【本編完結】ジョジョの奇妙な冒険RTA 三部主人公チーム全員生存チャート【参考記録】 作:Damned
インジャ弍式が強すぎるので初投稿です。
一言で言えば、甘かったのだろう。
リゾット・ネエロの行動は。
血中の鉄分を奪われ、死ぬ前に死んでいる虹霓坂彩雲が発した言葉を聞くために、彼は耳をすました。か細いその声を聞くために、手が届く距離まで踏み入った。
その結果として今──リゾットの腹には、ナイフが突き立てられている。
「ぉま、え……」
動揺は、悟られていないだろうか。もし今、リゾットが少しでも動けば、この男は躊躇いなく引き抜くだろう──脇腹に刺さったそれを。驚愕の瞳で虹霓坂を見遣ると、彼はぽそぽそとこちらに語りかける。
「……交渉を、しようや。次にオマエは──」
先程はさんざん突っぱねたと言うのに、今になって何を言うのか。
「「交渉の余地などあると思っているのか」」
は、とリゾットは息を呑んだ。脳にも十分な酸素が行き渡らず、声を絞り出すのがやっとの状態のはずなのに、何故。
そもそも武器を扱える程動けているのがおかしいのだ。そこに気付いた時には、ゆっくりとナイフが抜かれ始めた。いくら鉄分を操るリゾットといえど、これは致命傷になりうる。そして、握られたナイフは鉄以外の何かで作られたものだ。止めることなどできない。
そこまでを冷静に判断して、リゾットは言葉を吐き出す。
「……条件によっては受けよう。喋れる程度の余力は残してやる」
傷口に擦れる金属の生ぬるさが、僅かに緩和される。虹霓坂も、血中の鉄分濃度が回復したのか、僅かではあるが声に力が戻る。
「それは、助かるぜ。……なぁ、オレはアンタのことをなんて呼べばいい」
ややあって、リゾットは答えた。
「……リゾット。オマエはボスに謀反を起こした。アイツらと同じように。この認識で合ってるよな」
「あいつらと、とは」
分かっていてリゾットはオウム返しに答えた。連中がそんなことを、という動揺を隠しながら。
「ブチャラティ達の事さね……皆揃って、正しいバカになっちまったのさ。アイツらも、アンタらも」
「……何が言いたい」
「協力しないか。アイツらはボスを殺すのが目的だし、オマエらも同じ。そして、人数の利だってある。……単独でやるよりは、勝算はあると思うけど」
リゾットの眉間に、深い谷が刻まれる。
「……だが」
あいつらは仲間を殺し、あるいは傷つけた。そんな連中と手を組むなど、許されるわけが無い。──しかし、目的は同じなら? 彼らは許してくれるのだろうか。結果のためなら手段を選ばない人間の集まりだが、それでも。
途切れた声の隙間に、虹霓坂は言葉を挟んだ。
「リゾット、アンタのやりたいことは、何だ?」
「復讐か? それとも利権の奪い合いか?」
「オレはオマエの仲間を殺したよ。生きてても、重傷の人間が殆どだ。恨まれる理由は十分にある」
「それでオレを殺すのは妥当さね。アイツらと協力なんざ無理だって気持ちも理解出来る」
「そうだとしても、目的を忘れて手段にこだわるアンタを、仲間はどう思うかね?」
手段を選んでいる余裕は無いだろう、と見透かされた言葉。事実であるがしかし、何も知らない人間にそんなことを言われるのは無性に腹が立った。
好きな食べ物も、映画も、何一つ知らないであろう彼に、仲間のことを語られるのは心底不快だった。
理性は協力すべきだ、と主張していても。
「本当に欲しいものを考えろよリゾット。アンタが欲しかったのは、利権なんてものか、地位か。ようく考えるんだな……」
「お前に、何がわかる」
「なんにも。ただ、オレはオレの目的のために交渉してるだけだ……そして、悪かった。交流もない人間について、気持ちを勝手に推察するような真似をして」
「……お前の目的は、何だ」
「イタリアで失踪した友人を探すこと。もう消されてるかもしれないし、安否さえ分かればそれでいい、かな。どうだ?」
なるほど、背負ったものの割には優しい理由である。それだけが目的かは分からないが。たかがそれだけの為に、東洋からやって来るとは思えない。いや、自分たちも、待遇面と仲間の敵討ちの為に組織に刃向かっているのだが。
ボスをその座から引きずり下ろし、自分たち
それならば。
ベッドで今も眠る仲間のためにも。
「……いいだろう」
ブチャラティたちも、虹霓坂も、使えるだけ使い倒して、ボロ雑巾のように捨ててやる。
己のスタンドが奪い取った鉄を、虹霓坂の身体に戻してやる。メスや剃刀による切り傷もどうにかなるであろうし、元通りとは行かなくとも移動は可能なはずだ。
「交渉成立だ、ボスを殺すまでだがな」
「んふふ……殺伐とした共同戦線だがね」
負傷を感じさせぬ態度で、虹霓坂は笑む。
あぁ〜〜〜〜もうクソクソクソクソ!!!! なんで? なんで? なんで? いつもなら仲間半分殺してないから単身で来ないじゃーーーーーん!! このク〇ゲー!! ガバばっかりじゃねぇか!!
