【本編完結】ジョジョの奇妙な冒険RTA 三部主人公チーム全員生存チャート【参考記録】 作:Damned
──『星』を探す者は、長き血筋の果てに一つの『確信』に触れる。
紫色の障壁が、至近距離での
レモはそれを一瞥すると、フン、と鼻で笑うように感想を述べる。
「なるほど、対策はしている訳だ。その程度の頭はあるようだな」
「オマエは人を貶さね〜と喋ることもできないタチなのか? バカスカ撃ちやがってよ、ここは映画の中じゃあね〜ンだぞ」
「ならば早く死ね。それだけでいい」
「断固拒否だぜ。早く帰って療養して〜ンだよ。典明を泣かせるのだけはごめんだ」
はっきり言って、虹霓坂はDIOよりレモの方が恐ろしい。DIOには全身を骨折や打撲、挫傷に追い込まれたにも関わらず、だ。
能力の性質、スタンドの相性、性格、出自、きっと何もかもが自身と相容れないものだから。
そして明確に──孤独の中で感じた命の危機は、彼が由来だったから。
「こっちだって素直に殺されてやる気は無いぜ、『ハイドロ・グラム』」
言いながら、既に虹霓坂は拳を振るっていた。そのストレートがレモの頬に迫ると同時、水銀が全身を覆ってその姿を隠す。
「……ふはっ、躊躇がないな。恐怖は克服したか?」
破壊力、スピード、精密動作性、どれも
その拳を受け止めきった『イロウド・アンド・ディサピアー』越しに、虹霓坂はレモを睨んだ。
「今更オマエに恐怖なんざね〜よ。……なあ、一応聞いておきたい、レモ。オマエも感じるのか、この感覚」
「……先程しまったものを渡せば、教えてやろう」
「じゃあいいや。推測するに、精々再従兄弟ぐらいだと思うが……ジョセフの爺さんたちがそうなんだ。オレたちにもあっておかしくはね〜よな? 何かトクベツな、生命の波長みたいなモンを感じるのは」
「……貴様は、まるで神のように正しいつもりでいるのかもしれないが」
「は?」
突然降って湧いた比喩に、思わず困惑した声が吐き出される。
「貴様もジョースターも、数多の屍の上に成り立っていることを、努々忘れるなよ。虹霓坂、我々の先祖の命を奪ってきたのは誰だ? 誰に殺されている?」
「……オマエの理屈で言えば、ジョースターの一族だろうな」
「ならばその理屈を受け入れろ虹霓坂。貴様は何だ? 貴様にとって、ジョースターはそれ程までに入れ込む相手か?」
「花京院もポルさんも、アヴさんだって言ってるだろ。イギーだって分かってくれてる。DIOこそが悪だって。ジョナサン・ジョースターの身体を奪うだけでは飽き足らず、血統を根絶やしにしようとして。空条の母親だって、DIOのせいで死にかけてた。それじゃ足りねえか?」
「そこまで考えられて分からないのだな。これは今までジョースターが搾取してきた揺り返しだ。自業自得だとな」
言いながら、受け止めていた拳を払った。全身に存在する痛みの源に、虹霓坂の顔が歪む。
「……もういいぜ。オマエの主張はよく分かった。オレとオマエは永遠に分かり合えねえ」
「奇遇だな。僕も今、そう考えたところだ」
かしゃりと音を立て、レモの握る散弾銃が排莢する。それが合図のように──ディサピアーが剣を振るった。
ズガガガッと機関銃のような速度で繰り出された刺突を回避して、虹霓坂はレモの懐に潜り込もうとする。この『ハイドロ・グラム』と『エル・バイト』だけは、レモのスタンドの影響を受けない。それがわかった瞬間から、やることは決まっていた。
なんか思ったより相性悪くなかったRTA、早くこいつをしばいて帰りたいと思うんですよ!
前回は闇のちくわDIOの手記に惹き込まれかけたあと、それを止めてくれたレモと殺し合いになった所です。何でこいつまだここにいるの……。早くギャラ貰って帰ってよ。
ジョースターが悪いだとか理屈を受け入れろだとか説教垂れてますがこいつが言いたいことは『早く死ね』です。シニタイ……シニタクナイ……お前が死ねーーー!
ただまあ今回の戦闘は何とかなりそうです。前回と違って油断もありませんし、『ハイドロ・グラム』で今度こそ殴り倒してしまいましょう。近接パワー型ですが、ハイドロには劣りそうですし。ハハッ!
前回とは戦い方を変えてきていますが、特にやることは変わりません。ディサピアーの方は剣でつついてくるだけですし、本体を手早く無力化します。
>ふ──……ッ。
>まだ余裕そうだな。
>ハッ、そう見えるならありがたい話だぜ。
>しかしその実……波紋を使う余裕はないようだな。所詮付け焼き刃……でなければ、未だ僕を恐れているのか?
