【本編完結】ジョジョの奇妙な冒険RTA 三部主人公チーム全員生存チャート【参考記録】 作:Damned
月末のゴタゴタで投稿するのを忘れたので初投稿です。
許して! なんでも許して!!
ダイヤモンドは砕けないRTA、はっじまるよー!
前回は
さて、ここからは飛行機でサルディニア島まで行くことになります。同時に敵スタンドに襲われるのですが、こちらは確定イベントであるため回避不可です。原作通りに進むため、特に虹霓坂の出る幕はありませんね。
次に出てくる敵【ノトーリアス・B・I・G】は、強いと言うよりもとにかく厄介です。殺害不可能かつ
>不時着するですって? ブチャラティ。その考えなら逆よ──全員生き残ってサルディニアに到着したければ、この船はッ!
>ブッ壊すッ!
>ト、トリッシュ……! これは──いつ、スタンド能力が──!?
>壁もガラスも、ゴムみてえに柔らかくなってる!
>ヤツがスピードの速さを優先的に追跡してくるというのなら、墜落の方が速いわッ! ぶっ壊した飛行機の墜落の方が、このパラシュートよりッ!!
ヨシ!(現場猫)ここまで来れば、ブチャラティが始末してくれます。
海上で炸裂する波しぶきを、永遠に自動追跡し続けている。
時々、波の動きより速く動く通りがかりの船舶を攻撃し、沈没させる事もある。
後に付近の漁師たちから、この海域は【ティレニアの胃袋】と呼ばれ、不吉がられる事になる。
ナレーションが入りましたので、これにて【ノトーリアス・B・I・G】戦は終了です。ほとんどロスなしで終えられたので、フーゴの説得イベなどで食った時間を含めても余裕があります。
とはいえ、これから先にポルナレフだけでなくホル・ホースとの再会も待っているであろうと考えると、正直いって(余裕は)ないです。ボスの手がかりを探すために、アバッキオには原作同様海岸にて【ムーディー・ブルース】で遡って貰いましょう。
原作ではここでアバッキオはボス/ディアボロに抹殺され、ダイイング・メッセージを遺して行くのですが、今回は全員生存が目的です。当然、アバッキオが殺される訳にはいきませんし、殺されるつもりもありません。
ですので、虹霓坂にはここで
といってもアバッキオの好感度はあまり高くないので、近くにいると追い出されてしまうのですが。
ゲイ待機中……
ゲイ待機中……
ゲイ待機中……
……あれ? ファイトが始まりませんね。裏であっているはずの戦闘が長引いて居るのでしょうか……。
ゲイ待機中……
ゲイ待機中……
ゲイ待機中……
ゲイ待──
>【リプレイ】が終わった。ボスの正体はこの顔の──かつてこの地に居た男だ。ソリッド・ナーゾ……この男は確かにそう名乗った……!
>見つけたのか! これで、
>ブチャラティ! こっちに向かってくる奴が一つ!
>なっ……! だが、情報は得た! 敵は恐らく、
ひと……一人? 二人じゃなくて……? 通常なら「一人は殺した」「もう一人いた、そっちは負傷しているため出てこない」というような話になり、警戒フェイズに入るのですが。もしかして、リゾットはこの場に現れずにボスが襲撃しに来たんですかね……索敵より先に終わってたって事ですかね?
いや、でもそれならアバッキオが殺されているはずですし、多分バタフライエフェクトだと思うんですけど(名推理)。
ともかく、敵が出てくるか攻撃されるまでは判明しませんが、遅れてやってきたボスを想定して撤退です。
アイアム
一ラッシュあたり2000ってところか。それがお前の【キング・クリムゾン】の与えるダメージの総量だ。虹霓坂は成長ほぼカンスト。【オプティカル・ライト】の耐久は2800×4、シールドが砕けた時のHP減少は17%×4。【波紋の呼吸】熟練度7での継続回復が十秒ごとに5%ある。撤退戦なら誰もゲイを殺せねぇよ(天下無敵)。
このまま射程距離から逃げ回ってパパパッと移動して、オワ──待っ!?!?
>ッ゛ぅ、ア゛か゛ぁああッッ……!?
何で喉から、カミソリが突き出てるんですか?
「ッ゛ぅ、ア゛か゛ぁああッッ……!?」
喉に
そこにスタンドのエネルギーを感じた時には、既に遅かった。
喉を掻き切られる──!
