【本編完結】ジョジョの奇妙な冒険RTA 三部主人公チーム全員生存チャート【参考記録】 作:Damned
投稿しないと、家にバグをけしかけるって言われたので初投稿です。
波紋を叩き込んだイルーゾォの身体が、その作用を受けて崩れ落ちる。思わず受け止めた
「ン、アバッキオ。身体は無事かい?」
「お陰様でな。あんたの方こそどうなんだ」
「なーんにもないよ。さて、目的のモンは手に入れたんだよな?」
アバッキオは頷く。どうやら、虹霓坂が──否、
虹霓坂が立てた作戦は、こうだ。
──イルーゾォが油断した瞬間を狙って最大威力の波紋を叩き込む。それだけ聞けば簡単に思えるだろうが、彼の慢心があってこその行動だ。その為に虹霓坂がした行動は二つ。
ジョルノたちを裏切ったように見せかけること、アバッキオたちにメッセージを伝えること。外部に通信を取れない虹霓坂であるが、スタンドのビジョンは
『
集まった砂の上に刻まれた言葉が、風によって薄れていく。
>しばらくは目覚めないコイツは放置するとして──……これが例の鍵……なんだよな?
やんほぬ(挨拶)。亀のいる水飲み場へ行くRTA、はっじまっるよー!
前回はイルーゾォに特大波紋を食らわせました。波紋特有の昏睡効果で、このストーリーが終わるまで彼は目覚めません。殺そうかと思ったんですが普通に無力化できたので、多分暗チの誰かが拾ってくれると思うんですけど(適当)。まあ、どっちでもいいんですが、指令通り鍵も回収しましたしとっとと帰りましょう(ホモはせっかち)。
次に下る指令は以下の通りです。
娘を守ってくれて礼を言う、ブチャラティ。ネアポリス駅6番ホームにある、亀のいる水飲み場へ行き、このキーを使え。そして列車にて娘をヴェネツィアまで連れてくること。
追伸
君への指令は、ヴェネツィアにて終了する。
以下の通りです。とくに何があるわけでもないのでとっとと駅にイクゾー!
>ボスは、敵に見つからず移動できる方法があると言っていた。駅は危険だが、信じて行くしかない。
>…………。
>アウロラ、どうした?
>……いや、
虹霓坂は何か考えているようです。えーと……返事の選択肢は……。
▼会ったこともない、名前さえ知らない親の因縁で狙われる……イヤなモンだと思ってさ。
▼……少なくとも、ボク達が別れるまでは、ただのトリッシュとして見てやれたらなとか、そんなこと考えてた。
▼お腹すいたなって。
一番下は流石に狂人ムーブなのでしません。二番目を選びました。
>……なるほど。貴方は思ったよりも、優しい方のようだ。
>そうかね? ただ、ちょこっとだけ気持ちがわかると思っただけさね。
>……気持ちが?
>その過去を、都合を、ワガママを、体良く子供に押し付けてくる血なんてのはあっちゃならないンだよ……本当なら。
ブチャラティがなんとも言えない顔をしていますね。まぁ彼は父親を何だかんだ愛してましたからね……。
ここからは、カメの中に入るまで早送りです。フーゴのラッキースケベとか色々ありますが、特に重要なことはありませんので。
さて、次に戦うことになる敵についてですが、【ザ・グレイトフル・デッド】の
この二人ですが、テロリストもびっくりな方法で襲ってきます。まずプロシュート兄貴についての説明をば。ジョジョ三大兄貴の一人で、「願望ばかり言ってないで行動で示せ」ということを我々に教えてくれた男です。スタンドの名の通り『偉大なる死』を遂げました(ノータイムネタバレ)。
欠点は体温で使い分けている以上、体温の低い者や外部からの冷却で大きく差が出てしまうこと。これは他のRTAにて実証している方がいましたが、多生の差異はあれど『波紋の老化防止』と『グレフルの老化』は後者がやや強く働くため、波紋使いにも遅くはありますが作用するとのことです。
ですので今回は、ぱかぱか冷たい飲み物を飲んで、最速で兄貴を倒します。
次にペッシですが、顎と首が融合しているプロシュート兄貴の弟分です。ビーチ・ボーイは釣竿の形状をした装着型スタンドであり、糸と針は水のように万物を透過し、肉体に潜らせて心臓を『釣り上げ』る、トラップを設置して『食いつかせ』るといったことができます。五部の複雑なスタンドの中では非常にシンプルなものですね。ホル・ホースの【
話を戻しましょう。自衛が出来ないとは言いましたが、釣り糸への攻撃は行った者に跳ね返るほか、遠距離から攻撃できるためそもそも自衛の必要がないと言えばそうです。
彼に関しては(故)アヌビス神とは異なり、スタンド能力を貫通する事は不可能ですので(wiki参照)、『
ここらでスタンドの偽装も不可能になりますかね? それならそれでいいんですが。
じゃけん、亀の中に行きましょうね〜。
いや、既に乗りながら解説しているんですが(爆速矛盾)。
>ナランチャっ?
