『天国の時』であろう……
天国、というのは、信者の霊魂が永久の祝福を受ける場所だ。あるいは、何にもわずらわされることもない、究極の神の創造理想と定義できる世界。
DIOはスタンドを捨て、生まれ変わり、そこに行こうとしているのだ。
『失楽園』というものがある。
蛇に唆されたアダムとイヴが、神の禁を破り『善悪の知識の樹』の実である『禁断の果実』を食べ、最終的にエデンの園を追放されるというものだ。
しかし、DIOが手にしたのは『
それを得たあと、必要なのは『善悪の知識の樹』の実。それを得られれば、神と同様になれると──天国に行けると、そう考えたのではないのだろうか?
馬鹿らしい、と一笑に付すことは出来なかった。全能と永遠の命。その両方を、DIOのような男が得たらどうなるかなんてわかったものでは無い。ましてや、具体的な方法が出ているのだ。
これが本当に『善悪の知識の樹』の実を手に入れる方法だとしたら、記されているものを実行すると、どうなるのだろうか。
あの男の笑い声が聞こえた気がした。
ありえないことだと分かっていながらも、今虹霓坂が最も求める者の声に振り向いて──そして、『彼』を目にした。
結論から言えば、虹霓坂がそれに呑まれることはなかった。──今のところは、だが。
なぜなら、今ここにいるはずのない男が、虹霓坂に向かって静かな怒声を上げたからである。
うううっぁあがあああぁぁ!!
俺の中にッ……闇がッ! 闇のちくわがァ!! うわああぁァァ!! 俺に、俺にもっと力が! 湧いてくるッ!
ハハハハッ!! 蹴散らしてやるゥ! 雑魚共をヲ……!!
まあ闇の力じゃあなく天国に行く方法なんですが。
しっかり読んでしまいました──DIOの手記を。
具体的な内容については六部『ストーンオーシャン』を見ていただくこととして、掻い摘んで解説いたしますと、DIOが『ザ・ワールド・オーバーヘヴン』を手に入れるための方法でした。実際は、今回含め原作でも承太郎に討たれ、実行されることはついぞなかったのですが。
そして長い時の後、六部にてプッチ神父が実行、メイド・イン・ヘヴンを発動させています。
この手記には精神汚染のようなものも含まれているらしく、うっかり全部読んでしまうと実行したくなります。そしてこれを手にして失踪します。ちなみに『理解できる頭』と『好奇心』か何かが必要らしいですけどね。
承太郎が読んでも何も無かったのはそういう事です。虹霓坂がどうかって?
やんほぬ(意味不明)
まあ、結果的にそのまま失踪することにはならなさそうです。不幸中の幸いというか、不幸中の不幸というか──他人に声をかけられて正気に戻りました。
幸と評したのは、精神汚染に抗えたこと。そのままノートを鞄にしまいました。
不幸と評したのは、その声の主が最悪の相手であることです。
>なぜ、貴様がここにいる。
それはこっちのセリフですよ……レモ・A・ツェペリ。
当たり前ですが、鞄にノートを入れたのは見られています。DIOの信者であるレモは、おそらく取り返そうと襲ってくるでしょう。何も無くても襲ってくるのに、殺す名目を与えてしまったので、はい。
いや、はいじゃないですが──彼との戦闘が始まります。相性最悪の彼との戦いが。
孤立無援での殺し合い、勝てるかなぁ……。
完全に失念していた、と言うべきか。
DIOを倒し、病院で治療されたあと。
病室を抜け出し、この場所に来ようと考えるより前から、身体のどこかにざわざわとした感覚は残っていたのだ。虹霓坂はそれを、負傷のせいだと思い込むことで頭の隅に追いやっていた。
その身に刻まれた恐怖とともに。
どう言い訳しようと、忘れてしまっていた。
まさか、DIOが死んだ今、ここに留まる者がいるなどと、考えもしなかった。
「レモ・A・ツェペリ……!?」
──血の宿命が、いまだ絡みついてくるなどと。
虹霓坂に放たれたのは、声だけだった。もし仮にレモが銃を携えていたのならば、今頃虹霓坂の身体は蜂の巣だっただろう。
虹霓坂の呼びかけに対するものなのか、それとも独り言なのかは分からないが、レモがゆっくりと口を開く。以前聞いたのと変わらない、静かな声だった。それが一層、問答無用で殺しにかからないレモへの違和感を覚えさせる。
「虹霓坂彩雲。さっき鞄に入れたものは何だ」
「……そんなことを聞くためにオレを殺さなかったのか? 相変わらず、くだらね〜思考回路だな」
「殺してから奪っても良かったが……うっかり破壊してしまわんとも限らないからな。如何せん散弾銃というのは、精密さに欠ける」
「オマエに教える義理はないぜ、レモ。DIOは死んだ。もうアイツの野望は潰えたんだ、何もかも忘れて自由に生きろよ」
まるで自分の力で
終わっていない。
まだ、終わってなどいない。
「呪い、宗教、見てはいけない。そんな言葉を発するような内容があったのだろう。ならば、僕は……」
血筋によって定められた宿命のためだけに、DIOについた訳では無い。
その恐ろしさに屈した訳でもない。
ただ、その在り方に惹かれた。この世界を支配するのに相応しいと感じた。
だからこそ。
自らの血のせいで、苦しみ悶えることしか出来ず彼を見殺しにしてしまったレモ・A・ツェペリは。
「貴様を葬り、それを手に入れる事で以て、DIO様への忠義としよう」
白衣の狩人は、顕れる。
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