【本編完結】ジョジョの奇妙な冒険RTA 三部主人公チーム全員生存チャート【参考記録】 作:Damned
寒波がすごかったので初投稿です。
身体が燃えるように熱かった。
──悔しい。
それだけが身体を支配していた。
形兆の命を助け、レッド・ホット・チリ・ペッパーを退けてくれたとはいえ、矢を奪い、何をするかも分からないこの男を殴り飛ばせないのが、悔しかった。
鍛錬に励めと笑ったこいつを見返したいという気持ちは、まあある。しかしそれ以上に、悔しさが勝っていた。
康一には、万が一の為に承太郎を呼ぶよう頼んでいる。それまでの時間稼ぎだけでもいい。それでもいい──が、可能ならば、あの年上の甥に頼る前に、せめて一撃だけでも。
そんな仗助を嘲笑うように、虹霓坂は幾重もの防御壁を張った。半透明のそのシールドが、クレイジー
「うぐ……!」
殺すつもりも、全治数日以上の怪我をさせるつもりもないと虹霓坂は言った。その言葉が反古にされるのがいつか。まだされていないという保証は無い。
「オイオイオイ、『その分俺が近づけばいい』とかカッコイイ発言しちゃってェ……さっきまでの威勢はどうしたんだよ?」
「てめぇが喋れば……喋るほど、」
「あ?」
「時間を稼がれてるってよォ〜、まだ気付いてねぇのかよ」
「ハンッ、虚勢かよ。下らね〜会話するなら、とっとと抵抗すんのやめようぜ。オレはオマエらに関わらない。オマエもオレに手を出さない。それだけでいいだろ」
「それが出来ねぇからこうして──」
「分かってね〜な。オレは譲歩してやってんだ」
そのイカした髪型の割に、力関係ってのを理解出来ね〜ンだな? と虹霓坂が吐き捨てて。
仗助の中で、何かがブチリと
「おいセンセー、今……俺の頭のこと、何つった?」
今までとやっていることは同じだが──全く違う結果でもって、
規則的に重ねた『ディアマン・ホワイト』と『ペルラ・ネラ』が歪んで放り捨てられる。自身の制御を離れて砕け散ることも出来ず消すこともかなわない。何が、何が起きている? クレイジー
だとしたら、この能力は何だ……?
およそ十年ぶりのそれが、足元から這い上がってきた。
恐怖と言うには動揺が足りず。
平常心と言うには驚愕が大きい。
虹霓坂は、恐怖という感情が比較的薄い人種である。それは元来のものであり、ある
そもそも、彼の感情を揺さぶるのは創作物。絵画、陶芸、小説とその分類こそ問わないが、今となっては、それ以外には心底から揺さぶられることは少ない。
例外は、精神エネルギーが作り出すパワーある
「誰の髪が
イカした髪型としか言ってない。
そんな心中の叫びが届く訳もなく、しめて二十二枚。『
「『ペルラ・ネラ』」
破壊ではなく、変形。戻すこともぶつけることも出来ない不可逆的な変化に、ぞっとする。
あれが、生身の人間にぶつかったら──。
どんな物体になるかなど想像もしたくない。仗助は今、怒りにその身を衝き動かされている。スタンドの能力がどう作用するかなど、もしかしたら本体にすら分からぬ可能性があるのだ。
ゆえに、一切を拒絶する障壁『ペルラ・ネラ』を使用した虹霓坂が、責められることはあるまい。
薄墨色に染まったシールドは、クレイジー
「おいおいおい、嘘だろ……」
戦慄、と言って差し支えない声が、虹霓坂の喉から吐き出された。
『ペルラ・ネラ』は、その本質すらも変える能力には、意味をなさない。過去の経験と結びつけて──今更、そして
クレイジー
回復能力はついで。
本質的には物質の理解・破壊・再構築。
それには当然、スタンド能力も含まれる。
虹霓坂は意図的に、仗助を含めた『協力者』に関する情報を遮断していた。だからすぐには分からなかった。そして自覚する。井の中の蛙は、自分のことでもあったと。
そして虹霓坂は距離を取り、積層構造の分身へと身を隠す。
ごく一瞬だけ。
「なっ、今スタンドの影に……」
『ウォルフラム』。認識されることを阻害する、装着型のシールドを、スタンドのビジョンに隠れることによってごく一瞬視線を外し、纏った。
そこに居るのに、認識できない。
『目に映る』のを防ぐ。『気配を察知される』のを防ぐ。『空気の動きで動作を見破る』のを防ぐ。『声を聞かれること』を防ぐ、防ぐ、防ぐ──『認識される』ことだけを、『防ぐ』。
第六の障壁『ウォルフラム』は、そうできている。
仗助の背後に回る。認識されていないのだから、それは赤子の手をひねるよりも簡単な事だった。
「『
電気が走るような衝撃。
おやすみ、という声。
そして──暗転。
仗助と本気の喧嘩するRTA、続行です。
ふぅ〜〜危なかったですね。虹霓坂がうっかり仗助の地雷を踏んだ──もとい、仗助が勘違いしてプッツンしたお陰で苦戦しました。
仗助たちに入る経験値は美味しかったと思われますが、少々時間がかかり過ぎてしまいましたね。こちらもフルで
残るは康一くんだけですが……最後まで出てきませんでしたね。どこに行ったんでしょうか?
