【本編完結】ジョジョの奇妙な冒険RTA 三部主人公チーム全員生存チャート【参考記録】   作:Damned

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月末のゴタゴタで投稿するのを忘れたので初投稿です。
許して! なんでも許して!!


#14 ど゛お゛し゛て゛だ゛よ゛お゛ぉ゛お゛お゛お゛ぉ゛!!

 ダイヤモンドは砕けないRTA、はっじまるよー!

 前回はスクアーロとティッツァーノ(ホモコンビ)をしばきました。適当な対策とミスタのお陰でサクッと仕留められましたね。ナランチャのかっこいいシーンは見られませんでしたが、【エアロスミス】の成長イベントではないので(問題)ないです。

 さて、ここからは飛行機でサルディニア島まで行くことになります。同時に敵スタンドに襲われるのですが、こちらは確定イベントであるため回避不可です。原作通りに進むため、特に虹霓坂の出る幕はありませんね。

 次に出てくる敵【ノトーリアス・B・I・G】は、強いと言うよりもとにかく厄介です。殺害不可能かつ黄の節制(イエテン)のように物質やエネルギーを吸い込み、細切れにされようとも再生し続けるキモい肉塊で、触れられない上に撃破も難しい存在です。原作(ほんへ)をなぞるのが最適解というRTAにおける癒し枠であり、トリッシュが死なないためには必要な戦闘ですので後方親父面して見ていましょう。

 

 

>不時着するですって? ブチャラティ。その考えなら逆よ──全員生き残ってサルディニアに到着したければ、この船はッ!

 

>ブッ壊すッ! WAAAAAAAANNABEEEEEEEEEE(ワナビィイイイイ)!!

 

>ト、トリッシュ……! これは──いつ、スタンド能力が──!?

 

>壁もガラスも、ゴムみてえに柔らかくなってる!

 

>ヤツがスピードの速さを優先的に追跡してくるというのなら、墜落の方が速いわッ! ぶっ壊した飛行機の墜落の方が、このパラシュートよりッ!!

 

 

 ヨシ!(現場猫)ここまで来れば、ブチャラティが始末してくれます。

 

──【ノトーリアス・B・I・G】完全殺害 不可能──

 海上で炸裂する波しぶきを、永遠に自動追跡し続けている。

時々、波の動きより速く動く通りがかりの船舶を攻撃し、沈没させる事もある。

 後に付近の漁師たちから、この海域は【ティレニアの胃袋】と呼ばれ、不吉がられる事になる。

 

 ナレーションが入りましたので、これにて【ノトーリアス・B・I・G】戦は終了です。ほとんどロスなしで終えられたので、フーゴの説得イベなどで食った時間を含めても余裕があります。スクアーロとティッツァーノ(ホモコンビ)を迅速に仕留められたのが効いていますね。

 とはいえ、これから先にポルナレフだけでなくホル・ホースとの再会も待っているであろうと考えると、正直いって(余裕は)ないです。ボスの手がかりを探すために、アバッキオには原作同様海岸にて【ムーディー・ブルース】で遡って貰いましょう。

 原作ではここでアバッキオはボス/ディアボロに抹殺され、ダイイング・メッセージを遺して行くのですが、今回は全員生存が目的です。当然、アバッキオが殺される訳にはいきませんし、殺されるつもりもありません。

 ですので、虹霓坂にはここで防御型スタンド(ボディガード)としての役割を全うして貰います。例によって人に見られることを嫌うボスですが、虹霓坂がいればおそらく出てこないものと思われます。以前戦った時と同様、膠着状態となりリスクだけが残るためですね。とはいえ、油断はできませんのでチャート通りに進めてまいります。

 といってもアバッキオの好感度はあまり高くないので、近くにいると追い出されてしまうのですが。

 

 ゲイ待機中……

 

 ゲイ待機中……

 

 ゲイ待機中……

 

 ……あれ? ファイトが始まりませんね。裏であっているはずの戦闘が長引いて居るのでしょうか……。

 

 ゲイ待機中……

 

 ゲイ待機中……

 

 ゲイ待機中……

 

 ゲイ待──

 

 

>【リプレイ】が終わった。ボスの正体はこの顔の──かつてこの地に居た男だ。ソリッド・ナーゾ……この男は確かにそう名乗った……!

