【本編完結】ジョジョの奇妙な冒険RTA 三部主人公チーム全員生存チャート【参考記録】   作:Damned

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仕事のゴタゴタがヤバいので初投稿です。




#2 ブラック・サバス

「──空条。連絡が遅くなって悪い」

 いつも通り、明るい声での呼びかけに、安堵を悟られないよう努めて静かに尋ねた。

「いや、想定の範囲内だ、虹霓坂。イタリアには着いたんだな」

「おうよ。でもって、依頼されてたブツも手に入れたぜ〜」

「……早いな。何かあったのか?」

「まあな〜。危うく金も荷物も取られるとこだったぜ」

「何? ……いや、続けてくれ」

「空港でタクシーのバイトやってたぜ、アイツ。でもって荷物だけ乗っけて発進しようとすんの。止めたけど。それよりも大事なことがあンだけど……」

 承太郎から渡された、数枚の写真。黒髪にターコイズの瞳を持った子供が写っているが、先程であった『ジョルノ・ジョバァーナ』とは別人といえるほど外見が違った。

 日本人然とした黒髪は、金を鋳溶かしたような金髪に。あの輝きは、染めたものではあり得ない。三つの束に巻いた姿は、虹霓坂が見惚れるほどの美しさを持っていた。

 ジョセフや承太郎もかくやといった整いぶりであった。そして、その身に巡るエネルギーも、スタンド使い特有の波長を有している。

「アイツは恐らくスタンド使い。それも、この数年のうちに目覚めたんだろうな」

「恐らくな。髪が金色になったのはDIOの血が励起された──スタンドが目覚めた事によるのかもしれない。例えば、DIOの残党がバックに居て……」

「『矢』を持ってる、あるいは強大なスタンド使い、とか」

 そうだ、と承太郎は頷いた。先日顔を合わせた際、彼らの行動が活発化しているのを虹霓坂は聞いている。

「もう少し、アイツの周辺を探ってみる。数日はかかる事案が半日もなく終わったんだ」

「分かった。それから虹霓坂……お前から見て、彼はどうだった?」

「そうだな〜……ちょっと背伸びしてるただの子供かねぇ。ま、十年前のオレたちと変わンね〜よ。今ンとこはな」

「そうか。分かった」

「報告はこれでおーわり。他に聞きたいことある?」

「大丈夫だ。……気をつけろよ」

「あいあいあい。そうだ、一つ話しとくことがあったぜ」

「ん」

「……ネアポリス、やけにギャングが活発じゃね〜か。オマケに裏道にはヤク中のガキがわんさかいる……もしかしたら、そうかもしれない」

 電話口で、ハッとしたような息遣いがした。かつて共に旅をした友の影が、脳裏を過ぎる。

「そっちもやれるだけ調査してみる。もしかしたら……ポルさんの行方が掴めるかもしれねえ」

 数年前から、消息を絶っている戦友。

 虹霓坂の心中には、『あの人がそんなことで死ぬはずがない』という思いがあった。

 短い挨拶のあと、受話器を置く。

「ポルさん。アンタは今……どこにいるんだよ」

 

 

 

 

 

 

 ギャングの仲間入りするRTA、はっじまっるよー!

 前回は早速ジョルノと会いました。髪の毛と皮膚のほんのちょっぴりをいただいたのですが、やり口が悪人のそれ過ぎてちょっと引きましたね。

 それでは、今回は【ブラック・サバス】をしばくことになりますが、移動やイベント開始までの時間に説明をさせていただきます。

 【ブラック・サバス】はギャング組織『パッショーネ』の幹部であるポルポのスタンドです。名前の由来はイタリア語のタコから。原作を見た方はご存知でしょうがとんでもないクズです。あとすっごいデ……巨体です。パッショーネの入団試験を担当しており、ジョルノもそれをクリアしてメンバーになりました。

 そんな彼のスタンド【ブラック・サバス】ですが、ポルポとは違ってスリムです。デザインが滅茶苦茶いいので御照覧あれ。

 遠隔自動操縦型で、影の中に潜航する能力を持っています。それを利用した不意打ちで戦うスタイルなのですが、欠点として『光に著しく弱い』という側面を持っています。吸血鬼や屍生人(ゾンビ)のように消滅してしまうものの、本体には影響がないため厄介です。

 さて、説明しているうちにジョルノの住んでいる中学校の寮に着きましたが、ぎりぎりでしたね。ライターが点火される所を目撃出来ました。これで虹霓坂も『関係者』ってワケ(にっこり)。

 

 

>おーい、ジョルノーっ。

 

>なっ……何でツェペリさんがここに? い、いや……それよりもッ。

 

──おまえ──再点火したな──!?

 

 

 来ましたね。【ブラック・サバス】です。ブラック・サバスの確定行動から開始するこの戦闘ですが、虹霓坂であればほぼ無傷で勝利することが可能です。

 あっ、ライターを点火した清掃員のおじいさんが死にました。これが開始時の確定行動であり、プレイヤーが火をつけない限り揺らぐことはほぼありません(無敗)。そして次にジョルノかプレイヤーが狙われます。ここのヘイト値はライターとの距離できまるので、今回はジョルノですね。

 

 

──おまえも再点火したな──!?

 

 

──チャンスをやろう──向かうべき二つの道を──

 

>ジョルノ! 後ろ!

 

>くっ……!?

 

>何故あれがここにあるッ……!