反射的に手を当てた首元には、薄く平たい刃物の感覚があった。何が、どこから、どうやって。皮膚の下から? 油断していた、訳では無い。目が眩む。視界がぼやけるのを感じた。遠くでジョルノたちが自分を呼ぶのが聞こえる。ダメだ来るな、先に行け。行き先は分かっているのだからすぐに追いつく。力の限りで叫んだつもりだがはたして出ていたか分からない。
貧血のような症状が治まり、虹霓坂の緑眼は敵の姿を目視している。本来人の目には映らぬ姿を補足できているのは、虹霓坂であるからだろう──風景に溶け込んでいるそれに向かって、虹霓坂は鋭利なシールドの欠片を投擲した。あっさりと避けられてしまうが、その姿が一瞬揺らぐ。
虹霓坂が一歩踏み出すと、敵は数歩退いた。距離を保つことを優先しているということは、少なくとも近距離パワー型ではない。しかし目視できる距離を維持しようとするのならば──長く見積って射程は十五メートルほど。中距離型のスタンドだ。
「ブチャラティ達は逃がしたか……追うにせよ、お前は俺を妨害するだろう」
「当たり前、だろ。うら若き青少年が死ぬのなんざ、ごめんだね……」
「虹霓坂彩雲。イルーゾォがそう断言した時には驚いたが……スピードワゴン財団の人間が、何故ここにいる?」
「ご存知のようで光栄、光栄。ここに来た目的? 友達に会いにだよ。でもって仲良くなった学生が、たまたまギャングだった……そしてその内ゲバに巻き込まれた。なかなか、哀れだろ?」
姿こそ現さないが、落ち着き払った声で男が尋ねる。矛盾しないように、普段と変わらぬように、そして少しばかりの皮肉を交え、虹霓坂は答えた。
嘘は言っていない。
そうか、と男が首肯、少し考え込んだ後に「そういえば」と続けた。彼らの目的地を聞き出すためだろうか。
死んでも口にしないなどと言いきれない。死ねば帰ることはできないし、十年来の友を探すことも出来ないのだ。騙し討ちも厭わぬ生き汚さは、虹霓坂の持ち味とも言えた。
「お前はさっき、本当のことを言った。しかし嘘っぽい雰囲気がある。重要なことは隠して答えたな?」
「……命を握られてるこの状況で、そんな事が出来ると思っているのか? 暗殺チームのリーダーさんよ」
「質問に質問で返すな。それがお前の答えなら、……殺り方はできている」
再度、今度は右足が違和感を覚える。痛みのせいか力の弱まりつつある腕で触れた先には、先程とは違う形状の物質。脚からせり上ってくるのに本能的な恐怖を覚え、虹霓坂は手元に残った剃刀で皮膚を切り裂いた。
引き抜かれたのは、血にまみれた医療用ナイフ。
「慢心はしない。お前があの組織でも有数の実力者だと言うのは、理解しているからな」
その言葉の通り、男は油断しない。そして付かず離れずを維持したまま虹霓坂を詰めるが、彼がされるがままになる訳もなく。
深く息を吸って──その瞬間、眼前の景色が闇に溶けていく。
「は……ッ?」
力が抜ける。頭がぐわんぐわんと鈍く痛み、立っている事すらままならない。
ふらふらとした勢いのまま、後退した身体が岩の感触を伝えてくる。一体、何が。この不調も、コイツのスタンドの影響だと?
僅かに高い位置にあるコーラル・レッドと視線が絡み合う。いつの間にか、迷彩を解除したようだ。勝ちを確信した訳ではなく、使うまでもないと優位性を示すための行動だ。故に、歩み寄ってくる。保った距離を自ら放棄している。
「殺り方はできている、と言っただろう。とはいえ……俺の隠蔽を見破ったのはお前が初めてだ。興味が湧く」
「ハッ、オマエにゃ分からんよ」
「とはいえ、連中の目的地を吐いてもらうのが先だ。奴らはどこに向かう?」
「知らんよ。さっき言ったろ、オレは協力者であって仲間じゃあねぇって」
「そうか。ならば、お前はここで終わりだ」
「……なら、冥土の土産にでも話そうぜ……。オマエのスタンド能力は、磁力に絡んでる……僅かな鉄分を元手に、オレの皮膚の下から刃物を生み出したり、鉄粉で風景を模して溶け込んだ……違うかね?」
虹霓坂の言葉に、男の瞳が僅かに見開かれた。が、それも一瞬のことで、主文を読み上げる裁判長のような平坦さで彼は頷いた。
「流石はかの【
「おかげで、手足は冷えまくってるぜ……。頭もまともに働かなくなってる。こうして話せてるのは、何も考えてないからだよ」
「さて、これから俺はどちらにするべきかな。このままお前が口を割るのを待つか、トドメを刺して奴らを追うか……。お前なら、どちらを選ぶ?」
問いかけてくる男を見上げて、虹霓坂はゆっくりと答えを口にする。か細い声に、男は思わず口元に耳を寄せて──
刹那。
その脇腹に、一本のナイフが突き立てられた。