 

>見つけたのか! これで、

 

>ブチャラティ! こっちに向かってくる奴が一つ!

 

>なっ……! だが、情報は得た! 敵は恐らく、暗殺(ヒットマン)チームの一人だ……ジョルノ達に集合の合図を!

 

 

 ひと……一人? 二人じゃなくて……? 通常なら「一人は殺した」「もう一人いた、そっちは負傷しているため出てこない」というような話になり、警戒フェイズに入るのですが。もしかして、リゾットはこの場に現れずにボスが襲撃しに来たんですかね……索敵より先に終わってたって事ですかね?

 

 いや、でもそれならアバッキオが殺されているはずですし、多分バタフライエフェクトだと思うんですけど(名推理)。

 ともかく、敵が出てくるか攻撃されるまでは判明しませんが、遅れてやってきたボスを想定して撤退です。

 アイアム殿(しんがり)! 仲良く移動して、どうぞ。今回はしっかり自分に【オプティカル・ライト】を使用しているので、HPこそ減りますが死ぬことはないでしょう。というか減ったところで(関係)ないです。

 

 一ラッシュあたり2000ってところか。それがお前の【キング・クリムゾン】の与えるダメージの総量だ。虹霓坂は成長ほぼカンスト。【オプティカル・ライト】の耐久は2800×4、シールドが砕けた時のHP減少は17%×4。【波紋の呼吸】熟練度7での継続回復が十秒ごとに5%ある。撤退戦なら誰もゲイを殺せねぇよ(天下無敵)。

 このまま射程距離から逃げ回ってパパパッと移動して、オワ──待っ!?!?

 

 

>ッ゛ぅ、ア゛か゛ぁああッッ……!?

 

 

 何で喉から、カミソリが突き出てるんですか?

 

 

 

 

「ッ゛ぅ、ア゛か゛ぁああッッ……!?」

 喉にたん(・・)が絡んだ時のような、しかし刺すような感覚が混じったような、違和感。

 そこにスタンドのエネルギーを感じた時には、既に遅かった。

 喉を掻き切られる──!

 反射的に手を当てた首元には、薄く平たい刃物の感覚があった。何が、どこから、どうやって。皮膚の下から? 油断していた、訳では無い。目が眩む。視界がぼやけるのを感じた。遠くでジョルノたちが自分を呼ぶのが聞こえる。ダメだ来るな、先に行け。行き先は分かっているのだからすぐに追いつく。力の限りで叫んだつもりだがはたして出ていたか分からない。

 

 貧血のような症状が治まり、虹霓坂の緑眼は敵の姿を目視している。本来人の目には映らぬ姿を補足できているのは、虹霓坂であるからだろう──風景に溶け込んでいるそれに向かって、虹霓坂は鋭利なシールドの欠片を投擲した。あっさりと避けられてしまうが、その姿が一瞬揺らぐ。

 虹霓坂が一歩踏み出すと、敵は数歩退いた。距離を保つことを優先しているということは、少なくとも近距離パワー型ではない。しかし目視できる距離を維持しようとするのならば──長く見積って射程は十五メートルほど。中距離型のスタンドだ。

 

「ブチャラティ達は逃がしたか……追うにせよ、お前は俺を妨害するだろう」

「当たり前、だろ。うら若き青少年が死ぬのなんざ、ごめんだね……」

「虹霓坂彩雲。イルーゾォがそう断言した時には驚いたが……スピードワゴン財団の人間が、何故ここにいる?」

「ご存知のようで光栄、光栄。ここに来た目的? 友達に会いにだよ。でもって仲良くなった学生が、たまたまギャングだった……そしてその内ゲバに巻き込まれた。なかなか、哀れだろ?」

 