>オ──……キミ、何か変だぞ、その声、髪……まさか! ブチャラティ!
>ああ、スタンド攻撃だ……! 敵がいるのか……この列車の中に!
>ん゛ん゛っ……アウロラ、どうしたんですか?
髪の毛が抜け始めたナランチャとジジ声のジョルノが居ますね。そろそろ他の人も気付くはずですが、ここはスピード重視で虹霓坂に発言してもらいましょう。
>ジョルノ、キミもか……! ブチャラティも段々と……老いているんだ、敵の能力で!
>バレちまったのか、この亀の中にいるってのが!
>落ち着けミスタ、もしこの亀のことがバレているのなら、直接的な攻撃をしているはずだ。それをしないってことは、まだ見つかっていないっていうことだ! 多分この敵は、俺たちがこの列車のどこかに乗り込んだということだけを知り、彼女を探し出すために、列車全体を無差別に攻撃しているんだ!
>つまりこの列車は、乗客全員を巻き込んで突っ走っているってことか……!?
>クソ、なりふり構わね〜ヤツらだぜ……。
>
>当然後者じゃないのかい? 列車を止めるかスタンドで逃げなきゃいけない訳だ。リスクが大きすぎるだろう。少なくとも、ボクには老化までの余裕がある……協力するよ。
>俺もまだ何とかなる。【セックス・ピストルズ】で暗殺する方が手っ取り早い。
>いや……確かにアウロラの言う通りなんだが、時間は無い。それに、どうして貴方はほとんど変わらないんです?
>スタンドの影響みたいなモンだね。しかし……、
>待ってください、アウロラ、ミスタ。
>何言ってんだジョルノ!? 早くしないとお前も俺達も死ぬんだぞ!
>老化のスピードが、僕たちとミスタ、ブチャラティ、アウロラ……そしてトリッシュで違うのは何故でしょう?
>──確かに。
ぴきーん!(種のようなものが弾ける音)ここからは、ジョルノが種明かしをしてくれます。先程の繰り返しになりますが、【グレイトフル・デッド】は温度で老化のスピードを分けています。
慌てたミスタが仲間の身体を冷そうとしますが、ブチャラティに止められました。それでは、スタンドパワーと体力が無くなる前にとっとと兄貴をしばきにいきましょう。
>あっつ……!
>やっぱり無差別に攻撃してんだな、このスタンド。亀も年取ってんのかなぁ……でも、『亀は万年生きる』って言うしな、俺たちより長生きかぁ。
>だろうな。でもって、これが無くてもオレたちのタイムリミットは少ないぜ。運転手が死んでるから、いずれ脱線するだろうよ。
>ならさっさと……ん? 待てよローラ、空調でここを冷やせば、少しは老化の進行も、
>──ッ、待て! 罠だミスタ、それに触るな!
>ぐあっ……!?
さて、【ビーチ・ボーイ】のお出ましです。ここで虹霓坂が庇う……というか先に掛かることも出来たんですが、それをしたところで短縮は狙えないためナシです。ミスタが踏まなかった際の最終択なので。
という訳でペッシをしばきにイクゾー! って、出てくる択は──は?
「『スマラ・グドス』──ッ!?」
ミスタの腕に潜り込んだのは、釣り糸状の物体。スタンドであることは明白で、虹霓坂は咄嗟に『
「ぐ……!」
食い縛った口の端から呻きが漏れる。スタンドであるなら、その道理からは外れず破壊できるはず──そう考えた矢先のことだった。
攻撃が、跳ね返されている。
ミスタも抵抗を試みているが、同じように反撃を食らったようですぐに糸の切断をやめ、指示を仰ぐようにこちらを見遣った。
「
「了解。敵は恐らくキミをここから引きずり出す算段のはずだ、ボクはそいつを探し出す」
「なら、こいつらを頼むぜ。足手纏いにはならないはずだ」
ほとんど時間を取らずに作戦が組み立てられて、虹霓坂は運転室から飛び出る。ストールにミスタの『セックス・ピストルズ』を複数紛れ込ませて、微かに見えるスタンドのエネルギーに向かって走り始めた。
彼の目に映るのは、それだけではない。
赤ん坊のまま老いて死んだ子供や、しわしわになって動かない若者の装いをした遺体が、そこかしこに転がっているのに顔を顰める。これでは、連中と……今なお活動しているDIOの残党と、何も変わらない!
