【本編完結】ジョジョの奇妙な冒険RTA 三部主人公チーム全員生存チャート【参考記録】 作:Damned
操作ミスしちゃったRTA、はっじまっるよー!
前回はホルマジオをしばきました。多分生きているとは思うんですけど(名推理)。
あっ、当然なんですが今回もスタンドは禁止で。マンミラちゃんにはスタンドのビジョンにさしたるパワーがないので、特に気にする必要はありませんが。
じゃけん、イルーゾォに会いに行きましょうね〜。
移動中に、これから戦うことになるイルーゾォとそのスタンドについて説明をば。イルーゾォはホルマジオと同じく
射程距離はC……普通だな! ですが、マンミラの支配する領域内では実質的に無限です。逃げ回られると厄介ですが、今回は逃がすつもりも生かすつもりもありませんので手加減なく撲殺しましょう(大嘘)。
イルーゾォ自身は高慢ちきな性格で、ほぼ敵無しのスタンドのお陰で慢心しまくっています。逆転の芽を摘みすぎると逆に覚悟がガンギマリス決まって強くなってしまうため、少しチビらせるかワンパンで仕留めるのがいいでしょう。そんな彼ですが、洞察力などはそれなりに高く、逃がしてしまうと通常のRTAでは大いに困らされることになります。実際、走者も試走で散々な目に遭わされました(無限敗)。人間のクズがこの野郎……!!
>──ジョルノ、言うのが遅いよ。右でした、って過去形で言われて、なんの役に立つって言うんだ? ああ?
>確かにそうですね。……すみません、次は気をつけます。
>次とかそういう話じゃあないんだよッ、そういう話じゃあ──
>おいフーゴ、急いでんだからキレんなよ。
>〜〜ッ、分かってますよ! ったく、今度あったら轢き殺してやる……。
適当なところで止めたら物騒な会話が聞こえました。もうすぐポンペイに着くので、それまでの時間でイルーゾォ滅殺チャートの説明を致します。
さて、どうやってイルーゾォをしばくのかというお話ですが、不用意に近付いてきた所を波紋で
原作通りフーゴが餌食になった場合も同様です。全員やるまでイルーゾォは帰れないので、初手で虹霓坂が狙われて欲しいところですね。
>──アバッキオ、ジョルノ、アウロラ! 用心を!
>……!!
>まさか、こんなに早く見つかるとは……。
>何人だ?
>一人……今のところは。後ろの石柱の影から、僕らを覗いている。
>石柱──どの柱にいるんです?
>ボケっとしてんなよジョルノ! 柱は1本しかない、角度で見えないのか!?
>フーゴ、確かに柱は一本だが、俺も、誰一人見えない。
>ふざけんじゃあ──
>待て、フーゴの言う通り、敵は鏡の向こうにいるんだろう。きっとそういうスタンドだ。
>そいつだッ、歩いてくる奴だ! あの柱のところから、男が出てきたんだ! この鏡に映って見えたんだ……こ、こいつ、アウロラの言っていた通り、鏡の中に!
>待てフーゴ、さっきからお前、何を言っているのかさっぱり分からん。
>この鏡がどうかしたんですかっ?