 姿こそ現さないが、落ち着き払った声で男が尋ねる。矛盾しないように、普段と変わらぬように、そして少しばかりの皮肉を交え、虹霓坂は答えた。

 嘘は言っていない。ポルナレフ(ともだち)会い(さがし)に来たのは本当だし、仲良くなったのはギャングになる前。内部抗争に巻き込まれたのもまた事実。嘘をつくのは下手であるが、事実を言い換えるのは得意である。

 そうか、と男が首肯、少し考え込んだ後に「そういえば」と続けた。彼らの目的地を聞き出すためだろうか。

 死んでも口にしないなどと言いきれない。死ねば帰ることはできないし、十年来の友を探すことも出来ないのだ。騙し討ちも厭わぬ生き汚さは、虹霓坂の持ち味とも言えた。

 

「お前はさっき、本当のことを言った。しかし嘘っぽい雰囲気がある。重要なことは隠して答えたな?」

「……命を握られてるこの状況で、そんな事が出来ると思っているのか? 暗殺チームのリーダーさんよ」

「質問に質問で返すな。それがお前の答えなら、……殺り方はできている」

 

 再度、今度は右足が違和感を覚える。痛みのせいか力の弱まりつつある腕で触れた先には、先程とは違う形状の物質。脚からせり上ってくるのに本能的な恐怖を覚え、虹霓坂は手元に残った剃刀で皮膚を切り裂いた。

 引き抜かれたのは、血にまみれた医療用ナイフ。

「慢心はしない。お前があの組織でも有数の実力者だと言うのは、理解しているからな」

 

 その言葉の通り、男は油断しない。そして付かず離れずを維持したまま虹霓坂を詰めるが、彼がされるがままになる訳もなく。

 深く息を吸って──その瞬間、眼前の景色が闇に溶けていく。

「は……ッ?」

 力が抜ける。頭がぐわんぐわんと鈍く痛み、立っている事すらままならない。

 ふらふらとした勢いのまま、後退した身体が岩の感触を伝えてくる。一体、何が。この不調も、コイツのスタンドの影響だと?

 僅かに高い位置にあるコーラル・レッドと視線が絡み合う。いつの間にか、迷彩を解除したようだ。勝ちを確信した訳ではなく、使うまでもないと優位性を示すための行動だ。故に、歩み寄ってくる。保った距離を自ら放棄している。

 

「殺り方はできている、と言っただろう。とはいえ……俺の隠蔽を見破ったのはお前が初めてだ。興味が湧く」

「ハッ、オマエにゃ分からんよ」

「とはいえ、連中の目的地を吐いてもらうのが先だ。奴らはどこに向かう?」

「知らんよ。さっき言ったろ、オレは協力者であって仲間じゃあねぇって」

「そうか。ならば、お前はここで終わりだ」

「……なら、冥土の土産にでも話そうぜ……。オマエのスタンド能力は、磁力に絡んでる……僅かな鉄分を元手に、オレの皮膚の下から刃物を生み出したり、鉄粉で風景を模して溶け込んだ……違うかね?」

 

 虹霓坂の言葉に、男の瞳が僅かに見開かれた。が、それも一瞬のことで、主文を読み上げる裁判長のような平坦さで彼は頷いた。

「流石はかの【生命の樹(ツリー・オブ・ライフ)】と賞賛するべきだろうな。だが、既にお前は『出来上がって』いるのだ。血中の鉄分が失われればどうなるか、理解できるだろう」

「おかげで、手足は冷えまくってるぜ……。頭もまともに働かなくなってる。こうして話せてるのは、何も考えてないからだよ」

「さて、これから俺はどちらにするべきかな。このままお前が口を割るのを待つか、トドメを刺して奴らを追うか……。お前なら、どちらを選ぶ?」

 

 問いかけてくる男を見上げて、虹霓坂はゆっくりと答えを口にする。か細い声に、男は思わず口元に耳を寄せて──

 刹那。

 その脇腹に、一本のナイフが突き立てられた。

 

 

 

 

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