 

 

 ここで捕まるのもほぼ確定なんですが、プレイヤーであれば逃げることも可能です。影がない場所が存在しないのでほぼ無理に等しいんですが。ジョルノの身体から【黄金体験(ゴールド・エクスペリエンス)】が引きずり出されます。流石にここでレクイエムが発現するのは面倒事を呼び込むので(一勝)、感電してる人よろしくキックで引き剥がしてあげましょう。せーのっ! 【仙道波蹴(ウェーブキック)】! ちゃんと【ブラック・サバス】から引き離せましたね。

 

 

>キ、ェ……ッ!?

 

>大丈夫かっ?

 

>え……ええ……大丈夫です。ですが、何なんですあれは。いや、それだけじゃあない……貴方もぼくと同じように、スタンドを持っている!

 

>ああ、ボクもスタンド使いだ。そしてあれも何者かのスタンド……ジョルノ、心当たりはないか? あの黒いのは『点火した』ことについて言及してたけど。

 

>あります。ですが、話すと長くなる……。

 

>オーライ、そンならまずはコイツを撃退するとこからだな。──ジョルノ、あのスタンドは『遠隔自動操縦型』と区分されるスタンドだ。シンプルな動きしかできないけど、パワーとタフネスを兼ね備えてる。それから恐らくだが太陽光……いや光に弱いな、コイツは。

 

>光に、ですか?

 

>ああ。さっき蹴っ飛ばした時に分かった。多分、日光に晒してやると消えるぜ。

 

 

 頭ナランチャ戦闘IQが高いだけあって爆速で導き出しましたね。この【ブラック・サバス】、実は数少ないスタンド以外でもダメージを与えられるスタンドなんですよ。といっても波紋で与えられるダメージは微々たるものですが、こうして弱点を導き出すのに使えます。

 で、弱点が分かったあとは簡単です。日光の下に引きずり出してボコボコにしますが、通常ルートですと困難です。今回は虹霓坂がいるので問題なく仕留められます。光を集めて当ててやれば消えますので。

 その為に、【シャボンレンズ】が必要だったんですね。(メガトン構文)

 

 

──チャンスをやろう──

 

>チッ……オマエ、手すりの影から!

 

>ツェペリさん、どうしますかっ? こいつのパワーは凄まじい! 引きずり出すのは難しい!

 

>アウロラでいい! 敬称もいらないっ──スウゥウウウ……ッ。ハァッ!

 

 

 奥義! シャボンカッター! 右腕に装着した特注の装置から射出します。影の中にいる【ブラック・サバス】はその俊敏さでぴょこぴょこ回避していますが、問題ありません。

 

 

──お前が向かうべき二つの道がある──

 

>あいつ、速すぎる! どうすれば……!

 

──ひとつは生きて『選ばれる』者の道。もうひとつは──

 

>繰り返しうるせ〜な。オマエにはもう──一つの道しか無いぜ。

 

──何を言って──

 

>次にオマエは『いやだ助けて』って言うンだろ。

 

キ……ぃ、ェ、ァアアアッ!? な、何が……い、()()()()()ェ──!

 

>……オマエに許されるのは敗北だけだ。とくと味わいな、【シャボンレンズ】で集約された日光をな。

 

 

 ひとしきり暴れたあと、【ブラック・サバス】が消えました。これにて戦闘終了、ついでにブチャラティに会えないか頼んでみましょう。

 

 

>なあ、ジョルノ。

 

>はい? なんでしょう。

 

>さっき言ってた『心当たり』について教えてくれないか。

 

 

──少年説明中……──

 

 

 原作と同じように、ポルポの試験によって起こった事象だったみたいですね。『DIOの息子がギャングになろうとしている』という情報を得られたので、虹霓坂がパッショーネに潜入する理由ができます。

 あいつ誰に向かって攻撃してんだあの野郎。どう落とし前つけんだよ。まぁ、それはそれとして(デビルマン)それ行きたい! 行きたい! おーねがい!

 

 

>……分かりました。ブチャラティに明日聞いてみましょう。

 

 

 あい〜(快諾)えええええ!?(茶番)ここで頼み倒すと、助けられた恩もあって高確率で承諾してくれます。この先は虹霓坂の交渉力にかかっていますので、頑張りましょう。

 

 

>ところで、アウロラ。

 

>ン?

 

>ポルポは本当に死んだんでしょうか?

 

>いや、死んでないな。あの手のスタンドの性質上、アイツにはフィードバックもないし、そもそもスタンドがやり合ったことすら感知できてないだろうな……。

 

>……そうですか。もう一ついいですか?

 

>答えられる範囲なら。

 

>貴方は一体、何者なんですか? スタンド使いとの戦闘にも手慣れている様子ですが、別の組織のスパイという感じでもありませんし。わざわざぼくに会いに来た、というのもよく分かりません。

 

>そうね〜……ひとつ言えるとすれば、キミの本当の父親を殺した男だ。

 

>はあ……。

 

>特に気にしてないって感じだねぇ。まあ、物心つく前にいなくなってたらそういうモンかもしれね〜けど。

 

>そうですね。特に思うところはありません。あとは、貴方は無闇に人を殺すようには見えないので。

 

>そ〜お? アリガト。

 

>先程はありがとうございました。それではまた明日。

 

>おうよ。またな。

 

 

 

 キリがいいので、今回はここまで。……ところで、ホル・ホース関連のイベントが起きないんですが、どうなってるんですかね?

 ご覧いただき、ありがとうございました。

 

 

 






申し訳ありません、前回月末でゴタゴタが終わりそうな雰囲気を出していましたが難しそうです。

次回の更新が4/15前後になるかと思われます。

作品自体は合間を縫って執筆しておりますので、暖かい目で見守ってくださると喜びます。


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