「静かにしてくれ。今から、小テストを行う。今月の末に行われる中間テストの予行演習、とでも捉えておいてくれ。成績には反映されないものだ。今日中に五教科のテストを行い、明日返却を行う。」
抜き打ちテスト、って奴か。本当にあるんだなあれって
にしてもいきなり五教科か、数学以外は何とかなりそうだけど。
「では、試験を開始する。初め。」
あれ、めちゃくちゃ簡単じゃね?最初の問題は小学生レベルだし、中学校レベル位の問題しかないな、これならスラスラ解けそうだ。
あれ?俺が思い出せないだけか…?めちゃくちゃ難しい気がするんだが。最後の3問だけ明らかにレベルが違うような気がするんだが。
その後の4教科も同じように、最後の3問以外はとても簡単だったが、最後の3つだけはどうしようもなく解けそうになかった。…数学は触れない方がいいレベルかもしれない、最後の3問以外にもミスった気がする。。
「試験終了だ、答案用紙を前に送ってくれ。本日はこれで終わりとする。」
ラッキー、早く帰ってなんかするか。にしても、なんでこんな意味不明な問題難易度なんだ?丸で答えでも知っていないと解けないような…
答えを知る方法があるということか?しかも、成績には加算されない……つまり、なんの為にまあ、考えるだけ無駄か…。
「あら、比企谷さん。どうも。」
「おお、坂柳か。わざわざクラスの前まで来てどうしたんだ?というか1人か?」
「そんな事ないわよ、一応居る。私は神室真澄。」
「ああ、どーも?お願いしやす…」
「その、比企谷君に用事があってというか、色々聞きたいことがあってですね。良かったらこの後、カフェでも如何ですか?」
わー、デートのお誘いってやつ?八幡じゃなきゃ勘違いしてたね、てへ。
「はいよ、んじゃ行くか。」
「それにしてもあんた大変ね、Dクラスだなんて。0は流石に辛いんじゃないの?」
「あー、まあ辛いには辛いな。流石に収入0だと困る事はある。」
「その、比企谷さんがどうしようもなくなったら頼ってくださいね…?私達なら余裕はありますから、幾らでも援助しますから。」
「今は大丈夫だし、気持ちだけ貰っとくよ。ありがとさん。」
「いいえ、どういたしまして。あ、ここです!珈琲が美味しくてお気に入りなんですよ、ココ。」
「ほえー、こうなのか。なら俺も珈琲飲むか。」
「んしゃ私も珈琲で。あ、後ワッフルも食べようかな。」
「ふぅ…それで?本題はなんなんだ?小テストの事か?」
「そうですね、ポイント大丈夫かな?っていう心配と、小テストの問題は一緒だろうか、という確認ですね。」
「ほい、これ問題。確かに、Aクラスと違うって言われてもおかしくはないもんな。」
「私達のクラスのが難易度が高い、とかね。AとDで既に差ができてたりして。」
「あら…全部同じですね?最後の3問だけ難易度が高いのも。ふふ、比企谷さんは数学が苦手みたいですね?」
「お前この一瞬で全部見たの?すげーな…。」
「それほどでもないですよ。」
「坂柳は最後の問題解けたか?多分俺は国語の1問くらいしか解けなかったが。」
「そうですね、私は何とか全部解けましたが…高校三年生の内容が出されてましたよ?明らかに難易度が合わない、って感じです。」
「え、嘘だろ?Aクラスってそんなにすげーの?えちなみに神室は?」
「私はあんま勉強得意じゃないから、ほとんど無理。」
「あー良かった、Aクラスってみんなこんなんなのかと思ったわ」
「私を安心材料として使うなっての…多分満点とか言ってんの坂柳だけだから。」
「勉強には自信があるので。ありがとうございます、比企谷さん。これでそこそこ考えが進みそうです。」
「おう、そりゃどーも。にしても、どんな考えなんだ?」
「全て言うのは立場的には一応ライバルなので…少しだけヒントです。
この問題は、ほとんど答えを知らないと解けない、ってことですね?」
「なるほど?そりやどーも。」
「どういたしまして。定期テストの後に、また会いましょう。期待してますね?」
「なんとか生かしてみるよ。ありがとう、坂柳に神室」
「どういたしまして。お会計は私が払っときますね?」
「ごめんな、ありがとう…。」
「いいえ、私からお誘いしたんてすしあたり前ですよ。」
答えを知ってないと解けない、か。それに、わざわざ定期テストの後を指定してきた。
定期テストの答えを買う…?それとも、問題の内容を事前に知る方法がある、と考えるべきか?
…わからん。
櫛田ちゃんファンの人ごめんなさい、次には会えます!