>誰がオマエを……
>現に、震えているだろう。恐怖にか? それとも寒さか……ここは太陽光が入らないからな。
なんかめっちゃ煽られてますがスルーです。それより、オリンピック選手並みの身体能力で攻撃しているのに当たらないんですが。虹霓坂、身体能力A-なんですよね。人間としては最高レベルです。余談ですが、身体能力A+はDIOとか柱の男なので比べ物になりません。
レモもあれなんですかね? 身体能力Aとかあるタイプ……。いや、それでもおかしいんですが。
正直時間がないんですよ。先に息切れするのは虹霓坂です。スタンドパワーの消費もさることながら、全身ボドボドなので。
えー……こうなったら、久々に【挑発】を使用してプッツンさせましょう。
ン゛ン゛ー……ゴホンゴホン。
マイクテスマイクテス……。
うおっこいつずっと避けてるまんまだ……チキンクリムゾンが過ぎるだろ。
ツェペリの人間とは思えない小心者ですね。こんなんがツェペリがどうのとかほざいてるの恥ずかしくないの? 男爵もシーザーちゃんも泣いてるよ。
波紋も使えないくせにかっこつけやがって。とんでもねえペテン野郎だな。ツェペリ家の未来を憂うわ。
>き、貴様……!
何? 否定できるの? 自分がツェペリ家ツェペリ家ってうるさいから真実突きつけただけなんですけど。
あんな男に媚びて忠誠誓ったからだよ自己中野郎。
>貴様あぁあああッ!! 殺すッ!!
おいおい語彙力が低いな。ケダモノかよお兄さん。
ほら、頑張れ頑張れオレの血縁者♡ こんなんじゃ殺せるものも殺せないぜ♡
本当に誠心誠意DIOに忠誠誓ってる? このチキンプレイ見るにそうは思えねぇな。
こんな戦い方でDIOの忠臣名乗るなんて各方面に失礼だよね。
ハイドロ♡ エル・バイト♡ ハイドロ♡
貫手♡ 掌底♡ ストレート♡
>死ねぇえええッッ!
おっ……! もう遅いぞ、ヒトコロスイッチ入ったぞ……!
>【イロウド・アンド・ディサピアー】ァアアアア!!!!
散弾がブッ殺そうと死ぬほど降り注いで来るんだけど。シャレになってないよ。殺意が高いにも程がありますわよ。
いいんですよ虹霓坂のハイドロが続く限り……♡ ほっほっほ♡ 使えねぇスタンドだな!
鬼退治だ! 死ねっ! なんのために生まれてなにをして喜ぶ! 死ね!! 散々RTAの邪魔しやがって!
>ご……がはっ……!
死ね……まんじりともせず拳を受け入れろ……!!
虹霓坂渾身のパンチが腹に入りました。メコォボギゴシャみたいなエグい音した上に腹に穴空いてますが、気にしないことにします。こいつが生きてる事の方が問題なので……。
お前のせいでこっちの精神的疲労が過去イチですよ。【挑発】連打でようやく攻撃が当てられました。
ぬわああああん疲れたもおおおおん。下手な戦闘より神経使いました……。
最終決戦前はレモのこと覚えてたのに、いざ戦闘ってなると忘れてしまう私が悪いです。レモが残党として大事なもの抱えて行こうとするの、普通に考えたら有り得ることなんですよね。ってか何でこいつ最終決戦でDIOに加勢しなかったの? ホンマモンのツーナorチーキン?
>チッ……アイツのせいで、元々痛かったのに余計痛むようになっちまった。こりゃ後で医者にどやされるな……。
やれやれだぜ、なんつって。とか言いながら地上への階段を上ります。
だいぶ時間がかかってしまいましたし、虹霓坂のスタンドパワー・スタミナ両方ともだいぶ消費してしまいましたが、一休みなんてしている暇はありません。早く館から撤退し──あれ?
……なんでレモのショットガン、消えてないんですか?
>──油断したな、虹霓坂。
ハァ〜〜〜〜〜〜〜〜ッ!?!?
セミ爆弾かよお前さっき腹に穴空けただろおおおおおおおおおお!?!?!?
右足が散弾まみれになりました。ついでにデバフもマシマシです。
【スタミナ消費増加】
【スタンドパワー低下】
【体力最大値減少】
【体力回復量半減】
【スタンドエネルギー最大値減少】
【リロード効率低下】
【シールド耐久値減少】
【ダメージリアクション増加】
し、死ぬっ! 身体ボロボロなのにそんな攻撃食らったら死ぬッ!!!! 今二発目が床に転がった!! なんでなんともない顔でこっちに銃向けてくるの【エル・バイト】なかったら死んでたってお前なんなんだよ!!!!!
ええい【猛進逃走】!! とっとと離脱! 逃げます!!!
>ふはっ、逃げられるとでも?
うるせぇ!(声も迫真)(逃走失敗)
お前今度会った時は本当に殺してやるから覚悟し──ん?
私、DIOの腹パン位の勢いでレモの腹どついたんですよね。で、腹のど真ん中に穴空いたんですよ。なのにこいつ動いてるんですよ。
つまりそれって……死んでないんですよ。
死んでないということは……そうです。
ここからは、波紋の使えなくなった虹霓坂で、地獄を見る羽目になります。