いや、まさかリゾットが殺しにくるんですか……まぁいいでしょう。どうせこっちにはシールドありますし迷彩も(関係)ないです。とっとと無力化して合流しましょう──ってちょっと待って行動遅延(大)!? いや確かに先制取られたんですがおかしくないですか? 待ってください【メタリカ】って……
ビジョンに攻撃手段のない群体型スタンド。
対象に姿を消して近寄り暗殺するタイプ。
恐らく目に見える形であればいくらでも能力で干渉可能。
ガバも大ガバじゃねーかオメーふざけんな!!(自省)【スペクトロライト】で叩き潰そうったって貧血で酸素無いんですよ!! 当然波紋も使えませんしこれ、詰んだのでは……???
ち、ちくしょう……あいつ動く度に距離取ってくる……チコつきやがって許せねぇ……!! オリチャー発動! どうにかして協力関係に引きずり込みます!!
暗チのリーダーさんオッスオッス!! まずうちさぁ……ボス殺すために動いてんだけど、
だ、だから痛てぇっつってんじゃねえかよ(棒読み)。血中の酸素濃度が急降下してるせいで苦しい……苦しい……!
走者もボス探してるんだからさ、同じ目的ってことで共闘してくれよ頼むよ〜。いやらしい……もとい、嫌らしいです。あっ、そっかぁ……(絶望)。仲間殺してるし、心象悪いからね、しょうがないね。
ほなら寄ってきたリゾットを最後の力でぶっ刺しましょうね〜。このゲームの死に際はなんか変なブーストがかかりますので、ワンチャン重傷に持ち込めるでしょう。え、お前体動かないのにどうするのって? 決まってるじゃないですか。そのための
ナイフをリゾットの脇腹にシュゥゥゥーッ!! 超! エキサイティン!!
あ、結構HP減りましたね。これなら相打ちが狙える……かもしれないですね。いやまぁ死ぬつもりはないのですが。
お前そのままだと死ぬけど大丈夫そ? 俺らと取引したら助かるしボス殺せるけどついてこない? 別にこっちは共倒れでもいいんだけどな。と提案すると乗ってくれます。目的のためなら手段を択ばない連中なので、そういう意味では意外とやりやすいです。
>交渉成立だ、ボスを殺すまでだがな。
やったぜ。投稿者:変態糞土方 (4月5日(木)07時14分22秒)
昨日の4月5日に先日メールくれたスタンド使いで暗殺者の兄ちゃん(年齢不詳)とわし(30歳)の2人でサルディニアにある浜辺で
今日はディアボロを探して手がかりを手に入れたんで、そこでしこたま殺しあってから
というわけで、先に行ってしまったジョルノたちに追いつくまで早送りです。ここはすぐ終わりますので、リゾット裏切りそうじゃない? について回答をば。
今回半ば脅迫という名の取引をしたのですが、虹霓坂がいつでも波紋を流せるようにスタンバっておくこと、俺らしかボスの居場所知らないけどいいの? と言い含めることの二つである程度抑制できます。ボスがクソ強い臆病者なのは周知の事実ですので、リゾットも確実に仇討ちすることを望むからですね。
>……
>キミたちと同じくらいにはね。自分に利がある限りは殺さんだろうさ。それに……
>彼にも、ボスを倒すという目的がある。それを完遂するためにも、ここまでボスに近づいた人間をすぐさま殺すというのは有り得ません。
さて、ジョルノたちと合流したのですが、亀の中から再三確認されています。それなら体麻痺させてから持ってこようか? と聞きましたがそこまではいらないらしいですね。まぁ警戒は怠らない方がとかこそこそ話されていますが。
というわけで亀の中にin。ジョルノが端末をカタカタしている最中みたいです。トリッシュがボスの気配についての話をしていますが、話に説得力を持たせるために乱入します。俺の身内にもそういうのあったから多分ホントだと思うゾ。
>ならば確実だろうな。しかし、ボスの正体を確実に掴み、暗殺するのでなければ俺たちは負ける……。
>違いないな。
>ブチャラティ。
>どうした?