バッタンしてる仗助をもうひとつのベンチにポイします。流石に砂利の上は痛いですし、自慢の髪が汚れるの嫌でしょうし。
さて、これからどうしたものか悩ましいんですよね。とっとと康一くんが出てきたら停戦協定結べるんですけど──って出てきましたね。何でか承太郎を連れていますが。
>虹霓坂、てめー……。
>げ、空条!
>ええぇっ!?
>ひ、広瀬! オマエが空条連れてきたのかよ!?
>えっ、あの、ええと……。
>………………。
承太郎が僅かに目を細めて虹霓坂を睨みます。凄んでる承太郎こっわ……そりゃ(人が少ないとはいえ外でドンパチやったんだから)そう(なるに決まってるし承太郎も怒る)よ。康一くんはと言うと、顔見知りだと知って二人を交互に見ています。
つかつか歩み寄ってきた承太郎から遠ざかります。た、叩かないで……叩かないで……。あっ、これダメなやつです。むなぐらをーつかまれーてーむなぐらーをーつかまれーてー(現実逃避)。
>随分と派手にやったようだが……この前俺が言った言葉を忘れたのか。
>ま、待って! 弁明させて! 気絶してるだけ、してるだけだって! ね? ね!?
>虹霓坂、分かってんのか! 奴に一番狙われるのはてめーだろうがっ?
>あぴゃっ!
……殴られました。当RTA初のダメージは承太郎からのパンチです。防げなかったということは、時止め→殴打のコンボで貰いましたね。ざっと二十センチくらいの身長差で殴り飛ばされたので吹っ飛びました。
虹霓坂は昔に比べてタフですが、それでも他のメンバーに比べたら遥かに貧弱です。生存院と同じかそれよりすこし上くらいですかね?
要するに『遠距離攻撃が出来る低HP回復早いキャラ』ってことです。腕吹っ飛ばされて脇腹に空いても生きてた奴が何言ってんの?(語録無視)
>い、痛ェよ……。
>『言わなきゃあ分からね〜』んだろ? てめーの言葉だぜ、虹霓坂。
>ハハ……オマエ、いつの間にそんなに感情出すようになったんだよ。
>一体誰のせいだろうな……とりあえず、そこで伸びてる二人をどうにかできねえか。
>はいよ。
意識を奪ったのとは別の波紋で起こします。バチッとしますよー。億泰は状況が把握しきれないらしく、きょろきょろしてますね。じゃあ次仗助ね。
おはよー! こんちわー! こんばんわー! おやすみー! おきてえええ! 波紋ッ!
>──ッッ、虹霓坂!
>うわっ!?
>仗助!
>えっ、承太郎さん!?
>そいつは敵じゃあねえ。……落ち着け。
起こした途端クレDの拳が飛んできました。ヒエッ……。承太郎が抑えてくれなかったらこれ死んでたんじゃないの?
>て、敵じゃないってどういう……。
>こいつは俺の仲間だ。十年前からな。
>じゃ、じゃあよぉ、俺たちが先生と戦った意味って……。
>オレ──いやボクのリハビリになった。それだけやんね。肝がキンッキンに冷えた。
>……説明していなかった俺にも非があるが、要するに無駄なことをしてしまった訳だ。一杯食わされたな、仗助。
>無駄って何だよ、お灸据えられただろ? 井の中の蛙のクソガ──ガクセー達によ。
仗助たちが承太郎さんの仲間だったなら言ってくれれば……みたいなこと言ってますが、貴方本当にそれで止まるんですか? ……まぁいいでしょう。三人にも経験値ガッポリ入ったでしょうし、いい感じですね。
キリがいいので、今回はここまで。
ご覧いただき、ありがとうございました。
いつの間にかお気に入りが500を超えていて恐悦至極に存じます。
これからも精進して参りますので、どうか生暖かく見守っていただけると嬉しいです。
週5投稿に頻度落としたくせに新しく書いてます。許してください花京院の魂賭けますから!
https://syosetu.org/novel/333142/
虹霓坂のキャラデザどっちがいいですか?
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短髪でちゃんとスーツ
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髪の毛後ろで結んでパーカー