>まずい、攻撃されるぞ! 鏡から──
ここで
▼フーゴの代わりに囮になる。その後イルーゾォをしばき回す。
▼フーゴの後に捕まえられる。その後イルーゾォをしばき回す。
今回は短縮のため前者です。まあどちらを選んでもやる事は最終的に変わりませんが。フーゴを庇って前に出ると、イルーゾォのタゲがこちらに移るので待ちます。特に今回は、ハゲホルマジオが
というわけでフーゴを庇いにイクゾー! デッデッデデデデッ(カーンッ)
鏡の奥から、黒と灰色で構成された人型の手が伸びてくる。ゴーグルを装着し、洒落た外見をしたそのスタンドを目にした瞬間に取ったのは、フーゴと魔の手の間に
以前のようなヘマはしない。咄嗟の行動でなく、フーゴが予め存在を伝えてくれていたのが助けになった。
しかし──距離からするに、自分の方には来ないと判断したのが裏目に出た。首に巻いたストールを引っ張られ潰れたような声がする。呼吸もままならず、地面に転がり込んだ先でげほげほと咳き込んだ。
「ローラと呼ばせてもらおうか、女──いや、サイウン・コウゲイザカ」
耳通りのよい男の声に、立ち上がった
「俺の仲間がボコボコにやられて帰ってきた時には驚いたが、かの『
深い色の茶髪を六つの束にした、赤い目の男。彼は自信ありげな雰囲気でもって肩をすくめる。
不意に現れたような感覚だった。その身に巡るエネルギーがスタンド使いであることを主張しているし、十中八九先のスタンドの本体であろう。が、目にしなくても『感じる』はずの生命エネルギーを、虹霓坂は今の今まで感じられなかったのだから。
ここはどこだ。
ジョルノもアバッキオも、フーゴもいない。眼前の男以外の生命エネルギーを感じられない。目を見開いた虹霓坂はそのままに『
だが、己が半身は現れることは無かった。スタンドは確かにそこにいる。いつも通りの様子で持って自身のそばにいる。そう感じられるのに、姿が見えない。
「な──」
「
そしてお前は、十代の頃から『ピエトラ・プレツィオ』の名で画家として活動していたが、一九八八年からはスピードワゴン財団にも出入りしている。数年ほど活動が見られなかったが、ここ一年で復活し世界を飛び回っている。『
先に退けたホルマジオにより、彼らがパッショーネの別チームであることは判明している。組織の規模は年々拡大していると知ってはいたが、一応は一般人、かつ財団のプロテクトがあるはずのこちらの情報まで調べられているとは──焦りと苛立ちがまざったまま、虹霓坂は尋ねた。
「……なかなか優秀な情報チームがいるようで。そんなクソ下らない身の上話より、アイツらを一体どこに……」
そこで、気付く。
本来生身であるはずの左腕が、
ここは。
「……反転している、のか?」
「流石だな」男が笑った。「まずはお前だ。あのハゲは容姿と偽名から女と思ったようだがな」
「お前が今いるここは鏡の中。鏡の世界を支配する……それが俺の能力だ。ここには命ある物質は入ることが出来ない。生物はお前と俺だけ、他は俺が許可をしていないからなぁ! お前だけが入ることを許可されている──つまり、スタンド能力は外に置いてあるんだよ」
虹霓坂はかつて、鏡の中の世界──否、光を反射する物体同士を行き来し、干渉するスタンドに出会ったことがある。ゆえに、鏡の世界を支配するという詳細を聞かされたところで何の動揺もなかった。
無知は罪。虹霓坂はそう考えている。この世で恐ろしいことは知ることではなく、知らぬことだ。知らなければ、なんの対処もできず殺されてしまう。
勝利は確定的であるとばかりに笑い、その名前を発する。
「スタンドがなければ、お前など無力なチビでしかない。これが俺、イルーゾォのマン・イン・ザ・ミラーだ」
「あー、そりゃお手上げだわ」
それに対し、虹霓坂が選んだのは『
「……随分と簡単に降伏するんだな、何かの作戦か?」
「いーや、アイツらとはなんにも話しちゃあいない。
