ようこそ腐り目男と腹黒女の教室へ   作:掛川 翔

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Episode13 捜し物

「…ご飯、食べよっか。結局まだ作れてなかったし。」

「おう、そーだな。まあなんか、落ち着いたみたいでよかったよ。」

「八幡のおかげだね…なーんて。私、初めて会ったし。」

「んあ?何がだ、初めてって。」

「ちゃんと私を私とみてくれる人、あと醜い私を受け止めてくれる人らかな。……ずっと探してたのかも、ちゃんと私を見て、受け止めてくれる人のこと。」

「……なんかすげー照れくさいんだけど。そもそもみんなお前に甘えてばっかだしな〜、櫛田ならやってくれるだろう、とか。」

「そーそー、まあ私も悪いんだけどさ?にしてもムカつくし、私だって嫌なことは嫌だし。」

「皆の、でいる弊害だな?お前にならなんでも頼れる、と思って。押し付けられて」

「もうやめよっかなー、あーいうの。仮面はポイ、でいい気がしてきちゃった。」

「絶対疲れるだろうし、仲良くやりたいやつと仲良くすればいんじゃねーの?」

「それもそうだね……素の私で居たら、みんなどんだけびっくりするんだろ…。」

「案外、何とかなるんじゃねーの?自分らしく楽しく生きりゃいいんだよ。」

 

「ねぇ、八幡……自分って、なんだろうね。ずーっとみんなに好かれるように振舞ってたから、わかんなくなってきちゃった。」

自分、か。……客観視してなんか言葉にするのも難しすぎるな…。

 

「俺にもわかんね、あれじゃねーの。心からしたいことを積み重ねてったら、それが自分になるんじゃね?」

「心からしたいこと…か。八幡、ちょっと顔貸してね?」

「ん、なんっ……」--唇に柔らかい感触…、櫛田にキスされたんだ…

「えへへ…初めて?するの...私は、初めてだよ」

ダメだ、頭が追いつかないしぼーっとしてくる…夢なのか?

まさかキスされることになるなんて思わなかった。頭の中が、目の前の少女に埋め尽くされる…

「初めて、だな...。そんな関係のやつ居なかったんだし」

「そっかそっか〜...私、初めて奪えたんだ?...全部貰っちゃう気で居るから、覚悟しといてね?」

..こいつ、可愛い……。今までのあざとさに加えて、何か感じるというか…可愛く見えて仕方ないんだけど...どうしちまったんだ、俺…。

「……おう。」

 

 

「じゃーん、お手製オムライスのできあがり〜!なんか書いて欲しいことある?」

「いや、特にないな...。」

「ふふ、はーい。まだ顔少し赤いじゃん、20分くらい経ったのにさ〜?」

「そりゃ、お前がいきなりあんなことするからだろ…。」

「だって、心からしたいことしていい、って言ったの八幡だし…嫌だった?」

「ずるいなそれ…嫌なことはねーよ。.」

「ふふ、知ってたけどね?」

目の前に綺麗なオムライスが運ばれてきた…形もめちゃくちゃ綺麗だし、そんな綺麗に作れるもんだっけ、オムライスって。俺が作ってもこうはならんな…。

「うま…料理上手なんだな、櫛田。」

「ちょーっと自信あるんだ、料理には...。あとなんか櫛田って呼ばれるのやだなー?」

「んじゃ、どーよべばいいんだよ...。」

「桔梗、って呼んでよ。なんか他人行儀みたいでやだ。」

「ええ、名前呼びかよ…ハードル高いんだけど。……き、桔梗...。」

言い終わるや否や急にぱあっと笑顔になった...

「えへへ…ありがと。」

「そりゃどーも...」

今日の俺の精神乱れすぎじゃない?色々やばいんだけど。どんな破壊力だよ、全く

 

「ねぇ、八幡…今日この部屋に泊まってっていい?まだ一緒に居たくなっちゃった」

 

はぁ!???




櫛田ちゃんの破壊力がとんでも無いことになりました()

夏風邪か分からないですけど、作者の咳がひどくて暫く投稿遅れたりするかもしれません、大目に見てください
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