抑えきれぬ怒りが、身体の底から湧き上がっていた。
その犠牲を厭わぬ行為に、本来お互いに関わらぬとした協定を、大きく違えてしまうほどに。
そうして何両駆け抜けたか、バーカウンターの先にいた男の腕を、虹霓坂は掴みあげた。
「あがっ」
「オマエがあの釣竿の本体だな」
手を砕かんとばかりの膂力で捕らえられ、釣竿の持ち主──ペッシは思わず声を上げた。掴まれた右手が痛みを訴え、
消滅するそれを一瞬目で追ったあと、虹霓坂は厳しい表情で発する。
「答えろ。オレが納得出来る回答がなけりゃテメェの腕はこのままへし折るぜ」
もう一人の仲間はどこだ?
問いかける声は唸るように低く、未だ未熟なペッシを震え上がらせるには十分なものだった。
「カウント三つまで待ってやるぜ。ほら
「そっ、そんな……」
「
「し、知るかよッ。俺だって知らねぇんだ!」
「
「何も知らされてない! 俺は教えられたように」
「ゼロ」
義手から流し込まれた波紋の、暖かいとも痺れとも取れぬ感覚。
「
感電にも似たそれを感じながら、ペッシは意識を手放した。
「まずは一人。さて、依然として老化は止まらね〜訳だけど……」
靴音を立てながら、虹霓坂は進む。どこもかしこも干からびた死体ばかりで、生き残っているのも体温が低い──恐らくだが──女性ばかりである。彼が生き残っていられるのも、波紋があってのことだ。どこかのタイミングで呼吸を乱してしまえば、虹霓坂もスタンドの餌食で。
一向に見つからぬ本体を探し、歩き回る虹霓坂を掴む手がひとつ。
「ぁあねぇぇ……そこの兄ちゃん……」
「──あ?」
「助けてほしいんだよぉぉ」
「油っこい肉が好物だったのにさあぁぁ〜……」
若い頃はさぞやハンサムだったであろう顔貌を歪めて、その老人は虹霓坂に助けを求めた。ぱりっとしたスーツに身を包んだ老人は、虹霓坂の足を掴んで離さない。
「ああもう……これだから爺さんの相手にゃ弱いんだ。待ってな、すぐ助けて、」
「いいや、助けられる必要は無いな。『
「な──」
「『ザ・グレイトフル・デッド』」
短く唱えられるは名前。コイツが──コイツが、老化するスタンドの本体か! 気付いた時には既に遅かった。
足首に触れた
(ああそうか──)
そうだ。この手の能力の使い手は、自分に対しては自由に、加減が効く者だっている。それを忘れて、突っ込んだ自分のミスだ。
咄嗟に波紋で殴り飛ばそうとするものの、勘がいいのか男は手を離して距離をとり、懐から抜いた銃を三度、引き金を引いた。
咄嗟に展開した障壁が間に合ったのは、二発目から。最初の一発は左の肺を掠めて壁へと抜けていった。
「か、ふっ……」
「効いただろう? たとえ十年経っても容姿の変わらないお前でも、ダイレクトに食らう『ザ・グレイトフル・デッド』は……」
「……よおくご存知で。
「勘だがな。そしてそれは的中した」
老化による身体能力の低下。肺を撃ち抜かれたことによる心肺機能の低下。溢れ出す血を止められぬ事による、思考速度の低下。
攻撃への反応が遅れた。腹にめり込んだ膝蹴りに、ごっそりと空気が抜けていくのを感じる。
「は、はは……」
力無く、虹霓坂は笑った。
「
先程、虹霓坂が食らわせたのとよく似た態度でもって、『ザ・グレイトフル・デッド』のプロシュートは吐き捨てた。
当然、残りの銃弾を全て、身体に食らわせてからの事である。
バグのピザカッターとかでませんかね?