オレはハナからパッショーネについた訳では無い、と虹霓坂は断じた。しかし、それを何もなしに信じられるほど、彼は愚かではない。
だからこそ、次に彼が発した言葉には納得がいった。
「ポンペイの遺跡、犬の絵がある場所に隠してある鍵。それを回収しなきゃならんらしい。ボクはここに詳しくないから案内は出来ないがね」
「──何?」
「寝返るにしたって手土産は必要だろ。それにボクは、彼らと協定を結んでるんだ。『どんな危険に遭っても助けない』ってな。その証拠に……見えるかい? 僅かに土煙が立ってるだろ。ボクを探す素振りもなく一直線にだ。アイツらはボクを見捨てたんだよ……事前の約束通りな」
「ローラ、お前の言葉には一理ある。が、それを鵜呑みにして背を向けるほど、俺が愚かに見えるのか?」
「ああ」虹霓坂は言った。「見えないね」
慢心こそあるが、男の──イルーゾォの実力は本物だ。
鏡の中に引きずり込み、一方的な有利を得て標的を抹殺。対象の中には射程に優れたスタンド使いや、本体の戦闘能力が高い者もいたはずで、彼が生きているという事実が実力を裏打ちしている。
「キミはほとんど無敵のスタンド使いだ。もしかしたら欠点があるのかもしれないが、証拠も残さず目標を殺すことが出来る。それだけの実力の持ち主が、ボクの妄言に惑わされるとは思わない」
なるほど──『
「いいだろう。この俺が認めてやる」
「そりゃあどうも」
不自然に舞い上がった砂を目で追いつつ、虹霓坂はこれからの行動を尋ねた。
「あの方向に目的のブツがあるんだろう。俺は連中を追いかけて始末する」
──彼はやや慢心が見て取れるが、鏡の向こうに身体を晒すことはほとんど無い。三人のいずれかが『鍵』を掴んだ瞬間を狙い、この世界に引きずり込む。そのタイミングで、全身全霊の波紋を拳で叩き込めば、この世界も消えるはず。
虹霓坂は思考を巡らせつつ、イルーゾォに背中を向けて前に歩いていく。
作戦の布石は打った。あとは、彼らの動きを待つだけである。
犬の床絵が見えた。彼らの姿こそ見えないが、明らかに人が動いている空気のゆらぎを感じた。その一方で、イルーゾォは虹霓坂を見つつも、スタンドの媒介たる鏡を凝視している。
三人の男──フーゴにアバッキオ、新入り。アバッキオがその床にある鍵を取ったのが見えて、発声。
「マン・イン・ザ・ミラー、アバッキオが入ることを『許可』する」
再び現れたビジョンがアバッキオの腕を掴む。身体の半ばを引きずり込まれた彼はしかし、一片の動揺すら見せず。
「がっ」イルーゾォが驚愕の瞳で鏡の向こうを見る。「ぐ、うう……!」
「な──」
練っていた波紋が一瞬、揺らぐほどの驚き。持ち直しつつも追いつかぬ理解が状況把握のみを行い続ける。
スタンドに触れられるのはスタンドだけ、彼のスタンドはおそらく装着型ではない。ならば何故。今掴まれているそれこそがアバッキオのスタンドだからである。
「アウロラ、あんたのことは気に入らないが」
マン・イン・ザ・ミラーを掴んでいる方では無い、やや遠い場所からアバッキオの声が聞こえた。
「あんたの残した手がかりは、きちんと見つけたぜ」
いまだ事態に理解の追いつかぬイルーゾォによって、鏡と現実は繋がったままだ。恐らく彼は、アウロラが自分の近くに居ると理解しているのだろうが、さらりと酷いことを前置きされた気がする。
「なああんた、引きずり込んだのが俺だって? 慢心もここまで来ると笑いすら出るな」
慌てていなければ分かったであろう。額にはデジタルタイマーがあり、どこか人間味の薄い雰囲気を纏っている。
これが、アバッキオのスタンドなのか。
「引きずり込んだのは俺の『ムーディ・ブルース』だ。残念ながらな」
そしてここは、明確な隙である。
虹霓坂は深く息を吸い。
「マン・イン・ザ・ミラーッ、何人たりともこの世界に入ることを──」
「
言いきらせず、虹霓坂はその顔面に拳を叩き込んだ。
直近でまた体調を崩しており、暫く更新を停止させていただきます。
次の更新は8/1の予定です。