>……該当者はありませんでした。
ダメかぁ~そうだよなぁ~という空気になりますが、ここで調査を打ち切らず放置で。このままおいておけば、逆探知した何者かが話しかけてきます。
>ソノ必要ハナイ。君タチハ、スデニソノ男、『ディアボロ』ノ追跡ヲ終エテイルノダカラナ……!
>待ッテイタゾ、コノ男ヲ必死ニ調ベヨウトスル、君タチノヨウナ者ガアラワレルノヲ。
>まずい、逆探知されたぞ。ジョルノ、通話を──
>待ってくれ!
>待テ、切ルナ! 私ハ味方ダ! ディアボロヲ倒シタイノダロウ?
ふいに割り込んだ声に、虹霓坂の心拍は一気に跳ね上がった。リゾットの身体に義手をぴたりとくっ付けたまま、目を見開く。だって、それは、まさか。
聞き間違いでなければ。
以前に比べたらずいぶんと落ち着いているものの。
『信じてもらいたい。このディアボロを倒そうとする者が必ず現れるという期待を込めて……この回線をずっと張っていたのだ』
『私はずっと待っていた。何年も前から、希望を抱いて待っていた』
自分が探していた者に酷似していた。
『私は味方だ』
一方で、信用できないのも事実。ブチャラティはそう判断したらしく、ジョルノに通話を切るように命じる。しかし、そのディアボロなるもの──ボスのスタンドについて聞いたジョルノの手が止まる。
まずは名を名乗れ、と告げたが、彼は「名前などどうでもいい」「すでに私は、戦えぬ身体になったのだからな」と一蹴。
そこに割り込んだのは虹霓坂だった。
「カッコつけてるけど、オマエ。ポルさんだろ?」
煽るような雰囲気でもって放たれた言葉に、通話口の相手がわずかに吐息を漏らす。そして放たれたのは、「本当にお前なのか?」という問い。
「オイオイ、質問に質問で返すなよ。オレはオレだっての。画家でスタンド使いでビーフストロガノフが大好きな虹霓坂彩雲。ずいぶん久しぶりだな」
『……だが、それだけでは信用できない。いくつか質問をさせてもらおう。お前が初めて私と出会った場所は』
「カルカッタ行きの電車」
『お前がカラチで拷問したのは?』
「ケバブ屋」
『私を乗っ取り、お前をぶった切った刀は?』
「アヌビス神」
『俺のスタンドは?』
「
数度続いた問答の後、ようやく電話の主──かつて旅を共にしていた男、ジャン・ピエール・ポルナレフは確信したらしい。
『確かに虹霓坂だな。まさか、お前に会えるとは……財団からの依頼か?』
「まあそんなところ。昔話も何だから、とっとと本題に入ろうや」
虹霓坂はブチャラティに目配せをする。与えられた仕事を達成した今、ここから先は、目的のある彼らに任せるということだ。
「わかりました、貴方を信じます。話を聞かせてください」
『君たちは奴を暗殺しようと考えているんだろうが、それは失敗に終わる。奴の『キング・クリムゾン』は無敵だ。時を消し飛ばされては、どんな人間でも敵わない』
「無敵には程遠いが、大抵のスタンドじゃ破れないだろうよ。結論が先に出ているモンには無力だからな」
『お前は例外だ。世界最速のスタンドでも追いつけないのなら、奴に対抗出来る人間は一人になる』
そして『ディアボロ』を倒す可能性を知っている、ポルナレフはそう示唆する。
『ローマに来てくれ。そうすれば、可能性を渡せる。……虹霓坂は知っているだろう。あの『矢』だ。これを支配できる者を、俺は探している』
「待てよ、オレたちはみんなスタンド使いだ、今更そんなモンあったって──」
『詳細は会ってから話す。この矢はあの男を殺す、たった一つの手段なのだ』
手段を教えられるのは一人だけだよーとか誰にも漏れちゃいけないよーとか話していますが、この辺りは変わらないので早送りしていきます。落ち合う方法も変わらずコロッセオと確定したのでOKです。
『それから、虹霓坂。お前が合流する予定だった男も、こちらに来ている。安心しろ』
……どっかでパッショーネとトラブり散らかしたとかですかね。走者も忘れてたんですが生きてて良かったです。声色からも無事っぽいですし。
それでは、キリがいいので、今回はここまで。
ご覧いただき、ありがとうございました。
今更なんですがお気に入り登録が千人を超えていました。
いつも読んでくださり、本当にありがとうございます。